衣類乾燥除湿機の選び方

衣類乾燥除湿機は、
「方式の違い」「除湿能力・サイズ」「電気代」「便利な機能」「お手入れのしやすさ」
で選ぶことができます。あなたのライフスタイルにぴったりの除湿機を見つけましょう。

「方式の違い」で選ぶ

除湿機には、様々な方式があります。
それぞれの除湿方式の仕組みや、メリット・デメリットを参考に、使い方をイメージして選びましょう。

除湿方式 エコ・ハイブリッド ハイブリッド デシカント
省エネ性に優れており、
年中カラッと衣類乾燥
夏も冬も、
年中パワフルにスピード衣類乾燥
冬にも強く、
年中カラッと衣類乾燥
対応機種 F-YEX120B F-YHX200BF-YHX90B F-YZXJ60BF-YZX60B
除湿能力 梅雨
(20℃時)
二重丸 二重丸 丸

(10℃時)
丸 二重丸 二重丸
電気代 二重丸 丸 三角

エコ・ハイブリッド方式 とは

エコ・ハイブリッド方式は、省エネ★1性に優れたパナソニック独自の新方式。
2つの冷却機構(コンプレッサー方式と空冷除湿方式)で除湿する仕組みです。
消費電力を約69%削減★1し、省エネ性に優れています。

メリット
・省エネ性が高い★1
・1年中除湿できる

デメリット
・気温が低い季節は、
ハイブリッド方式と比べると除湿能力が少し低下する

★1:F-YEX120Bと当社従来品F-YHVX120における消費電力の比較(JIS基準による)。ただし乾燥時間は長くなります。※1

ハイブリッド方式 とは

ハイブリッド方式は、2種類の方式(コンプレッサー方式とデシカント方式)を組み合わせ、一年中パワフルに除湿が可能な方式です。

メリット
・気温の影響を受けにくく、1年中パワフルに除湿できる

デメリット
・ヒーターを使うので消費電力は大きくなる
・本体のサイズが大きめになる傾向がある

デシカント方式 とは

デジカント方式は、「デシカント素子」という乾燥剤のフィルターに湿気を吸着させて除湿する方式です。

メリット
・冬場に強く、1年を通して使える
・コンプレッサーがない分、軽量・コンパクト

デメリット
・消費電力が大きい

「除湿能力・サイズ」で選ぶ

お部屋の除湿用なら
「畳数」をチェック

「除湿能力」は、除湿機選びの基本。1日あたりに除去できる水の量で表します。
住宅の種類によって、めやすとなる除湿能力が変わります。お部屋の除湿用なら、お部屋の広さ(畳数)を参考にしましょう。
すばやく除湿したい場合は、使用環境より除湿能力が高いものを選ぶと安心です。

木造建築、鉄筋建築における、除湿機の容量ごとの対応畳数の一覧表です。 木造建築、鉄筋建築における、除湿機の容量ごとの対応畳数の一覧表です。

除湿能力の高いモデルは水が貯まるのが早く、タンクの容量も大きい傾向があります。
それに伴い本体サイズも大きくなるため、使い方や置き場所をイメージして選びましょう。

大容量のタンクがあれば、多くの洗濯物を干すときや、湿度が高いときでも、満水になりにくいです。
一方で、タンクの容量が大きくなればなるほど満水時には重たくなります。
力に自信のない人が使用する場合は、小さめのタンクもおすすめです。

部屋干し用なら
「洗濯物の量」を参考に

F-YEX120B F-YHX200B F-YHX90B F-YZXJ60B F-YZX60B
約4人分 約4.5人分 約2.5人分 約2.5人分 約2.5人分

●洗濯物の量(1回)1日1人分の洗濯物量の目安は約1.5kg

除湿能力や畳数のめやすを見てもイメージが湧きにくいという方は、
乾かしたい洗濯物の量から除湿機を選ぶこともできます。下記を参考にして考えてみましょう。

・たくさんの洗濯物をしっかり乾かしたい
・家族が4人以上

除湿能力の高いモデルで、すばやく洗濯物を乾かすことをおすすめします。

・一度に乾かす洗濯物は少なめ
・省スペースで乾かしたい

除湿能力にこだわりすぎず、本体サイズや重さ、各種モードなど他の機能もチェックして選びましょう。

軽量コンパクトモデルなら、
色々な場所に持ち運んで除湿できる

F-YZXJ60BとF-YZX60Bの重さ約6㎏ F-YZXJ60BとF-YZX60Bの重さ約6㎏
F-YZXJ60Bを持ち運んでいる画像です

F-YZXJ60B

F-YZX60Bを持ち運んでいる画像です

F-YZX60B

クローゼットの前や、浴室・脱衣所まわりなど、おうちの中のさまざまな場所に置いて除湿したい場合。
例えば、「1階の下駄箱でも2階の寝室でも使いたい」といったように
階をまたいで使用したい場合は、軽量コンパクトモデルがおすすめです。

リビングにソファが置かれている画像です

リビング・お部屋

玄関の画像です

玄関・下駄箱まわり

浴室の画像です

お風呂・脱衣所まわり

クローゼットの中に衣類が並んでいる画像です。

クローゼット・押入れまわり

電源コードの長さも、要チェック

意外と大切なのが、電源コードの長さ。パナソニックは全機種共通でコード長 約2.1mです。
浴室の前など、コンセントがすぐ近くにはないような場所で使いたいときも余裕をもって設置可能です。

F-YHX200B、F-YEX120Bには本体背面にコードを固定できるバンドが付いています。
F-YZXJ60Bは、本体後ろ側の収納エリアにコードをすっきりしまえます。

コードが長いため、部屋の中央に除湿機が置けている画像です コードが長いため、部屋の中央に除湿機が置けている画像です

パナソニック衣類乾燥除湿機の
軽量コンパクトモデル

F-YHX90Bの画像です。ハイブリッド方式 本体重量約10.5㎏

コンパクトタイプ F-YHX90B

F-YZXJ60Bの画像です。デシカント方式 本体重量約6.0㎏

軽量コンパクトタイプ F-YZXJ60B

F-YZX60Bの画像です。デシカント方式 本体重量約6.0㎏

軽量ベーシックタイプ F-YZX60B

「電気代」で選ぶ

除湿方式 エコ・ハイブリッド ハイブリッド デシカント
対応機種 F-YEX120B F-YHX200BF-YHX90B
F-YZXJ60BF-YZX60B
電気代 二重丸 丸 三角

エコ・ハイブリッド方式は、省エネ★1性に優れたパナソニック独自の新方式。
2つの冷却機構(コンプレッサー方式と空冷除湿方式)で除湿する仕組みです。
ヒーターを使用しないため、消費電力を抑えられます。

ハイブリッド方式は、2種類の方式(コンプレッサー方式とデシカント方式)を組み合わせて除湿。
天気や季節に左右されず最適なバランスで運転するから、無駄な電気代を抑えられます。

デシカント方式は、ヒーターを使うので消費電力が多くなります。

★1:F-YEX120Bと当社従来品F-YHVX120における消費電力の比較(JIS基準による)。ただし乾燥時間は長くなります。※1

パナソニック衣類乾燥除湿機の電気代のめやす(速乾モード/50Hzの場合)

F-YEX120Bの画像です。エコ・ハイブリッド方式 1回あたり約9.9円

大容量スタンダードタイプ F-YEX120B

F-YHX90Bの画像です。ハイブリッド方式 1回あたり約26.6円

コンパクトタイプ F-YHX90B

F-YZXJ60Bの画像です。デシカント方式 1回あたり約26.4円

軽量コンパクトタイプ F-YZXJ60B

衣類乾燥除湿機の
省エネ機能で電気代を抑える

温度・湿度の変化から乾き具合を予測したり、洗濯物の量を判断して、自動で効率よく運転する機能があります。

エコナビ

無駄な送風を抑えて、省エネで衣類乾燥

パナソニック独自のアルゴリズムで、洗濯物の量を自動で判断。
定期的に温度・湿度とその変化度合いをチェックして、洗濯物が乾いたら自動で運転を停止することができます。

放っておいても洗濯物が乾いた後もつけっぱなしになることなく、無駄な電力消費を防ぎます。

エコナビ機能で、洗濯物が多い時と少ない時の送風を切り替えているイメージ画像です。1kgの少量まで見極めます エコナビ機能で、洗濯物が多い時と少ない時の送風を切り替えているイメージ画像です。1kgの少量まで見極めます

自動停止(カラッとセンサー)

洗濯物の乾き具合を判断し、自動で運転を停止

外出の予定があるときや、おやすみ前の部屋干しでも、洗濯物が乾いた後のつけっぱなしを気にせず省エネで使えます。
洗濯物が乾き具合を予測して運転をストップするので、洗濯物を生乾きのまま放置することなく安心です。

●自動停止までの運転時間の目安は、各機種によって異なります。各機種の商品ページをご確認ください。
●実使用時の運転時間や消費電力量は、環境や衣類の種類・量・干し方、部屋の広さにより異なります。
●最長約13時間で停止します。

切タイマー

対応機種
F-YHX200BF-YEX120BF-YHX90B
2時間、4時間、6時間のいずれかで設定可能
F-YZXJ60BF-YZX60B
4時間、または8時間で設定可能

外出時やおやすみ時に便利な自動停止

時間を決めて除湿したいときにおすすめです。
時間の経過とともに本体のランプが切り替わり、残り時間の目安を表示します。

●設定中、タンクが満水になり運転が停止しても、タイマーのカウントは継続します。
●「衣類乾燥」運転時に「切タイマー」を設定すると、エコナビランプが消灯します。
●「カラッとキープ」、「ケアキープ」設定時に「切タイマー」を設定すると、「カラッとキープ」、「ケアキープ」は解除されます。

「便利な機能」で選ぶ

多くの除湿機が、部屋干しの洗濯物を乾かすための「衣類乾燥」機能を搭載しています。
洗濯物をすばやく乾かすための送風機能や、部屋干しのニオイを抑える脱臭機能がついた除湿機がおすすめです。

送風機能

送風機能の主なチェックポイントは、下記の3つです。

①ワイドな送風幅で、
しっかり風を行きわたらせる

送風幅が広ければ、洗濯物の端まで風がしっかり届いて、早く乾かせます。
パナソニック衣類乾燥除湿機は、ワイド送風で大量の衣類を一気に乾かします。

幅約165cmの分の洗濯物を乾かしているイメージ画像です

・F-YHX200B
・F-YEX120B

幅約100cmの分の洗濯物を乾かしているイメージ画像です

・F-YHX90B
・F-YZXJ60B 

幅約110cmの分の洗濯物を乾かしているイメージ画像です

・F-YZX60B

*吹き出し口より高さ50cmにおいて

実際に、165cmの幅に、
洗濯物を干してみると……

洗濯物と洗濯物の間に、こぶし1個分の間隔を空けて干すと、シャツを20枚干すことができました。

165cmには、シャツ20枚。100cmには、シャツ12枚。 165cmには、シャツ20枚。100cmには、シャツ12枚。

●シャツの数量はあくまで目安です。実使用空間での実証結果ではありません。

②ルーバーが2枚に分かれていれば、
乾きムラを減らしやすい

左右独立したルーバーがあれば、洗濯物を揺らして洗濯物と洗濯物の間にも風をしっかり送りやすくなります。

パナソニック衣類乾燥除湿機(F-YHX200B、F-YEX120B)は、2枚のルーバーを異なるスピードで動かします。
この「ツインルーバー」なら、大量の洗濯物を詰めて干しても、風を洗濯物のすき間に送り込んで乾きムラを減らせます。

ツインルーバーが、ゆっくりスイングとすばやくスイングで洗濯物と洗濯物の間に風を送っている画像です ツインルーバーが、ゆっくりスイングとすばやくスイングで洗濯物と洗濯物の間に風を送っている画像です

③風向設定や自動スイングで、
効率よく衣類乾燥

衣類の量や干し方に応じて、風向きやスイングの設定を変えられるものが便利です。
パナソニック衣類乾燥除湿機は、「上下」×「左右」の風向きを組み合わせることで効率よく乾かすことができます。

脱臭機能

部屋干し臭対策には、洗濯物を早く乾かすことも重要ですが、
部屋干し臭の脱臭に効果のあるイオンを搭載した除湿機なら、さらにニオイ対策を強化できます。

水の捨てやすさにこだわった
親切設計のタンク

衣類乾燥・除湿でたまった水を3ステップでカンタンに捨てられます。
取り出しやすく、持ち運びにも便利なハンドル付き。さらに、水が捨てやすい排水口を設け、面倒な排水がカンタンに行えます。

タンクを引き出している画像です

スッと引くだけ取り出しカンタン

タンクを持ち運びしている画像です

握りやすいハンドル付きで持ち運びラクラク。さらに、水がこぼれないようにふたが付いてます。

タンクにたまった水を排水している画像です

キャップが自立するからこぼさず排水

●写真はF-YHX200B。各機種によりタンク形状は異なります。

「お手入れのしやすさ」で選ぶ

除湿機は内部に水を貯めるため、適切にお手入れをしないと、カビやぬめりが発生してしまうことがあります。

衣類乾燥除湿機の本体内部を清潔に

内部乾燥

対応機種
F-YHX200BF-YEX120BF-YHX90B

使い終わった後は、内部乾燥で見えないところまでスッキリ

※1:〈除湿性能〉JIS基準による除湿量12.5L/日の消費電力、F-YEX120B(225W)と当社従来品F-YHVX120(715W)との比較。〈衣類乾燥性能〉JEMA自主基準[JEMA-HD090:2017](60Hz20℃・衣類量約2kg)における消費電力量と乾燥時間、F-YEX120B(312Wh・約90分)と当社従来品F-YHVX120(885Wh・約75分)との比較。なお、実使用時の乾燥時間は、設置環境や衣類の種類・量・干し方により異なります。