エアコンが故障したかも?症状別の原因やチェックポイント、修理・買い替えの判断

エアコンの故障や修理・買い替えについての監修:田中 真紀子(たなか まきこ)
ライター:UP LIFE編集部
2026年3月26日
空気

「エアコンの電源が入らない」「冷房が効かない」「いつもと違う音がする」——そんな異変に気づくと、「もしかして故障?」と不安になりますよね。ただ、エアコンの不調は、すぐに修理が必要なケースばかりではありません。設定や使い方、ちょっとした状態の変化が原因になっていることもあります。この記事では、エアコンの調子が悪いと感じたときにまず確認したいポイントや、症状別の原因と対処法、修理か買い替えかの判断基準についても解説します。

エアコンが故障したかも?まずは落ち着いて確認しよう

写真:焦って電話する女性

エアコンの不調を感じたら、つい「壊れてしまったのでは」と思ってしまいがちですが、その前に自分で確認できるポイントがいくつかあります。修理を依頼する前にまずは以下の基本チェックを行ってみましょう。

  • リモコンの電池が切れていないか
  • 運転モード(冷房・暖房・送風など)が目的に合っているか
  • タイマー設定が入っていないか
  • 本体の電源プラグが抜けていないか

意外と多いのが、リモコンの電池切れや設定ミスによるものです。一度電源を切って操作をやり直すだけで、改善するケースもあります。
電源がまったく入らない場合は、分電盤のブレーカーが落ちていないかも確認してみましょう。雷や一時的な電圧変動が原因で、エアコン専用回路のブレーカーが落ちていることもあります。

症状別に見る!エアコン故障の原因と対処法

ここからは、よくある症状ごとに、考えられる原因と対処法を確認しましょう。

冷えない/温まらない

考えられる要因としては、フィルターの汚れ、室外機のまわりに物が置かれていて空気がうまく循環していないこと、設定温度が適切でないことなどがあります。特に、フィルターにホコリがたまっていると風量が低下し、冷暖房の効きが悪くなりがちです。フィルター掃除のめやすは2週間に1回。定期的にお手入れを行いましょう。

こうした点を確認しても改善しない場合は、コンプレッサーの不具合や冷媒ガスの漏れといった、内部のトラブルが関係している可能性も考えられます。経年劣化のほか、室外機とつながる配管の接続不良や破損が原因になることもあるため、室外機のまわりを確認する際は、無理に動かさないよう注意してください。

風が出ない・弱い

風がほとんど出ない、あるいは弱く感じる場合も、フィルターの目詰まりや吸気口・吹き出し口がふさがれていることが原因になっている場合があります。また、家具やカーテンが風の通り道をふさいでいないかも併せて確認しましょう。

水漏れする

室内機から水が垂れてくる場合、ドレンホースの詰まりや、フィルター汚れによる結露が考えられます。ホースが折れていないか、ゴミが詰まっていないかを目視で確認し、それでも改善しない場合は無理にさわらず専門業者に相談しましょう。

異音・異臭がする

「カタカタ」「ゴー」といった音が続く場合は、内部部品の劣化や異物の混入が原因となっている可能性があります。また、カビのようなにおいがする場合は、内部に湿気が残りカビが発生していることも。気になる音やにおいが続く場合は、無理に分解したりせず、使用を控え、点検を依頼しましょう。

なお、エアコン本体から聞こえる「ポコポコ」や「ポンポン」という音は、ドレンホースから外気が流入することで発生する音で、故障ではありません。特に、気密性の高い室内で換気扇を回しているときや、屋外で強風が吹いているときに起こりやすく、お部屋の窓や換気口を開けると解消される場合もあります。

リモコンが反応しない

リモコンの電池が切れていないか確認をしたら、次はエアコン本体が正常に動くか確認しましょう。前面パネルを開けて、「応急処置」ボタンを押すと、細かい設定はメーカーや機種により異なりますが、概ね5秒間押し続けることでエアコン本体が作動します。

なお、パナソニックのエアコンの場合は、応急運転は設定温度25℃の自動運転になります。急いで運転させる必要がある場合などは、このまま応急運転で動かしても問題はありません。

応急運転で動く場合はリモコンに不具合がある可能性があります。一方、応急運転でもエアコンが動かない場合は、エアコン本体のリセットを行います。

エアコン本体のリセット
1.電源プラグを抜くかエアコン専用のブレーカーを落とす
2.3分ほど待ってから再度、電源を入れる
3.再度「応急運転ボタン」でエアコン本体が動くか確認する

これらを行っても動かない場合は、販売店やメーカーの修理相談窓口に相談しましょう。

画像:エアコンの応急運転ボタンの位置を示す説明図。エアコン本体の前面パネルを開けた内部に『応急運転 切/入』と表示されたボタンがある
※パナソニックのエアコンの場合

エラーコードが表示された

エアコンによっては、本体ランプの点滅やリモコン表示でエラーコードが示されることがあります。お使いのエアコンの取扱説明書やホームページなどでエラーコードとその意味を確認してみましょう。

パナソニックのエアコンの場合は、エラーコードをこちらのページで確認できます。表示された内容を控えておくと、修理相談の際にスムーズです。なお、診断コードが確認できない場合も、点検や修理を検討しましょう。

修理か買い替えか?判断のポイント

写真:住宅の相談・説明の場面のイメージ。作業着を着た説明者がクリップボードを手に室内の一方向を指し示し、同席者が説明を聞いている様子

エアコンの不調が改善しない場合、「修理するか」「買い替えるか」で迷う方も多いのではないでしょうか。ここでは、判断の目安となるポイントを紹介します。

使用年数と修理費用を目安に考える

エアコンは長く使える家電ですが、一方で、設置から10年以上経過している場合は部品供給が終了していることもあるため、買い替えになってしまうことも。

保証期間内で、部品交換のみで済む → 修理
使用年数が長い、修理費が高額 → 買い替えも検討

修理費用と、今後どれくらい使えそうかをあわせて考えるのがおすすめです。買い替えの場合は、省エネ性能が向上した新しいモデルになるため、長期的にはメリットになることも。また、エアコンの購入や設置については、自治体で補助金を助成しているケースもあるので調べてみましょう。

エアコン修理を依頼する前に知っておきたいこと

写真:エアコンの点検・確認作業のイメージ

事前に確認しておきたい情報

エアコンの不調が続き、「修理を依頼したほうがよさそう」と感じたら、申し込み前にいくつか確認しておきたいポイントがあります。事前に情報を整理しておくことで修理相談がスムーズになるだけでなく、不要な出張や点検を避けられる場合もあります。

  • 本体の型番・設置年数
  • 保証期間の有無(メーカー保証・延長保証など)
  • 症状が出たタイミングや状況(いつ頃から/特定の運転時だけ/毎回起こるか など)

特に型番は、部品の在庫確認や修理可否の判断に必要となるため、本体のラベルや取扱説明書で事前に控えておくのがおすすめです。

また、「冷房運転のときだけ起こる」「雨の日に症状が出やすい」など、気づいた点があれば、あわせて伝えられるよう整理しておくと、状況の把握がよりスムーズになります。

一般的な修理費用の目安について

エアコンの修理費用には、出張費・点検費用・部品代・作業費などが含まれるのが一般的です。たとえば、軽微な部品交換で済むケースや点検のみで対応が完了するケース、また基幹部品の交換が必要になるケースなど、内容によって費用感は変わります。あくまで目安として捉えましょう。

パナソニックのエアコンの場合は、こちらのページから品番を入力することで、修理料金の目安を事前に確認することができます。「修理を依頼するか」「買い替えも検討するか」迷っている場合は、こうした目安を確認したうえで検討すると、判断しやすくなりますね。

エアコンの故障を防ぐためにできること

エアコンのトラブルは、日頃の使い方やお手入れが影響することもあります。こまめなケアで、結果的に故障の予防になることも。日々の運転の省エネにもつながります。

フィルターを定期的に掃除する

2週間に1回のフィルター掃除は、エアコンの運転負荷を下げるとともに、省エネにもつながります。

シーズンオフ前後に送風運転で内部を乾燥させる

内部を乾燥させることで、結露やカビ・におい予防につながります。

室外機の周囲を整理し、風通しを確保する

室外機の周り、特に前側30cm以内には物を置かないようにしましょう。また、枯葉や砂などがまわりに溜まっていたら忘れずに取り除き、ドレンホースのつまりも確認しましょう。空気がスムーズに流れないと、余計な電力を消費する原因にもつながります。

酷暑・極寒にも負けない。長く安心して使えるパナソニックのエアコン

お手入れのしやすさも、安心のポイント

エアコンは、日々のメンテナンスがしやすいことも、長く安心して使うための大切な要素。

パナソニックのフィルタ―お掃除ロボット搭載エアコンなら、運転後に自動で*1フィルターをお掃除します。ホコリをブラシでかき取り、ダストボックスに回収。自動排出方式なら、集めたホコリは自動で*1屋外へ排出します。ブラシについたホコリを落とすブラシクリーナーを搭載しているので、フィルターもブラシも常にきれいに保ち、お手入れの手間も電気のムダも減らします。

画像:フィルタ―お掃除ロボットのイメージ

さらに、ナノイーX 内部クリーン機能で運転後に自動で※1加熱乾燥とナノイーXをエアコン内部に充満させて、カビ菌を除菌。※2*1内部を清潔に保つことで、お手入れ不足による性能低下やトラブルのリスクも低減します。

※1累積24時間以上運転後に自動で掃除します。フィルターの掃除は自動で行いますが、ホコリや油汚れが多い環境等でご使用になる時は、取り外して水洗いをする等をおすすめします。
*1:生えてしまったカビを除去する機能ではありません。
※2【試験機関】(一財)北里環境科学センター【試験方法】室温25℃、湿度70%の試験室(約6畳)にて、エアコン内部にカビ菌を滴下した試験片を設置、1日3時間の冷房運転後に「内部クリーン」運転を動作させ、試験前と4日後のカビ菌の数を比較【試験結果】試験片のカビ菌(1種類)が、「内部クリーン」運転なし(自然減衰後)から99%除去されたことを確認(北生発2021_1202号)

まとめ:「故障かも」と感じたら、段階的に確認を

エアコンの不調に気づいたときは、すぐに「故障」と決めつけず、まずは考えられそうな故障箇所を確認するところからはじめましょう。必要に応じて修理や買い替えを検討しながら、日頃のお手入れや使いやすさにも目を向けることで、安心して使える空調環境を維持しやすくなります。

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エアコンの故障や修理・買い替えについての監修

田中 真紀子(たなか まきこ)

田中 真紀子(たなか まきこ)

白物家電、美容家電の専門家兼ライターとして活躍。日々発売される新製品をチェックし、製品の紹介記事やレビュー記事を雑誌やweb、新聞などで紹介している。日常的にも話題の新製品を使うことで、ライフスタイルに合わせた選び方や、上手な採り入れ方の提案も行っており、テレビ出演も多数。総合情報サイト『All About』白物・美容家電/育児用品ガイド。

2026年3月26日 空気

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