ムダ毛の処理ってどうすればいい?正しい自己処理の方法を、ツール別に解説!

ムダ毛処理の方法についての監修:深澤 亜季(ふかさわ あき)
ライター:UP LIFE編集部
2025年9月25日
美容

近年、年齢や性別問わず意識が高まっている「ムダ毛処理」。しかし、ムダ毛処理と一口に言ってもその処理方法はさまざまです。そこで今回はムダ毛処理の種類や方法、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。 

ムダ毛処理は女性も男性も、あらゆる世代でのお悩みに!

写真:女性が化粧台の前で腕を気にしているイメージ

ムダ毛処理というと若い女性だけではなく、最近では男性をはじめ、あらゆる世代でも関心が高まっているようです。
たとえば、昨今のメンズ美容ブームによって、男子学生や若い世代の男性を中心に身だしなみとしてムダ毛処理をしている方が増え、最近では中高年男性にも広がりをみせています。

また、将来介護されることを想定してアンダーヘアの脱毛をしておく「介護脱毛」や、妊娠中や出産後のデリケートゾーンの不快感軽減のために脱毛しておく「妊活脱毛」も注目されています。
特に介護脱毛は将来介護される立場になった際に、「オムツ交換がしてもらいやすい」といった理由で、中高年の女性を中心に関心が高まっているようです。

ムダ毛処理の方法は大きく分けて7つ!

では、ムダ毛処理にはどのような方法があるのでしょうか。ここでは主なムダ毛処理の方法についてご紹介します。それぞれのムダ毛処理方法の特長(メリット・デメリット)、やり方を含めて解説しますので、ムダ毛処理をどうしよう?と迷っている方は、ぜひ参考にして自分に合った方法を見つけてみてください。

*各商品をお使いになる前に、メーカー等が示している正しい使い方をご確認ください。

ムダ毛処理の方法一覧

一般的なムダ毛処理の方法は大きく分けると以下の7つ。一覧でまとめていますので、自分にぴったりの方法を見つける参考にしてください。

ムダ毛処理 処理ツール 頻度 肌へのやさしさ 時間 コスト 初期費用 維持費 カミソリ × ×カミソリ負けする場合も ◎ ◎ 〇 専用シェーバー × 〇 ◎ △ ◎ 除毛クリーム × △肌に合わない場合も 〇 〇 △ ワックス脱毛 △ ×痛みを伴う 〇 〇 △ 脱毛器 △ 〇 〇 △ 〇 光美容器(除毛後に使用) 〇 ◎美肌効果も 〇 × ◎シェア使用可能 医療脱毛(除毛後に施術) ◎複数回通うことで永久脱毛が可能 〇痛みを伴うが安全性に配慮あり △予約・外出が必要 × 〇施術メニュー等により個人差あり

カミソリで剃る方法

一般的なムダ毛処理といえば、カミソリを使って剃る方法があげられます。

【メリット】
カミソリは低価格でドラッグストアなどで扱いがあるため購入もしやすく、自宅で手軽に処理できるのが魅力です。

【デメリット】
剃る際に細かな調整がしにくく、自分で見えないところの処理は難しいでしょう。また、注意しないとカミソリ負けなど肌に負担をかけてしまったり、スキンケアを怠ると肌トラブルを起こしたりする可能性があります。また、毛根までの処理はできないため、こまめにケアをしないとすぐに毛が生えてきてしまいます。カミソリで剃った毛は生えてきた時にチクチクしやすいのでより気になってしまうかもしれません。

【処理方法】
肌にシェービング剤等を塗り、毛流れに沿って力を入れずになでるように剃ります。片手で毛流れと反対方向にひっぱるとよりしっかりと剃れます。

電動シェーバーで除毛する方法

写真:電動シェーバーで腕を剃ってるイメージ

電動シェーバーは、カミソリと異なり、刃が肌に直接触れないことが特長です。また、ボディ用やフェイス用、VIO用など部位に特化した専用のシェーバーもあります。

【メリット】
刃が肌に触れないためカミソリよりも肌への負担が少ないといえます。また、ジェルやシェービング剤は不要で、そのまま使うことができるため、外出先などでも気になった時にサッと使えます。電動のため、力を入れにくいところも処理しやすく、ムダ毛の部位別に細かなところまで処理できるのもメリットといえるでしょう。商品によっては、ムダ毛の長さやボリュームの調整ができるものもあります。

【デメリット】
カミソリなどと比べると、電化製品のため初期費用がやや高い傾向にあります。維持費については初期費用ほどはかかりません。

【処理方法】
基本的には肌を濡らさずに乾いた状態で毛流れに逆らうようにゆっくりとなでるように動かして処理します。

除毛クリームで除毛する方法

脱毛クリームは、クリームでムダ毛を溶かして肌の表面付近から取り除く商品です。

【メリット】
痛みを感じにくく、毛が生えてきた際に毛先が丸いのでチクチクしにくいのがメリットといえるでしょう。

【デメリット】
クリームを塗ってから拭き取るまでに放置する時間が必要なので、1回の処理の時間は比較的長めになります。そのため手軽さという面では不便さを感じるかもしれません。薬品を使っているため、もし肌に合わない場合は肌トラブルを起こす可能性があり注意が必要です。

【処理方法】
ムダ毛部分にヘラを使って塗り、約10~15分放置してティッシュなどで拭き取ってシャワーで流します。初めてお手入れする際は、パッチテストを行いましょう。

脱毛ワックスで毛を抜く方法

写真:スネをワックス脱毛しているイメージ

ブラジリアンワックスなどでおなじみのワックス脱毛は、毛根から毛を抜くことができる脱毛方法です。

【メリット】
広範囲の毛を一気に抜けるほか、はがせばすぐにツルツルの状態になり、レーザーなどで反応しにくい細かな産毛もキレイに処理することができます。

【デメリット】
毛を一気に抜くことにより痛みが強いことや、毛穴へのダメージが挙げられます。自分では見えないところの処理も難しいでしょう。また、処理する前にある程度毛を伸ばさなければならないため、その間のムダ毛が気になることも。

【処理方法】
毛流れに沿ってワックスを塗り、ワックスが固まったら毛流れに逆らって一気にはがします。

脱毛器で毛を抜く方法

写真:脱毛器を腕に当てているイメージ

脱毛器はヘッドのローラー部分で毛を挟み、効率よく毛を抜き取る商品です。最近では防水仕様のものも多く、お風呂場でも使えます。また、泡脱毛*ができるタイプなら、スルッとした抜き心地で、ドライの状態よりも痛みを感じにくいのもポイントです。

*ソープの泡を使った脱毛

【メリット】
一度に効率よく広範囲の脱毛処理ができます。毛を抜くため、ツルツルした状態が長く続きやすいです。

【デメリット】
毛を抜くため、痛みを感じたり、毛穴への負担については注意が必要です。

【処理方法】
長いムダ毛がある場合には毛を短めにカットします。基本的には皮膚に対して90度に脱毛器をあて、毛流れに逆らうようにゆっくりと動かします。

光美容器でムダ毛ケアする方法

写真:光美容器を腕にあてているイメージ

IPLフラッシュというサロンでも使われている特殊な光を肌に照射してムダ毛を目立ちにくくする商品です。お手入れを行う前に除毛が必要です。

【メリット】
痛みが少なく、美肌ケアもできます。カミソリなど単体での処理方法と比べると、光美容器を併用したほうが効果の持続期間が長く、使い続けるほどムダ毛が目立ちにくくなり、ムダ毛処理の頻度を少なくできるのも魅力です。

【デメリット】
家庭用の光美容器は初期費用がややかかりますが、複数人でシェアできるほどの照射回数を搭載している商品もあるので、コストパフォーマンスが良いものを選ぶとよいでしょう。

【処理方法】
照射前に除毛します。電源を入れ、出力レベルなどを調整したら、照射面を肌に密着させて照射します。

医療脱毛で永久脱毛する方法

写真:女性が医療脱毛を行っているイメージ

医療脱毛は、クリニックで医師や看護師といった資格を持つ人たちが行う医療用のレーザーを使った脱毛方法です。

【メリット】
個人差はあるものの複数回通い施術を受けることで永久脱毛が可能です。

【デメリット】
セルフのムダ毛処理に比べて費用は高価となります。施術方法によっては痛みを感じたりする場合もあります。

【処理方法】
医療用レーザーを肌の表面に照射します。医療用レーザーは毛の黒い色素に反応し、熱を発します。 この熱が毛根にある毛を生やす細胞を破壊することで、脱毛が実現できるという仕組みです。

ムダ毛処理の方法についての監修

深澤 亜季(ふかさわ あき)

美容家。「ルンルンビューティー on-line salon」主宰。幼少期をタイで過ごし、高校はアメリカへ留学。現在は、女性誌・広告・TV・ラジオ・イベント・セミナー・商品開発など活動の幅を広げている。

※ご使用前には各商品の正しい使用方法を確認してからお使いください

2025年9月25日 美容

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