【豆腐の離乳食】初期からの進め方と月齢別レシピ〜ハンドブレンダーで簡単〜
豆腐の離乳食の進め方や注意点、離乳食後期・完了期の豆腐の離乳食レシピなどについての監修:川口 由美子
ライター:UP LIFE編集部
2026年3月2日
子育て
豆腐は、やわらかく消化に良いことから離乳食で使いやすく、離乳食の初期から取り入れられる食材です。この記事では「どのような豆腐を選ぶと良いか」「冷凍はできるか」、また、豆腐の離乳食の進め方や月齢別に豆腐を使ったおすすめの離乳食レシピを専門家に教えていただきました。
豆腐の離乳食の基本|いつから・どの豆腐を選ぶ?
豆腐は、赤ちゃんの離乳食に適した食材ですが、いつから食べさせて良いか、また絹ごしと木綿ではどちらを選べば良いかなど迷う場合もあるのではないでしょうか。ここでは、豆腐を離乳食に使い始める時期の目安と、離乳食に適した豆腐の種類について解説します。
豆腐の離乳食はいつから始める?
豆腐を離乳食に取り入れられるのは、生後5〜6カ月頃の離乳初期(ゴックン期)からです。
この時期は、なめらかにすりつぶしたつぶしがゆから始め、野菜類、そしてたんぱく質源を1種類ずつ試していきます。
そのため、豆腐はたんぱく質源の最初のころから使いやすい食材です。
「絹ごし豆腐」「木綿豆腐」「充填豆腐」どれを選ぶ?
豆腐は大きく分けて「絹ごし豆腐」「木綿豆腐」「充填豆腐」の3種類があります。
離乳初期は絹ごし豆腐や充填豆腐がおすすめです。絹ごし豆腐は木綿豆腐より水分量が多く、すりつぶすとすぐになめらかなペースト状になり、充填豆腐もやわらかくなめらかなため、赤ちゃんが食べやすいからです。
生後7〜8カ月頃の離乳中期(モグモグ期)以降であれば木綿豆腐も食べられるかもしれませんが、無理にあげる必要はありません。木綿豆腐は絹ごし豆腐よりも固さがありますので、絹ごしの食感に慣れたら木綿も試してみてもいいかもしれません。
また、高野豆腐も離乳食の初期から使えます。ただし初期~中期にはかなりかたいので注意が必要です。すりおろしたものをおかゆや煮物などに混ぜて使うことができますが、粒が残らないようにするほうが食べやすいでしょう。
豆腐の離乳食のメリットや栄養・注意点とは
豆腐は、大豆でできているため良質なたんぱく質が豊富で消化も良く、いつでも手に入りやすいので、離乳食にぴったりの食材です。ここでは、豆腐がなぜ離乳食に向いているのか、また豆腐を離乳食に使用する際の注意点について解説します。
良質なたんぱく質とカルシウムが豊富
豆腐は赤ちゃんに必要な栄養素を効率的に摂取できる食材です。中でも注目の栄養素を以下に3つ紹介します。
【たんぱく質】
豆腐に含まれる植物性たんぱく質は良質で、筋肉や臓器、髪など、赤ちゃんの発育に必要不可欠な栄養素です。
【カルシウム】
骨や歯の成長や筋肉の収縮に欠かせない栄養素です。母乳やミルクだけでは不足しがちなため、離乳食で補うことが重要です。
【鉄】
酸素を体内で運ぶのに必要な栄養素です。母乳に含まれる鉄含有量は少なく、特に生後6カ月以降は不足しやすいため、意識的に取り入れるようにしましょう。
ほかにも豆腐にはカリウムやマグネシウム、ビタミンEなども含まれています。このように豆腐は多くの栄養素を補えるため、離乳初期から後期・完了期まで取り入れたい食材です。
さらに、豆腐は水分量が多く、舌触りがなめらかで赤ちゃんが食べやすいのも魅力です。味にクセがないのでほかの食材とも組み合わせがしやすく、幅広いメニューに応用できます。
豆腐の離乳食を初めて与えるときの注意点|アレルギーに注意する
豆腐は大豆を原料としているため、大豆アレルギーに注意が必要です。初めて与える際は、朝のうちに少量だけ与えて、その後の赤ちゃんの様子を観察するようにしましょう。
アレルギー反応としては、口や顔の腫れ、発疹、下痢、嘔吐などがあります。万が一これらの症状が見られたり、普段と違う様子があったりする場合は、すぐに医師に相談してください。
豆腐の離乳食の調理法・すりつぶし方・保存方法のコツ
毎日の離乳食作りを効率よく進めるためには、豆腐の調理法と保存方法について知っておきましょう。
1.豆腐の離乳食に加熱は必要?
豆腐はそのままでも食べられる食材ですが、離乳食期間の1歳までは加熱して与えると安心です。豆腐は冷蔵庫保管のため冷たく、赤ちゃんがびっくりしてしまうことがあるからです。
2.豆腐の離乳食のすりつぶし方
離乳食では、加熱した豆腐をしっかりとつぶし、なめらかなペースト状にして使うことが多くあります。豆腐をペースト状にする方法はいくつかあります。やりやすい方法を試してみてください。
・すり鉢を使う方法
一般的なのはすり鉢を使う方法です。豆腐をすり鉢に入れ、スプーンの背でなめらかなペースト状になるまで丁寧にすりつぶします。このとき、力を入れすぎず、軽く混ぜるようにすると均一に仕上がります。
・こし器を使う方法
こし器などで裏ごしする方法もあります。茶こしを使って豆腐を裏ごしすれば、なめらかな食感に仕上がり、後片付けも簡単です。
・ポリ袋を使う方法
豆腐をポリ袋に入れ、指でやさしくつぶしていくだけで、簡単にペースト状にできます。洗い物を減らしたいときや、粗くつぶしたいときに役立ちます。
・ハンドブレンダーを使う方法
ハンドブレンダーで一気にペーストにする方法もあります。特に豆腐とゆでた野菜を混ぜ合わせるときは、ハンドブレンダーであれば短時間でなめらかに仕上げることができて便利です。
3.豆腐は冷凍保存できる?
豆腐の冷凍保存はおすすめできません。豆腐を冷凍すると、解凍後に水分が抜けてボソボソした質感になります。赤ちゃんの食べやすさを考えると、余った分はなるべく冷凍せず、その日のうちに別のメニューに使用するなどして使い切りましょう。
どうしても冷凍保存したい場合は、ペースト状や豆腐ハンバーグなど加工した状態で冷凍し、2週間以内に使い切るようにしてください。また、食べる前には電子レンジや鍋でしっかり再加熱しましょう。
【月齢別】豆腐の量、固さ・形状の目安はどのくらい?
離乳食で豆腐を使う際は、赤ちゃんの成長に合わせて、豆腐の量や固さ、形状を変えていくことが大切です。ここでは、月齢別の目安をご紹介します。なお、月齢はあくまで目安のため、赤ちゃんの様子を見ながら無理のない範囲で進めてください。
離乳初期|(生後5~6カ月頃)ゴックン期:ペースト状
この時期は飲み込むことしかできないため、豆腐は完全になめらかなペースト状にして与えます。
1食の目安量:特に目安量はありませんが、はじめての時は小さじ1程度が安心
固さ・形状:なめらかなペースト状
離乳中期|(生後7~8カ月頃)モグモグ期:舌でつぶせる
舌を使って食べ物を上あごに押し付ける動きができるようになります。豆腐は少し粒感が残る程度の粗いペースト状や5mm角程度にして与えましょう。
1食の目安量:30~40g
固さ:舌でつぶせるくらいの固さ
形状:粗いペースト状~5mm角
離乳後期|(生後9~11カ月頃)カミカミ期:歯茎でつぶせる
舌や口の周りの筋肉が発達し、歯茎でつぶす力がついてきます。豆腐は5〜7mm程度に粗くきざみ、歯茎でしっかりつぶせるくらいの固さにして与えましょう。
1食の目安量:45g
固さ:歯茎でつぶせるくらいの固さ
形状:5~7mm角
離乳完了期|(生後12~18カ月頃)パクパク期:歯茎で噛める
前歯が生えそろい、歯茎で噛む力がつく時期です。豆腐の固さ、形状は大人と同じ程度で大丈夫です。
1食の目安量:50~55g
固さ:歯茎で噛めるぐらいの固さ
形状:1cm角程度
豆腐を使ったおすすめの離乳食レシピ
ここでは、月齢ごとに適した、ハンドブレンダーを使った豆腐の離乳食レシピをご紹介します。
*離乳初期から離乳中期までのレシピは、パナソニックのハンドブレンダー MX-S302を使用して作成しています。
離乳初期(生後5~6カ月頃)の豆腐の離乳食レシピ
この時期は豆腐を加熱し、だし汁やお湯を加えてなめらかなペースト状にした「豆腐ペーストスープ」や、野菜と豆腐をしっかりとゆでて、裏ごしした「豆腐×野菜ペースト」などが適しています。使う野菜は、にんじんやかぼちゃなどの甘みのある野菜や、ほうれん草や小松菜など火の通りやすい葉物がおすすめです。なお、葉物は繊維の少ない葉先を使いましょう。
【かぼちゃと豆腐のスープ】
材料(作りやすい分量)
ゆでたかぼちゃ(皮、種を除く)…50g
絹ごし豆腐…50g
水…50mL
作り方
1.専用カップにかぼちゃ、豆腐、水を入れる。
2.ブレンダー(高速)で30~40秒かくはんする。
離乳中期:(生後7~8カ月頃)の豆腐の離乳食レシピ
この時期になると薄味ですが調味料も使えるため、「豆腐のだし煮」や「豆腐と白身魚のあえもの」などを試していきましょう。
【豆腐のにんじんあえ】
材料(作りやすい分量)
にんじん(皮をむく)…中1/2本(90g)
ゆでた絹ごし豆腐(5mm角に切る)…40g
作り方
1.にんじんをチョッパー(高速)で5~10秒かくはんする。
2.1をやわらかくなるまでゆでる。
3.2をザルなどに上げてお湯をきり、豆腐の上にのせる。
離乳後期:(生後9~11カ月頃)の豆腐の離乳食レシピ
【豆腐のおやき】
材料(作りやすい分量:約乳児2~3回分)
かぼちゃ(皮、種を除く)…50g
充填豆腐…100g
片栗粉…大さじ1(10g)
油…小さじ1
作り方
1.かぼちゃは皮をむいてゆでておき、豆腐とともにブレンダーにかける。
2.1に片栗粉をいれてまぜあわせ、6つにわけて平たく円形や小判型にする。
3.フライパンに油を敷き、2を焼く。
離乳完了期:(生後12~18カ月頃)の豆腐の離乳食レシピ
【豆腐のナゲット】
材料(作りやすい分量:約大人2人分+乳児 3-4回分)
鶏むね肉…200g
木綿豆腐…200g
しょうがのすりおろし…小さじ1
塩…1つまみ
片栗粉…大さじ1
作り方
1.チョッパーで鶏むね肉を細かくし、豆腐を加えてさらに混ぜてなめらかにする。
2.1にしょうが、塩、片栗粉を加えて混ぜ合わせ、厚さ1cm程度の小判型にまとめる。
3.フライパンに1cmほど油をひいて熱し、中火にして2を揚げ焼きにする。
4.色づいたら丁寧に裏返し、裏面も揚げ焼きにする。
とりわけ方
全体の2/3を大人用とし、残りを乳児用とします。
大人はケチャップなどを添えるといいでしょう。
ハンドブレンダーで豆腐の離乳食をもっと簡単においしく!
豆腐はやわらかく扱いやすいとはいえ、毎日の離乳食作りでは「混ぜる」「すりつぶす」「きざむ」などの作業が手間に感じることも…。そんなときに便利なのが、パナソニックの「ハンドブレンダー MX-S302」です。
このハンドブレンダーには3種類のアタッチメントがあり、「混ぜる」「つぶす※1」「きざむ」「泡立て」の作業が簡単に行えます。
ここでは、下ごしらえから仕上げまで1台4役で大活躍する「ハンドブレンダー MX-S302」の主な特長についてご紹介します。
「混ぜる・つぶす※1」ブレンダーアタッチメント、「きざむ」チョッパーアタッチメントで離乳食作りが手軽に
付属のブレンダーアタッチメントは、サブブレードとストレートブレードを合わせた4枚刃ブレンダーカッター※2。サブブレードでかき混ぜながら、ストレートブレードで野菜や果物の繊維質を細かくカットしてかくはんするため、「混ぜる」「つぶす※1」といった離乳食作りに欠かせない作業を手軽に行えます。
さらに、加熱後の鍋やボウルの中でそのまま使用できるので、別の容器に移し替える手間がありません。ゆでたかぼちゃやさつまいもなどの野菜と豆腐を組み合わせた離乳食も、短時間でなめらかに仕上がり、洗い物も減らせます。
チョッパーアタッチメントは、野菜のカットや肉のミンチが簡単にできるため、離乳食の「きざむ」作業がラクになります。
離乳食作りに操作しやすく、安心設計
ダブルアクションスイッチを採用しており、始動時はロック解除ボタンを押している間のみ運転ボタンを「入」にできるため、誤ってボタンを押してケガをするリスクを防ぎます。
また、運転中でも持ちやすく、操作も簡単です。材料を入れすぎたり、高負荷でモーターが熱くなったりした場合には、温度上昇を検知して自動で停止する「モーター保護装置」を搭載しているため、毎日の離乳食や食事作りで安心して使えます。
まとめ
豆腐は栄養価が高く、消化にもやさしい離乳食作りの心強い味方です。この記事を参考に、赤ちゃんの月齢に合わせた離乳食を作り、無理なく進めましょう。パナソニックの「ハンドブレンダー MX-S302」なら、「混ぜる」「つぶす※1」「きざむ」の作業が簡単にできて、毎日の離乳食づくりがラクになります。豆腐の離乳食をもっと手軽においしく作り、赤ちゃんにおいしい食体験を届けましょう。
この記事で紹介した商品
豆腐の離乳食の進め方や注意点、離乳食後期・完了期の豆腐の離乳食レシピなどについての監修
川口 由美子
管理栄養士、母子栄養指導士、母子栄養協会 代表理事。
女子栄養大学にて小児栄養学を研究後、育児用品メーカー勤務を経て独立。2016年に母子栄養協会を設立後、延べ2,000名以上の栄養士・保育士向け講座で講師を務める。専門分野は離乳食・幼児食・学童食・妊産婦食など母と子の栄養バランスと食事や、保育園における衛生管理・アレルギー対応など多岐に渡る。現在は、協会が主催する各種講座の講師として活動する傍ら、テレビ・雑誌・Web等への出演や、レシピ開発、コラム執筆、栄養監修など幅広く活躍している。
※1 ゆでた芋類(じゃがいも・さつまいも・かぼちゃ・さといもなど)は水分を同量足せば使えます。
•かたいものや粘りけが強いものなど、以下の材料は調理できません。
•ブレンダーアタッチメント:肉・魚など繊維やすじの多いもの、コーヒー豆、棒だら、乾燥したパン、するめ、干ししいたけ、乾燥大豆やだし昆布などかたい乾物類、冷凍した食品・氷、生のじゃがいも・さつまいも、かぼちゃ、介護食、パン生地、納豆、じねんじょ、つくねいも、おくらなど粘りけが強いもの。
•チョッパーアタッチメント:コーヒー豆、棒だら、乾燥したパン、するめ、干ししいたけ、乾燥大豆やだし昆布などかたい乾物類、冷凍した食品・氷、介護食、パン生地、納豆、じねんじょ、つくねいもなど粘りけが強いもの。
•泡立て器アタッチメント:冷えたバター、クリームチーズ、全卵、低脂肪の生クリームなど。
※2 専用カップ、金属・プラスチック製の容器、鍋で使えます。
2026年3月2日 子育て
- 記事の内容や商品の情報は掲載当時のものです。掲載時のものから情報が異なることがありますのであらかじめご了承ください。