お米をととのえる、暮らしの道具。

お米のおいしさを守り、引き出す道具についての監修:AKOMEYA TOKYO
ライター:UP LIFE編集部
2019年9月26日
食・レシピ

道具にこだわれば、いつものごはんが、もっとおいしくなる。お米のさまざまな楽しみ方を発信している、人気ライフスタイルショップ「AKOMEYA TOKYO」さんに教わった、お米のおいしさを守り、引き出す道具をご紹介します。

実は、お米も「生鮮食品」。

お米の産地や銘柄にこだわる方が増えてきました。お気に入りのお米が見つかったら、今度は、お米の鮮度を保つ保存方法にもこだわってみましょう。実は、お米も野菜や果物と同じ「生鮮食品」。高温多湿な場所に置いたり、空気に触れ続けることで味がどんどん落ちていってしまいます。お米の鮮度を保つためには、正しく保存することがなにより大切。購入後はすぐに密閉容器などに移し替えて、冷蔵庫の野菜室で保存するのがおすすめです。

冷蔵庫で保存するなら、琺瑯で。

冷蔵庫に保存するときには、ニオイ移りも気になりますよね。そんな方におすすめしたいのが琺瑯の密閉容器です。琺瑯は、表面がガラス質なのでニオイがつきにくく、菌の繁殖も抑えてくれる優れもの。スタッキングができるものを選べば、限られたスペースでも収納しやすいところもポイントです。お米を買った時のおいしさを、しっかり守ってくれますよ。

写真:琺瑯の密閉容器

知恵が詰まった、木の米びつ。

冷蔵庫に保管したいけれど、スペースがない。そんな方におすすめなのが木の米びつです。木には吸湿効果や防虫効果があり、高温多湿が苦手で乾燥にも弱いお米を保管する道具として、昔から親しまれてきました。中でも「増田桐箱店」の米びつは、ふたに四方桟という桐箱伝統の技術を使っており、気密性が高いのが特徴です。佇まいのよい米びつを使い、枡でお米をすくう。そのひとときが、ごはんの準備を豊かにしてくれます。

写真:増田桐箱店の米びつ

ごはんを主役にするお弁当箱。

お弁当のごはんがべチャッとしている、かたくなっている…。そんな経験はありませんか?炊き上がったごはんからは、時間とともに水分が逃げていってしまいます。冷めても食感良く保つには、お弁当箱にこだわることも大事。家族や大切な人に「おいしかった」と言ってもらえるような、ひと味違うお弁当箱をご紹介します。

杉の香りを楽しむ、竹の模様を愛でる。

「柴田慶信商店」の曲げわっぱは、お櫃のようなお弁当箱。白木のわっぱをさっと湿らせ、炊きたてのごはんを詰めると、お昼ごろには、やさしい杉の香りと共にしっとりとしたごはんが食べられます。「公長齋小菅」は竹製品の専門店。日本人が古くから親しんできた竹という素材に白いごはんが詰めてあるとなんだか雅な気持ちになります。燻した竹を敷き詰めた集成材にウレタン塗装、お手入れも簡単です。

夏も安心、保冷剤が入れられるお弁当箱。

暑い時期や長時間持ち歩くときに助かるのが、保冷剤が入れられるお弁当箱です。「AKOMEYAランチボックス」は、漆器の塗師によって一つひとつ丁寧に塗装して仕上げられた、上質な質感が持ち味。電子レンジや食洗機にも使えるので、普段使いにぴったりです。用途や気分に合わせて、いくつかのお弁当箱を使い分けてみるのもいいですね。

写真:AKOMEYAランチボックス

おにぎりがプロの味になる。

おにぎりのコツは、炊きたて熱々のごはんをふわっと握ること。でも、炊きたてのごはんを手で握るのは熱くて大変。また、プロの握り加減を家庭で実現するのは難しいもの。そんなときこそ、木型の出番。さっと湿らせて、熱々のごはんを詰めるだけ。手に持っているときは崩れず、口に入れるとふわっと崩れる絶妙の握り加減が実現できます。ほのかな木の香りも一緒に召し上がれ。

写真:木で作ったおにぎり型

ごはんにひと味そえる箸。

お箸によってごはんの味わいは変わります。木の材質の硬い柔らかい。なめらかな塗り箸か、素朴な白木の箸か。先端が尖っているか、丸みのある優しい感触か。答えは自分次第です。ちなみにAKOMEYA TOKYOのおすすめは、老舗の箸専門店「川上商店」の「江戸唐木箸」。職人が削った持ち手がしっくりとなじみ、先が細く最後の一粒までつまみやすいのが特徴です。あなたも自分に合ったお箸を探してみませんか。

写真:江戸唐木箸

お米の保存法に気を配る。お昼が楽しくなるようなお弁当箱を探してみる。お箸にこだわってみる。ちょっとした工夫や心遣いで、ごはんのおいしさが広がります。
もちろん、ごはんを炊く炊飯器にもこだわってみてください。パナソニックの炊飯器SR-VSX1シリーズは、かまどに学んだ炊き技で、お米が本来持つ旨みを最大限に引き出します。ふっくら炊き上がったごはんは、冷めてもおいしいので、お弁当が楽しみに。さらにお米の鮮度に合わせて炊き方を自動で調節する機能が付いているので、新米のようなおいしさがいつも味わえます。

この記事で紹介した商品

お米のおいしさを守り、引き出す道具についての監修

AKOMEYA TOKYO

AKOMEYA TOKYO

“一杯の炊きたてのごはんから、つながり広がるしあわせ”をテーマに、“食卓を豊かにする”お米や食料品、“上質な佇まいを感じる暮らし”を提案する道具や雑貨、そして“おいしさで満たされる至福のとき”を提案するAKOMEYA厨房を展開。お米のさまざまな楽しみ方を発信している。

※ ハリ・甘み・みずみずしさのこと

2019年9月26日 食・レシピ

  • 記事の内容や商品の情報は掲載当時のものです。掲載時のものから情報が異なることがありますのであらかじめご了承ください。