器を変えれば、ごはんの味が変わる!?~実食編~

監修:田辺 玲子(うつわ ももふく 店主)
ライター:UP LIFE編集部
2019年10月3日 食・レシピ

東京にある和食器のお店「うつわ ももふく」におじゃました白米好き女子3人が、「おどり炊き」で炊いたごはんを、さまざまな器で食べくらべ。「器でごはんの味は変わる!?」を実際に体感しました。

器の見た目がごはんの味を変える!?

ずらりと並べられた器に炊き立てごはんがよそわれると「あれ? 同じごはんなのに違って見える!」「粉引はふんわり、磁器はみずみずしい感じ」「焼締めは粒がしっかり立って見える」と、まずは見た目の違いに驚いた様子。「人の感覚の8割は視覚からと言われていて、目で見た情報が味覚や触覚に与える影響が大きいそうです。だから、がっしりとした器だとごはんがかたく見えたり、つるんとした器だとみずみずしく感じるのだと思います」という店主・田辺さんの言葉に、一同大きく頷いていました。

気になる器を手に取り、いざ、実食!

続いてごはんを口に運ぶと、「みずみずしくて、香りも強く感じる」「こっちは少しかたく感じるような…」など、さまざまな感想が飛び交います。「焼締めや粉引のように水分を吸う器、水分を吸わない磁器、呼吸する漆器…。焼き物の性質によって、同じごはんでも食感に変化が生まれるようです。また、見た目ががっしりしていたり、触り心地がざらついていると、ごはんもかための印象に。一方、光を反射するような、つるりとした感触の飯碗はみずみずしく、ぽってりした風合いの飯碗は甘くふんわりとしたごはんが楽しめるように思います」と田辺さん。
また、「焼き物の種類だけでなく、深さがあると熱が逃げにくく、浅いと香りが立ちやすいなど、器の形状によってもごはんの味わいが変わってきます。器を選ぶときには、口の広さや底の深さなどにも注目してみてくださいね」とのことでした。

いろいろな器を試してみよう!

田辺さんいわく、「個人的なイメージですが、漆器はどんなお米にも合う万能選手、甘みを強く感じるのはぽってりした土もの、薄手のさらっとした器はあっさり、磁器は香りの良さを引き立てるように思います。見た目と手触り、口触りの印象はリンクするので、ぜひ、いろいろな器で試してみてくださいね」とのこと。マイ飯碗はひとつしか持っていないという3人は「さっそく新しい器を探してみよう!」と目を輝かせていました。
写真:田辺さんと白米好き女子3人がごはんを食べている様子

今回の取材にあたり、久々に炊飯器でごはんを炊いたという田辺さん。「おどり炊き」の多彩な機能と便利さに驚かれたそうです。
「普段はお鍋でごはんを炊いています。お米の銘柄が変わっても、自己流でお水の量を少し調節するものの、炊き方自体はいつも同じなので、たまに“あれ、ちょっと間違えちゃったかな?”なんてことも(笑)。その点、「おどり炊き」なら常に安定しておいしいごはんが楽しめますし、銘柄の炊き分けやかたさの調節もスイッチひとつでできるのがうれしいですね」と話してくださいました。

田辺 玲子

ごはんと器のおいしい関係についての監修:田辺 玲子(うつわ ももふく 店主)

作家ものの器を中心に扱う和食器のお店「うつわ ももふく」の店主。「お気に入りの器にごはんをよそったら、いつもより格段においしく感じた」という自身の経験から、日々の食卓を楽しく囲めるような、温かみのある普段使いの器を多数扱っている。

2019年10月3日 食・レシピ

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