鮮度長持ち!冷蔵庫の『パーシャル』と『チルド』を使い分けよう!

ライター:UP LIFE編集部
2019年11月20日 食・レシピ

冷蔵庫にはパーシャル室やチルド室などがありますが、どのようなときに使い分けるのかご存じでしょうか。ここでは、いまいち分かりにくい冷蔵庫のパーシャルとチルド、それぞれの違いについてご紹介します。違いを知って上手に使い分けましょう。

冷蔵庫の基礎知識『パーシャル』『チルド』の違い

写真:パーシャル室のイメージ

一定の容量以上の冷蔵庫だと、パーシャル室やチルド室が設けられていることがあります。何となく使い分けている方もいるかもしれませんが、それぞれに特徴があるので、きちんと理解した上で使い分けましょう。ここではまず、パーシャルとチルドの違いについて解説します。

パーシャルの特徴

パーシャルとは、「パーシャルフリージング」を短くした呼び名です。日本工業規格(JIS)によって、パーシャルの温度は約マイナス3度と決められています。特徴としては、食材を完全に凍らせてしまうのではなく、半分ほど、もしくは微妙に凍結させた状態にして保存できることが挙げられます。

約マイナス3度がどのくらいかというと、魚や肉がわずかに凍り始める絶妙な温度です。完全には凍結しない温度のため、食材を使うときにわざわざレンジなどで解凍する手間がかかりません。そのため、使いたい食材を素早く料理に使えるメリットがあります。また、スピーディに食材を冷やすことができるため、鮮度を守ることにもつながるのです。

チルドの特徴

チルド室も、パーシャルと同様に日本工業規格によって約0度と規定されています。この温度帯だと、食材が凍り始める寸前まで冷やすことができ、その状態で保存が可能になります。凍りきらない低めの温度なので、加工食品などの保存に適しています。

食材によっては、凍らせてしまうと食感や味を損ねてしまうものがあります。そのような食材でも、チルドなら完全には凍りきらない温度で保存できるため、味や食感を損ねることなく置いておくことができます。これが大きなメリットといえるでしょう。

冷蔵庫の保存ガイド

写真:冷蔵庫から果物を取り出しているイメージ

シングル用の小さなタイプの冷蔵庫だと、冷蔵室しか備わっていないこともありますが、家庭用の大きなものだとパーシャルやチルドのほか、冷凍室や野菜室なども備わっていることが多いです。ここでは、それぞれのスペースにおける特徴や、保存に適した食品などについて解説します。

冷蔵室

冷蔵室は、冷蔵庫の中でも最大のスペースを占めています。メーカーや製品によって多少の違いはあるものの、多くのケースでは3~5度くらいの温度に設定されています。

肉や野菜などの生ものや、発酵食品、野菜、加工食品から飲料までさまざまなものを保存できるのが大きな特徴です。チルドとパーシャル、どちらで保存すればいいのか分からない場合も、とりあえず冷蔵室に入れておけば食材が傷むことは防げるでしょう。

多くの製品では、冷蔵室の温度が調節可能となっています。そのため、冷えすぎていると思ったら調整して少し温度を高くできます。

冷凍室

冷凍室は、冷蔵室やチルドなどとは独立した形で搭載されているケースがほとんどです。約マイナス18度に設定されているため、食材を完全に凍らせることが可能です。また、大抵の製品には氷を作る製氷皿が備わっています。

冷凍室は、冷凍食品はもちろん、アイスクリームやアイスキャンディーなどの保存に重宝します。また、食材を完全に凍らせることができるため、痛みやすい生ものを冷凍保存するときにもよく使われています。野菜や果物は明らかに鮮度が落ちてしまい、食感も味も損ねてしまうため、冷凍庫での保存には向きません。

冷凍庫を使えば長期保存ができ、たとえばミンチだと約1ヶ月の保存が可能です。牛肉や豚肉、生魚だと約1.5ヶ月、パンやご飯だと約2ヶ月も保存できます。

パーシャル

パーシャルでの保存に適しているのは、肉類や魚類です。細胞周辺が完全に凍りきることなく、わずかに凍っている状態なので、冷蔵室やチルドで保存するよりも鮮度を高く保つことができます。また、解凍の必要がないため、調理の時短効果も期待できるでしょう。すぐに料理に使う予定はないものの、長期間の保存もしたくない、というときにはパーシャルが向いています。

チルド

チルドに向いている食材は、冷蔵室以上に長持ちさせたいものの、冷凍はさせたくない食材です。主にみそや納豆などの発酵食品や、はんぺんのような練り物、固形のチーズや生クリームといった乳製品の保存に適しています。また、漬け物などの水分含有量が少ないものもチルド保存に向いています。

製品によってはパーシャルがついていないこともあるので、そのようなときは肉や魚はチルドで保存するのがおすすめです。冷蔵室でそのまま保存するよりも鮮度を高く保つことができるでしょう。

野菜室

野菜室は、約3~8度の温度に設定されていることが多い傾向にあります。これは、冷蔵庫の各スペースの中でもっとも高い温度帯となります。野菜の保存に適した温度設定となっており、水分の多い野菜もみずみずしい状態のまま保存できるのがメリットです。

野菜室はトマトやほうれん草、チンゲン菜など、あらゆる野菜の保存に適しています。トマトだと約10日、ほうれん草なら約5日、チンゲン菜は約7日の保存が可能です。

『パーシャル』は作り置きとの相性抜群!

写真:冷蔵室に様々な食材が保存されているイメージ

完全には凍らせないパーシャルなら作り置きとの相性も抜群なので、ぜひ試してみましょう。パナソニックのパーシャル機能搭載冷蔵庫なら、傷みやすい肉や魚も下ごしらえをした状態で約1週間保存できます。

チルドよりも低い温度設定で、しっかりと鮮度を保ってくれます。食品の細胞を傷めることがないため、冷蔵保存したものよりも美味しくいただけるのもメリットといえるでしょう。

パーシャルとチルドの違いや、冷蔵室や野菜室、冷凍庫などの特徴についてまとめてみました。それぞれに違いや特徴があることがよく分かったと思います。食材によって適したスペースがあることを覚えておけば、より美味しい状態で上手に食材の保存ができます。作り置きとの相性がよいパーシャル機能を備えた冷蔵庫をまだお持ちでない方は、ぜひこの機会に検討してみてください。

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