産地の旨みを召し上がれ ごはんのお供はこれがおすすめ!
ライター:UP LIFE編集部
2023年4月10日
食・レシピ
お米のおいしさをより際立たせてくれる “ごはんのお供”と言えば、何を思い浮かべますか? 納豆、生卵、お漬物、佃煮など…自分だけのお気に入りがある方もいらっしゃるかもしれません。
ここで、ぜひみなさんにオススメしたいのが、“産地合わせ”でお供を選ぶ楽しみ方。
お米は、産地の風土によって個性が決まります。同じ土壌で育まれたごはんのお供は、そのお米の味に自然とマッチするのです。
この記事では、それぞれの米どころで愛されてきた逸品を、銘柄米と共にご紹介します。
食の宝庫が繰り出す最強タッグ 北海道 「ゆめぴりか」×「沖獲り銀鮭のいくら醤油漬け」
お米の生産量が全国第2位と、いまや一大産地になっている北海道。その勢いを牽引する銘柄米が「ゆめぴりか」です。食味ランキングで11年連続、最高評価の「特A」ランクを獲得するなど、全国的にも極めて評価の高いその味わいは、ほどよい粘りと豊かな甘みが特長。
そんなゆめぴりかのお供には、際立った粒感とツヤが特徴の「いくら醤油づけ」がオススメです。函館近海の沖獲り銀鮭の卵から、成熟した鮮度のよい粒だけを厳選し、道産の醤油の中に漬けこんだ逸品に、ますますごはんが進みます。
北海道の広大な土地と、豊穣な海から生まれた、至極のコラボレーションが楽しめますよ。
三陸が育んだ濃厚なうにを、風のように軽やかに包み込む 岩手県 「金色の風」×「北三陸産濃厚塩うに」
もち米や酒米の生産でも知られる岩手県からは、2017年に本格デビューした新銘柄米「金色の風」をご紹介します。ふわりとした食感を噛みしめるごとに、口の中にしっとりと甘みが広がり、のどにすっと入っていく。
その軽やかな味わいには、三陸の海が育てたうにがぴったりなんです。栄養豊富なワカメや昆布に囲まれて育った旬のうにを、生きているうちに天然塩で漬け込んだ「塩うに」。濃厚な旨味とほどよい塩気が、ごはんの軽やかなおいしさとベストマッチです。
食感を楽しみ杜の都に想いを馳せる 宮城県 「だて正夢」×「仙台しそ巻き」
江戸時代より全国有数の米どころとしても知られる宮城県。ササニシキ、ひとめぼれなど、次々と日本を代表する銘柄を輩出してきた宮城県の期待の星が、「だて正夢」。“これまでの宮城米にはないもっちり感”と、しっかりとした甘みが人気を集めています。
そんな宮城の新星には、あえて土地伝統のお供「仙台しそ巻き」を。砂糖、クルミ、ゴマなどを加えた味噌を、青しその葉で巻き、揚げ焼きにした銘品は、古くから同地で親しまれてきた “おばあちゃんの味”。味はもちろん、パリパリとした食感がだて正夢のもちもち感と相性抜群です。
滋味深い漬物が、バランス良しの美人米と響き合う 秋田 「あきたこまち」×「秋田の伝統・彩りがっこ尽くし」
土、水、気候と、米作に適した環境を活かして全国3位の生産量を誇る秋田県。同地を代表するお米「あきたこまち」は、旨み・甘み・粘り・歯ごたえのバランスが抜群の人気銘柄です。
ツヤツヤと輝き透明感のある “美人米”には、さっぱりした後味と軽快な歯ごたえが自慢の秋田伝統の漬け物=「がっこ」がオススメ。大根を燻し、ぬかと塩に漬けた代表的な「いぶりがっこ」や、シソ科の植物の茎「ちょろぎ」や大根を塩と甘酒で仕上げる「なた漬け」など、バリエーション豊かな秋田の「がっこ」文化を、お米と共に味わいましょう。
越後の川の恵みを、召し上がれ 新潟 「新之助」×「極上熟成塩引き鮭」
お米の生産量第1位、日本を代表する米どころ・新潟県。信濃川をはじめとする豊かな水環境が、米の質の高さを支えています。
新潟といえば「コシヒカリ」のイメージが強いですが、今回はニューカマーである「新之助」を選定。約20万の候補から選抜されたこの新銘柄の特長は、なんと言っても粒の大きさです。それに加えてツヤや粘りがあり、口の中でほぐれやすいのもポイント。
お供には、村上の三面川で揚がる鮭を。約1ヶ月もの時間をかけて発酵させて熟成した「塩引き鮭」は、絶妙な塩加減で鮭の旨みを最大限引き出しています。この鮭をほぐし身にして、熱々ごはんにのせれば、はらりと解けていくお米と鮭のハーモニーが楽しめるでしょう。
見た目も味も、“上品”なコラボレーション 福井 「いちほまれ」×「若狭湾産小鯛のささ漬け」
コシヒカリ発祥の地・福井県が6年の歳月をかけて開発した注目の新銘柄「いちほまれ」。柔らかい中にもしっかりとした弾力があり、噛むと優しく上品な甘みが広がるお米です。
透き通った見た目も特徴の「いちほまれ」には、福井県小浜市の美しい名産品「小鯛のささ漬け」がぴったり。若狭湾で獲れるレンコダイを三昧におろし、酢に漬けたのちに、ささの葉を添えて杉の樽に詰めた珍味です。ささ漬けのお酢の香りとさっぱりとした味わいが、優しい甘みを持つ「いちほまれ」と相性抜群です。
食を知ることは、土地を知ること。
主な米どころから厳選してお届けしてきた“銘柄米×ごはんのお供”ですが、土地の数だけその組み合わせは存在します。
ぜひ、自分が好きな場所が生み出すお米と一品をあわせて、楽しんでみてください。
そこには、きっとその土地独自の味わいが広がっているはずです。
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2023年4月10日 食・レシピ
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