電子レンジで簡単に炊飯!電子レンジでもおいしくご飯を炊く方法

電子レンジで炊飯するコツと注意点についての監修:検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)
ライター:UP LIFE編集部
2023年3月1日
食・レシピ

ご飯を炊くときに欠かせないアイテムといえば炊飯器ですが、実は電子レンジで炊飯する方法があります。今回の記事では、電子レンジを使ってご飯を炊く方法を紹介します。

電子レンジで炊飯はこんな時に大活躍!

写真:女性が電子レンジを使用しているイメージ

そもそも炊飯器ではなく、どうして電子レンジで炊飯しなくてはならないのか、と疑問に感じる方もいると思いますが、炊飯器を持っていなかったり、壊れてしまった場合には、電子レンジで炊飯する方法が役に立ちます。また、一人暮らしの方や少しだけご飯を炊きたいときにも電子レンジを活用すれば時短にもなり、便利に使えるでしょう。
炊飯器を持っている方でも、知識として知っておくだけで、いざというときに頼りになるかもしれません。

普段は炊飯器でご飯を炊かない

日ごろから外食やコンビニ弁当がメインで、自炊しないという方や、引越ししたばかりの方、部屋が狭くて棚に置き場所がないという方もいるでしょう。こんなときには、電子レンジで炊飯がとても便利。普段は外食ばかりでも、たまには自宅でご飯を作ることもあるでしょう。そんなときには電子レンジをどんどん活用しましょう。

一人暮らしで炊飯器を持っていない

一人暮らしだと自宅に炊飯器を持っていない方も多いでしょう。コンビニ弁当がメインでも、自宅で温めるのに便利な電子レンジはあるというケースは少なくありません。電子レンジさえあれば、炊飯器を持っていなくても自宅でふっくらとおいしいご飯を炊けます。

炊飯器を持ってるけど、少しだけ炊きたい

電子レンジを使えば、お茶椀一杯分(150g・0.4合)のご飯を炊くということも簡単。現在、電子レンジで炊飯する一人暮らしの方の需要を見越して、0.5合用の電子レンジ専用炊飯茶碗も安価で販売されています。専用のものを購入しなくても、コツさえつかめば耐熱ボウルなどで炊くこともできるので、ぜひ挑戦してください。

手間をかけず、簡単においしいご飯を食べたい

炊飯器で炊いた炊きたてのご飯は何ともいえないおいしさですが、毎回炊きたてのご飯となると少々手間。しかし、電子レンジなら一食分だけを簡単に炊くことができるため、いつも炊きたてのおいしいご飯を味わえます。日々の食事にこだわる方こそ、電子レンジを使った方法がおすすめなのです。

ふっくらおいしいごはんを電子レンジで炊飯!0.5合用・1合用・2合用の作り方

写真:白米おにぎりと梅干のイメージ

電子レンジで炊飯をする際には、炊きたいご飯の量や工程によって電子レンジのワット数や電子レンジにかける時間を変えていく必要があります。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れてしまえば簡単です。ここでは0.5合・1.0合・2.0合のお米を電子レンジで炊飯をする方法について解説します。

※ お米の種類・状態や耐熱容器の種類、電子レンジの性能によって、調理時間は異なります。
あくまで目安として参考にしていただき、好みの固さに調整してお使いください。

0.5合用の作り方

米0.5合と110~120ccの水、これらを入れて電子レンジで加熱する耐熱ボウルとラップを用意しましょう。まず、しっかりと米を研ぎます。その後、耐熱ボウルに米と水を加え、5~10分ほど吸水。吸水を終えたらラップをしますが、両端に多少の隙間ができるように覆うのがポイントです。

電子レンジを使って200W・約15分で加熱していきます。200Wがないという方も解凍機能を利用すれば、きちんと炊き上がります。終わったら隙間がないようにラップをかけ、10~15分蒸らして完成です。吸水や蒸らしにかける時間を調節すればご飯のかたさも変わるので、好みによって時間に変化をつけてみましょう。

1合用の作り方

用意するのは1合分の米と、220ccの水です。そのほかには、耐熱ボウルやラップなども準備しておきましょう。0.5合用と同様に洗米したあと、1合用では30分ほど放置して吸水させてください。30分経ったら0.5合用と同じようにラップをかけます。

1合用の場合、電子レンジでの加熱は500Wで約5分が目安。吹きこぼれる可能性があるので、沸騰したら一度止めましょう。加熱し終わったら取り出して米を混ぜ、また同じようにして200Wで5分ほど加熱します。味見して米のかたさを確かめ、かたいようなら時間を延長します。10分蒸らせばできあがりです。

2合用の作り方

用意するのは米を2合、水を450~480ccです。1合のときと同じように30分ほど吸水させ、500Wで約10分加熱してください。1合のときは5分だったのですが、2合になると加熱時間が倍になるので注意しましょう。近くで見守りながら、沸騰してきたら一度止めます。その後、150~200Wで約10分加熱します。あとは10分ほど蒸らしてできあがりです。

電子レンジで炊飯するコツと注意点

写真:スチームオーブンレンジ ビストロの操作画面

これまで説明した方法でふっくらおいしいご飯を炊くことはできますが、プラスαでよりおいしく炊きあげることができます。そのどれも、耐熱容器や水についてといったちょっとしたことばかり。また、おいしさアップの裏技もあるので、ぜひマスターして、いつでもおいしくご飯が食べられるようにしておきましょう。

耐熱容器は、吹きこぼれない底が深いものを選ぼう!

耐熱容器は、底が浅いものだと吹きこぼれやすくなるので、耐熱ボウルなど、深さのあるものを選びましょう。目安としては、お米と水を入れたとき×2以上のもの。吹きこぼれを防げるので、電子レンジ庫内を清潔に保てます。心配な場合は、あらかじめ耐熱容器の下に皿を敷いておけば、吹きこぼれが起きたときも掃除がしやすくなります。
また、上記ではラップを利用しましたが、電子レンジで加熱可能なフタとセットになっている容器があるなら、そちらを使った方が吹きこぼれも少なくなるでしょう。
最近では電子レンジで炊飯される方に向けた耐熱容器がたくさん販売されています。ご自宅に耐熱容器がない場合には、こういった商品を使ってみるのもおすすめです。

水の量は米より2割と少しだけ多めに!

水の量は、米よりも2割と少しだけ多めにするのがポイント。少ないと電子レンジで加熱中にどんどん水が蒸発してしまって芯が残りやすくなります。反対に、多すぎると柔らかくなりすぎるので慎重に調整しましょう。新米の場合は少なめに、古米は逆に水の量を増やすとうまく炊きあがります。

まとめ

炊飯器を使わずに電子レンジで炊飯する方法を覚えておくと、時短にもなり、忙しいときでも便利です。急に炊飯器が故障したときも電子レンジさえあれば、ふっくらおいしいご飯を炊けます。
自炊派の方や一人暮らしの方、少しだけ炊きたいという方も、ぜひここでご紹介した電子レンジでご飯を炊く方法を試してみてはいかがでしょうか。

電子レンジで炊飯するコツと注意点についての監修

写真:検見﨑 聡美さん

検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)

料理研究家、管理栄養士。赤堀栄養専門学校卒業後、料理研究家のアシスタントを務める。独立後はテレビや雑誌、書籍等を中心に活躍。体にやさしく初心者でも手軽に作れる料理に定評がある。

2023年3月1日 食・レシピ

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