単機能レンジとオーブンレンジ、スチームオーブンレンジの違いとは?加熱方法から機能まで徹底比較!

ライター:UP LIFE編集部
2025年11月13日
食・レシピ

単機能レンジとオーブンレンジ、スチームオーブンレンジの違いをはっきりご存知ですか?実は得意な調理法が異なります。ここでは加熱方法やスチーム方式の違い、話題のコンベクション機能までわかりやすく解説します。自分に必要な機能を見極め、ぴったりの一台を選ぶ参考にしてください。

単機能レンジとオーブンレンジ、スチームオーブンレンジの違いは?

電子レンジとオーブンレンジの違いは「加熱方法」

もっとも大きな違いは「加熱方法」です。
単機能レンジは「レンジ機能」のみを備えたシンプルなタイプ。マイクロ波で食品を内側からあたためます。「あたため」がメインですが「ゆでる」「煮る」などの調理もできます。

対してオーブンレンジは「レンジ機能」に加え、パンやお菓子などを焼くための「オーブン機能」を備えたタイプです。熱風を庫内全体にしっかり循環させるので、上下段の食材に均一に熱があたり、包み込むようにムラを抑えて焼き上げます。ヒーターから赤外線を直接直材に当てる「グリル機能」を備えた機種もあります。焼き魚や肉、野菜などのグリル料理に使います。

スチームオーブンレンジは、「レンジ機能」「オーブン機能」に加え、タンクにいれた水を温めて庫内にスチームを噴射する「スチーム機能」が搭載されています。料理に合わせて自動でスチーム量・温度を調整できるため、蒸し料理はもちろん、ひき肉の丁度良い解凍やゆで卵まで幅広い調理ができます。高温スチームとヒーターの掛け合わせでお肉やお魚、野菜のグリルをしっとり香ばしく焼き上げる機能がついた機種もあります。

あなたが作りたい料理で選ぶ! 単機能レンジとオーブンレンジ

食品の温めや解凍がメインなら「単機能レンジ」でOK!

単機能レンジは、基本的には食品を温めたり、解凍したりする「レンジ機能」のみ搭載したタイプです。
単機能レンジには「焼く」という機能はないので、料理を温めるのがメインなら単機能レンジを選ぶとよいでしょう。

気軽なグリル料理も、本格的なオーブン料理もお菓子作りも!という方には「オーブンレンジ」

オーブンレンジは、その名の通り、「レンジ機能」に加え「オーブン機能」の両方を兼ね備えた家電です。   

また、上下のヒーターを使って食品を加熱する「グリル機能」が搭載されているタイプもあります。
お肉や魚、野菜類を並べて焼くグリル料理は忙しいときの強い味方になりますし、ゆとりのあるときはローストチキンなどの本格的なオーブン料理や、パン作り、お菓子作りにも挑戦できます。作りたい料理ジャンルに応じて、必要な調理機能がついたオーブンレンジを選ぶとよいでしょう。

仕上がりが変わる!スチームオーブンレンジの2つの方式

スチームオーブンレンジは、100℃以上の高温の状態にした水蒸気で加熱する「スチーム機能」が追加されたオーブンレンジで、多彩なおいしい料理を作りたいと思う方におすすめの調理家電です。

スチーム機能があると、蒸し器や蒸篭(せいろ)がなくても茶碗蒸しや魚のせいろ蒸しなどの蒸し料理理を献立に組み込めます。最近はグリル機能と組み合わせたメニューを充実させた機種もあり、多彩な調理ができるのがスチームオーブンレンジの魅力といえるでしょう。

実はスチームオーブンレンジのなかでも、「簡易スチーム式」と「過熱水蒸気式」が存在しているのはご存知ですか?

どちらもスチームを発生させながら加熱調理をするので、食材の水分をきちんと残し乾燥も防いでくれる特徴は共通していますが、方式によってできる調理の幅が変わります。

手軽さが魅力の「簡易スチーム式」

食材の温めと簡易な蒸し調理に対応しています。機能もシンプルで、比較的手頃な値段で購入できるのが魅力です。

本格調理もおまかせ「過熱水蒸気式」

過熱した高温の水蒸気を放出して調理することを特徴とします。価格は高めですが、温めたり蒸したりはもちろん、焼き料理ができることがメリットです。ハンバーグや鶏の照焼きなど、しっとり、しっかり焼き上げることができます。過熱水蒸気によって余分な脂が落ちるためヘルシー志向の方にもおすすめです。お菓子なら焼成中にスチームを使うことで、しっとりふっくら仕上がります。専用のプレートなどがついている機種では、餃子にこんがり焼き目をつけられます。1台あれば肉料理からお菓子作りまで、料理の幅が広がるでしょう。

焼きムラを抑える「コンベクション機能」とは?

オーブンレンジやスチームオーブンレンジの他にも、「コンベクションオーブン」という名前のオーブンを耳にしたことがあるかもしれません。

コンベクションオーブンは、ファンを内蔵しており高音の熱風を庫内に対流させる方式のオーブンです。ヒーターで直接熱を与えるオーブンとは違い、高温の熱風を庫内全体に行き渡らせるので、焼きムラを抑えて上手に焼けるのが特徴です。2段調理が可能な機種なら、パンやクッキーを一度にたくさん焼くことができるのもメリットです。 

1台で本格調理!パナソニックのスチームオーブンレンジ「NE-UBS10D」

スチームオーブンレンジ
NE-UBS10D

さまざまな機能を搭載したパナソニックのNE-UBS10D。スマホ連携などの最先端の機能を搭載し、レンジ、グリル、オーブン、スチームと多彩な機能を持ち合わせています。続いては機能の詳細についてご紹介していきます。

スマホ連携機能|スマホ連携でメニューが増やせる

今や各メーカーから、家電とスマホが連携するIoT機能が搭載された製品が発売されています。
パナソニックのスチームオーブンレンジも人、レシピ、キッチン家電の3つをつなげる“食”のサービスアプリ「キッチンポケット」と連携した製品です。
アプリ内にはさまざまな機能が実装されており、例えばレシピ検索機能では、キーワード検索ができるので、冷蔵庫にある食材でメニューを探すこともできます。気に入ったメニューはアプリのマイリストに保存が可能。帰り道に今日の献立を検索・保存し、レンジに送信すればメニューが本体に追加されます。

調理するときは、手元のスマホで調理の手順を確認しつつ、「Bistroへ送信」をタップすれば加熱情報が機器に送られ、あとはスタートボタンを押すだけです。簡単な操作でできるため、料理があまり得意でないという方でも、手軽にお料理を楽しむことができるでしょう。

レンジ機能|高精細・64眼スピードセンサーで効率的にあたため・解凍

高精度のセンサーを搭載しているので、食品の温度や分量などをセンサーが検知し、食品の状態に合わせて加熱や解凍ができる機能がついています。サイクロンウェーブ加熱で食材の中央から穏やかに熱を加えていくので加熱ムラなくしあがるのも大きな特徴でしょう。

グリル機能|高火力グリルでスピーディーに焼き上げる

スペアリブのイメージ

グリル皿の裏面の高温フェライトがマイクロ波を吸収して発熱し、ひっくり返さずに食材を両面焼き上げることが可能です。予熱も要らず、帰宅時間が遅く時間がないという方でも、ラムチョップやスペアリブといった本格的なメニューもスピーディーに作れます。ホームフリージングした食品をそのまま焼き上げることもでき、一度解凍してから焼き直すといった手間が省けるので便利です。

スチーム機能|蒸し器いらずで茶碗蒸しも。ゆで卵もOK

茶碗蒸しのイメージ

自宅に蒸し器がなくてもこれさえあれば手軽に茶碗蒸しなどの蒸し料理を作ることができます。集中的にスチームを噴射することで、しっとりとした食感に仕上がります。

スチームの温度や量をコントロールできるので幅広いスチーム料理ができます。レンジ(マイクロ波)では調理できないゆで卵や温泉卵も高温なスチームで調理できます。ケーキづくりの際、火の通りやケーキのふくらみをよくするための霧吹き工程も、スチーム機能が活躍します。手動のオーブン調理中にお好みでスチームを入れることができる「スチームプラス」機能も搭載しています。

オーブン機能|2段コンベクションオーブンで熱風が庫内全体にしっかり循環

シフォンケーキ

2段コンベクションオーブンを搭載することでファンでの対流を利用し、庫内にしっかりと熱風を循環させます。2段調理ができるため、ロールパンなら一度に24個も焼くことも可能。

温度に関しては、発酵は30℃~65℃で最大8時間設定が可能です。また、オーブンは70℃から300℃まで対応しています。低温でじっくりと焼くカスタードプリンから、中温でしっとり軽く焼きたいスポンジやシフォンケーキ、高火力で一気に焼きたいピザまで、1台あれば料理の幅をさらに広げてくれます。 

業界トップクラスの設置スペース|ローフォルムのコンパクト設計

後ろピッタリOK 左右横ピッタリOK 高さはトータル45㎝あればOK D43.5 上方スペースH8.0、H37.0 W49.4

高さ45cmのスペースにおけるコンパクト設計です。食器棚などの限られたキッチンスペースでも、後ろも左右もぴったりでOK。設置場所のお悩みを解消します。

またドアにはやさしくスムーズに閉まるソフトダンパーを採用。扉を途中で離してもゆっくり閉まるので安全です。勢いよく閉まることがないので、大きな音が発生することもありません。庫内のニオイが気になるという方に嬉しいお手入れ自動コース機能もついているので、クリーンな状態に保てます。

単機能レンジとオーブンレンジ、スチームオーブンレンジにはそれぞれの特性があることが分かりました。ここでは人気のパナソニック製品にフォーカスして解説しましたが、ぜひ自身の用途に合う製品を選んでライフスタイルを豊かにしてみてはいかがでしょうか。

この記事で紹介した商品

*2025年4月22日現在。家庭用卓上オーブンレンジ30Lクラスにおいて。NE-UBS10D/BS9Dの必要設置スペース:幅(494)×奥行(435)×高さ(370+80)㎜。設置スペースには、本体寸法と隔離距離(平成14年消防庁告示第1号に基づく)を含む。

2025年11月13日 食・レシピ

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