「電子レンジ」と「オーブンレンジ」「スチームオーブンレンジ」の違いと選び方
ライター:UP LIFE編集部
2023年11月20日
食・レシピ
食べ物や飲み物を温めるときにも重宝する電子レンジ。今や一家に一台あるといっても過言ではないくらい、私たちにとって身近な家電のひとつです。ただオーブンレンジとの違いをはっきり理解している方は意外に少ないかもしれません。ここでは電子レンジとオーブンレンジ、スチームオーブンレンジの機能や違いを元に、後悔しない選び方を解説します。
電子レンジとオーブンレンジの違いは「加熱方法」
もっとも大きな違いは「加熱方法」です。
電子レンジはマイクロ波を使って内側から加熱するのに対し、オーブンレンジは四方から対流熱を加え外側からじっくり加熱するのを特徴とします。他にも、今注目を浴び始めているスチームオーブンレンジは、庫内のヒーターによって過熱水蒸気を発生させ、調理する特徴があります。
調理別!自分に合った電子レンジ・オーブンレンジの選び方
食品を温めるだけなら「電子レンジ」でOK!
電子レンジは、基本的には解凍や温める機能しか付いていないので、シンプルな機能でいいという方に向いた家電です。電子レンジには「焼く」という機能はないので、料理を温めるのをメインに使うならば電子レンジを選ぶとよいでしょう。
グリル・焼き・蒸し料理も!という方には「オーブンレンジ」
オーブンレンジは、電子レンジのような加熱機能とオーブンのようなグリル機能の両方を兼ね備えた家電です。ダイレクトに加熱するグリル料理や蒸し焼き料理、パンやお菓子作りをする人には重宝されます。作りたい料理ジャンルに応じて、必要な調理機能がついたオーブンレンジを選ぶとよいでしょう。
スチームオーブンレンジの「簡易スチーム式」と「過熱水蒸気式」の違い
スチームオーブンレンジは、100℃以上の高温の状態にした水蒸気で加熱する「スチーム機能」が追加されたオーブンレンジで、多彩なおいしい料理を作りたいと思う方におすすめの調理家電です。
スチーム機能を使い、余分な塩分や油などを除去したヘルシーな調理から、茶碗蒸しや魚の蒸し焼きなどの蒸し調理、低温調理まで可能なモデルもあり、多彩な調理ができるのがスチームオーブンレンジの魅力です。また発酵機能を使えば手軽に甘酒やヨーグルトが作れるのも嬉しいポイントです。
実はスチームオーブンレンジのなかでも、「簡易スチーム式」と「過熱水蒸気式」が存在しているのはご存知ですか?
どちらもスピーディーかつスチームを発生させながら加熱調理をするので、食材の水分をきちんと残し乾燥も防いでくれる特徴は共通していますが、方式によってできる調理の幅が変わります。
【簡易スチーム式】
食材の温めと簡易な蒸し調理に対応しています。機能もシンプルで、比較的手頃な値段で購入できるのが魅力です。
【過熱水蒸気式】
過熱した高温の水蒸気を放出して調理することを特徴とします。価格は高めですが、温めたり蒸したりはもちろん、食材を焼くこともできるので、1台あれば肉料理やお菓子作りなど、料理の幅が広がるでしょう。
最近話題の「コンベクションオーブン」とは?
オーブンレンジやスチームオーブンレンジの他にも、「コンベクションオーブン」という名前のオーブンを耳にしたことがあるかもしれません。
コンベクションオーブンは、ファンを内蔵しており高音の熱風を庫内に対流させる方式のオーブンです。ヒーターで直接熱を与えるオーブンとは違い、食材を包み込んでじっくりと加熱するため、焼きムラがなく美味しく焼けるのが特徴です。グラタンやハンバーグなど、火が通るまで時間がかかる料理もスピーディに美味しく調理ができます。また、油を使わずに揚げ物調理ができるので、ヘルシー調理にも役立ちます。
レンジ、グリル、スチーム、オーブンが1台で!スチームオーブンレンジ「NE-UBS10C」
さまざまな機能を搭載したパナソニックのNE-UBS10C。スマホ連携といった最先端の機能を搭載し、レンジ、グリル、スチームと多彩な機能を持ち合わせています。続いては機能の詳細についてご紹介していきます。
スマホ連携機能|スマホ連携でメニューが増やせる
今や各メーカーから、家電とスマホが連携するIoT機能が搭載された製品が発売されています。
パナソニックのスチームオーブンレンジも人、レシピ、キッチン、家電の3つをつなげる“食”のサービスアプリ「キッチンポケット」と連携した製品です。
アプリ内にはさまざまな機能が実装されており、例えばレシピ検索機能では、キーワード検索ができるので、冷蔵庫にある食材でメニューを探すこともできます。気に入ったメニューはアプリのマイリストに保存が可能。帰り道に今日の献立を検索・保存し、帰宅したらアプリに保存したメニューをレンジ本体に送信すればメニューが追加されます。
手元のスマホで調理の手順を確認しつつ、調理の段階で「Bistroへ送信」をタップすれば加熱調理がスタートします。簡単な操作でできるため、料理があまり得意でないという方でも、手軽にお料理を楽しむことができるでしょう。
レンジ機能|高精細・64眼スピードセンサーで効率的にあたため・解凍
高精度のセンサーを搭載しているので、食品の分量などをセンサーが検知し、量に合わせて加熱や解凍を行ってくれる機能がついています。従来の電子レンジとは異なり、サイクロンウェーブ加熱で食材の中央から穏やかに熱を加えていくのも大きな特徴でしょう。
グリル機能|高火力グリルでスピーディーに焼き上げる
下面もグリル皿の高温フェライトがマイクロ波を吸収して加熱し、ひっくり返さずに裏面まで焼き上げることが可能です。予熱も要らず、帰宅時間が遅くつい簡単なメニューばかりになってしまうという方でも、ラムチョップやスペアリブといった本格的なメニューをスピーディーに作れます。ホームフリージングした食品をそのまま焼き上げてくれる機能もついているため、一度解凍してから焼き直すといった手間が省けるので便利です。
スチーム機能|蒸し器いらずで、餃子も茶碗蒸しも
自宅に蒸し器がなくてもこれさえあれば手軽に蒸し料理を作ることができます。集中的にスチームを噴射することで、短い時間でしっとりとした食感に仕上がります。
また調理の内容に応じてスチームの量をコントロールする機能も搭載されています。噴射のタイミングまでコントロールし、適度なスチーム量と適切なタイミングで調理してくれるため、一般的な蒸し料理はもちろん、日常的によく食べるゆで卵や買って食べることが多い温泉卵も自宅で作ることができます。
オーブン機能|2段コンベクションオーブンで熱風が庫内全体にしっかり循環
2段コンベクションオーブンを搭載することでファンでの対流を利用し、庫内にしっかりと熱風を循環させます。効率よく調理ができるため、ロールパンなら一度に24個も焼くことも可能。
温度に関しては、発酵は30℃~65℃、オーブンは70℃、高温は300℃まで対応しています。低温でじっくりと焼くカスタードプリンや、高火力で一気に焼きたいピザなどを作る時にも重宝するでしょう。1台あれば料理の幅をさらに広げてくれます。
業界最小設置スペース|ローフォルムのコンパクト設計
高さ45cmのスペースにおける非常にコンパクトな設計で作られています。食器棚などの限られたキッチンスペースでも置き場所に困ることはありません。
またドアにはやさしくスムーズに閉まるソフトダンパーを採用。扉を途中で離してもゆっくり閉まるので安全です。勢いよく閉まることがないので、大きな音が発生することもありません。庫内のニオイが気になるという方に嬉しいお手入れ自動コース機能もついているので、いつでもクリーンな状態に保てます。
電子レンジとオーブンレンジ、スチームオーブンレンジにはそれぞれの特性があることが分かりました。ここでは人気のパナソニック製品にフォーカスして解説しましたが、ぜひ自身の用途に合う製品を選んでライフスタイルを豊かにしてみてはいかがでしょうか。
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2023年11月20日 食・レシピ
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