さつまいもの旬はいつ?種類の違いと自宅でカンタン絶品焼き芋の作り方

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さつまいもの旬と種類、食べ頃についての監修:検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)
ライター:UP LIFE編集部
2026年8月31日
食・レシピ

さつまいもといえば秋から冬のイメージがあるかもしれませんが、実は美味しく食べられる旬があります。この記事では、さつまいもの旬や種類の違い、そして専門店のような美味しい焼き芋の作り方をご紹介します。

さつまいもにも旬はある!収穫時期は8~11月頃、食べ頃は10~1月頃

写真:さつまいもの皮を半分剥いてあるイメージ

スーパーなどで通年目にすることの多いさつまいもですが、実はもっとおいしく味わえる「旬」の時期があります。
そこで多くの産地では、収穫後に一定期間貯蔵する「追熟(追熟)」を行います。温度や湿度が管理された環境で2~3ヵ月ほど保存することで、でんぷんの一部が糖へ変わり、しっとりとした食感と甘味が引き出されます。そのため、一般的な食べ頃は10~1月頃とされています。
つまり、収穫時期と食べ頃が異なることが、さつまいもの大きな特徴です。

さつまいもの種類は大きく分けて3タイプ

さつまいもにはたくさんの種類がありますが、質や食感別に大きく分けると、粉質で食感がホクホクした「粉質系(ホクホク系)」、ホクホク系とねっとり系の中間の「中間質系(しっとり系)」、ねっとりした質・食感の「粘質系(ねっとり系)」の3タイプに分けられます。それぞれのタイプについて詳しくみていきましょう。

* この分類に明確な基準はなく、あくまでも「おおまかな目安」として考えてください。

【粉質系(ホクホク系)】ベニアズマ、しろほろり、パープルスイートロードなど

写真:ベニアズマ
ホクホク食感のベニアズマ

昔ながらのさつまいもらしい味わいが楽しめるのがこのタイプ。中でも東日本で生産量が多い品種が「ベニアズマ」です。ベニアズマの主な生産地は茨城県や千葉県などで、昔からある一般的なさつまいもで甘味が強いのが特徴の品種です。他には、「しろほろり」や「パープルスイートロード」などの品種もこのタイプといえるでしょう。

【中間質系(しっとり系)】なると金時、クイックスイートなど

写真:なると金時
なると金時はしっとりとした食感

しっとりとした食感で、ほどよい甘さのこのタイプには「なると金時」や「クイックスイート」などの品種があります。

中でも上品な甘さを特徴とするのが高系14号(こうけい)を品種改良した「なると金時」。なると金時は徳島県内の指定地域でのみで生産され、主に関西で出荷されます。なると金時のブランド名には「里むすめ」「松茂美人」「甘姫」などもあります。

【粘質系(ねっとり系)】べにはるか、安納芋、シルクスイートなど

写真:安納芋
粘質系の安納芋

粘質系のさつまいもは、高温で短時間焼くよりも、適温でじっくり焼くとねっとり感と甘さが増すことが特徴です。

代表的なのが「べにはるか」。品種登録は2010年と比較的新しい品種ですが、強い甘みと粘りのある独特の食感があります。日本各地で生産されており、大分県の「甘太くん」、茨城県の「紅天使」、宮崎県の「葵はるか」など、ブランド名がついているものもあります。

「安納芋」は、種子島の特産で非常に糖度が高く、じっくり焼き上げると糖度が40度前後になります。

「シルクスイート」は、シルクのようななめらかな食感と、濃厚ながらすっきりとした上品な甘さが特徴のさつまいもです。

おいしいさつまいもの選び方・見分け方

さつまいもを選ぶ様子

せっかく旬のさつまいもを購入するなら、甘みがあり、おいしいものを選びたいですよね。
実は、さつまいもは見た目をチェックするだけでも、おいしさの目安がある程度わかります。スーパーなどで選ぶ際は、次のポイントを参考にしてみましょう。

表面にツヤがあり、傷が少ないものを選ぶ

まず確認したいのが皮の状態です。
皮に自然なツヤがあり、表面がなめらかなものは、適切に育ち、保存状態も良い場合が多い傾向があります。一方で、皮に大きな傷や深いひび割れがあるものは、乾燥が進んでいたり、品質が落ちていたりすることがあるため注意しましょう。
多少の土が付いている程度であれば問題ありませんが、カビや傷みが見られるものは避けるのがおすすめです。

見た目以上にずっしりと重いものを選ぶ

同じくらいの大きさなら、手に持ったときにずっしりと重みを感じるものがおすすめです。
適度に水分を含んださつまいもは、加熱するとしっとりとした食感になりやすく、焼き芋にした際にもおいしく仕上がります。
逆に、見た目のわりに軽いものは乾燥が進んでいることがあり、食感や風味が損なわれている場合があります。

皮の色が鮮やかで均一なものを選ぶ

皮の色も、おいしいさつまいもを見分けるポイントのひとつです。
鮮やかな赤紫色で色ムラが少なく、全体が均一な色合いのものは、生育状態が良いことが多いとされています。
また、形が極端に曲がっていたり、細長すぎたりするものよりも、ふっくらと丸みがあり、太さが均一なものの方が火が通りやすく、焼き芋にも向いています。

ヒゲ根が少なく、根の跡が浅いものがおすすめ

さつまいもの表面には細いヒゲ根がありますが、硬く太いヒゲ根がたくさん残っているものは、繊維が多く感じられることがあります。
ヒゲ根が少なく、根の跡が浅いものの方が、なめらかな食感を楽しめる傾向があります。
もちろん品種による違いもありますが、焼き芋用に選ぶ場合は、できるだけ表面がきれいなものを選ぶとよいでしょう。

切り口や皮に蜜の跡があるものは甘みの目安になることも

さつまいもの両端や表面に黒っぽい蜜のような跡が付いていることがあります。
これは、加熱前から糖分を含んだ液がにじみ出て乾燥したもので、十分に熟したさつまいもによく見られる特徴のひとつです。
必ずしも蜜が付いているものだけが甘いとは限りませんが、甘みが強い品種や、適切に追熟されたさつまいもで見られることが多いため、おいしいさつまいもを選ぶ際の参考になります。

さつまいもの保存方法

さつまいもを保存

旬のさつまいもをおいしく楽しむには、保存方法も大切なポイントです。
さつまいもは寒さや乾燥に弱い野菜のため、保存環境によっては甘みや食感が損なわれてしまうことがあります。購入後は保存場所や方法を工夫して、おいしさをできるだけ長く保ちましょう。

基本は常温保存がおすすめ

さつまいもは、基本的に常温で保存するのがおすすめです。
保存に適した温度は13〜15℃程度とされており、風通しがよく直射日光の当たらない冷暗所で保管すると、おいしさを保ちやすくなります。

特に秋から冬にかけては、室内の比較的涼しい場所で保存しやすい季節です。
一方で、10℃以下の環境では低温障害を起こすことがあり、果肉が変色したり、食感が悪くなったりする場合があります。冷蔵庫に入れっぱなしにするのは避けたほうがよいでしょう。

乾燥化を防ぐために新聞紙で包む

保存する際は、1本ずつ新聞紙で包むのがおすすめです。
新聞紙には余分な湿気を吸収しながら乾燥を防ぐ働きがあるため、さつまいもの品質を保ちやすくなります。

新聞紙で包んだら、紙袋や段ボールなど通気性のよい容器に入れて保存しましょう。ビニール袋など密閉性の高い袋に入れると湿気がこもりやすく、傷みの原因になることがあります。
また、購入時に土が付いている場合は、洗わずそのまま保存するのがおすすめです。水分が付くと傷みやすくなるため、調理する直前に洗うようにしましょう。

気温が高い時期は野菜室を活用

夏場など室温が高くなる時期は、常温では傷みやすくなることがあります。
その場合は新聞紙で包み、さらにポリ袋や保存袋に軽く入れて乾燥を防ぎながら、冷蔵庫の野菜室で保存するとよいでしょう。

ただし、冷やしすぎると低温障害が起こる可能性があるため、できるだけ早めに使い切るのがおすすめです。季節や室温に合わせて保存場所を選ぶことで、おいしさを保ちやすくなります。

調理後は冷凍保存も可能

焼き芋や蒸したさつまいもなど、加熱したものは冷凍保存できます。
粗熱を取ってから1本ずつラップで包み、保存袋に入れて冷凍すると、約1か月を目安に保存できます。
食べる際は、電子レンジで温め直すだけで手軽に楽しめます。また、半解凍の状態なら、ひんやりとしたデザート感覚で味わうのもおすすめです。
マッシュ状にして冷凍しておけば、スープやスイートポテト、サラダなどさまざまな料理にも活用できます。

自宅で簡単に美味しく!「オーブンレンジ」を使った焼き芋の作り方

写真:焼き芋の断面

さつまいもそのものの味を堪能するなら、焼き芋がおすすめです。スチームオーブンレンジを使い、自宅で簡単にできる焼き芋の作り方をご紹介します。

スチームオーブンレンジ
NE-UBS10E

パナソニックのスチームオーブンレンジ ビストロ NE-UBS10Eは、レンジ機能、グリル機能、スチーム機能、オーブン機能が備わった、ビストロのハイグレードモデル。
オーブン機能では70℃~300℃※1の幅広い温度帯が使えるため、ドライフルーツからパン、スイーツ、焼きいもなど、さまざまな調理ができます。

専用コースがあれば安心!手動コースでもOK

さつまいもの旬を存分に楽しむならやっぱり定番のシンプルな「焼き芋」。さつまいも本来の甘みや食感を楽しんじゃいましょう!

【焼きいも】

写真:お皿に盛られた焼き芋

【材料(作りやすい分量)】
・さつまいも…4本
(1本約250g、太さ3~4cm)

※ さつまいもの大きさ、太さによってでき上がりが変わります。

【作り方】
①さつまいもを洗う。
②水分を拭き取り、所々にフォークで穴をあけて角皿に並べ、下段に入れる。
③スチームオーブンレンジに入れ、[料理集]⇒[番号で選ぶ]⇒[No.178(焼きいも)]⇒[決定]⇒[仕上がり調整へ]⇒[スタート]の順でボタンを押す。(目安時間:約50分)
【ポイント】
アルミホイルを敷くと、角皿の汚れが防げます。

※ このレシピはスチームオーブンレンジ ビストロ NE-UBS10Eを使用しています。

自動メニューがない場合は、庫内容量に合わせて以下の設定で加熱してください。
「オーブン」予熱なし(1段・下段に入れる)

・庫内容量30L:300℃で約40~60分
・庫内容量26L:250℃で約50~60分
・庫内容量23L:230℃で約50~60分
・庫内容量16L:200℃で約60~70分
・庫内容量15L:210℃で約40~60分

焼き芋専門店の味を再現!「オーブントースター」を使った焼き芋の作り方

オーブントースター ビストロ
NT-D700

焼き芋専門店のような味を求めるなら、パナソニックのオーブントースター ビストロ NT-D700を使った焼き芋の作り方がおすすめです。

オーブントースター ビストロ NT-D700には、低めの温度でじっくり加熱する「じっくり焼きいも」と、高温でしっかり加熱する「焼きいも」の2つの専用メニューがあり、火力や時間設定なしに自動で専門店のようなおいしい焼き芋が楽しめます。
特に「じっくり焼きいも」メニューは、焼き芋専門店の味を再現したいという想いから生まれ、実験を重ねて美味しさを科学的に解明し、プログラムしています。

写真:トースターに焼き芋を入れてるイメージ

ねっとり系のさつまいもには「じっくり焼きいも」メニュー、ホクホクした焼き芋が好みなら「焼きいも」メニューを、お好みで使い分けましょう。
さつまいもの品種のタイプを確認してコースを使いわけることが、焼き芋を美味しく焼くコツといえるでしょう。

作り方は簡単で、どちらのメニューも、さつまいもを洗って水けを拭き取り、破裂防止のためにさつまいもの表面にフォークなどで穴をあけて均等に並べます。「じっくり焼きいも」「焼きいも」どちらかのメニューにて焼き加減を選び「スタート」ボタンを押したら、あとは自動で最適に焼き上げます。

ねっとり系のさつまいもにおすすめ!「じっくり焼きいも」コース

写真:じっくり焼きあがった焼き芋のイメージ

そのままでもスイートポテトのような食感と甘みで、スイーツのように楽しみたい方におすすめのコースです。
低めの温度でゆっくりと加熱する「じっくり焼きいも」コースは、べにはるかや安納芋、シルクスイートなどのねっとり系のさつまいもを焼くときにピッタリです。

このコースでは、焼き加減をさつまいもの太さ(直径)や重さに応じて調節します。焼き時間の目安は53~73分です。

【焼き芋アレンジ①冷やし焼きいも】

写真:冷やし焼き芋のイメージ

ねっとり系の品種をこちらのコースで焼いた際に、ぜひ試してほしいのが、冷やし焼きいもです。冷やすことで甘みが増して焼きたてとはまた違った楽しみ方ができます。冷やし焼きいもの作り方は、粗熱が取れた焼き芋の皮をむき、ラップに包み、冷蔵庫で冷やすだけ。お好みで皮をむかずに冷やしてもよいです。翌日までに食べ切るようにしましょう。

【焼き芋アレンジ②焼き芋のアイスクリームのせ】
また、じっくり焼いた焼き芋はアイスクリームとも相性抜群です。熱々の焼き芋を食べやすいサイズに切って器に盛り、アイスクリームをのせると、アイスクリームが溶けてソースのようになります。

* 焼き芋の甘さは、さつまいもの品種や産地、貯蔵条件、個体差によって大きく異なります。

ホクホク焼き芋が好きな方におすすめ!「焼きいも」コース

写真:焼き芋のイメージ

「焼きいも」コースは幅広い品種に対応し、高温でしっかり加熱するため、ホクホク食感の昔ながらの懐かしい味を楽しみたい方におすすめです。また、品種がわからない時は、こちらのコースを選ぶようにしましょう。

このコースでは焼き加減をさつまいもの太さ(直径)に応じて調節します。焼き時間の目安は20~33分です。
直径6cm以上ある大きなさつまいもの場合は、まず、「焼きいも」コースで調理します。続けて、焦げ防止としてヒーターに触れないようにアルミ箔をかぶせて、メニューで「手動」を選び、240℃に設定して加熱し、でき具合を見て「取消」ボタンを押します。

まとめ

収穫時期と食べ頃が違うさつまいも。オーブンレンジやオーブントースターを使えば、家でも簡単に焼き芋が作れます。旬の美味しい時期を逃さず、ホクホク系、しっとり系、ねっとり系と色々な種類の中から自分好みのさつまいもを見つけて、焼き芋専門店のような美味しい焼き芋を作ってみてはいかがでしょうか。

この記事で紹介した商品

  1. (一社)日本電機工業会(JEMA)「表示に関する自主基準(平成19年6月19日制定)」に準ずる。オーブンの240℃~300℃での運転時間は約5分です。その後は自動的に230℃に切り替わります。

さつまいもの旬と種類、食べ頃についての監修

検見﨑聡美(けんみざきさとみ)さんの写真

検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)

料理研究家、管理栄養士。赤堀栄養専門学校卒業後、料理研究家のアシスタントを務める。独立後はテレビや雑誌、書籍等を中心に活躍。体にやさしく初心者でも手軽に作れる料理に定評がある。

2026年8月31日 食・レシピ

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