カフェオレとカフェラテの違いとは?カフェラテとカプチーノの違いも解説!

ライター:UP LIFE編集部
2022年7月25日
食・レシピ

カフェオレとカフェラテ、カプチーノを注文するときに迷ったことはありませんか?いずれもコーヒーにミルクを合わせたドリンクですが、生まれた国も、合わせるコーヒーの濃度や種類も違います。ここでは、カフェオレ、カフェラテ、カプチーノ、そしてマキアートといったミルクと合わせて楽しむコーヒーのバリエーションをご紹介します。

カフェオレとカフェラテの違い

カフェオレとカフェラテの違いをご存知でしょうか?よく混同される両者ですが、実は明確な違いがあり、味も大きく異なります。

カフェオレとは

カフェオレは、正式には「café au lait(カフェ・オ・レ)」。フランス語で、「牛乳入りのコーヒー」です。一般的には、濃くドリップしたコーヒーと、温めたミルクを1:1の割合で合わせたものを指します。

写真:コーヒーにミルクを注いでるイメージ

ミルクの甘さやまろやかさが感じられるやさしい味わいなので、コーヒーはちょっと重いかな、という朝にもぴったり。普段より豆(コーヒー粉)の量を増やしてドリップするとミルクの風味に負けないコーヒーを抽出できますが、こちらはどうぞお好みで。

写真:テーブルにカフェオレとクロワッサンが用意してあるイメージ

コーヒーの本場フランスではクロワッサンと合わせて朝の定番メニューです。カフェオレボウルを抱えながら、ブランケットにくるまって映画を見る……そんなリラックスタイムにも似合いそうです。

カフェラテとは

カフェラテは「Caffee Latte(カフェラッテ・カフェラテ)」、同じく「牛乳入りのコーヒー」を指しますが、こちらはイタリア語です。カフェラテは、蒸気で抽出するエスプレッソコーヒーに、スチームミルク(蒸気で温めたミルク)を注いだものです。

写真:エスプレッソコーヒーに、スチームミルク(蒸気で温めたミルク)を注いでるイメージ

エスプレッソは1杯が少量ですがとても濃厚。ですから、コーヒーとミルクの割合は1:4が基本となり、カフェオレに比べミルクの量が増えるのが特徴です。ミルクをピッチャーから注ぎながら表面にデザインを描く「ラテアート」も楽しみのひとつです。

写真:ラテアートをしているイメージ

ちなみに、ここでご紹介したのはイタリア系と呼ばれるスタイル。シアトル系のコーヒーショップでは、フォームミルク(店によってはスチームミルクも)を入れたもの、つまりイタリアの「カプチーノ」にあたるものを、「カフェラテ」と呼ぶ場合も。シアトル系とイタリア系、ここはどちらかな?とお店に入るときに意識しながらメニューを選ぶのもおもしろいかもしれません。

カフェオレとカフェラテの違いはコーヒーの種類とミルクの量で決まる

カフェオレとカフェラテの違いについては、カフェオレはドリップコーヒーとミルクを混ぜますが、カフェラテはエスプレッソコーヒーとミルクを混ぜます。また、カフェオレはドリップコーヒー:ミルク=1:1の割合ですが、カフェラテは、エスプレッソ:ミルク=1:4の割合が基本となります。

写真:アイスカフェオレとアイスカフェラテのイメージ

カフェラテの方がミルクが多くなりますが、一般的にカフェラテの方がカフェオレよりも苦みのある味わいになります。

カフェラテとカプチーノの違い

カフェラテとカプチーノについても、違うことは理解していてもその違いを理解している人は少ないです。見た目からして大きく異なるので、この機会に理解してカフェでの注文時にも迷わないようにしましょう。

カプチーノとは

「cappuccino(カプチーノ)」も、カフェラテと同様にイタリア生まれの飲み物で、エスプレッソを使います。カプチーノは、エスプレッソで抽出したコーヒーに、スチームミルク(蒸気で温めたミルク)とフォームミルク(泡立てたミルク)を合わせたものです。

写真:コーヒーを作る機械を操作しているイメージ

コーヒー、スチームミルク、フォームミルクそれぞれの割合はお店によっても変わります。スチームが多め、フォームが多めなど、好みや気分で味わいを選んでもいいですね。

写真:カプチーノのイメージ

ふわふわのミルクの泡に、ステンシル型を使ってココアパウダーで模様をつけたり、ピックで絵を描いたりする「デザインカプチーノ」も楽しめます。

 

カフェラテとカプチーノの違いは混ぜるミルクの質で決まる

カフェラテとカプチーノの違いについては、カフェラテは、エスプレッソコーヒーとミルクを1:4の割合で混ぜた飲み物であることをご説明しましたが、カプチーノも、エスプレッソコーヒーとミルクを混ぜて作ります。

写真:カプチーノのイメージ

ただし、混ぜるミルクがスチームミルク(蒸気で温めたミルク)とフォームミルク(泡立てたミルク)を合わせたミルクになるので、カプチーノにアイスは存在しません。また、カプチーノについてはミルクの割合も明確に定められているわけではないため、カフェラテよりもさらに苦味を感じることもあるでしょう。

カプチーノとマキアートの違い

最後に、カプチーノとマキアートの違いもご紹介します。マキアートはカプチーノにラテアートを施したものであると誤解されることも多いので、この機会に違いを明確にしておきましょう。

マキアートとは

イタリア語で「染み」を意味するmacciato(マキアート)。カプチーノと同様、エスプレッソで抽出したコーヒーに、少量のスチームミルクとフォームミルクを注いだものです。

写真:マキアートのイメージ

カプチーノに比べミルクの量が少なく、もともとはコーヒーの表面にミルクの白い染みがついたように見えたことから、この名がついたと言われています。泡の上からキャラメルソースをトッピングした「キャラメルマキアート」は、甘さとほろ苦さを一緒に楽しめる人気のアレンジです。

カプチーノとマキアートの違いは混ぜるミルクの量で決まる

写真:カプチーノとマキアートのイメージ

一般的に、カプチーノはエスプレッソ:ミルク=1:2の割合になりますが、マキアートはエスプレッソ:ミルク=1:1.5になります。そのため、マキアートの方がカプチーノよりもミルクの量が少なく、苦味を感じられます。ただし、マキアート単体で販売するのではなく、キャラメルマキアートのように、甘いキャラメルをかけることで苦味を調整して販売しているカフェが多いです。

 比率
(コーヒー:ミルク)

コーヒーの種類

ミルクの種類
カフェオレ1:1ドリップコーヒー
ミルク
カフェラテ1:4エスプレッソミルク
カプチーノ1:2エスプレッソスチームミルク

フォームミルク
マキアート1:1.5エスプレッソスチームミルク

フォームミルク

カフェオレやカフェラテの違いをおうちで楽しむ

カフェオレやカフェラテ、カプチーノそしてマキアート。エスプレッソやスチームミルク(蒸気で温めたミルク)、フォームミルク(泡立てたミルク)と聞くと、カフェで楽しむ特別なものに思えますが、決してそんなことはありません。

ここからは、おうちでもカフェオレやカフェラテを楽しめる道具をご紹介します。

家庭用エスプレッソマシン

家庭用エスプレッソマシンは、手頃なものなら1万円台から。サイズも小型で、もちろんフォームミルクが作れるスチームノズルもついています。

写真:家庭用エスプレッソマシンのイメージ

モカポット

マシンはちょっと手が出ない、置くスペースがないという人には、直火で1杯分からエスプレッソを抽出できる、「モカポット」もおすすめです。「モカエキスプレス」「マキネッタ」などとも呼ばれ、小ぶりで素朴なたたずまいもかわいらしく、世界中にコレクターもいるほどです。

写真:モカポットのイメージ

ミルクフォーマー

また、1〜2杯分のフォームミルクを作るには、小型の「ミルクフォーマー」があると便利です。電池タイプの小さな泡立て器タイプなら、場所も取らず、「今日はミルクフォームたっぷりのコーヒーを飲みたいな」と思ったときにも手軽に使えます。

写真:ミルクフォーマーのイメージ

沸騰浄水コーヒーメーカーもおすすめ!

より手軽においしいコーヒーを楽しみたいならコーヒーメーカーもおすすめです。おいしいコーヒーの秘訣は挽きたての豆をすぐに抽出することですが、パナソニックの沸騰浄水コーヒーメーカーならお好みの豆を本体に入れスタートボタンを押すだけで、豆挽きから抽出まで全自動で行います。

沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57

内蔵の縦型ミルがコーヒー豆を均等に粉砕し、お湯をまんべんなく拡散。少量のお湯を注いでコーヒー粉を蒸らした後にお湯の温度・出方を巧みにコントロールして抽出します。

まとめ

今回ご紹介したのは、一般的な作り方のひとつです。バリスタによっても、家庭によっても味わいが変わるコーヒーに正解はありません。お店のカフェオレはちょっと濃厚すぎて……という人も、割合にこだわらなければ自分がおいしいと感じるポイントを見つけられるはずです。ぜひ自由に、そして少しの冒険心とともに、おうちコーヒーのバリエーションを増やしてみてくださいね。

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2022年7月25日 食・レシピ

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