ペーパードリップでおいしいコーヒーをいれる方法!

ライター:UP LIFE編集部
2022年7月26日
食・レシピ

「ペーパードリップ」は、数あるなかでも、もっともポピュラーな抽出方法です。「コーヒーをいれる」というと、このシーンを思い浮かべる人も多いかもしれません。必要な器具も少なく、手に入れやすいため、初めてのおうちコーヒーにもおすすめの方法です。

ペーパードリップは、いれる人の技術によって味が変わる

ペーパードリップの一番の魅力は、蒸らす時間、お湯を注ぐタイミングやスピードなどによって風味がぐんと変わること。コーヒー豆の種類や状態、お湯のわずかな温度によって変わるのはもちろん、同じレシピで作っても今日と明日とでは味わいが変わります。だからこそ、追求していくおもしろさがあるのかもしれません。

写真:コーヒーをペーパードリップしているイメージ

でも、難しく構えなくても大丈夫です。好みの味も、気分に合わせたアレンジも、まずは自分がおいしいと思うことが一番。おすすめや好みはあっても、正解はないのがコーヒーの世界です。

ペーパードリップに必要な道具

ペーパードリップは、ポピュラーゆえアイテムの豊富さも魅力です。コーヒーサーバー(ポット)も、シンプルな理化学ビーカーのようなものから、天然木を使ったクラフト感あふれるものまでさまざま。お気に入りの道具が並ぶ様子をインテリアとして楽しむのもいいですね。

約2杯分のコーヒーをいれるのに必要な道具一覧

ペーパードリップで約2杯分、300mLのコーヒーをいれるために必要な道具は以下のとおりです。

  • コーヒー豆(中挽き)25g
  • ドリッパー
  • ペーパーフィルター
  • コーヒーサーバー(ポット)
  • ドリップケトル
  • スケール
  • グラインダー
  • メジャーカップ
写真:コーヒーをいれるのに必要な道具が並べられてるイメージ

お湯は95℃前後、出来上がり300mLを目安に。一度沸騰したお湯を、ドリップケトルに移すと約95℃になります。1g単位のスケールがあると、豆だけでなく注いだ湯量も測れるので便利です。コーヒー専用スケールならタイマー付きで抽出時間も計れます。

写真:スケールでコーヒー豆を計ってるイメージ

ここからはペーパードリップの道具として特に重要となるドリッパーとペーパーの種類について詳しくご紹介します。

ペーパードリップに使うドリッパーの種類

左からカリタ ウェーブドリッパー155、ZERO JAPAN ドリッパーS ブラック、ハリオ V60ドリッパー。ドリッパーにも種類がありますが、代表的な形状のものをいくつか集めてみました。

写真:左からカリタ ウェーブドリッパー155、ZERO JAPAN ドリッパーS ブラック、ハリオ V60ドリッパー

それぞれ、ドリッパーによってフィルターの形が違うだけでなく、穴の形や数も違います。一般的に、ドリッパーの穴面積が大きいほど、コーヒーをろ過するスピードが速くなり、味わいもさっぱりすると言われています。

ペーパードリップに使うペーパーフィルターの種類

ペーパーフィルターには漂白と未晒し(みさらし)があります。漂白タイプのほうがコーヒーに素材臭が移りにくいといわれていますが、ごくわずかなことですのでお好みで。

写真:左から漂白のペーパーフィルター、未晒し(みさらし)のペーパーフィルター

ペーパーフィルターは、なんといってもお手入れが簡単。コーヒー粉とフィルターを一緒に捨てられるので、さっとすすぐだけで完了します。忙しい朝でもドリップの時間だけは譲れない、という人にもぴったりです。

一般的に多く店に並んでいるのは台形型のフィルターですので、買い足しやすく、リーズナブルに楽しみたいという方は、台形タイプのドリッパーを選ぶのもひとつです。

ペーパードリップでおいしいコーヒーをいれる手順

実際に、ペーパードリップでコーヒーをいれてみましょう。

手順1:ペーパーフィルターをセットし、お湯を注ぐ

ペーパーフィルターをセットし、ペーパー全体をしめらすようにしながら湯を落とします。これはペーパーをフィットさせるだけでなく、素材臭を一度流す役割も。さらに落としたお湯で、サーバも温まりますので、少し置いたらお湯を捨ててください。

写真:ペーパーフィルターをセットし、お湯を注いでるイメージ

手順2:挽いたコーヒー粉を入れる

挽いたコーヒー粉を入れ、軽く横からトントンと叩くようにし、表面をたいらにします。ペーパードリップには中挽きがおすすめです。

写真:挽いたコーヒー粉を入れてるイメージ

手順3:蒸らした後にお湯を注ぐ

コーヒー全体がしめる程度にまんべんなくお湯を注ぎ、30秒蒸らします。このひと手間で、コーヒーの味や香りをしっかり引き出します。

写真:蒸らしたコーヒーにお湯を注いでるイメージ

蒸らしが終わったら、2〜2分半かけて、「のの字」を書くようにお湯を注ぎます。コクのある味わいにするにはゆっくりと、さっぱりとした味にするにはやや速めに注ぎましょう。

手順4:フィルターを外し、温めたカップに注ぐ

出来上がり量が300mLくらいで、フィルターを外します。おいしいコーヒーが入りました。温めたカップに注いで、まずは香りから味わってみましょう。

写真:温めたカップにコーヒーを注いでるイメージ

手軽にコーヒーを楽しむならコーヒーメーカーもおすすめ!

沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57

より手軽においしいコーヒーを楽しみたいならコーヒーメーカーもおすすめです。おいしいコーヒーの秘訣は挽きたての豆をすぐに抽出することですが、パナソニックの沸騰浄水コーヒーメーカーならお好みの豆を本体に入れスタートボタンを押すだけで、豆挽きから抽出まで全自動で行います。

沸騰浄水コーヒーメーカー

内蔵の縦型ミルがコーヒー豆を均等に粉砕し、お湯をまんべんなく拡散。少量のお湯を注いでコーヒー粉を蒸らした後にお湯の温度・出方を巧みにコントロールして抽出します。

ペーパードリップは奥深い

お湯の温度や注ぐスピード、タイミングが味わいに変化を生み出す、と聞くと一見難しく思われるかもしれません。でも、たとえば味噌汁はレシピ通りに出汁をとり、味噌を溶いたつもりでも、日によって味が変わり、さらには家庭ごとに味わいが異なります。

写真:コーヒーが注がれたカップがテーブルに置いてあるイメージ

同じようにコーヒーもそれぞれに「おいしさ」があるのだと思うと、ちょっと自由な気がしませんか?さまざまな要素で味わいが変化する、だからこそ奥の深いペーパードリップ。まずはその魅力に触れてみてください。

ペーパードリップは時間がなくて難しい!という人はコーヒーメーカーを使うのも一つの方法です。挽きたて、いれたての味は、それだけで豊かなコーヒー体験につながりますよ。

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2022年7月26日 食・レシピ

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