おいしさを保つコーヒー豆の保存方法!おすすめ保存容器も紹介

ライター:UP LIFE編集部
2022年9月1日 食・レシピ

せっかく買ってきたお気に入りのコーヒー豆。できれば、最後まできちんとおいしく楽しみたいものです。そこで今回は、コーヒー豆の保存方法について解説します。おいしく保存するためのポイントだけでなく、保存容器の選び方についても紹介します。自分の好みやくらしにあったものを選ぶ楽しみも、コーヒーの魅力ですよ。

コーヒー豆の性質と劣化する原因

コーヒー豆は、想像以上にとてもデリケートです。袋を開けた瞬間から、どんどん劣化がはじまります。コーヒー豆には多くの油が含まれており、深く焙煎するほど油がにじみ出てきやすくなります。

写真:袋に入ったコーヒー豆イメージ

この油は時間が経つにつれて、空気中の酸素と結びつき「酸化」を起こします。酸化はコーヒー豆の風味や香りを低下させ、コーヒー豆が劣化する一番の原因となります。

おいしさを保つコーヒー豆の保存方法

コーヒー豆が劣化する原因は「酸化」であると説明しましたが、たとえば、食パンを翌日もおいしく食べるためには、どのように保存するでしょうか。

写真:コーヒー豆のイメージ

乾燥や湿気から守るため、しっかりと袋の口を留めたり、日の当たらない場所に置くはずです。コーヒーも同様で質を保つために正しい保存方法がありますので、くわしく解説します。

保存のポイントは密閉性

コーヒー豆が酸化するのは、コーヒー豆に含まれる油が空気中の酸素と結びつくからであり、これを防ぐには可能な限り空気に触れさせないことが重要です。パッキンがついたキャニスターや密閉できる保存袋など、空気の出入りをシャットダウンできるものの中にコーヒー豆を保存しましょう。

写真:透明なケースに入ってるコーヒー豆のイメージ

温度、湿度、紫外線、酸素を避ける

コーヒー豆が劣化するのは、空気に触れて酸化することだけが原因ではありません。極端な高温もしくは温度変化の激しい環境や湿気、直射日光のような紫外線に触れることでも劣化します。

写真:コーヒー豆のイメージ

直接日差しが入る窓辺、ライトの真下、温度が上がりやすいコンロ近く、湿気が多い場所などは避けましょう。

コーヒー豆のおすすめ保存容器

コーヒー豆の保存で一番気をつけたいことは「空気に触れること」ですので、保存容器を選ぶときは、蓋の内側にゴムや樹脂のパッキンがついた密閉性の高いものがおすすめです。

写真:蓋の内側にゴムがついてる容器のイメージ

コーヒーグッズのひとつでもあるコーヒーの保存容器は、いろいろな種類があります。デザインだけでなく、おいしく保存するためのポイントも交えながら、自分にぴったり合うものを見つけてみてください。

常温保存に向いているコーヒーキャニスター

常温保存に向いているのがキャニスタータイプの保存容器です。ガラスジャーや茶筒のような缶、琺瑯(ほうろう)など素材もデザインもさまざまなので、好みのインテリアに合わせてデザインを選ぶ楽しみもあります。

写真:コーヒーキャニスターのイメージ

いずれの素材もあまり大きすぎる容器を選ばず、コーヒー豆の容量にあったサイズを選ぶのも忘れずに。空気に触れる量が多いと、劣化を早める原因となってしまいます。

日常的に飲むなら、ガラスジャーがオシャレ

コーヒー豆の保存は、2週間〜1ヶ月程度であれば、ガラスジャーでも味わいや香りに大きな変化はないとされています。ガラス越しにコーヒー豆が見える様子も、コーヒー好きにはたまらないインテリアになるはずです。

写真:コーヒー豆が入ったガラスジャーのイメージ

ただし、直射日光が当たる窓辺や、極端に低い位置に垂らしたライトの真下など、強い光が当たる場所はできるだけ避けましょう。

袋のまま保存する場合は、中の空気をしっかり抜く

多くのコーヒー豆は購入時、アルミやクラフト素材などの袋に入っているものがほとんどです。チャック付き保存袋に入れ替える、という場合もこちらのタイプにあたります。袋のまま保存する場合は、中の空気をしっかり抜いてチャックを閉じておけばOKです。

写真:アルミやクラフト素材などの袋の開け口のイメージ

クラフト素材は密閉がしづらいため、4〜5日で飲みきる場合でなければキャニスターやアルミ袋などに移しかえるのがベターです。どうしても飲みきれず、自分で買った豆を冷凍保存したいという場合は、チャック付き保存袋に入れ、空気を抜いて冷凍庫へ。

写真:クラフト素材の袋のイメージ

内部の空気が抜けるガス抜きバルブ付きのものがおすすめですが、手に入らない場合はキッチン用の保存袋でも。飲むときは、30分ほどおいて常温に戻す必要があるので、一回分ずつ小分けにしておくと便利です。

保存容器 保存期間
袋(常温)4~5日
キャニスター(ガラスジャー含む)2週間~1ヶ月程度
袋(冷凍)1ヶ月以上

コーヒー粉(挽き豆)の保存方法

今回の保存方法はコーヒー豆が前提ですが、粉で保存する場合は、香りを楽しむために一回分ずつ小分けにして冷凍するのが理想です。しかし、難しい場合は10日程度で飲みきれる量をキャニスターに入れて保存しましょう。

写真:コーヒー豆を挽いてるイメージ

コーヒーは粉になると表面積が増えるため、温度や湿度変化の影響をより受けやすくなります。できれば挽いた日が不明なコーヒー粉の購入は避けるとよいでしょう。一人分から挽ける小型コーヒーミルも、手頃な価格のものが増えてきました。思い切って購入してみるのもくらしを変えるきっかけになるかもしれません。

沸騰浄水コーヒーメーカーもおすすめ!

沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57

コーヒーを豆の状態で保存し、手軽にコーヒーを楽しみたいという方にはコーヒーメーカーがおすすめです。おいしいコーヒーの秘訣は挽きたての豆をすぐに抽出することですが、パナソニックの沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57ならお好みの豆を本体に入れスタートボタンを押すだけで、豆挽きから抽出まで全自動で行います。

沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57

内蔵の縦型ミルがコーヒー豆を均等に粉砕し、お湯をまんべんなく拡散。少量のお湯を注いでコーヒー粉を蒸らした後にお湯の温度・出方を巧みにコントロールして抽出します。

まとめ

コーヒーは味と香りを楽しめる飲み物です。だからこそ、保存方法に関する正しい知識を身に付けて、少しでも風味や良い香りを保ちたいですよね。自分が毎日飲むコーヒーの量がわかれば、保存が必要なおおまかな期間もわかってくるので、自分にあった保存方法を実践してみてください。

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