【プロテインの効果】目的別に上手に摂る方法を解説!
監修:Panasonic Cooking @Lab
ライター:UP LIFE編集部
2023年6月12日
食・レシピ
健康志向の高まりの影響で人気のプロテインですが、どのような効果があるのでしょうか。この記事では、プロテインを摂るメリットや種類、目的別のプロテインの選び方について解説。効果的な摂取の仕方についても紹介します。
プロテインとは?
「プロテイン(protein)」とは、日本語でタンパク質のことを表します。タンパク質は、炭水化物、脂質と並ぶ「エネルギー産生栄養素(三大栄養素)」のひとつで、体に不可欠な栄養素です。特に筋肉や内臓、血液、皮膚、髪、爪、ホルモン、免疫物質を作るうえで大切です。
たんぱく質を意味する「プロテイン」ですが、日本ではタンパク質を効率的に摂取できるように加工された飲食物などのことを指す場合がほとんどです。
人の体を作り上げているタンパク質は、20種類のアミノ酸が様々な配列をすることで構成されています。そのうち9種類のアミノ酸は体内で合成できない「必須アミノ酸」のため、食事から摂取する必要があります。
タンパク質を効率よく摂取するためには、肉類、魚介類、乳製品、卵類、大豆製品など、良質なタンパク質が多く含まれている食品をバランスよく摂取することが重要です。
プロテイン(タンパク質)を摂るメリット
前述したようにタンパク質は、体の多くの部分にかかわる栄養素です。一般的には、タンパク質をバランスよく十分に摂取することで、筋肉維持や肌、髪、爪などを健康的に保つ効果が期待できると言われています。日ごろから意識的にタンパク質摂取を心がけましょう。
1日に必要なプロテインの量は?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」によると、1日のタンパク質推奨量は、成人男性は18~64歳で65g、65歳以上で60g、成人女性は50gと定められています。つまり、1食あたり20g程度を目安にタンパク質を摂る必要があります。
しかし、1日3食の食事をしっかり摂れない場合もあるでしょう。食事で摂取する他に、栄養補助食品のプロテインを上手に取り入れて、タンパク質を補給することもひとつの方法です。
プロテインの種類と目的に合わせた選び方
栄養補助食品のプロテインでタンパク質を補給するなら、目的に合わせてプロテインの種類を選ぶと良いでしょう。ここではプロテインの主な種類や、目的に合わせたおすすめのプロテインをご紹介します。
プロテインは大きく分けて2種類ある
プロテインは、動物性タンパク質を原料とした「動物性プロテイン」と、植物性タンパク質を原料とした「植物性プロテイン」の2種類があります。
「動物性プロテイン」の代表的なものが、ホエイプロテインとカゼインプロテイン、「植物性プロテイン」の代表的なものがソイプロテインとピープロテインです。それぞれの特徴について解説します。
- 動物性プロテイン
【ホエイプロテイン】
牛乳から作られたプロテイン。水に溶けやすく体内吸収に優れており、必須アミノ酸がバランスよく含有されている。
【カゼインプロテイン】
ホエイプロテイン同様に牛乳を主成分とするプロテイン。体内への吸収はゆっくりで、満腹感が持続しやすい。 - 植物性プロテイン
【ソイプロテイン】
大豆から作られたプロテイン。消化吸収がゆっくりで満足感が続きやすく、健康維持に適している。
【ピープロテイン】
エンドウ豆由来のプロテイン。アレルギーの可能性が低いとい言われており、近年注目のプロテイン。
ダイエットには「カゼインプロテイン」「ソイプロテイン」「ピープロテイン」
ダイエット中で食事制限などをしている場合には、吸収がゆっくりしており満腹感が持続しやすい、カゼインプロテインやソイプロテイン、ピープロテインがおすすめです。中でも、大豆由来のソイプロテインは女性ホルモンに似た働きをするイソフラボンが入っているので、女性にはピッタリです。
筋トレなどの運動に「ホエイプロテイン」
筋トレなどの運動後は、傷ついた筋肉の修復にタンパク質が使われるため、できるだけ早くタンパク質を摂取するのが良いと言われています。水に溶けやすく、体に吸収されやすいホエイプロテインがおすすめです。
健康的な肌や髪に「ソイプロテイン」
健康的な肌や髪を目指すなら、イソフラボン含有のソイプロテインがおすすめです。また、ビタミンやミネラルなどと一緒に摂ると相乗効果も期待できるでしょう。
プロテインの効果的な摂取の仕方
プロテインは適切なタイミングで摂取することが大切です。また持続的に摂取をすることが健やかな体づくりに繋がりますので、意識して続けていくことも大切です。
プロテインを摂取すると良いタイミング
プロテインは主に4つのタイミングで意識的に摂取すると良いでしょう。
【朝食時】
朝目覚めた後の人の体はタンパク質をはじめ、様々な栄養素や水分が不足している状態です。朝食にタンパク質を補っていくことが必要ですが、しっかりと朝食を取れない場合は、プロテインで補うことで効率よくタンパク質を補給できます。
【食後や間食時】
食事の栄養バランスが気になる方やダイエット中で空腹対策としてプロテインを摂る方は、食後や間食時にプロテインを摂取しましょう。
【運動前後】
運動をしている方や筋肉量を増やしたい方は、運動前後のプロテイン摂取が適しています。運動中のタンパク質の不足や低下を抑えたり、筋肉の回復や修復を助けたりします。
【寝る前】
就寝中は、筋肉の成長を助ける成長ホルモンが分泌されますが、寝る前にプロテインを摂取すると、成長ホルモンの働きを促してくれます。ただし、寝る直前に摂ると胃に負担がかかるため、就寝する30分~1時間前までに摂るようにしましょう。
ビタミンやミネラルなど他の栄養と一緒に摂取すると相乗効果が期待できる!?
パウダータイプのプロテインは、一般的には水や牛乳で割って飲むことが多いかもしれませんが、野菜や果物等と一緒にミキサーで「プロテインスムージー」を作れば、野菜や果物などに含まれるビタミンやミネラルなども効率よく摂取でき、相乗効果が期待できると言われています。
野菜や果物などと一緒にミキサーでかくはんすることで、プロテインの粉っぽさが気になりにくく、飲みやすくなることもメリットです。プロテインスムージーは作り方も簡単で、一度に様々な栄養素が摂れるので、水分や栄養素が不足しがちな朝にもピッタリです。
健康的な毎日に!プロテインスムージーが簡単に作れる!タンブラーミキサー
プロテインスムージーを毎日の習慣にするなら、簡単に作れるミキサーが便利です。「タンブラーミキサー MX-XP102」はなめらかな食感と使いやすさで、毎日のスムージー作りに役立ちます。
ここでは、主な4つの特長について紹介します。
なめらか食感のスムージーが作れる
独自の高切削性ファイバーカッター搭載で、食材の繊維質を細かくかくはんするため、なめらかな食感のスムージーが作れます。くるみやアーモンドなどのナッツ類もしっかりくだけるので、ナッツを使ったスムージーも可能です。また、一般的な食品よりも栄養価の高いと言われているチアシード※1やクコの実などの「スーパーフード」も高い切削性能により、なめらかな口当たりに仕上げられるので、様々なスムージーが手軽に楽しめます。
コンパクトサイズで空間に調和するスタイリッシュデザイン
幅・奥行ともに約12.3cmの設置面積を抑えたコンパクトサイズかつスタイリッシュなデザイン。毎日使うミキサーは収納せずにキッチンに置いておきたいという方にもピッタリです。
付属のふたを取り付ければ、持ち運びもできる!
タンブラー型のミキサーなので、かくはん後そのまま飲んだり、付属のふたを取り付ければ持ち運んだりもできます。
おすすめプロテインスムージーレシピ
パナソニックのタンブラーミキサーでつくる、おすすめのプロテインスムージーレシピを3つご紹介します。
*このレシピは、パナソニックのタンブラーミキサー MX-XP102 を使用して作成しています。
柑橘プロテインスムージー
【材料(1人分)】
角氷…3個
ゴジベリー(クコの実)…約小さじ1/2(2g)
にんじん…30g
グレープフルーツ…1個(約210g)
プロテイン…21g
【つくり方】
- にんじんは皮をむいて1cm角に切る。グレープフルーツは皮向いて小房に分け、2~3cm角に切る。
- 材料を上から順にタンブラーに入れる。
- 1分30秒かくはんする。
グリーンプロテインスムージー
【材料(1人分)】
水…80mL
角氷…3個
レモン汁…小さじ1
りんご(芯を取り、お好みにより皮をむく)…約中1/2個(130g)
小松菜…約1株(45g)
プロテイン…21g
【つくり方】
- りんごは2~3cm角に切る。小松菜はよく洗って2cm角に切る。
- 材料を上から順にタンブラーに入れる。
- 1分30秒かくはんする。
ホットプロテインスムージー
【材料(1人分)】
アーモンド(ロースト)…5粒
しょうが…2g
はちみつ…大さじ1
りんごジュース…250mL
プロテイン…21g
【つくり方】
- 材料を上から順にタンブラーに入れる。
- 1分30秒かくはんする。
- 耐熱カップに移し替えて電子レンジで温める。
- レシピ記載の材料順に入れていただくと、混ざりやすくなります。
- プロテインの分量表記は目安です。プロテインの摂取には個人差があります。分量は、お好みに応じて調整してください。また、プロテインの種類により推奨量が異なる場合がありますので、推奨量に応じ、調整してください。
- プロテインを入れすぎると、粘度が高くなり、回転が止まる場合があります。その場合は、分量を減らして、ご使用ください。
まとめ
プロテイン(タンパク質)は、体に不可欠な栄養素ですが、食事で補いきれないタンパク質は、栄養補助食品のプロテインで効率よく摂取するのがおすすめです。プロテインは、目的に合わせて種類を選び、タイミングよく摂取しましょう。また、野菜や果物等と一緒にプロテインスムージーにすれば、飲みやすく、他の栄養素も摂れるので相乗効果も期待できるでしょう。プロテインスムージーを簡単に作るなら、スムージーミキサーが便利。中でもナッツ類やスーパーフード等と一緒にプロテインスムージーを作れるミキサーを検討しているなら、高切削性ファイバーカッター搭載のタンブラーミキサー MX-XP102がおすすめです。毎日様々な味のプロテインスムージーを楽しみながら、健康的な生活に役立ててみてはいかがでしょうか。
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「おいしさを科学し、食卓に笑顔と感動をお届けする」をモットーに、「電子レンジ」「炊飯器」「調理小物」「IHクッキングヒーター」「冷蔵庫」を含むパナソニック調理事業の全カテゴリーの調理ソフト開発メンバーが所属し、設計者と生活者の両視点からお客様へのお役立ち活動を実践する組織です。
調理機器・食に精通するユニークな専門性を有するメンバーの知恵を結集して近年の多様化するライフスタイルや価値観に共感する商品やサービスを産み出し、社会にお役立ちしてまいります。
※1 乾燥したままのシード類などは水でもどして使用してください。
2023年6月12日 食・レシピ
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