【プロ監修】簡単手作りで絶品!なめらか&濃厚プリンの作り方

プリンの作り方についての監修:ムラヨシマサユキ
ライター:UP LIFE編集部
2025年2月14日
食・レシピ

固めでなめらか、卵の味がしっかりと感じられる濃厚なプリン、そしてほろ苦いカラメルソース…。そんな昔ながらのプリンにほっとするおいしさを感じる人も多いのではないでしょうか。この記事では、料理研究家のムラヨシマサユキさんに、自宅で簡単に作れる、少し懐かしい、昔ながらのなめらか&濃厚な絶品プリンの作り方とコツを教えていただきました。

*この記事のレシピは、ムラヨシマサユキさんに2024年にご考案をいただいたものです。ご協力への感謝を申し上げるとともに、許可をいただきレシピの掲載をしております。

手作りするコツはこの2つ!昔ながらのなめらか&濃厚な絶品プリン

材料が少なく作り方もシンプルなプリンをおいしく作るには、食感=「なめらかさ」を出すことがポイントです。ムラヨシさんによると、プリンのなめらかさを出すコツは2つあるとのこと。

コツ1.卵を泡立てずにしっかり「溶き混ぜる」

写真:卵を溶き混ぜる様子

重要なのは、卵を混ぜる際、泡立てないようにすることなのだそう。
卵を泡立ててしまうと仕上がり時にス(小さな穴)が入ってしまい、ザラリとした口あたりになってしまいます。泡立て器をボウルの底に付けながら静かに混ぜるのがコツです。

コツ2.卵液をザルでこして口あたりをよくする

写真:卵液をザルでこす様子

また、卵液は必ずこすことを忘れないようにすることが大切とのこと。
カラザや溶ききれなかった黄身、白身が残っていると口あたりを悪くします。卵液をザルでしっかりこすことが口あたりのなめらかさには重要です。

昔ながらのなめらかさと濃厚さ!「絶品プリン」の作り方

絶品プリンの作り方を、ムラヨシさんが丁寧に教えてくれました。ぜひ参考にして作ってみてください。

材料

カスタードプリン(150mLプリンカップ 4〜5個)

写真左の1列がカラメルソースの材料、写真中央から右が卵液の材料
写真左の1列がカラメルソースの材料
写真中央から右が卵液の材料

【カラメルソース】
グラニュー糖…50g
水…大さじ1
熱湯…大さじ1

【卵液】
卵…3個 
卵黄…1個
グラニュー糖…50g
牛乳…280g
バニラエッセンス(好みで)…1〜2滴

*余った卵白は他の料理などに活用すると良い。

準備

*バットにキッチンペーパーを敷いておく。
*湯を1Lほど沸かして火を消し50℃程度に冷ましておく。

作り方

【カラメルソースを作る】

  1. 鍋に水、グラニュー糖を入れ中火にかけて溶かす。このとき、色づかなくなるのでヘラなどで混ぜない。
写真:鍋に水、グラニュー糖を入れる様子
写真:中火にかけて溶かす様子
  1. 煮詰め茶色になってきたら、火を消して熱湯を2回に分け注ぎ入れ、ゴムべらで混ぜ合わせる。
写真:煮詰め茶色になった様子
※熱湯を注ぐときにカラメルが跳ねるので、網を使うと安全。熱湯は鍋のふちから入れるのもコツ
  1. 温かいうちにプリンカップに均等に注ぎ、冷ます。
写真:プリンカップに均等に注ぐ様子

【牛乳を温める】
鍋に牛乳とグラニュー糖の1/3を入れ、中火にかけて温め、湯気が立ってきたら火を止める(温度は70℃)。

写真:鍋に牛乳とグラニュー糖の1/3を入れる様子
写真:中火にかけて温める様子

【卵液を作る】

  1. ボウルに卵、卵黄、残りのグラニュー糖を入れ、泡立て器で静かに泡立てないように溶き混ぜる
写真:ボウルに卵、卵黄、残りのグラニュー糖を入れ、泡立て器で静かに泡立てないように溶き混ぜる様子
  1. 温めた牛乳を2〜3回に分けて入れ、そのつど混ぜ合わせる。(*オーブンを150℃に予熱しはじめる)
写真:温めた牛乳を2〜3回に分けて入れ、そのつど混ぜ合わせる様子
※泡立ててしまうとスが入るので注意。

【卵液をこす】

  1. 鍋にざるをかませ、卵液をこし※1、バニラエッセンスを入れて混ぜる。
写真:鍋にざるをかませ、卵液をこす様子
写真:バニラエッセンスを入れる様子
  1. レードルを使って静かにプリンカップに注ぎ入れ、さらにアルミホイルをそれぞれぴっちりかぶせて閉じる※2
写真:レードルを使って静かにプリンカップに注ぎ入れる様子
写真:アルミホイルをそれぞれぴっちりかぶせて閉じる
  1. なめらかなプリンにするため必ず行いたい作業。こすのは1度でOK。
  2. オーブンは焼成時に風が起こるため、アルミホイルでプリンの表面を保護。アルミホイルをかぶせないとプリンが固まらない。

【オーブンで焼く】

  1. キッチンペーパーを敷いたバットにプリンカップを並べ天板に置く。バットの中に50℃程度の湯を1cmの高さほど注ぎ、予熱したオーブンで20〜23分湯煎焼きする。
写真:キッチンペーパーを敷いたバットにプリンカップを並べ天板に置き、バットの中に50℃程度の湯を1cmの高さほど注ぐ様子
※湯の高さは1cmほどがベスト。1cm以下だと干からびてしまい、2cmほどだと固まらない。
写真:予熱したオーブンで20〜23分湯煎焼きする様子
  1. プリンの中央を竹串でさし、卵液が出てこなければでき上がり。湯煎から外し、ケーキクーラーの上に乗せ冷まし、冷蔵室で1時間ほど冷やす。
写真:プリンの中央を竹串でさす様子
写真:ケーキクーラーの上に乗せ冷ます様子

【お皿に盛り付ける】

  1. 型とプリンの間にナイフを入れる。
写真:型とプリンの間にナイフを入れる様子
  1. 型の上に皿を当ててひっくり返す。皿と型を密着させたまま2、3回上下に大きく振り、型の底を叩いて型を外す。
写真:型の上に皿を当ててひっくり返す様子
写真:型を外した様子

アレンジプリン! 大きな容器で作ってみんなで囲もう!

写真:大きな耐熱容器で、一気に作った様子
写真:容器ごとテーブルに置いている様子

大きな耐熱容器で、一気に作ることもできます。でき上がったら容器ごとテーブルに置いて、ホームパーティーなど、みんなで囲んで取り分けながら食べるのも楽しく盛り上がりそうです。ほんのり甘い生クリームを添えれば見た目も華やかになり、また違った味わいが楽しめます。

*700mL満量の耐熱容器で作る場合、焼成時間が30〜35分になります。

本格的な「なめらかプリン」が簡単に作れる!スチームオーブンレンジ ビストロ

スチームオーブンレンジ ビストロ
NE-UBS10C

「本格的ななめらかなプリンを自宅で簡単に作りたい」。そんな方には、失敗なしで、手間なくおいしいプリンを作ることができるスチームオーブンレンジ ビストロNE-UBS10Cがおすすめです。

低温メニューから、高火力で一気に焼き上げるメニューまで!

じっくり加熱する低温メニューから高火力で一気に焼き上げるメニューまで対応。70〜300℃の幅があるので、プリンはもちろん、ドライフルーツやロールケーキ、焼き芋まで作れます。

低温調理も 80℃ さんまのコンフィ、100℃ ドライフルーツ、120℃ カスタードプディング、180℃ ロールケーキ、250℃ ローストビーフ、300℃ 焼きいも 高温調理もおまかせ

※(一社) 日本電気工業会(JEMA)「表示に関する自主基準(平成19年6月19日制定)」に準ずる。オーブンの240〜300℃での運転時間は約5分です。その後は自動的に230℃に切り換わります。

失敗なし! 焼きプリンも蒸しプリンも簡単に作れる!

焼きプリンだけでなく、蒸しプリンも簡単に作れる! スチーム機能を使えば、蒸し器も、難しい温度管理も不要です。

写真:スチームオーブンレンジ ビストロ

こちらのビストロメニューについて、ムラヨシマサユキさんに実際に作っていただきました。

スチームオーブンレンジ ビストロで作る、蒸し器いらず!なめらか食感の「蒸しプリン」

写真:蒸しプリン

材料

(直径7cmの耐熱ガラス製または陶器製プリン型【ココット型】6個分)

写真:写真左の1列がカラメルソースの材料,写真中央から右が卵液の材料
写真左の1列がカラメルソースの材料
写真中央から右が卵液の材料

【カラメルソース】
砂糖…40g
水…大さじ1
熱湯…大さじ1

【プリン液】
牛乳…2カップ
砂糖…70g
卵…M寸3個(正味150g)
バニラエッセンス…少々

作り方

【カラメルソースを作る】

  1. 小さめの鍋に砂糖40gと水大さじ1を入れ、火にかける。
写真:小さめの鍋に砂糖40gと水大さじ1を入れる様子
  1. 茶色くあめ色になり始め、ふき上がりかけたとき、火からおろす。
写真:茶色くあめ色になり始め、ふき上がりかけた様子
  1. 湯を大さじ1加える。(高温のカラメルが飛び散ることがあるので注意する)
写真:湯を大さじ1加える様子
*写真は火を止めています。
  1. プリン型にカラメルソースを小さじ1/2ずつ入れ、底にいきわたらせる。
写真:プリン型にカラメルソースを小さじ1/2ずつ入れ、底にいきわたらせる様子

【卵液を作る】

  1. 深めの耐熱容器に牛乳と砂糖を入れ、ふたなしで庫内中央に置く。【毎日】→【レンジ】→【その他の出力:800W】→【約2分30秒~3分】→【スタート】
写真:深めの耐熱容器に牛乳と砂糖を入れ、ふたなしで庫内中央に置く様子
写真:【毎日】→【レンジ】→【その他の出力:800W】→【約2分30秒~3分】→【スタート】を押す様子
  1. 加熱後、かき混ぜて砂糖を溶かす。(でき上がりの牛乳の温度は約70℃)
写真:かき混ぜて砂糖を溶かす様子
  1. ボウルに卵を入れて溶きほぐし、温めた牛乳を少しずつ入れてよく混ぜ、こす。
写真:ボウルに卵を入れて溶きほぐし、温めた牛乳を少しずつ入れてよく混ぜる様子
写真:こす様子
  1. バニラエッセンスを加えて混ぜる。カラメルソースが入ったプリン型に卵液を静かに流し入れる。(卵液の温度は約50℃)
写真:バニラエッセンスを加えて混ぜる様子
写真:カラメルソースが入ったプリン型に卵液を静かに流し入れる様子
  1. 給水タンクに満水まで水を入れる。プリン型を下の【ポイント】の写真のようにグリル皿に並べ、中段に入れる。
写真:給水タンクに満水まで水を入れる様子
写真:プリン型を下の【ポイント】の写真のようにグリル皿に並べ、中段に入れる様子

【料理集】→【番号で選ぶ】→【No.177】→【決定】→【仕上がり調節へ】→【スタート】

写真:【料理集】→【番号で選ぶ】→【No.177】→【決定】→【仕上がり調節へ】→【スタート】を押す様子
※手動のとき 「スチーム」95℃で約14〜18分。

【ポイント】

  • グリル皿に濡らしたキッチンペーパーを敷くと、型がすべりません。
  • 卵液が冷たいとうまく固まりません。
写真:グリル皿に濡らしたキッチンペーパーを敷く様子

なめらかな蒸しプリンが完成しました!

写真:なめらかな蒸しプリン

まとめ

写真:プリン

オーブンで作るムラヨシさん直伝の焼きプリン、そしてスチーム機能を使って作るビストロの蒸しプリン。それぞれになめらかでコクのあるおいしいプリンが完成しました。材料はシンプルですが、口当たりや味わいはそれぞれ特長があり、どちらも違った味わいが楽しめるレシピです。プロのようなプリンを簡単に失敗なく作りたいなら、スチームオーブンレンジNE-UBS10Cがおすすめです。自宅でお店のような絶品プリンを、普段おやつや特別な日のレパートリーのひとつとして、楽しみながら作ってみませんか。

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プリンの作り方についての監修

ムラヨシマサユキ

料理研究家。製菓学校卒業後、パティスリーやカフェ、レストラン勤務を経て、パンとお菓子の教室を主宰。「家で作るからおいしい!」をコンセプトにした再現性の高いレシピ、作り手に寄り添った分量の配合や作り方に定評がある。著書多数。

2025年2月14日 食・レシピ

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