掃除、洗濯、料理をどうこなしてる?共働き夫婦の平日家事・休日家事
ライター:UP LIFE編集部
2019年9月26日
家事・くらし
無理をしない範囲で効率よく、とは思っていても…。
毎日の「夕食準備」がいちばんの苦痛?
30~40代夫婦に、家事の実態をたずねた「ライフスタイル調査」。家事に関する悩みを深く掘り下げてたずねたところ、掃除、洗濯、料理への取り組み方の違いも見えてきました。
夫婦お互い働いているから、家事も平等に分担したいものの…。
掃除は、平日は無理せず、休日にまとめて
どんなに面倒でも、家事は避けて通れないもの。忙しい共働き夫婦は、毎日の家事についてどのように感じているのでしょうか。
「掃除」については、平日は負担のない程度にし、休日にまとめてやる傾向。気負ってしまうためか、時々「やりたくない」と思う割合は平日よりも高めです。
Q. 次にあげる「家事=掃除」について、あなたご自身はどのように思っておられますか?
共働き妻(子あり・なし)は、平日も休日も「あまり無理しない範囲でやっている」(平日33.1%、休日25.9%)と回答。それを裏付けるかのように、約2割が「仕事で忙しいときはさぼることもある」と答えています。
「時々『やりたくない』と思う」割合は、平日24.4%に対して休日33.4%。平日に「さぼった」分、休日の負担感が増えているのかもしれません。
Q. 次にあげる「家事=掃除」はどんなときに、どんなことが、どんな風に大変ですか?
さらに、共働き妻に、掃除を大変と感じるシーンをたずねたところ、「仕事で疲れているとき」が54.2%と1位に。
2位は、「床の上にモノが散らかっているとき」34.7%、3位は「イライラしているとき」24.0%、4位は「配偶者(パートナー)が寝ながらゴロゴロしているとき」23.0%と続きます。思わず“わかる、わかる”とうなづく方も多いのでは?
Q. 次にあげる「家事=掃除」について、あなたがかけられる時間は少ないと思いますか?
「そう思う」と回答した共働き妻は、「平日」56.3%、「休日」22.5%に。
平日は時間がとれないから、休日に掃除をする。せっかくの休日もたまった家事を片付けるのに時間がかかって、結局ゆっくり休めないから疲れがとれない…という人も少なくないかもしれません。
「休日はゆっくりしたい」のは、夫も妻も同じ。お互い、無理のない家事の分担を決めたいものです。
洗濯は、負担感は低め。平日も休日も効率よく淡々と
掃除や夕食の用意等に比べると、洗濯は「あまり苦になっていない」傾向。ただし、天候に左右される家事なだけに、平日・休日とも「効率よくやりたい」思いは、他の家事と同程度です。
Q. 次にあげる「家事=洗濯」について、あなたご自身はどのように思っておられますか?
共働き妻(子あり・なし)は、平日も休日も「あまり苦にならない」(平日22.3%、休日25.5%)と回答。
「時々『やりたくない』と思う」割合は、平日も休日も25%程度、「あまり無理しない範囲でやっている」割合も、「効率よくやりたいと思う」割合も、平日・休日ともに2割前後。
洗濯は、毎日のことだから、平日も休日も向き合う姿勢に大きな差はなさそうです。
Q. 次にあげる「家事=洗濯」はどんなときに、どんなことが、どんな風に大変ですか?
さらに共働き妻に、洗濯を大変と感じるシーンをたずねたところ、掃除と同様「仕事で疲れているとき」が40.7%と1位。
2位は、「洗濯物の量がたくさんあるとき」37.0%、3位は「天気が悪いとき」33.3%と、洗濯ならではの回答が続きます。
注目したいのは、掃除も洗濯も「仕事が忙しいとき」13.3%よりも「仕事で疲れているとき」40.7%に大変と感じる人が圧倒的に多い点。
時間のなさよりも、心理的な疲れが、家事への意欲に影響を及ぼしているようです。
Q. 次にあげる「家事=洗濯」について、あなたがかけられる時間は少ないと思いますか?
「そう思う」と回答した共働き妻は、「平日」22.0%、「休日」7.6%と低めの数値に。
裏返せば、洗濯は避けては通れない家事だから、時間を作って行っている、ということかもしれません。
夕食の用意や食器洗いは、「やらなければ」の使命感が重荷に
毎日しなければならない夕食の用意や食器洗いは、平日・休日ともやりたくない気持ちになりがち。とくに平日の夜は仕事で疲れているので、半数以上の人が大変だと感じています。
Q. 次にあげる「家事=夕食の用意」について、あなたご自身はどのように思っておられますか?
共働き妻(子あり・なし)の圧倒的1位は、「時々『やりたくない』と思う」。休日は43%以上、平日は48%以上の人が、夕食の用意を負担に感じています。
平日の夕食づくりは、「あまり無理しない範囲でやっている」が21.3%、「仕事で疲れているときはさぼることがある」が24.1%。「効率よくやりたいと思う」のは、平日27.7%に対して休日は17.5%。忙しい平日は、無理せず効率よく。休日は少し手をかけて…ということかもしれません。
休日くらい、少し手の込んだ料理を作りたいけど、皿数が増えると後片付けもおっくうに…。
Q. 次にあげる「家事=食器洗い」について、あなたご自身はどのように思っておられますか?
食べた後の食器洗いについては、「時々『やりたくない』と思う」人が、休日で35%以上、平日は4割以上も。「あまり無理しない範囲でやっている」(平日16.5%、休日19.2%)ものの、「効率よくやりたいと思う」人も一定数おられます(平日18.3%、休日15.4%)。
Q. 次にあげる「家事=食器洗い」はどんなときに、どんなことが、どんな風に大変ですか?
以下「お鍋やフライパンなど、重くて大きい洗いものがある」38.2%、「汚れた食器がシンクにたまっているとき」34.4%、「こびりついた汚れがあるとき」31.6%と、手ごわい汚れや量の多さに大変さを感じているようです。
すべての家事に共通しているのは、「仕事で疲れているときは、とくに家事を負担に感じてしまう」ということ。また「あまり無理しない範囲で効率よく済ませたい」という思いも強く、共働き妻ならではの意識が明らかになりました。
【30・40代夫婦のライフスタイル調査】
調査対象:関東(1都6県)・関西(2府4県)・愛知県・福岡県・宮城県・広島県に在住の30~49歳既婚男女計3,022人
調査期間:2018年9月21日(金)~26日(水)
調査手法:インターネット調査
2019年9月26日 家事・くらし
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