洗濯機の簡単な掃除のやり方!洗濯槽や糸くずフィルターの汚れをきれいにして洗濯を快適にする方法

ライター:UP LIFE編集部
2023年11月14日 
家事・くらし

「洗濯機からイヤなニオイがする」「洗濯物に茶褐色や黒いカス、糸くずや髪の毛が付く」「排水の調子が悪い」そんな時は洗濯槽に黒カビが発生していたり、排水フィルターや糸くずフィルターに糸くずがたくさん溜まっていたりする可能性が。この記事では、洗濯機を快適に使うためのお手入れ方法やお手入れに役立つ商品(消耗品)についてご紹介します。

【洗濯機の汚れ】洗ったばかりの洗濯物が臭うのは「黒カビ」が原因!?

写真:室内で干している洗濯物のタオルの匂いを嗅ぐ男性

洗濯してキレイになったはずの洗濯物に嫌なニオイや茶褐色や黒いカスが残っていたら、その正体は「黒カビ」の可能性が。
洗剤の溶け残りや、衣類などに付着しているたんぱく質や皮脂汚れが洗剤カスとして洗濯槽内に付着し湿度が上がると、空気中に浮遊するカビの栄養分になり、黒カビが発生しやすくなります。

黒カビの原因となる「洗剤カスの除去」と「洗濯槽の湿気対策」をすれば、黒カビの発生の予防になります。

【洗濯槽の掃除のやり方】週に一度の乾燥運転などで洗濯槽洗浄し、黒カビを抑制する

写真:ロングヘアーの女性が洗濯機から洗濯物を取り出して広げて確認してるイメージ

洗濯槽の掃除は下記のやり方を参考にお手入れしましょう。

洗濯終了後に乾燥運転をする

日頃のお手入れとしては、週に一度、洗濯終了後に乾燥運転をすると、洗濯槽内の湿気を取り除き、槽の裏側までカラッと乾かせます。

「槽乾燥」コースや「衣類用の塩素系漂白剤」を使って槽洗浄をする

洗濯槽内をドライする「槽乾燥」コースがあれば、それを稼働させるだけでOKです。「自動槽乾燥」が搭載されていれば、洗濯終了後に槽乾燥してくれるのでとても便利です。月に一度、「衣類用の塩素系漂白剤」を使って槽洗浄を行うと洗剤カスの除去ができ、黒カビの発生を抑えることができます。

「自動槽洗浄」があれば洗濯槽の見えない部分までお手入れできる

洗濯または洗濯~乾燥終了後に洗濯槽の見えない部分まで自動でお手入れする「自動槽洗浄」が搭載されていれば、洗濯するたびに、黒カビ発生の原因になる洗剤カスの付着を抑えられるので便利です。

※自動槽洗浄・自動槽乾燥はお買い上げ時オフ設定です。洗濯または洗濯~乾燥終了後に自動運転するにはオンにする必要があります。

それでも発生した黒カビには、専用の「洗濯槽クリーナー」で槽の洗浄を

それでも洗濯槽の中に黒カビが発生してしまった場合、「槽乾燥」や「衣類用塩素系漂白剤での槽洗浄」では黒カビを除去することはできないので、専用の「洗濯槽クリーナー」を使って槽をきれいに洗浄してください。

写真:洗濯槽クリーナー、ドラム式洗濯機用洗濯槽クリーナー

洗濯機の黒カビ対策については、「衣類につく黒いカスは黒カビ!洗濯槽を清潔に保つためのお手入れ方法」でも詳しくご紹介しています。

洗濯したのに、糸くずや髪の毛が服に付いてしまう時は「糸くずフィルター」をチェック!

洗濯物に糸くずなどのゴミが付着してしまう時は、タテ型洗濯機の場合は糸くずフィルターをチェックしましょう。フィルター内に糸くずなどが溜まったまま運転をすると、せっかくフィルターでキャッチした糸くずなどが水流によって洗濯槽内に戻ってしまうことがあります。糸くずに触れずに捨てられるタイプは手が汚れずお手入れもラクラク。定期的にフィルター内の糸くずを捨て、水洗いをしてください。

糸くずフィルターはメンテナンスが肝心

また、糸くずフィルターが破損するとゴミを取る能力が落ちてしまいますので、その場合はフィルターの交換をしましょう。

ドラム式洗濯機の場合は、排水フィルターに溜まった糸くずなどをきれいに取り除くお手入れが必要です。排水の異常を防ぐためにも、お手入れは週1回程度がおすすめです。

また、風呂水の給水が悪くなったら、風呂水給水ホースのフィルターのお手入れも忘れないようにしましょう。

ななめドラム式洗濯乾燥機は、乾燥のたびにお手入れが必要!

乾燥フィルター

ななめドラム式洗濯乾燥機は、乾燥時に出た衣類の糸くずやわた状のゴミを乾燥フィルターがキャッチするので、乾燥運転を使用するたびにお手入れが必要です。乾燥フィルターが目詰まりすると、乾燥時間が長くかかったり、乾燥むらが起こる原因にもなります。

手順は、まず本体から乾燥フィルターを取り出します。フィルターはブラシなどで強くこすりすぎないよう、絞ったタオルなどでやさしく糸くずなどを取り除いてください。目詰まりしている場合はぬるま湯で指の腹などでこすりながら洗い、よく乾かしてください。
乾燥フィルターを戻すときは、セットする部分の底や側面などの糸くずなどを取り除いてから取り付けます。
別売の「おそうじブラシ」を使用すると、洗濯機本体の乾燥経路のほこりを取るのに便利です。

まとめ

洗った洗濯物から嫌なニオイがしたり、糸くずや髪の毛がついたりしないように、洗濯機は日々のお手入れや、定期的なメンテナンスをすることが大切です。この記事を参考に洗濯機の掃除をして、洗濯を快適に行えるようにしましょう。お手入れをすることで、家電を長持ちさせることにもつながります。

2023年11月14日 家事・くらし

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