食洗機の使い方を解説!卓上型食洗機の正しい食器の入れ方とコツ
ライター:UP LIFE編集部
2023年10月11日
家事・くらし
食洗機を使ってみたけれど、キレイに洗えていなかったという経験はないでしょうか。この記事では食器をキレイに洗い上げるための、卓上型食洗機の上手な使い方や食器の入れ方のコツなどを解説します。食洗機を正しく使いこなすことで、洗い物が楽に、また手洗いでは実現できない仕上がりも実感できるはずです。
【食洗機の上手な使い方】卓上型食洗機に食器を入れる前の準備と注意点
卓上型食洗機を使うとき、洗いあがりをよくするために注意しておきたいポイントがあります。ここでは、食器や調理器具を食洗機に入れる前にやっておくといいことや注意点について、パナソニックの卓上型食洗機を例に解説します。
食べ残しや汚れを取り除く
まずは、食器に残った食べ残しを取り除いてから食洗機に入れましょう。
【食べ残しの例】
- つまようじ、魚の骨、輪ゴムなど固いものは故障の原因になります。食器に残っていたらしっかり取り除きましょう。
- 七味、ゴマ、ふりかけなど細かいものは、洗浄中に再付着することがあります。軽く水で洗い流してから入れましょう。
- 魚の皮など臭いの強いものは、洗い上がりの食器が臭う原因になります。特にサバやイワシなどの青魚は臭い成分が多いので、皮や脂などを取り除いてからセットしてください。
- ひどい油の固まりは、きれいに洗えないことがあります。一度洗い落としてから入れてください。
こびりつきは予洗いする
こびりついた汚れは食洗機だけではきれいに落ちません。前処理をしておきましょう。
グラタンや茶わん蒸しのこびり付き、なべの焦げ付きなどはスポンジなどであらかじめこすり落としておきます。
トマトソースやカレーなどの色素は庫内やかごに付着することがありますので、あらかじめ水洗いしておくことをおすすめします。
注意点:食洗機対応の食器であるか確認する
食洗機で洗えないもの、食洗機に対応していない食器や調理器具は入れないようにしましょう。下記を参考にしてください。
【強化ガラス製のもの】
強化ガラス製の食器は急激な温度変化で突然破損することがあり危険です。また、故障の原因にもなりますので、食洗機に入れないでください。
【飛ばされやすい軽いもの】
かご本体の小物入れにセットできるものを除き、プラスチックのスプーンやふた、哺乳瓶の乳首や、さかずきなど、ノズルの水流で飛ばされやすい軽いものは、ヒーターカバーに落下して、発煙・焦げ・変形・臭いの原因となるおそれがあります。
【アルカリ洗剤に弱いもの】
アルミ製・銅製・鉄製の調理器具などは、食洗機用の洗剤で変色したりさびたりすることがあります。
【割れやすいもの、表面に傷や剥がれがあるもの】
傷の付いたガラス食器やひびの入った食器、木製の柄の付いたなべ類は水流や熱で割れる場合もあります。フッ素加工の調理器具はコーティングがはがれる可能性があります。
【中が洗えない、落下するおそれがあるもの】
びん、徳利など口が小さいものは中まで噴射が届かず、汚れがのこる場合があります。
*「食洗機対応可」と表示されている強化ガラス製品については、販売メーカーにお問い合わせください。
【食器の入れ方とコツ】正しい入れ方で洗浄力をアップ
食器や調理器具は正しくセットしないと、ドアに引っかかり開閉できなくなったり、蒸気漏れや水漏れ、本体や食器の破損と変形の原因になったりしますので注意が必要です。ここでは、食器を正しく入れるコツをご紹介します。
*食器の並べ方はカゴの形状によっても異なるため、取扱説明書をご確認ください。
食器は汚れた面を内側に向ける
写真はレギュラータイプTZシリーズ
ノズルから噴射される洗剤液がすみずみまで当たるように、汚れた面を内側に向けてセットして、食器が重ならないように入れます。食器が内側に向いていないと、洗剤液が行き届かず汚れが落ちなかったり、ノズルの噴射水で食器が動いて音がしたりする場合があります。機種によって食器のセット位置は異なりますので、お使いの食洗機の取扱説明書をご確認ください。
セットの仕方や食器・調理器具類の形状により、入らない場合があります。
食洗機に非対応のもの(食器類・調理器具・水筒など)もありますので、お使いの品の取扱説明書をご確認ください。
底にくぼみのある食器は少し傾けると糸底に水が残りにくい
食洗機は洗浄から乾燥まで連続で運転するので、食器の底などくぼんでいる部分には水が残ります。また、樹脂製の食器は乾燥しにくい場合があります。少し傾けて入れると水の残りが少なくなります。
洗いあがりをよくするための注意点
洗いあがりをよくするためには、洗剤液が食器のすみずみまで届き、すすぎも十分に行えるようにすることが大切です。次のポイントを守りましょう。
- 食器がノズルに当たらないように入れる
- 背面ノズルを食器でふさがない
- 食器をカゴの外や下にはみ出して入れない
【食洗機専用洗剤の使い方】種類別に特長を解説
食洗機には食洗機専用の洗剤を使います。専用洗剤は粉末・液体・タブレットなどがあります。洗浄に特化した弱アルカリ性で、漂白成分や酵素などが含まれており、界面活性剤は少なく泡立ちは少なめです。
一般の台所用液体洗剤を食洗機で使うと、泡が大量に発生して洗えなくなります。また、水漏れや異常報知の原因にもなります。食器を台所用洗剤で下洗いした場合も十分にすすぎを行ってからセットしましょう。
重曹も使用できません。溶け残りが発生して固まり動作不良になる場合があります。
粉末
粉末タイプの洗剤は使うたびに計量が必要ですが、使用量の微調整が可能で便利です。投入量や投入の仕方などによって溶け残りが出ないよう注意が必要です。メーカーの指示に従い、決められた量を守りましょう。
液体
液体タイプの洗剤は使うたびに計量が必要ですが、使用量の微調整が可能です。投入の仕方によっては均一に混ざらず、庫内に洗浄成分が行きわたらないこともあります。決められた使い方と量を守りましょう。
タブレット
タブレットタイプの洗剤は計量が不要で手軽に使え、手間が少ないのが特徴です。ただし、投入量の微調整はできません。汚れの量に応じて投入する個数を守りましょう。
食洗機専用洗剤を入れる場所
洗剤は専用の投入口へ入れてください。洗剤は残さいフィルター周辺に落ちて、溶けやすく洗浄効果が高まるようになっています。専用洗剤投入口に入らないサイズの洗剤は残さいフィルター上へ直接投入してください。
専用洗剤投入口の場所や形状はメーカーや機種により異なります。それぞれ取扱説明書をご確認ください。
洗い残しがある・油汚れが落ちない時は、洗剤の量を確認する
油汚れが多いとき、トマトソースやカレーなど濃い色素の汚れの場合は、通常より多めの量、約1.5~2倍を目安に投入してください。
たとえば、洗剤量の目安は(パーソナル食洗機TML1を除く)通常の汚れでタブレット洗剤なら1個、粉末または液体洗剤は4~6g程度です。
油汚れなどが多い場合は、タブレット洗剤の場合、大きさ3cm未満なら2個、大きさ3cm以上なら1個です。粉末洗剤、液体洗剤では約10g(少量コースでは約3g)が目安になります。
食洗機は最適な設定を使い分けること!
食洗機には汚れレベルを設定したり、すすぎ回数やすすぎ時間を指定できたりする製品もあります。その場合は最適な設定を選びましょう。
食洗機の使用後は、フィルターを掃除する
使用後は、残さいフィルターに溜まった残さいを取り除きます。機種により異なりますが、運転後毎回お手入れするものから、週に一度程度のものまで様々です。お使いの食洗機の取扱説明書を確認しましょう。庫内の汚れや臭いが気になった場合は、お手入れコースのある食洗機はお手入れコースを選択して運転します。お手入れコースがない場合は、食器を入れずに洗剤を標準量の2倍入れて標準コースで運転してください。
毎月1回はよく絞った布で庫内とノズルを拭きます。庫内が白く汚れてきたら庫内クリーナーを使ったクリーニングが必要です。
このように、食洗機は、正しく使いこなせば、食器洗いが楽になります。また手洗いでは実現できない仕上がりとなり、省エネにもつながります。ここからは、「食洗機を置きたくても、キッチンが狭くて置けない」とお悩みの方に、スリムタイプの食洗機をご紹介します。
置けないとあきらめていた場所にも置ける!買ってすぐ使えるスリムタイプの食洗機
「置き場所がない」という理由であきらめていませんか?スリムタイプのタンク式の卓上食洗機なら、狭い場所にも置けて、購入してからすぐに使えるので便利です。
ここからは、スリムタイプの食器洗い乾燥機 NP-TSP1の主な特長を紹介します。
ドアの開閉時を省スペースにした「リフトアップオープンドア」を採⽤
本体奥行が約34.1cmとコンパクトで、ドアは開閉時にスペースを取らないように設計された「リフトアップオープンドア」仕様となっています。シンクの横など狭いスペースにも置けます。設置には36.7cm以上のスペースが必要で、本体後方の壁と本体の間には0.5cm以上のあきが必要です。以下の2点もチェックして置き場を決めましょう。
本体を水平に置けるスペースがあるか
ドアを開けたとき、蛇口に当たらないか※1
*本体と壁の間に0.5cm以上のあきが必要です。(上記寸法には0.5cmのあきを含んでいます)
⼯事不要なタンク式。賃貸住宅にも置ける!
分岐⽔栓の取り付け⼯事が不要なタンク式なので商品が届いた⽇からすぐに使えます。賃貸住宅でも気軽に設置できます。
スリムでも約4⼈分24点※2の⾷器が⼀度に⼊る!
茶碗4点・汁椀4点・コップ4点・⼩⽫4点・中鉢4点・⼤⽫4点と約4人分の食器が入る、大容量です。フライパンやまな板などの調理器具もセットできます。
手洗いより節水※3でき、光熱費も抑えられる!
手洗いより節水できます。4人分相当の食器※2なら手洗いの約1/6の水で洗えます※3。
次のような工夫で、さらに省エネが実現できますので、参考にしてみてください。
【省エネのコツ】
- 残さいをていねいに取り去っておく
あらかじめ前処理しておくと汚れ落ちが良くなります。 - 洗剤の適量を守る
少なすぎると洗浄能力は落ちます。また洗剤を多く入れても洗浄能力はほとんど変わりませんし、洗剤の溶け残りなどが発生する可能性もありますので、適量を入れましょう。 - 食器をかごに正しくセットする
食器の入れすぎや、重ね置きは洗浄能力・乾燥能力が悪くなり、乾いていないからと乾燥時間の延長をすると、電気のムダにも繋がってしまいます。 - できるだけまとめ洗いする
決められた食器点数内でまとめ洗いすれば、稼働回数を減らすことができ水や電気の節約になります。
定額利用サービスなら月額2,570円(税込)からお試しできる!
食器洗い乾燥機 NP-TSP1は月額2,570円(税込)から毎月定額で利用できます。
シンクまわりに設置スペースがあるなら機器本体だけのコースで月額2,570円(税込)、設置スペースがなく調理スペースを確保したいなら専用置台付きコース月額2,720円(税込)がおすすめです。購入前に試してみたい方もぜひご利用ください。
⾷器洗い乾燥機 定額利⽤サービスの詳細はこちら!
まとめ
食洗機を使いこなせば、食器洗いが楽に、時間の節約に。手荒れの心配もなくキレイな仕上がりが実感でき、さらには省エネにもつながります。もし、購入後にすぐに使えるタンク式の食洗機を検討している場合は、食器洗い乾燥機 NP-TSP1がおすすめです。購入前に試してみたいという方は、定額利用サービスを試してみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した商品
※1 設置条件は事前に必ずご確認ください。
※2 収納できる食器点数は標準食器の場合です(日本電機工業会自主基準による)。
※3 食器24点、小物16点(日本電機工業会自主基準による)
2023年10月11日 家事・くらし
- 記事の内容や商品の情報は掲載当時のものです。掲載時のものから情報が異なることがありますのであらかじめご了承ください。