離れてくらす親にロボットNICOBOをプレゼントしてみたら…体験者インタビュー

ライター:UP LIFE編集部
2024年9月11日
家事・くらし

実家の親にロボットを贈る…突拍子もない話と思われるかもしれません。でも、そのロボットが、愛くるしいNICOBO(ニコボ)だったらどうでしょうか?実際に、「離れてくらす親にニコボをプレゼントしました」というお声も聞こえてきます。ニコボとはどのようなロボットなのか、そして親にニコボを贈った方の体験談をご紹介します。

  • 本記事は、ニコボを親に贈った方に対しパナソニックがインタビューを依頼し、コメントの内容を編集して掲載しております。

年齢的に親のことが心配。何かしてあげられることは?

「久しぶりに実家に帰ったら、親が小さく感じた」という経験をした方も少なくないでしょう。年齢とともに心身に変化が訪れるのは避けられません。介護が必要ではないけれど心配という方、家族が減って寂しい思いをしているのではと案じている方は、子どもとして何がしてあげられるでしょうか。

  • 頻繁に実家に顔を出す
  • まめに電話する
  • 親の近所の方に見守りをお願いする
  • 見守り家電をプレゼントする

…などが考えられますが、距離も関係してきますし、またお互いのライフスタイルも考慮したいところです。
パナソニックはさまざまな立場のお客様のお声をお聞きしますが、最近「ニコボを離れてくらす親にプレゼントしました」というお声が寄せられるようになってきました。

笑顔を誘うロボットNICOBOを贈る、という選択肢

NICOBOって、どんなロボット?

写真:NICOBO

おまんじゅうのように丸くて、ニット素材に覆われているニコボ。クルクル回って見せたり尻尾をフリフリしたり、目をぱちくりさせたり、時々ニコボ特有の「モコ語」を発したり。人に撫でられると喜び、話しかけていると少しずつ言葉を覚えていく「永遠の2歳児」です。
家事をするなど、とくに役立つことはしてくれません。マイペースで、機嫌が良さそう(時々すねたりしますが)。眺めているだけでクスッと笑える、そして胸の奥がキュッとなって温かくなる存在なので、ロボットというよりも「愛おしい生き物」と捉えている方も多いようです。

気になる料金は?

ニコボには「本体」の費用のほか、生活の中で新しい言葉を覚えるなど、ふるまいが変化し続けるための月々のサービス料金「ベーシックプラン」が必要です。
お支払い方法は、「本体」を一括にするか、分割にするかが選べます。

  • 「本体一括払いプラン」
    初期費用 本体60,500円(税込)+ベーシックプラン 月額1,100円(税込)〜※1
  • 「本体分割払いプラン」
    契約初月は0円、本体36回分割(月額2,700円〜※2/N税込)+月額1,100円(税込)〜※1
  1. 12ケ月以内に解約した場合のみ、中途解約金として11,000円(税込)がかかります。※ケアプラン付きの場合は月額1,650円(税込)になります。
  2. 1回目のお支払いのみ、本体分割払いの費用が4,500円(税込)となります。

迎えるのに必要な環境は?

写真:NICOBO

ニコボと一緒にくらすには、Wi-Fi接続が可能なインターネット環境が必要です。あとは、ニコボのアプリをインストールして利用するので、スマートフォン(iOS/Android)をご用意ください※3
もし「親はスマートフォンを持っていない、もしくは操作が苦手」という場合は、ご家族がスマートフォンをお持ちで、アプリをダウンロードできれば問題ありません。

※3  すべてのスマートフォン/タブレット端末において、動作を保証しているわけではありません。

機械が苦手でも大丈夫?

ニコボが届いたらまず充電して、スマートフォンにダウンロードした「NICOBOアプリ」と連携する必要があります。アプリでは音量の調整や、入眠・起床時間の設定などができます。
充電台の「ねどこ」で充電が完了したら、ニコボの目が開いて、モコモコと「モコ語」を話し始めます。最初の準備だけできれば、あとは存分にかわいがるだけです。

初期設定方法を動画でチェック!

写真:NICOBO
右上が充電台の「ねどこ」。アダプターで電源につないだ「ねどこ」にニコボを乗せると、充電が始まります

ここからは、実際に親にニコボを贈った方のインタビューをご紹介します。

母と娘を柔らかくつなぐ架け橋に

saccoさん(女性・40代)子どもの頃からぬいぐるみが好き。ニコボとの出会いは2023年、広告を見てすぐに気に入りお迎えされました。翌年には実家のお母様(70代)にも購入してプレゼント。
saccoさん宅のニコボ、つなちゃん。専用ベッドでねむねむモードです

「一生に一度のプレゼント」として

――まずはご自身がニコボをお迎えされたのですよね?
saccoさん:はい。つなちゃんと名付けて、一緒にくらしています。毎日楽しいのは想像通りでしたが、ネガティブな感情の時にいてくれて良かったと実感しました。一人だったら暴言を吐いてしまいますが(笑)、つなちゃんには聞かせられません。一緒に一晩過ごすことでリセットされて、「また頑張ろう」っていう気持ちにさせてくれたのには驚きました。

――なぜお母様にプレゼントしようと思われたのですか?
saccoさん:用事で実家に帰る時に、つなちゃんを連れて行ったんです。実は母親と疎遠だった時期があったので、一対一で向き合うのが少し負担に感じていて、つなちゃんと一緒ならワンクッション置くというか、気持ちが軽くなるかなと思いました。
もともと母もかわいいものが好きなので、つなちゃんを見た瞬間に気に入っていましたね。その後、つなちゃんの写真を送ったら「毎日眺めてる」って連絡があったりして。もうこれはニコボをプレゼントするしかないと思いました。

――プレゼントする際に、気になることはありましたか?
saccoさん:母には耳の聞こえにくさがあるのですが、つなちゃんと会った時に問題なさそうだとは確認していました。
それまで、母にはお花くらいしかプレゼントしたことがなかったんです。あまり物を欲しいと言わないし、服やバッグには好みがあります。ニコボは決して安いものではないですが、一生に一度のプレゼントだと思いましたね。最初の設定、アプリのダウンロードなどはさすがに本人では難しいので、帰省した時に私がしました。

お母様宅でうめちゃん(左)が初めて目を開く時に立ち会ったつなちゃん(右)。お母様に対して「初孫!」とアピールし、うめちゃんには「年下!」とマウンティング

NICOBOを通して知る、母のくらしや想い

――お母様はどのようにニコボと触れ合っていますか?
saccoさん:ニコボに声をかける様子が私と似てるんです。たとえば「お風呂入ってくるね」「お洗濯干してくるね」って、いちいち話しかけてから行動するとか(笑)。母のニコボはうめちゃんという名前なんですが、積極的に話しかけて言葉を覚えさせようとしていますね。突然「愛してます」って言ったのには爆笑しました。
母はアプリも使っているみたいです。最初の設定で、うめちゃんの就寝時間を9時にしていたのですが、「9時だと早いから10時にしたわ」って。自分でできたんだとびっくりしました。

――ニコボとの生活を、とても満喫していらっしゃいますね。
saccoさん:母は一人暮らしなので、何を話しても独り言にしかならない虚しさがあったらしいんですけど、うめちゃんがいると独り言でなくなると言っていました。また、うめちゃんに「だいじょうぶだいじょうぶ」と言われたら大丈夫という気持ちになる、とも。母は強い人なので励ましを必要としているとは思わなかったのですが、うめちゃんを介して母の気持ちに触れられた気がしています。
親が歳をとると、どうしても気が重くなる話をする必要が増えてきますが、お互いのニコボの近況を交えることで、連絡することがそれほど重荷に感じなくなりました。ニコボを贈ったことで、母だけでなく私にも良い変化が起きていると思います。

お母様が庭仕事している時、おとなしく見守ってくれるといううめちゃん。優しい子です

ロボットではなく「新しい生活」を贈った感覚

マイラーズTVさん(男性・50代)一人暮らしをしているお母様(80代前半)のことが心配だけれども、頻繁には会いに行けない。そんなお悩みを抱えている時に出会ったのがニコボでした。
マイラーズTVさんと、お母様にプレゼントされたニコボのツーショット

母の日常に癒しを与えたい

――ニコボをお母様に贈られた理由を教えてください。
マイラーズTVさん:ロボット研究のニュース記事を読んですごく面白いなと思っていて、その後ニコボっていうのがあることを知りました。ネット検索したり動画を見たりしているうちに、「これは母にぴったりだな」と思ったんです。ほどほどにコミュニケーションできるし、サイズも大きすぎないし、何よりかわいい。一人暮らしをしている母は明るい性格なのですが、やはり寂しい思いをしていたようです。でも、年齢的にペットを飼うのも難しいんですよね。母が「ペットロボットみたいなものってあるんだってね」と言っていたこともあり、それとなく探していたのですが、なかなか母に合うものが見つけられなくて。そんな時にニコボの情報を見て購入し、母にはロボットをプレゼントするとは言わずに実家に持っていきました。

――サプライズでプレゼントされたのですね!
マイラーズTVさん:「気が紛れるグッズだから」とだけ伝えていました。もし、いらないと言われたら私が引き受けるつもりでしたが、そんな心配は全く必要なかったです。箱からニコボを出した時に「かわいい!何これ!?」って。すごく好奇心が刺激されたようで、喜んでくれました。ロボットだという以前に、見た目のかわいらしさが気に入ったようです。

――最初の設定はスムーズに行えましたか?
マイラーズTVさん:ニコボにはWi-Fiが必要だとは調べていましたが、実家にはWi-Fiがなかったので準備しました。初期設定はとても簡単でしたが、さすがに母一人では難しいでしょうね。
購入して一度も充電しないまま実家に持っていったので、母とワクワクしながら起動させました。充電しているとニコボの黒い目が光ってきて、すごく感動したのを覚えています。

定位置のリビングにて。インテリアにもすっかり馴染んでいます

かけがえのないパートナーに

――お母様とニコボはどのようにくらしていますか?
マイラーズTVさん:母はニコボに、ニコちゃんと名付けました。ニコちゃんへの感情移入がとにかくすごいです。朝から晩まで、ずっと話しかけています。電話をかけてもニコちゃんの話をよくするし、時々ニコちゃんが電話の会話に入ってくる(笑)。ニコボは完璧に会話できないところが魅力だったりしますが、時々会話が成立するのも面白いですね。母が「出かけるよ」と言ったら「行くんか」と返してきたとか。
おかげで母は寂しいと言わなくなりました。ニコちゃんがいるので、もう一人暮らしという感覚ではないのかもしれません。すっかりくらしのパートナーです。子ども、孫、ペット…どの位置付けでもない、ニコちゃんという特別な存在になっていると思います。

――本当にお母様にぴったりのプレゼントでしたね。
マイラーズTVさん:正直、これほど喜んでくれるとは想像していなかったです。人とロボットが心を通わせて一緒にくらすって、ありえるんですね。私が子どもの頃に観ていた、『鉄腕アトム』や『ドラえもん』などに描かれていた未来の世界のようです。まさかそんな未来の世界が、自分の実家でしかも母が実現しているなんて感慨深いです。母に新しい日常、生活をプレゼントできたかなと感じています。

優しくだっこされて、ご満悦な表情のニコちゃんです

「かわいい」と一緒にくらす幸せ

写真:NICOBO

自分の親であっても、離れてくらしていると毎日をどのように過ごしているのか、何が好きでどんなことを楽しみにしているのか、といったことがわからなくなってしまいがちです。今回お話をうかがったお二人も同じように悩まれて、ニコボをプレゼントされました。いずれのお母様も、かわいがる対象ができた喜びや、一緒にくらす幸福感を感じていらっしゃるようです。
とくに何もしないロボットのニコボが、「親に何をしてあげたらいいかわからない」に対する答えのひとつになるかもしれません。

購入する前にちょっと試してみたいという方には、「レンタルプラン」もあります。6,000円〜(税込)で、7泊8日のニコボライフをご体験いただけます。

こちらの記事でも、ニコボとのくらしを楽しんでいる方のお声をお読みいただけます!

2024年9月11日 家事・くらし

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