タブレット学習の効果を引き出す、環境づくりと活用のコツ

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ライター:UP LIFE編集部
2026年2月19日
家事・くらし

お子さんのタブレット学習、本当に効果があるか気になりませんか?この記事では公的なデータを基にした学習効果から、集中力を高める環境の整え方、質の高いアプリ選びまでわかりやすく解説します。タブレット学習のメリットを生かし、お子さんの学びをを最大化するヒントを見つけてみましょう。

そもそもタブレット学習は本当に効果があるの?

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タブレットを使った学習には、どのような効果やメリットがあるのでしょうか?ここでは、公的なデータや一般的な傾向をふまえながら、家庭で活用する上での知っておきたいポイントや注意点を整理していきます。

ICTの適切な活用が子どもの意欲や自己肯定感に関わる?

「タブレットを使った学習は、本当に子どものためになるのだろうか」と感じる方もいるかもしれません。国立教育政策研究所が公表した全国学力・学習状況調査では、ICT機器を学習に役立つと感じている(=効力感が高い)児童生徒ほど、挑戦心・自己有用感・幸福感などの心理的側面で肯定的に回答する傾向があることが示されています(※1)。この結果は、タブレットなどのICT機器が、学習内容へのアクセスや学習意欲を支える一助となり、子どもの自己肯定感や学びへの前向きさを補う可能性を示唆しています。もちろん、ICTの利用だけで学力が直接向上するわけではありません。しかし、学びに向かう姿勢を支える環境づくりには一定の役割を果たし得るといえるかもしれません。

タブレット学習の利点と家庭でのリスク管理の重要性

タブレット学習の大きなメリットは、一人ひとりの理解度に合わせて学習を進めやすい「個別最適な学び」が実現しやすいことにあります。さらに、動画や音声を活用することで、文字だけでは理解しにくい内容も直感的に理解できる事も魅力です。
その一方で、保護者としては「視力などの健康面への影響」や「使いすぎてしまわないか」といった不安も感じやすいでしょう。便利さと引き換えに心配が生じやすい面もあるため、メリットを活かしつつ、家庭では利用時間や使い方のルールづくりなどに配慮していくことが大切です。

学習効果が変わる。タブレットとアプリの選び方

タブレット学習の効果を高めるには、端末本体だけでなく、学習アプリの選び方も重要なポイントです。
たとえば、子どもの理解度に合わせた問題が出題される機能など、質の高いアプリを見分ける公的な基準や、学習を続けるための端末選びの視点をご紹介します。

スペックだけじゃない。学習継続のための確認点

タブレットを選ぶ際、つい画面サイズや価格といったスペックに目が行きがちです。しかし、学習で長く使っていくことを考えると、別の視点も大切になります。
たとえば、子どもの利用時間を管理できるペアレントコントロール機能や、夜間の学習で画面の光を調整するモードの有無なども確認したいポイントです。
また、兄弟や家族で1台を共有する場合は、利用者ごとに設定を分けられるかどうかも、スムーズな活用のために考慮するとよいでしょう。

質の高い学習アプリを見分ける3つの基準

数多くの学習アプリの中から、質の高いものを選ぶのは簡単ではありません。しかし、学習に効果的なアプリにはいくつか共通する特徴があります。

  1. 子どもに合わせて調整される「個別最適化」
    理解度に応じて問題の内容や難易度が変わるなど、子ども一人ひとりに合わせて学習を進められる仕組みがあるか。
  2. 学びが一方通行にならない「双方向性」
    操作に対してフィードバックが返ってくるなど、考えながら学べる構造になっているか。
  3. 成長を見える化できる「振り返り機能」
    学習の進み具合や、つまづいたポイントを後から確認できる仕組みがあるか。

これらの要素が揃っているアプリは、学習の継続やり秋の定着を支えやすくなります。
アプリ選びの際は、この3つの視点を意識してみてください。

子どもの集中が途切れない。今日からできる学習環境の整え方

タブレット学習を効果的に進めるには、集中を妨げる要因をできるだけ取り除き、健康にも配慮した学習環境を整えることが大切です。
ここでは、家庭でのルール作りから、姿勢や睡眠といった身体への配慮まで、すぐに試せる4つの工夫を紹介します。

「時間」と「場所」のルールを家庭で決める

タブレットは便利な反面、つい長く使いすぎてしまうことがあります。「学習に使うのは夜9時まで」「学習以外で使うのは1日1時間まで」など、家庭内で時間を区切るルールを決めておくと、生活リズムが崩れるのを防ぎやすくなります。
また、「学習はリビングのテーブルで」のように場所を決めておくと、遊びと学習の気持ちの切り替えもしやすくなるでしょう。保護者の目が届くことで、困っている様子にも気づきやすくなります。

通知オフなど、タブレット側の設定を見直す

学習中にゲームやSNSの通知が届くと、どうしても気になって集中が途切れてしまいがちです。多くのタブレットには、特定のアプリからの通知を一時的にオフにする機能や、決まった時間帯は通知を制限する「集中モード」のような機能が備わっています。学習を始める前に親子で一緒に設定を確認し、勉強中は不要な情報が入ってこない環境をつくることをおすすめです。
事前に環境を整えておくことで、途中で気が散ることが減り、学習に集中しやすくなります。

スタンドを活用して正しい姿勢を保つ

タブレットを使うと、つい画面を覗き込むような姿勢になりがちです。こうした姿勢が続くことは、体の負担になるだけでなく、呼吸が浅くなり脳への酸素供給が減ることで、集中力の低下につながる可能性もあります。
タブレット用のスタンドを使って画面の角度を調整し、目線が下がりすぎない位置に固定するだけでも、姿勢は大きく改善できます。
無理のない姿勢を保つことが、集中力を維持するための大切な土台になります。

睡眠の質を守るためのブルーライト対策

夜遅くまでタブレットの明るい画面を見ていると、睡眠の質に影響が出ることがあります。これは画面から発せられるブルーライトが、眠りを促すホルモン「メラトニン」の分泌を抑制してしまうためだといわれています。
夜の学習では、タブレットのブルーライトカット機能を使ったり、就寝の1〜2時間前には使用を終えたりするなどの工夫が大切です。
睡眠の質を守ることは、翌日の集中力や学習効率を高めることにもつながります。

学習の幅を広げる。場所を選ばないモバイル学習のすすめ

タブレット学習のメリットは、場所を選ばずに学べることです。気分転換をしながら学習したり、より集中できる場所を求めて、学習の場を家庭の外へ広げたりすることで学習への意欲が高まることもあります。
ここでは、タブレット学習という考え方と、外出先でも学習機会を逃さないためのちょっとした備えについてご紹介します。

リビングや自室以外も学習場所に変える

いつも同じ場所では集中しづらいと感じたり、家族がいて少し騒がしく感じたりすることもあるでしょう。そんなときは、図書館の学習スペースなど、静かな環境に場所を移してみるのもひとつの方法です。場所を変えることで気持ちもリフレッシュでき、学習効率が上がることも期待できます。ただし、公共の場では音漏れに注意してイヤホンを使う、キーボードの打鍵音に配慮するなど、周りの人への気配りも大切にしましょう。

学習機会を逃さないための「電源」の備え

電源の確保はデジタル学習での基本的なポイントのひとつです。特に外出先で学習する場合、「使いたい時に充電がない」という事態は避けたいもの。せっかくの学習意欲を充電切れで途切れさせないためにも、持ち運びのできるモバイルバッテリーなどをひとつ用意しておくと安心です。待ち時間などのスキマ時間でも、場所を選ばす落ち着いて学習に取り組める環境を整えることができます。

まとめ:タブレット学習は「環境づくり」で進化する

タブレットという便利な道具も、ただ渡すだけでは十分な学習効果を引き出すことはできません。その効果を最大限に引き出す鍵は、子どもが自ら学びに向かう力を伸ばせるよう、家庭で「環境」を整えてあげることです。
使い方のルールや学習環境への配慮を重ねることで、タブレット学習はより意味のある学びへと進化していきます。この記事が、ご家庭でのより良い学びの形を見つけるきっかけになれば幸いです。

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出典

  1. /国立教育政策研究所:「令和6年度 全国学力・学習状況調査 報告書・調査結果資料」 https://www.nier.go.jp/24chousakekkahoukoku/

2026年2月19日 家事・くらし

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