何もしたくない時の家事・洗濯はどうする?暮らしを大きく崩さないための「ゆるめる」工夫
ライター:UP LIFE編集部
2026年2月19日
家事・くらし
何もしたくない時は、心や体が「一度立ち止まって」と知らせているのかもしれません。この記事では、その背景をやさしく整理し、自分を責めすぎずに過ごすための考え方を紹介します。あわせて、何もしたくない日でも暮らしを大きく崩さないようにする家事や洗濯のゆるめ方についても触れていきます。
なぜ?「何もしたくない」と感じてしまう主な原因
無気力感の原因は、気づかないうちに溜まった心身の疲れや日々のストレス、そして現代ならではの情報疲れなどさまざまです。まずは、自分の状態を客観的に知ることで、心が少し楽になるかもしれません。
知らないうちに溜まっている心身の疲れ
私たちは、身体的な疲れだけでなく、精神的な疲れも日々少しずつ蓄積しています。たとえば、多くの人と会って気を使ったり、重要な決断を重ねたり、常にマルチタスクをこなしたりすることで、目には見えない心のエネルギーは消耗していきます。自分では「まだ頑張れる」と思っていても、心や体は正直です。こうした自覚しにくい疲れが限界に達した時、「何もしたくない」という形で心身が強制的に休息を取ろうとすることがあります。
日々のストレスによるエネルギーの消耗
仕事のプレッシャーや人間関係の悩みなど、私たちは日常生活でさまざまなストレスにさらされています。こうしたストレスが長く続くと、心は自分を守るために、活動のスイッチをオフにしてエネルギーの消耗を最小限に抑えようとします。その結果、意欲の低下や「何をしてもおっくうだ」と感じる状態につながることがあります。それは、いわば心の防御反応。自分をこれ以上傷つけないための、自然で賢明な仕組みとも言えるでしょう。
スマホやSNSによる「情報疲れ」
スマートフォンを開けば、次々と新しい情報が流れ込んでくる現代。知らず知らずのうちに、脳が情報を処理しきれずに疲れてしまう「脳疲労」の状態になっているかもしれません。特にSNSでは、他人の楽しそうな姿と自分を無意識に比べてしまい、気づかぬうちに心のエネルギーを消耗しがちです。ただ画面を見ているだけなのに何だか疲れると感じる時は、膨大な情報量から脳を守ろうと、心が活動を停止したがっているサインかもしれません。
睡眠の質や生活リズムの乱れ
睡眠は、心と体の疲れを回復させるために欠かせない、もっとも重要な時間です。寝る時間が不規則だったり、眠りが浅かったりすると、十分に疲れが取れず、日中に使える活動エネルギーが不足してしまいます。
特に、夜遅くまでスマートフォンの明るい画面を見ていると、自然な眠りを妨げ、睡眠の質が低下しやすくなります。こうした生活リズムの乱れが積み重なることで、日中のだるさや、「何かをし始めるのが億劫だ」と感じる意欲の低下を招いている可能性も考えられます。
もし長く続く場合は専門家への相談も一つの選択肢
十分な休息をとっても「何もしたくない」という状態が長く続いたり、気分の落ち込みが深くてつらいと感じたりして、日常生活に支障が出ている場合は、一人で抱え込まないことも大切です。お住まいの地域の相談窓口、心療内科や精神科、オンラインカウンセリングなど、専門家に相談してみるのも選択肢のひとつです。誰かに話を聞いてもらうだけで、気持ちが整理できたり、解決の糸口が見つかったりすることもあります。
何もしたくない時に自分を責めすぎないための考え方
この章では、「何もしたくない自分」を責める悪循環をゆるめるための視点をまとめます。
何もしたくない自分を責める悪循環をやわらげる
何もしたくない時、「周りは頑張っているのに自分はだめだ」と感じてしまうことがあります。すると、自分を責める気持ちが強まり、ますます動けなくなるという悪循環に入りがちです。頭では「今は休むべき」と分かっていても、「ただ怠けているだけでは」と不安になり、かえって心が落ち着かないということもあるかもしれません。
そんなときは、「いま感じているしんどさは、心や体からの自然なサインかもしれない」と、一歩引いた視点でとらえてみることが役に立ちます。まずは、「疲れているのに、よくここまでやってきた」と、これまでの自分のこれまでの頑張りを静かに認めてあげてください。そうすることで、自分を責める気持ちが少しずつゆるみ、心にも余白が戻ってきやすくなります。
休むことは心と体の健康を守るために必要な行為
心と体の健康を保つうえで、十分な睡眠や休養は欠かせません。睡眠不足が続くと、集中力や判断力が落ちたり、気分の落ち込みやイライラが強くなったりすることが知られています。また、強いストレスが続く状況でも、どこかでペースを落とし、緊張をゆるめる時間を持つことが大切です。
こうしたことから、「休む」「立ち止まる」ことは、決して特別なことではないと分かります。何もしたくない時に、あえてペースを落とし、からだを休めたり、ぼんやりする時間をとることは、長い目で見れば自分を守る選択肢のひとつといえます。スマートフォンや外からの情報を少し遠ざけ、誰かの評価から離れて、何者でもない自分にもどるような静かな時間を持つことは、心を整えるうえでも大きな意味があります。
今日はここまでで十分と考える方針を持つ
とはいえ、まったく何もしないことに不安を感じる人も少なくありません。その場合は、「今日はここまでできたら十分」と思える大まかな方針を、自分なりに決めてみるのがおすすめです。たとえば、水分をとる、簡単な食事だけは口にする、顔を洗うといった、健康や安全にかかわる基本的な行動にしぼって考えてみましょう。
そうした最低限を意識しておき、それ以外の家事や用事は「今日はお休み」と割り切ることで、自分を追い込みすぎずに過ごしやすくなります。どこまでできれば十分かという目安を持っていると、「何もできなかった」という自己否定より、「ここまでできれば今日はよし」ととらえ直しやすくなり、次の章で扱う具体的な過ごし方やセルフケアも取り入れやすくなります。
そうした気持ちの余白があることで、次の章で紹介する具体的な過ごし方やセルフケアも、無理なく取り入れやすくなるでしょう。
何もしたくない時の過ごし方と小さなセルフケア
この章では、何もしたくないと感じるその瞬間に、どのように時間を過ごすかの具体的なヒントをまとめます。
何もしない日用の過ごし方をあらかじめ用意する
「何もしたくない」と感じた日は、その場その場で悩むより、あらかじめ「何もしない日にやってもよいこと」を前もって考えておくと、少し気持ちが楽になります。たとえば、お気に入りの音楽を流しながら横になる、好きな飲み物を用意してゆっくり味わう、静かな部屋で照明を落として目を閉じる、といった過ごし方です。
前もって決めておくことで、「今日はもう何もできなかった」と責めるのではなく、「今日は何もしない日のプランどおりに過ごせた」ととらえ直しやすくなります。スマートフォンや外からの情報を少し遠ざけ、誰かの評価からも離れて、何者でもない自分にもどるような静かな時間を意識して持つことで、休むことへの罪悪感もやわらぎ、心身の回復につながりやすくなります。
ベッドやソファからできるごく小さな行動をひとつ決める
どうしても動きたくない日には、ベッドやソファからでもできる、ごく小さな行動から始めるのもひとつの方法です。たとえば、深呼吸をゆっくり数回くり返す、カーテンを少し開けて外の光を入れる、手の届くところに置いた水を一口飲む、といったことです。体勢を大きく変えなくてもできることをひとつだけ選んでみます。
大きな変化ではありませんが、「何もできなかった」ではなく「これだけはできた」と感じられることが、自己否定の気持ちをやわらげてくれます。小さな行動でも、自分のために何かをしたという実感が積み重なると、次の一歩を踏み出すきっかけにもなります。「今日は、深呼吸だけでもできた」といった小さな達成感を、自分の中で静かに認めてあげることが大切です。
気持ちが落ち込み続けるときの相談先をひとつ持っておく
もし、「何もしたくない」状態や強い落ち込みが長く続くときには、一人で抱えこまないことも大切です。働く人向けのメンタルヘルス情報サイトや、自治体・保健所が設けている相談窓口など、こころの健康について話ができる場はいくつか用意されています。最近は、電話だけでなく、メール、オンラインなど、利用しやすい形の窓口も増えています。
相談する相手は、医療機関だけに限りません。身近な人や職場の相談窓口など、「話してみてもよい」と感じられる場所をひとつ持っておくことで、気持ちの行き場が生まれます。つらさが続くときは、「助けを求める」という選択肢を、自分の中にあらかじめ用意しておくことが大切です。無理にすぐ相談しなくても、「困ったときにはここに連絡できる」と知っているだけで、心の負担が少し軽くなることもあります。
何もしたくない日でも暮らしを大きく崩さない工夫
この章では、何もしたくない日があっても、暮らしが大きく乱れないようにするための家事との付き合い方を考えます。
家事は全部やらなくてもよいと考え方を変える
家事は「毎日きちんとやるもの」と思い込みやすいですが、体調や気持ち、仕事の忙しさなどの状況に合わせてペースを変えてもかまいません。日によって、できることの量が変わるのは自然なことです。それでも「つねに同じレベルでこなさなければ」と自分に求め続けると、疲れがたまりやすくなります。
「今日は疲れている」と感じる日は、「いつもどおり」ではなく、「今日は少し手を抜く日」とあらかじめ決めてしまうのも一つの方法です。食事は簡単なもので済ませる、掃除は見えるところだけにするなど、家事のゴールを一段階さげることで、何もしたくない気分と折り合いをつけやすくなります。
やらない家事をあえて決める
何もしたくない日は、「今日はこれとこれはやらない」と、あえて“やらない家事”を決めてしまうと、心の負担が軽くなります。たとえば、「今日は掃除機はかけない」「アイロンがけは後日にする」「凝った料理は作らない」といった具体的な線引きをしてみましょう。そのうえで、食事や水分補給など、健康や安全に関わる部分だけを、先ほどの最低限ラインとして残しておきます。
やらないと決めた家事は、「後でまとめてやる」「別の日に回す」と割り切ることで、「できなかった」という後悔より、「今日は休む日にできた」という感覚を持ちやすくなります。自分の状態に合わせて家事の量を調整することは、決して悪いことではありません。むしろ、長く暮らしを続けていくための調整と考えてみてもよいでしょう。
家事の頻度を下げたりまとめて行う
家事の中には、「毎日でなくてもよいもの」や、「まとめて行ったほうが楽なもの」もあります。たとえば、床の拭き掃除や収納の整理整頓は、週に一度にまとめたり、気力のある日にだけ丁寧に行うなど、頻度を見直す余地があります。買い物も、まとめ買いの日を決めておくことで、「今日は行かなくても大丈夫」と思える日が増えます。
家事の頻度を調整することで、「毎日気にし続ける」必要が減り、頭の中のやることリストを少なくできます。何もしたくない日が訪れることを前提に、「あらかじめ余白をつくっておく家事の設計」ととらえると、暮らし全体が少し軽く感じられるようになります。完璧さを目指すよりも、「無理なく続けられるペース」を基準に考えてみるとよいでしょう。
時短家電の活用で心と時間に余白をつくる
ここでは、家事の中でも工程が多く、頻度も高い「洗濯」に注目し、仕組みづくりの視点から考えていきます。
洗濯は頻度が高く工程も多い家事
洗濯は、多くの家庭でほぼ毎日発生する家事のひとつです。衣類を仕分けし、洗濯機に入れて洗剤を量り、洗い終わったら取り出して干し、乾いたら取り込み、たたんでしまうという複数の工程があります。天候や時間帯にも左右されやすく、「いつ干すか」「いつ取り込むか」をつねに気にかける必要もあるため、洗濯は頻度の高さから負担感につながりやすい家事といえます。平日の夜にくたくたで帰宅した時や、雨の日が続いている時、休日にまとめて洗わざるをえない時など、何もしたくない日にはこの一連の流れが一段と重く感じられることもあるでしょう。
洗濯から乾燥まで任せられる「ドラム式洗濯機」のすすめ
洗濯から乾燥までを一連の流れでまかせられる仕組みがあると、「干す」「取り込む」といった工程を大きく減らすことができます。それにより、実際に動く時間だけでなく、「終わるまでに帰らなければ」「天気が崩れる前に干さなければ」といった、頭の中で家事を気にし続ける負担もやわらぎます。
また、洗濯物が自動的に乾くことで、悪天候の日や仕事で帰宅が遅くなった日でも、清潔な衣類やタオルが確保しやすくなります。休日に「今日は何もしたくない」と感じた時も、前日までに洗濯をまかせておければ、「洗濯物を片づけなければ」という心配をひとつ減らせます。結果として、「洗濯物がたまっていく」不安が軽くなり、心の余白をつくる手助けにもなります。
何もしたくない時を支える暮らしのインフラとして考える
ドラム式洗濯機は、単に家事を楽にする道具というだけでなく、「何もしたくない日の暮らしを守る仕組み」としても位置づけられます。洗濯に限らず、家事の一部を自動で進む仕組みにゆだねることは、「将来の自分を助ける備え」とも考えられます。何もしたくない日や、急に忙しくなる時期が訪れることを前提に、あらかじめ暮らしのインフラを整えておくイメージです。家電を「時間を浮かせるもの」としてだけでなく、「自分の心と体を守る味方」としてとらえ直してみると、新しい選択肢が見えてくるかもしれません。
まとめ
何もしたくない時が訪れたとしても、それは多くの人が経験する自然なゆらぎのひとつです。そんな時に自分を責めるよりも、心と体が発しているサインに気づき、ペースをゆるめる工夫や、暮らしを支える仕組みを少しずつ整えていくことが大切です。たとえば、今日はここまでと決める最低限ラインを考えてみること、何もしない日の過ごし方をひとつ用意しておくこと、将来どのような家事のかたちにしていきたいかを静かに思い描いてみることも一案です。完璧を目指すのではなく、ゆるやかに続けられる暮らしのかたちを、少しずつ育てていけるとよいでしょう。
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