開発者インタビュー
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近年、変容する社会的背景を受けて進化する電話機。
パナソニックでも迷惑電話防止など、さまざまな機能を付加して「あんしん」機能の充実と使いやすさを追求してきました。さらに今回、熱中症対策に役立つ電話機を開発。そこで開発の背景やこだわりなどを開発メンバーに伺いました。
シニア世代の電話機保有率は9割、熱中症搬送は6割
新商品の開発には、高齢の方の約6割が単身や夫婦のみの世帯だったり、熱中症の増加といった社会的な問題が背景にありました。熱中症で搬送される人の約6割は65歳以上で、約45%が住居内で発生(総務省調べ)。つまり、シニア世代の熱中症対策には日常の自宅での温度・湿度管理が重要なポイントとなります。
熱中症 年齢別救急搬送人員 (20年8月実績)
全体の約6割が高齢者。
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熱中症 発生場所別救急搬送人員 (20年8月実績)
約45%が住居内で発生。
![熱中症 発生場所別緊急搬送人員 (20年8月実績)](/content/panasonic/jp/ja/phone/contents/alarm/_jcr_content/root/main/componentContainer1/c_lay001_434717760_c/c_lay011_copy/c_gen003_copy.coreimg.jpeg/1715757774806/alarm-pic02.jpeg)
熱中症対策には自宅での温度・湿度管理が重要な鍵に
さらに、65歳以上の高齢者の電話機保有率は約9割(総務省調べ)で、そのうちの7割以上がリビング、あるいは身近な場所に設置(パナソニック調べ)しています。
このことから、パナソニックの電話機開発チームではシニア世代の利用が多く、なおかつリビングなどに設置されている電話機を使って、「室内温度の上昇をお知らせして熱中症対策に役立てよう」と新商品の開発に着手しました。
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熱中症や乾燥の警戒をお知らせ。熱中症警戒は離れた家族に通知※1
新商品の大きなポイントは、夏の熱中症警戒や冬の乾燥時に、電話機がLEDや音声でお知らせすること。さらに熱中症警戒については、離れて住む家族などあらかじめ登録した電話番号に自動的に電話をかけて通知※1するなど、健康面から「安心」をサポートすることでした。
「私自身の経験からも、こういう機能が離れて暮らす家族の安心感につながると思います」と開発メンバー。このほか、「携帯電話を持っていないお子さんが一人で留守番する時なども安心」「乾燥警戒もお知らせするため、お肌の乾燥や風邪対策など、さまざまな用途で活用していただける」といった開発メンバーの声もあり、幅広い年代での活用が期待されます。
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基準値の設定、センサーの設置場所…検証を重ねて課題を解決
とくに今回は人々の健康を見守る機能だけに、細かな配慮が求められ、「どのような基準を設けてアラームを発するのか」という問題に関しては、さまざまな情報を収集し国が採用している基準を適用しました。
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また、温度・湿度センサーの設置場所については正しく温度を検知するために、空気を循環させることと、電話機自体の熱の影響を受けないようにすることが必須でした。そこで、商品のデザイン性を損ねることなく、機器の熱影響を受けないところを見つけ出し、かつ限られた小さいスペースでも空気の流れを考慮した最適な通気口設計にすることで解決しました。
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簡単な操作とニーズに応える設定で、利便性に優れた電話機が完成
一方、ソフト面でも、温度・湿度アラームは音声とLED、液晶表示の3種類でお知らせ、LEDは遠くからでも見えるように赤色で約30秒間点灯させるなど、レビューを参考にベストとなる仕様を選択。
熱中症警戒の通知については、家族の携帯電話などにも通知が届くリモート操作仕様としましたが、「選択肢を増やすと細かな設定ができる反面、操作が複雑になるため、機能を十分、使っていただくための検討を重ねました」とのこと。その結果、音声案内で簡単に操作できるよう工夫しました。
熱中症警戒を電話で通知する流れ
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1.温度や湿度が高くなったとき
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2.注意喚起
熱中症警戒の温度・湿度になると、注意喚起
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3.熱中症警戒を電話で通知※1
離れて暮らすご家族に通知※1できます
一人ひとりの環境に合わせたストレスフリーの電話機を
また、電話機のこれからについて、開発メンバーに尋ねたところ、「通話相手の声が聞き取りづらい方にも聞きやすい電話機を」など、シニア世代により使いやすい電話機を届けたいという意見が多く聞かれました。
そして、「目指しているのは、ストレスなく使える電話機」というコメントが象徴するように、パナソニックが目指すのは一人ひとりの環境や状態に合わせて設定できる、使いやすい電話機。そこからは、利用者に寄り添って開発を進めたいという開発メンバーの思いが伝わってきました。
安心ツールとして、今後さらに広がる電話機の活用法
「コミュニケーションツールとしての活用が電話機のメインではありますが、迷惑防止や熱中症対策など、安心ツールとして活用していただきたいですね」と開発メンバー。さまざまな機能で利便性を高めてきた電話機はこれまでの役割からさらに可能性を広げ、みなさまの暮らしや健康をサポートしていきます。
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温度・湿度アラームを搭載したデジタルコードレス電話機はこちら
※1 登録できる電話番号は1件です。また電話回線などを利用するため、通信環境や使用状況、ネットワーク障害などにより、適切に通知できないことがあります。本機能を使用することによる損害の発生などについて、当社の故意、過失により生じた場合を除き、当社は責任を負いかねますので、あらかじめご了承ください。通知先が着信に応答した時点で転送元(本機側)に電話料金が発生します。
● 液晶画面はハメコミ合成です。
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● 製品の色は実際の色とは若干異なる場合があります。