使いやすさの幅を広げる小さなチップ。
家電が使いづらい人の操作をアシストする、
「アタッチメントチップ」を開発しました。
障がいや加齢によってフラットな操作パネルを使いづらい方が、
もっとスムーズに使えるように。
パナソニックは、お手持ちの家電に貼り付ける「アタッチメントチップ」を開発しました。
必要とする人が入手しやすいように、そのデータを無償で公開しています。
人それぞれの使いやすさに向き合う
操作メニューの多様化やくらしになじむシンプルなデザインのため、操作部がフラットな家電が増えています。
一方で、ボタンに凹凸などがないと、目が見えない・見えにくい方や高齢の方は操作が難しいこともあります。
パナソニックはこの事実に向き合い、操作がしやすくなる後付けのパーツを提供しています。
Webでデータを公開しているので、3Dプリンターで出力することで使っていただけます。
※アタッチメントチップのプリント用データは、特定非営利活動法人ICTリハビリテーション研究会が運営するサイト「COCRE HUB(コクリハブ)」を通じて提供しています。(ご利用には、同サイトでのユーザー登録と利用規約への同意が必要です。)
一人ひとりと向きあいながら開発する新しいプロセス
開発のベースとなったのは、当事者の方と共創する「インクルーシブデザイン※」という考え方です。
見えない方・見えにくい方・手に力が入りづらい方・高齢の方など、
さまざまな状況にある方が開発の初期段階から参加。
パナソニックのデザイナーたちとワークショップを重ねました。
アイデアを出しあい、試作品を検証しながら、「アタッチメントチップ」が完成しました。
※さまざまな視点を持つ当事者の方たちと対話を重ねて解決策を見つけだすデザイン手法。
パナソニックでは「構想段階で当事者との対話から課題を見つけること」「対話を重ねて解決方法をブラッシュアップすること」「当事者と一緒に検証すること」の3つを「インクルーシブデザイン」の基準としています。
さまざまな状況にも、使いやすさを
対話を重ねる中で、新たな気づきがありました。
たとえば「赤ちゃんを抱っこしている時にも助かる」という意見。
アタッチメントチップは目が見えない・見えにくい方だけでなく、
手がふさがっているなどの不自由な状態で操作をする場面でも役立つことがわかりました。
パナソニックはこれからも、「ひとり」の使いやすさを考えながら
「みんな」に使いやすい製品づくりを進めていきます。