フライパンにはできない、両面焼き。

メインビジュアルです。フライパンにはできない、両面焼き。電子レンジ技術部 設計課 明石孝之 メインビジュアルです。フライパンにはできない、両面焼き。電子レンジ技術部 設計課 明石孝之

つくりたかったのは、フライパンのように日常で使えるヒートグリル皿

写真:右手にヒートグリル皿持っている様子

軽くて、さまざまな調理に使えて、ハンバーグなどの裏返しも不要。毎日の調理にフライパンのように使っていただけるヒートグリル皿を目指してきました。使いやすさの秘密は、形状にあります。食品と接する面積が広いのでよく焼けますし、溝があるから油も切れやすい。さらに、溝の先端が広くなっているので、スポンジが入りやすく、洗いやすくなっています。グリルなのに、焼き網がないこともポイントです。

最高の焼き上がりをかなえるために

写真:明⽯孝之さんが話している様子

ヒートグリル皿を使って調理するには、メニューに適した温度が重要です。電子レンジの下にある回転アンテナが、上に電波を放射させていますが、この電波が一方向に集中してしまうと、加熱ムラの原因となります。そうならないよう、回転アンテナの制御を行っています。

写真:明⽯孝之さんがスチームオーブンレンジの前に立ち、検査をしている様子

適切なアンテナパターンは、メニューによって変わります。たとえば、トースト用、冷凍餃子用など、それぞれに適したパターンを見つけてはPanasonic Cooking @Lab*のメンバーに試してもらい、その結果をキャッチボールしながら、最適なパターンをつくり出して商品開発をしています。

*調理機器の自動調理プログラムやレシピを開発する専門部隊

冷凍餃子も上はふっくら、下はこんがり焼き上げる

写真:ヒートグリル皿の上に置いてある餃子が、焼き上がっている様子

たとえば冷凍餃子の場合、上はふっくら、下はこんがり焼き上げるのが理想ですが、餃子を置く位置によって、ある部分だけが固くなってしまうことがあり、この調整に苦労しました。餃子に限らず、すべてのメニューで満足のいく仕上がりにするため、何度も何度も実験を繰り返しました。

料理をするすべての人の味方でありたい

ヒートグリル皿を一言で表現すると、「料理をするすべての人の味方」です。フライパンのような、でもフライパンにはできない、両面焼きがかなうのはビストロだけと自負しています。
また、長く使い続けていただくために、品質にもこだわっています。たとえば、ドアの開閉やボタンの耐久試験などを実施しています。
お客さまに安全に使っていただく商品を送り出すことが、パナソニックの使命です。 これからも100点満点の「その先」を目指していきたいと思います。

軽くて、さまざまな調理に使えて、ハンバーグなどの裏返しも不要。毎日の調理にフライパンのように使えるヒートグリル皿。

毎日のおうちごはんを もっと楽しく、おいしく。

より手軽に調理を楽しめるレンジを目指して。

長く使い続けるために 品質へのこだわり。