開発チームが語るドルツ進化の舞台裏 - Episode 02ドルツの本質を表現する、精緻な機能美。
開発チームが語るドルツ進化の舞台裏 - Episode 02
ドルツの本質を表現する、精緻な機能美。
デザイン 内田 亮太
※掲載の商品は、EW-DP52です。
商品の本質価値を、デザインに反映。
先代のドルツは、色や形状など、比較的女性を意識したデザインでした。新商品を開発するにあたって、商品企画チームから、「フラッグシップモデルとして、男性も含め歯周病に悩む人をターゲットにしたい」という要望が出ました。
そこで、本格ケアを可能にする高性能モデルとして、ふさわしい姿の再考や、道具にこだわりを持つ感度の高い方にも響く世界観の構築が必要だと考えました。ドルツの道具としての本質に立ち返り、本格オーラルケアのブランドイメージを改めて示すため、世界観を含めてデザインを一新することにしました。
本質に立ち返り、デザインを一新することに。
精緻な佇まいと空間調和の両立。
新デザインを探る中で着目したのが「歯科医の器具」です。歯科専門機器のショールームを実際に訪ねて、歯科医が扱うツールに触れる中で、精緻で清潔感のある佇まいと、人間工学的な配慮が大切だと感じました。
例えば、上下をキャップした構造、握りやすい上広がりの形、レーザー加工のLED窓、水が溜まりにくい浮かせた充電方式は、そのような着眼点から生まれたものです。
また、最近の歯科ツールは、怖い・冷たいイメージから、優しいイメージへ移行しています。これは、治療空間をより快適に演出するためのデザイン的な進化です。ドルツの場合は、生活の中で使われる道具として、生活空間、とくに洗面空間との調和が求められます。精緻な作り込みを究めながら、同時に空間に置かれた姿が自然と生活に溶け込むよう、新しいデザインコンセプトである「Clean & Simple Design」を考案しました。
「精緻」をキーワードに、ねじの1本までこだわり抜きました。
ドルツのデザインが目指す未来。
ドルツのデザインの刷新は、単品のプロダクトデザインの枠に収まらない世界観の構築だと捉えています。そのため、パッケージやコミュニケーションを含めた全体の世界観づくりにも関わっています。
ドルツで歯の悩みを解決することで、お客様には自信を持って笑顔になっていただきたい。そのための商品の在り方が「Clean & Simple Design」です。
今後も新しいドルツの世界観を主軸に、細やかな配慮のある商品づくりができたらと考えています。
「Clean & Simple Design」を目指したデザインラフや試作品の数々。