窓を開けて換気したい 花粉シーズンの上手な空気の入れ替え方

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家で気持ちよく過ごすために、空気の入れ替えは大切です。花粉シーズンに換気するためのポイントを、専門家のアドバイスを交えて解説します。

花粉の専門家が解説 窓を開けて換気する際の花粉対策

髙橋 俊樹(たかはし としき)教授のプロフィール写真です。

髙橋 俊樹(たかはし としき)教授 プロフィール

群馬大学大学院理工学府教授。微粒子の動きを熟知するスペシャリスト。元来の専門である核融合発電に向けたプラズマ研究の知見を活かし、現在は「室内の花粉アレルギー物質」の動きを科学的に解明。コンピュータシミュレーションや精密な計測に基づき、空気清浄機やサーキュレーターの「本当に正しい使い方」を提言している。報道番組や情報誌で室内花粉対策の監修を数多く務めるなど、専門知を暮らしに役立てる活動を展開中。

花粉が溜まりやすい場所

髙橋教授によると、窓を開ける換気で毎時30㎥の空気を取り入れると、花粉の飛ぶ量が多い時期にはなんと数百~数千個の花粉を室内に取り込むことになるそう。
室内に入り込んだ花粉は、部屋の隅や柱の周り、家具の近くなど、風の流れがせき止められるような場所に落ちて溜まりやすいようです。また、カーテンなどの布製品に静電気が原因で付着することも。

窓を開けて換気を行う際は、 空気清浄機を活用しよう

微小な花粉が室内に溜まると、花粉に悩まされる時期を長期化させるおそれも。窓を開けて換気をする場合は、空気清浄機を活用し、室内の花粉を取り除きましょう。ただし、排気によって花粉が舞い上がらないよう、空気清浄機の置き場所には注意が必要です。

家の中に入ってくる花粉を空気清浄機でしっかりとキャッチして、室内に溜めこまないようにするのがポイントです。

前面または背面に吸気口があるタイプ

窓に吸気口を向けて配置。室内に花粉を拡散させてしまわないよう、排気が窓の近くに当たらないようにすると良いでしょう。

前面に吸気口

窓からの花粉を含んだ空気を吸気し、窓方向の上部にキレイな空気を排気しているイラストです。空気清浄機を窓から離しているので、排気が窓の近くに当たらない。

背面に吸気口

窓からの花粉を含んだ空気を吸気し、部屋の中央方向の上部にキレイな空気を排気しているイラストです。排気が窓の近くに当たらない。

側面に吸気口があるタイプ

窓の近くに、窓の正面から少しずらして配置。排気は、窓から入ってくる外気とぶつからないようにすると、花粉の拡散を防げます。また、空気清浄機の吸気口は壁に近づけすぎないように注意しましょう。

外気に含まれる花粉が吸気される

側面に吸気口、背面に排気口がついた空気清浄機の配置の良い例のイラストです。前面を窓に面する向きで、窓から空気清浄機を横にずらして配置。排気は部屋をUの字を描くように循環し、窓からの花粉を含んだ外気とぶつからない。

排気によって外気の花粉が室内に拡散

側面に吸気口、背面に排気口がついた空気清浄機の配置の悪い例のイラストです。窓から横にずらしてはいるが、側面を窓のほうに向け、背面を部屋の中央方向に向けると、背面からの排気が窓からの花粉を含んだ空気とぶつかる。

今すぐ始めたい4つの花粉対策

女性が衣類に付着した花粉をブラシで取り除いているイラストです。
外出先から花粉を持ち込まない

玄関にハンディサイズのクリーナーや専用のブラシなどを用意して、家の中に入る前に衣類に付着した花粉を取り除きましょう。

ウールやフリースなどに比べて、化学繊維やレザーなど表面がツルツルしたものは花粉が付着しにくいので、洋服の選び方でもひと工夫できます。

外干しの洗濯物の周りを花粉が飛んでいるイラストです。
洗濯物を外に干さない

花粉が洗濯物に付着しないよう、外干しをやめて部屋干しに切り替えましょう。

洗濯乾燥機、浴室換気乾燥機のほか、エアコンの衣類除湿モードを使うのもおすすめ。パワフルな風で洗濯物の水分を飛ばし、その水分をエアコンが空気と一緒に回収します。衣類除湿の機能が搭載されていないエアコンの場合は、扇風機を活用してみましょう。

レースカーテンは閉めた状態で、窓を10cm程度空けたイラストです。
換気は窓の開け幅を10cm程度にし、レースカーテンは閉める

花粉のピーク期におこなった実験では、窓を開ける幅を10cm程度にしてレースのカーテンをすることで、屋内への花粉の流入をおよそ4分の1減らすことができるそうです。網戸を閉めるだけでも、効果が期待できます。

水拭きの雑巾と、ウェットタイプのシートのモップのイラストです。
こまめに床掃除をする

掃除機を使うと、床に溜まっていた花粉を排気によって舞い上げてしまうことがあるので、先に水拭きをするのが重要です。

水拭きに使った雑巾は、乾いたときにまた花粉が飛散してしまわないよう、しっかり洗いましょう。使ったらすぐに捨てられるウェットタイプのシートを使うのも良いでしょう。

※環境省:花粉症環境保健マニュアル2019より

エアコンと空気清浄機の「併用」テクニック

おすすめなのがエアコンと空気清浄機の2台使いです。エアコンの作り出す気流が空気清浄機の集じん機能をアシストしてくれるから、花粉対策もスムーズに行えます。
こまめにお家の空気を入れ替えて、花粉シーズンも快適に過ごしていきましょう。

集じん完了時間の違いをシミュレーションで検証

エアコンをつけることで、集じん完了までの時間を約20%短縮できることが分かりました(18畳の部屋において)。

部屋の上の方はエアコン、下の方は空気清浄機を使うことで最適な気流が生まれ、空気清浄機を単独で使うときよりも集じん能力が上がります。

エアコンの有無による集じん完了までの時間のグラフです。エアコンなしは104.5分、エアコンありは85分で、18.6%の短縮です。

●エアコンの有無による、集じん完了時間の違い(18畳の場合)。2020年12月 パナソニック調べ。
●空気清浄機は静モード、エアコンはLowモード。
●(一社)日本電機工業会規格(JEM1467)で定められた基準により、タバコの煙でのシミュレーション。

併用する際の最適な配置

空気清浄機の多くは、前面もしくは側面から汚れた空気を吸い込み、上部からキレイな空気を出す構造です。エアコンの気流に合わせて空気清浄機を置けば、集じん効率がアップします。

冬場

エアコンの風向きを下に設定し、空気清浄機をエアコンの反対側に置くと、高い位置から下に向かって空気をキレイにする大きな気流ができます。

夏場

エアコンの風向きを上にして、天井をつたって下に落ちる大きな気流を作るため、エアコンの下に空気清浄機を配置しましょう。この時、気流が家具などで妨げられないように注意してください。

空気清浄機とエアコンを併用している画像です。

●冷房時・除湿運転時は水滴が発生する場合がありますので、室内機の真下に置くことは避けてください。

花粉シーズンに、換気もできるエオリア LVシリーズ

エオリア LVシリーズは換気ができるエアコンです。 温度調節をした空気を取り込めるため、寒い冬でも室温を快適に保ちながらお部屋の空気をリフレッシュ。また、新鮮な空気を取り込むだけでなく、室内のニオイやこもった不快な空気を屋外に排出できる「排気換気」も可能です。
ナノイーXも放出するから、1年中お部屋の空気を清潔に保ちます。

給気換気

新鮮な外気を取り込む

給気換気のイラストです

排気換気

不快な空気を排出

排気換気のイラストです

空気清浄機で花粉を徹底除去

パナソニックの空気清浄機は、お部屋に侵入する手ごわい花粉を独自の気流とナノイーXで徹底除去&抑制。3方向への立体的な気流が部屋全体を効率よく循環し、ハウスダストの中でも特に大きく重い花粉まで、しっかり吸い込むモデルもご用意しています。

3方向への立体的な気流のイラストです 3方向への立体的な気流のイラストです