カラーサイエンステクノロジー
LUMIXは「生命力・生命美」という絵作り思想を掲げています。
生命の尊さ、生きることの喜び、時の流れ、それらに付随した「心の動き」までも記録し、表現することを目指して、これまで画質設計に取り組んできました。
LUMIXが考える「画質」を構成する要素は、色調やトーンといった色彩表現、解像感やノイズ感など多岐に渡ります。
こちらのページではその中でも「色彩表現」にフォーカスを当て、画質設計の技術についてご紹介します。
生命の営みを表現する
「三次元色コントロール」
LUMIXの画像処理エンジンは、絵作り思想である「生命力・生命美」を体現するため、様々な進化を遂げてきました。
絶対的な画質の向上だけでなく、「空気感」や「湿度感」といった感性的な画質の向上も目指し、空や人肌、草花のような異なる色を持つ被写体、そのそれぞれの特性に合わせた色彩表現を実現しています。
それぞれの被写体が持つ生命力を感じさせ、撮影者の心を動かす色彩表現を実現するのが、高度な信号処理アルゴリズムと画質設計のノウハウにより誕生した「三次元色コントロール」です。
あらゆる色を三次元で制御
「三次元色コントロール」とは、青、赤、緑などの各色ごとに明度・彩度・色相を三次元で構築し、色ごとに個別制御するLUMIX独自設計の機能です。
この機能によって、各色ごとの色相・彩度・明度の細やかな制御が可能になります。
さらに独自開発のシミュレータを用いることで、色の設計を緻密に追い込み、そこで得た結果をベースに実写評価を重ねることで、「LUMIXの色」を実現しています。
例えば青空のシーンは、明度変化に応じた色相の変化をより細かく制御することで、青空のグラデーション変化をよりリアルに描写し、自然な奥行き感を表現しています。
青色は明度変化に伴う色相の変化に着目しました。手前から奥へと遠ざかるにつれ、青からシアンへと緩やかに色相を変化させることで、空気層を多く通る深い青空から、爽やかで澄み渡る青空までの奥行きを表現しています。
人肌は、天候や周辺環境の影響により色が変化しやすい被写体です。赤味と黄色味のバランスを保ちながらも程よく血色の良さを感じられるように、少し明るく、赤味を加えることで、健康的で温もりを感じる色に制御しています。
色飽和、破綻を起こしやすい赤色は、高彩度域の彩度をやや低めに設定し、飛び際まで深く鮮やかな赤色表現を実現できるよう、彩度やトーンを制御しています。
心動かす色彩を
未来まで継承していく
LUMIXは色の統一性にも力を注いでおり、高度なシミュレーションと実写評価を駆使した画質設計によって、センサーやエンジンが変わっても統一された色彩表現になるようこだわっています。
私たちは、常日頃から作品鑑賞や写真・映像の歴史を学ぶのはもちろん、時にはクリエイターの撮影に同行して彼らの想いに耳を傾け、クリエイターの求める画質や色彩表現を目指し、技術革新を続けていきます。