ペットの日常を万能レンズで切り抜く

S9, S 24-105 F4 / 105mm, 1/1250sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai
いつも身近な存在として癒しの対象になってくれるのが、ペットの存在です。カメラの購入動機に比較的多いのも、かわいいペットとの思い出をしっかりと記録したいという方も多いのではないでしょうか。しかし、動物は俊敏で予測できない動きをするため、撮影が難しいこともあります。そこで、ペット撮影に役立つポイントやノウハウをご紹介します。
1. よく動き回るペットを撮るにはズームレンズがいい

G100D, LEICA DG 12-35mm F2.8 / 70mm(35mm換算), 1/2000sec, F2.8, ISO800 ©Atsushi Ogai

G100D, LEICA DG 12-35mm F2.8 / 52mm(35mm換算), 1/2000sec, F3.2, ISO200 ©Atsushi Ogai

S9, S 24-105 F4 / 105mm, 1/3200sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai
1-1 ズームレンズの魅力とは?
ペットの撮影では、動きが予測できない犬や猫などが多く、撮影したいと思ったときに突然走り出したり、方向を変えたりすることが多く、動きを捉えるのに一苦労です。そんなときにおすすめなのがズームレンズです。
ズームレンズの最大の特徴は、焦点距離を簡単に変えられることです。ズームレンズは焦点距離を簡単に変えられるため、急に近づいてきたペットをワイド側で捉えたり、離れていくペットを望遠側で圧縮効果を活かして撮影したりと、状況に応じたフレーミングが可能です。
例えば24-70mmのレンズであれば、24mmのワイド側で広い範囲を撮影し、70mmの望遠側で遠くの被写体を引き寄せることができます。 画角の自由度が高いズームレンズは、ペット撮影において非常に魅力的です。

1-2 全域で明るいレンズなら室内撮影でも◎
一般的に、マイクロフォーサーズセンサー搭載のカメラ ではF2.8、フルサイズセンサー搭載のカメラではF4までがいわゆる「明るいレンズ」に分類されます。 明るいレンズの最大のメリットは、シャッタースピードを速く設定できることです。F値が低いと光を多く取り込めるため、シャッタースピードを速く設定でき、ブレの少ない写真を撮ることができます。
もちろん、ISO感度を上げればF値が高いレンズでも実用的なシャッタースピードで撮影できます。しかし、高感度撮影ではノイズが気になることがあり、場合によっては感度をあまり上げられないこともあります。ペットは室内で撮影することが多いため、明るいズームレンズを使用することで、シャッターチャンスを逃しません。

G100D, LEICA DG 12-35mm F2.8 / 70mm(35mm換算), 1/250sec, F3.5, ISO200 ©Atsushi Ogai

S9, S 24-105 F4 / 26mm, 1/320sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai

G100D, LEICA DG 12-35mm F2.8 / 70mm(35mm換算), 1/320sec, F2.8, ISO800 ©Atsushi Ogai
2. レンズの特性を理解して「映える」写真を撮ろう

S9, S 24-105 F4 / 105mm, 1/4000sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai

S9, S 24-105 F4 / 24mm, 1/1600sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai

G100D, LEICA DG 12-35mm F2.8 / 52mm(35mm換算), 1/125sec, F2.8, ISO640 ©Atsushi Ogai
2-1 望遠側でのボケ感を活用しよう
今回紹介する「LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm / F2.8 ASPH. / POWER O.I.S.」と「LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.」は、中望遠相当まで望遠域があります。このレンズの特徴を活かせば、背景を適度にぼかしてペットを主体にした写真を撮ることができます。また、適度な圧縮効果が得られるため、ペットを浮き立たせた印象的な撮影が可能です。
室内撮影では、生活空間が背景になることが多く、背景を少しぼかしたくなることがあります。この2本のレンズなら、開放値で撮影することで背景を適度にぼかし、生活感を感じるような写り込みを目立たなくすることができます。背景をコントロールすることで、メリハリのある写真が撮れます。

S9, S 24-105 F4 / 105mm, 1/1600sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai
2-2 光学手ブレ補正機構を使う
ペット撮影では「被写体ブレ」が起きやすいため、撮影者による手ブレは極力抑えたいものです。そこで役立つのが「光学手ブレ補正機構」です。この機能は、レンズ内に手ブレを抑制するための機構が搭載されています。特に望遠側で起きやすい手ブレを抑えてくれます。通常、近接側では手ブレが起きにくく、望遠側では手ブレが起きやすいと言われています。この機能が搭載されているレンズであれば、全域で手ブレを抑制してくれるので、安定した撮影が可能です。
さらに、LUMIX S9などボディー内に5軸手ブレ補正機構が搭載されているカメラと組み合わせることで、両方の手ブレ補正機構がリアルタイムに連動し、さらに手ブレを抑制できます。このような機能をフルに活用することで、解像感のあるシャープなペット写真を撮ることが可能です。

3. おすすめのカメラ機能で簡単撮影

S9, S 24-105 F4 / 83mm, 1/2000sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai
3-1 動物認識AFでペットの愛らしい瞬間を逃さない
ペット撮影で一番悩むのが「ピント」です。激しく動き回るペットの顔や瞳にピントを合わせるのは至難の業……。そんな経験をした人は多いはずです。そこで便利なのが、AI技術を駆使して開発された「自動認識AF」です。
LUMIX S9であれば、AFのモードで「動物認識AF」を選ぶことができます。この機能を使うと、フレーム内にペットがいればカメラ側が自動でペットを認識し、AFを合わせ続けてくれます。その精度により、カメラ初心者でも十分にクオリティの高いペット撮影が可能です。さらに、AFの合焦ポイントをペットの「瞳」や「体」と合わせたいピント面を選ぶことができるため、そのシーンに合った撮影ができてとても便利です。その際には、AFエリアをフルエリアにしておくことをおすすめします。

S9, S 24-105 F4 / 105mm, 1/2000sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai

S9, S 24-105 F4 / 105mm, 1/5000sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai
3-2 フリーアングル式モニターを活用しよう
ペット撮影に必須と言われる機能として、フリーアングル式モニターがあります。通常、ペットのほうが小さいため、地面に近いアングルでの撮影がほとんどです。自分が地面に這いつくばれば撮れないことはありませんが、屋外では難しい場合があります。そんなときに役立つのがフリーアングル式モニターです。LUMIX S9やLUMIX G100Dはこの液晶方式を採用しており、背面モニターをチルトさせながら自在に回転することができます。ペット撮影に適したローアングルやハイアングルでの撮影がとても簡単になります。ローアングル撮影が気軽にできることで「ペット目線」の写真が撮れ、より一人称視点の撮影が可能です。

S9, S 24-105 F4 / 97mm, 1/8sec, F7.1, ISO500 ©Atsushi Ogai

S9, S 24-105 F4 / 51mm, 1/4000sec, F4, ISO800 ©Atsushi Ogai
LUMIXのカメラを使えば、家族同然のペットの日常をよりペット目線で、寄り添った雰囲気で撮影できます。また、高性能ズームレンズを1本持っていることで、ペット撮影以外にも風景写真、スナップ写真、ポートレートにも活用できます。撮影のバリエーションを増やすためにも、ぜひ手に入れてほしいレンズです。
今回ご紹介したレンズ

LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S
幅広い撮影領域に対応し、マクロ撮影も可能 Sレンズ 24-105mm 標準ズームレンズ
送料無料

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm F2.8 ASPH. POWER O.I.S
1本で幅広い撮影シーンに対応する、機動性に優れたライカDG大口径標準ズームレンズ
送料無料│JACCS36回まで分割払い手数料無料
LUMIX S9ブラック「ペットの日常を万能レンズで切り抜く」セット(デジタル一眼カメラ/標準ズームレンズ+標準ズームレンズ)
SET-DC-S9KR24105-K

セット内容

・DC-S9(ボディ本体)色:ブラック
・交換レンズ
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
送料無料│JACCS36回まで分割払い手数料無料
LUMIX S9シルバー「ペットの日常を万能レンズで切り抜く」セット(デジタル一眼カメラ/標準ズームレンズ+標準ズームレンズ)
SET-DC-S9KR24105-S

セット内容

・DC-S9(ボディ本体)色:シルバー
・交換レンズ
LUMIX S 20-60mm F3.5-5.6

LUMIX S 24-105mm F4 MACRO O.I.S.
送料無料│JACCS36回まで分割払い手数料無料
LUMIX G100D 「ペットの日常を万能レンズで切り抜く」セット(デジタル一眼カメラ/標準ズーム+望遠ズーム+LEICA標準ズームレンズ)
SET-DC-G100DES12035-K

セット内容

・DC-G100DK(ボディ本体)
・交換レンズ
LUMIX G VARIO 12-32mm / F3.5-5.6 ASPH. / MEGA O.I.S.(H-FS12032)
LUMIX G VARIO 45-150mm/F4.0-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(H-FS45150)

LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-35mm / F2.8 ASPH. / POWER O.I.S.

【キット内容】
専用ポーチ/ブロアー/レンズブラシ/クリーニングクロス
ボディキャップ(※)/レンズリアキャップ(※)
※ 同梱されている各キャップはGシリーズ(マイクロフォーサーズ一眼カメラ)向けとなります。
Sシリーズ(DC-S1R-K/ DC-S1-K、フルサイズ一眼カメラ)ではご利用いただけませんので、予めご了承の上、お買い求めください。
送料無料│JACCS36回まで分割払い手数料無料