一眼カメラ DC-GH5S

特長|多彩な4K動画記録

デジタルカメラの概念を超えていく、ひとつ上の動画記録へ。

LUMIX史上最高の高感度画質 高感度画質を追求し、最高峰の映像制作ニーズに応える

息をのむ質感描写と4K/60p記録のなめらかな映像、豊富なカラープロファイルを持つ4K/30p 4:2:2 10bitのSDカード記録、さらなる高画質で記録できる400Mbps ALL-Intra記録など充実した4K性能。LUMIX GHシリーズに宿る「革新」の系譜を継承する、LUMIX GH5Sがここに誕生しました。
LUMIX GH5Sは、GH5で獲得した圧倒的な動画性能はそのままに、低照度領域を含む様々な撮影シーンでさらなる高品位な動画撮影を追求。GH5Sに搭載のLive MOSセンサーのセルサイズは、GH5に比べ約1.96倍に拡大し、集光性能が格段に向上。さらにパナソニック製シネマカメラ VARICAMで動画クリエーターから高い評価を得ている独自技術 デュアルネイティブISOテクノロジーを採用し、高感度撮影時もノイズが少ない美しい4K動画記録性能を獲得し、プロフェッショナルの映像制作ニーズに応えます。
未知の映像に挑む撮影者の本能を、ハイエンド・ハイブリッドミラーレス一眼カメラLUMIX GH5Sが刺激します。

デュアルネイティブISOテクノロジーで、暗部まで美しく再現できる描写力を獲得

パナソニック製シネマカメラ VARICAMで動画クリエーターから高い評価を得ている独自技術 デュアルネイティブISOテクノロジーを、GH5S搭載の10.2M LiveMOSセンサーに搭載。撮影時のノイズを効果的に抑制する高感度性能の飛躍的な向上で、シャドー部まで階調豊かに美しく再現できる描写力を手に入れました。

全ての記録方式で、動画記録時間無制限※1を実現

放熱設計をより向上させたことで、GH5Sは全ての記録方式において、記録時間にとらわれない「無制限記録※1」が可能です。長時間撮影を可能にすることで、ノーカットのドキュメンタリーや星空のタイムラプス動画、野生動物などの定点観察に至るまで、プロフェッショナルの現場でも十分に活躍できます。

マルチアスペクト対応 センサー全域からの読み出しを実現

GH5Sに搭載された新開発 10.2M LiveMOSセンサーはマルチアスペクトに対応。イメージサークルよりも大きく設計されたイメージセンサーは、クロップレスでフレーム読み出しが可能。4:3、3:2、16:9、17:9のどのアスペクトを選択しても、レンズ焦点距離そのままの画角で撮影することができます。
4KはもちろんFHDでもセンサー全域を使用した動画記録を実現。クロップレスのため焦点距離が望遠側にシフトすることがなく、広角レンズを使用した撮影に有利です。また、FHDは独自の画素混合技術※2により水平・垂直方向とも解像力の低下を抑制。ジャギーのない、自然な映像を記録できます。

低照度環境や低コントラスト環境下での、AF性能を向上

被写体の距離と移動速度を推定し、動きに合わせたAF追従性能が更に向上しました。

※1 記録時間はバッテリーとSDカードの容量に依存します。周囲の温度が40℃を超えるような場合、本機の保護のため、自動で撮影が停止する場合があります。
※2 120fpsまで。

世界初*C4K/60p/4K/60p記録 *ミラーレス一眼として。2018年1月25日発売。 Cinema4K/60p記録に対応し、4Kの歴史に新たな一歩を刻む

激しい動きのある撮影シーンでも、コマ落ちが少ない自然でなめらかな映像で撮影でき、色彩やディテールをより高精細・高画質に記録できます。またC4K/60p/4K/60pで記録しておけば、編集作業時にあとから30pや24pなどのフレームレートに自由に変更でき、制作現場などで自分が描きたい世界観の動画に仕上げていくことが可能です。

C4K/60pの動画記録を実現

Digital Cinema Initiatives(DCI)が定めたCinema4K(4096×2160)においても、高解像と高フレームレートを両立した4K/60p記録を実現。プロの映画制作の現場でも、GH5Sの誇るコンパクトかつ高画質・高感度性能が、4Kの歴史に新たな一歩を刻み込みます。

ローリングシャッター現象の歪みを抑える、高速の処理性能

GH5Sに搭載されたセンサーは、従来比(GH5比)約1.3倍の読み出し速度・処理速度の高速化を実現し、さらにローリング耐性が向上。速い被写体の動きで発生しがちな「ローリングシャッター現象」を抑えることができ、自然な描写を可能にしています。

4:2:2 10bit記録 高度な編集にも対応した、色と階調の豊富な情報を持つ映像データ

4:2:2 10bitは、4:2:0 8bitに比べ2倍の色情報、そして全体として128倍の情報量を持ち合わせている記録方式。その膨大な色情報を用いることで、カラーグレーディング時の微妙な色調整や、昼間を夕方に変えてしまうようなダイナミックな色調整など、高度なポスト編集にも十分に対応することができます。またグリーンバックを使用したCG合成用の撮影の際でも、被写体とグリーンバッグの色の差異を細かい部分まで記録することができるため、高いクオリティを保ったグリーンバック合成が可能になり、VFXを交えた映像制作のシーンでも十分にその性能を発揮します。
外部レコーダーを必要としないため機動力の高い撮影が可能になり、またダブルスロット内の2枚のSDカードにバックアップとして同時保存することもできます。

●システム周波数:59.94Hz時(一部抜粋)

●4:2:2 10bit記録は映像制作用のPC編集を前提とした記録モードです。
※1 ハイレゾはDMW-XLR1使用時のみ記録できます。

4:2:2 10bitのCinema 4K/60pや4K/60p外部記録に対応

4:2:2 10bitのC4K/60pや4K/60p動画をHDMI出力※1し、外部レコーダーに記録することが可能です。これまでハイエンドなデジタルシネマ専用カメラやENGカメラを必要としたC4K/60pや4K/60pの4:2:2 10bit撮影を、デジタル一眼で実現。機材調達の基準を刷新し、クオリティ重視の制作を可能にします。

※1 HDMI出力を[4:2:2 10bit]に設定時、HDMI出力中はSDカードへの記録ができません。

【技術解説】 4:2:2 10bitとは

従来の動画記録方式4:2:0は、4つのY(輝度情報)に対してB(ブルー)・R(レッド)の色情報を各1つ保有していました。それに対して、GH5Sでは4つの輝度情報に対して2倍の色情報を保有する映像方式4:2:2へと進化。色の情報量が少なく被写体の質感の再現性が不十分だった4:2:0に対して、4:2:2は色情報を豊富に保有しているため、被写体の質感をより忠実に再現できます。また、VFXで多用されるクロマキー撮影時においても、エッジの部分がなめらかに表現でき、合成した時でも美しい表現が可能です。

4:2:2 10bitは、GH4の4:2:0 8bitに比べて、約128倍の色情報を保有。グラデーションが美しく表現できたり、カラーグレーディングの際、白トビや黒つぶれを防ぐことが可能です。

ALL-Intra/LongGOP 目的や編集環境に合わせて選択できる圧縮方式

ALL-Intra圧縮方式では、最大400Mpbsの高ビットレート記録を実現。ALL-Intra圧縮方式では、4K記録時に最大400Mpbsでの高ビットレート記録を実現。1フレーム単位で圧縮していくイントラフレーム方式の圧縮形式なので、1フレーム単位でデコード/エンコードを行え、カット編集や映像切り出しなどのノンリニア編集に最適です。プロレベルの高度な要望にも十分に応えられる、最適な仕様になっています。
一方のLongGOPは、良好な画質と高い圧縮率を両立。データが軽量で扱いやすく、長時間の収録にも適しています。

●ALL-Intra記録はビデオグレード90の当社製SDカードで動作確認済みです。本機能を使用する場合は、ビデオグレードクラス60以上のSDカードをお使いください。撮影環境やご使用のSDカードによっては、本機の保護のため、撮影が停止する場合があります。

4K対応 VFR(バリアブルフレームレート) 多角的な進化を遂げ、スローモーション撮影の可能性を広げる

スローモーションやクイックモーションでの再生が可能な、VFR記録機能を搭載。記録フレームレートを基準より高くする(オーバークランク撮影)ことで、再生時にはスロー映像になり、被写体の動きをより印象づけることができます。また反対に、記録フレームレートを基準より低くする(アンダークランク撮影)ことで、再生時にはクイック効果が得られて、コミカルな表現が可能になります。

C4K/4K画質で最大60fpsの高精細なスローモーションが撮影できる

GH5Sでは、GH5で実現した4K記録に加えて、C4K記録時の60fpsのハイフレームレート記録に新たに対応。最大2.5倍(24p時)の滑らかなスローモーション再生を実現し、ハイスピード動画の領域でもGH5Sが持つ高画質・高感度性能を余すことなく発揮します。

最大10倍の超スーパースロー映像が撮影できる FHD 240fps

読み出しスピードのさらなる高速化を遂げた新開発センサーにより、GH5SはFHDで最高240fpsのハイフレームレート設定を実現。被写体の一瞬の動きを、最大10倍(ベースフレームレート23.98p/24.00p時)や最大4倍(ベースフレームレート59.94p時)のスローモーションで、肉眼では追うことのできない動きを記録でき、さらなる躍動感を滑らかな映像で表現できます。

● 200fpsを超えるとクロップ記録になります。

●4K/C4K撮影時(4:2:0 8bit)

★グレーの部分のフレームレートは「等速」になります。

●FHD撮影時(4:2:0 8bit)

★グレーの部分のフレームレートは「等速」になります。

● 200fpsを超えるとクロップ記録になります。

豊富なファイルフォーマット プロの制作現場でも自宅でも活躍する、多様な撮影・記録フォーマット

内部記録のファイルフォーマットに、対応編集ソフトが豊富なMOV、汎用性に優れたMP4、AV機器と親和性の高いAVCHDを採用しました。
コーデックは、今日の主流であるH.264/MPEG-4 AVC、および次世代スタンダードの一つと目されているH. 265/HEVC(MP4のみ)です。必要なビットレート、フレームレート、圧縮方式、映像の用途やワークフローなどに応じ、充実した記録モードから最も扱いやすいものを選択できます。

プロユースに応える撮影フォーマット(一部抜粋)

●ALL-Intra記録はビデオグレード90の当社製SDカードで動作確認済みです。本機能を使用する場合は、ビデオグレードクラス60以上のSDカードをお使いください。撮影環境やご使用のSDカードによっては、本機の保護のため、撮影が停止する場合があります。
※1 ハイレゾはDMW-XLR1使用時のみ記録できます。

再生に適した記録フォーマット

その他の特長

注意事項

● 画面表示は仕様変更により予告なく変更する場合があります。
● 画像・イラストは効果を説明するためのイメージです。