Through the Eyes of Annie Griffiths

Shot with LUMIX S1R and LUMIX S 24-105mm lens

一粒の小石から広大な峡谷まで。息を飲むほど美しい地層を、
フレキシブルなカメラシステムで細部まで、驚くほど忠実に再現できたの。

西アメリカは解放的な空間と雄大な景観で知られていて、その中でもグランド・キャニオンの右に出るものはないと思っています。

コロラド川に削られた巨大なキャニオンの細密画のような景色―

今までは高解像度の本格仕様のカメラだけが、この大自然が生んだ驚異的な眺望のスケールとディテールを描き出せるのだと信じていました。ここはまさに、私の新しいLUMIX Sフルサイズシステムを試す絶好のロケーション。

日出と日没がこのキャニオンのマジックアワー。日が昇る時に透き通る琥珀色のハイライトと、キャニオンの深い影を捉えるのが勝負だと思っていましたが、LUMIX S 24-105mmレンズが一粒の小石から広大なキャニオンの壁面まで、全てのディテールを忠実に再現してくれたのです。

岩淵から降りると、キャニオンの、まるで彫刻されたかのような景観の中に潜んでいるのは、幾千の鍾乳洞や溝。そして、その冷たくて暗い鍾乳洞の中に隠れている多彩な地質学の歴史。重なり合って沈殿した土砂が織りなす縞模様が、風と水の物語を描いている。その色だけでも単純に素晴らしくて。入り組んだキャニオンに沿って進むと、構図にふさわしい拓けたロケーションにたどり着いたのです。

この息を飲むほど美しい地層を、細部にわたって見事に描けるカメラシステム。なんてエキサイティングなの。私の中で、LUMIX Sフルサイズシステムを連れた次の旅が、もう始まってしまったわ。

Annie Griffiths(アニー・グリフィス)

Annie GriffithsはNational Geographic初の女性写真家のひとり。約150国での撮影キャリアを持つ。今までLawrence of Arabia(アラビアのローレンス)、Galilee(ガリラヤ)、Petra(ペトラ)、Sydney(シドニー)、New Zealand(ニュージーランド)、 そしてJerusalem(エルサレム)など、National Geographicを含め、数多くの雑誌や書籍の仕事で活躍してきた。