加湿機(加湿器)の選び方
1. 加湿方式で選ぶ
同じ加湿機でも、部屋の広さや使い方に合わせてさまざまなタイプがあります。
水を気化して加湿するものや、水を加熱して蒸気で加湿するものもあり、
方式によってメリット・デメリットがあるので確認しましょう。
①気化式
濡れたTシャツに速い風をあてて乾かすイメージ
●メリット
電気代が安い
●デメリット
大量の風で加湿するため、運転音・本体が大きい
②ハイブリッド式(加熱気化式)
Tシャツを温風で乾かすイメージ
●メリット
多くの水分を蒸発(気化)させることが可能
●デメリット
電気代がかかる
③超音波式
細かい霧状のミストを出すイメージ
●メリット
ヒーターを使わないため、電気代が安い
●デメリット
まわりの家具などを濡らしたり、カルキの白い跡がつく
④スチーム式(加熱式)
お湯を沸かして蒸気を出すイメージ
●メリット
雑菌の放出を抑えられる
●デメリット
電気代がとてもかかる
2. 安全性で選ぶ
ご家庭での使用なら安全に配慮された設計かどうか確認しましょう。
吹き出し口の熱さ
スチーム式は吹き出し口が熱くなっています。
水を沸騰させるため、お子さまが吹き出し口からの湯気に興味を持って、
手を出したりしないように注意する必要があります。
①気化式
②ハイブリッド式(加熱気化式)
③超音波式
④スチーム式(加熱式)
水中のカビや細菌にも注意
気化式なら、水蒸気の粒子がごく小さいので、菌は乗ることができません。
菌や白い粉などが飛散しない微細な粒子で、清潔なうるおいを部屋中に届けます。
小さなお子様がいても安心な気化式
ヒーターレスなので吹き出し口が熱くならず、お子様がいるご家庭にも安心。
3. 加湿量で選ぶ
適用床面積と定格加湿能力
をチェック
加湿機の用途、使い方に応じて、必要な加湿量が変わります。
適切な加湿量を知って、あなたのライフスタイルやお部屋に合った加湿機を選びましょう。
定格加湿能力とは、室温20℃・湿度30%時に放出できる1時間あたりの水分量(mL/h)★
この数字が大きいほど加湿能力が高い、つまり、広いお部屋をうるおすことができるといえます。
お部屋の広さにぴったりなものより、少し能力が高めのモデルを選ぶと、パワフルにすばやく加湿できます。
★(一社)日本電機工業会規格(JEM1426)
適用床面積/加湿能力の比較
タンク容量が大きければ、
給水の手間も減らせる
加湿機に水を補給するタンクの大きさも、購入前にチェックしたいポイント。
タンク容量が大きいほど、1回の給水で使える時間が長く、手間を減らすことができます。
パナソニックの加湿機のタンク容量は4.2L。
左右どちら向きでも入れることができ、ハンドルも右手でも左手でも
しっかり握れる「どっちでもタンク」です。毎日の給水作業がスムーズにできます。
4. 電気代で選ぶ
長い時間使うものだから、電気代は気になるところ。ヒーターレスの気化式なら、電気代を安く抑えられます。
気化式なら、1か月の電気代※3は約60円
加湿能力※2:約500mL/h 消費電力:8W(FE-KXY05 2024年発売当社製品)
その他のモデルでも嬉しい安さ
FE-KXY07
1ヶ月:約106円※4
1時間あたり:約0.44円※4
FE-KFY07
1ヶ月:約84円※5
1時間あたり:約0.35円※5
5. お手入れのしやすさで選ぶ
加湿機は水を使用するため、フィルターやタンクをお手入れしないとカビが発生してしまうことも。
毎日使うものなので、お手入れのしやすさも確認しましょう。
お手入れのポイント
方式によって異なりますが加湿機は「タンク」「トレー」「フィルター」のパーツで構成されています。
それぞれのパーツをキチンと洗うことで加湿機は本来の性能を発揮します。
なるべくパーツが取り外しやすい加湿機を選びましょう。
給水タンク
1週間に1回程度、スポンジ洗いをすることで雑菌の繁殖を抑えることができます。
トレー
トレーなど水分がたまる部品がある場合は定期的にふき取るなどのお手入れが必要です。
加湿フィルター
定期的な水洗いや交換が必要です。不織布フィルターの場合、型くずれを防ぐためにつけ置き洗いしかできず、汚れを落としきれません。
フィルターのお手入れが
欠かせない理由
洗浄が不十分なまま使い続けると、白い汚れがフィルターの繊維につまり、
菌の繁殖や加湿能力の低下につながります。
パナソニックなら、
らくらくお手入れ
長寿命加湿フィルター
旭化成株式会社との共同開発により完成した、「フュージョン」素材採用。
押し洗いが可能で、日々のお手入れは洗剤不要。月に1回★1の押し洗いだけで約10年も使えます。★2
●「フュージョン」素材採用 加湿フィルターは、旭化成株式会社との共同開発により完成した、当社独自のフィルターです。「FUSION \フュージョン」は旭化成株式会社の登録商標です。
★1:水質により汚れ具合が変わるため、1か月以内でも、ニオイがしたりタンクの水が減りにくい場合は、お手入れをしてください。
★2:加湿フィルター交換の目安は定格加湿能力に対し、加湿能力が約50%に落ちるまでの期間。1日8時間運転に基づき当社で算出。ご使用状況によっては寿命が短くなることがあります。定期的にフィルターのお掃除が必要です。
加湿トレー
凹凸が少ないフラットな構造で、拭きやすい
広口タンク
手首まですっぽり入る広口タンクだから、奥までしっかり洗える
選び方のポイントを
しっかり押さえて、
あなたの生活にぴったりの
加湿機で快適に
過ごしましょう。
※1:適用面積の目安は、(一社)日本電機工業会規格(JEM1426)に基づき、プレハブ住宅洋室の場合を最大適用面積とし木造和室の場合を最小適用面積としたものです。ただし、壁・床の材質・部屋の構造・使用暖房器具等によって適用面積は異なります。
※2:加湿量は(一社)日本電機工業会規格(JEM1426)に基づく、室温20℃・湿度30%の場合。自己調湿機能がありますので高湿になると加湿量が減少します。
※3:「強」モード時。消費電力8W。電力料金めやす単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]。1日8時間運転×30日で計算(当社調べ)。
※4:「強」モード時。消費電力14W。電力料金めやす単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]。1日8時間運転×30日で計算(当社調べ)。
※5:「強」モード時。消費電力11W。電力料金めやす単価31円/kWh(税込)[2022年7月改定]。1日8時間運転×30日で計算(当社調べ)。