部屋の乾燥対策!乾燥による肌トラブルは保湿が大切


部屋の乾燥による肌の乾燥対策についての監修:土屋 佳奈(つちや かな) 先生
ライター:UP LIFE編集部
2025年2月21日
美容
寒い冬の時期は暖房器具を使うことで部屋の空気が乾燥しやすく、この乾燥が原因で肌トラブルに悩む方も少なくありません。本記事では、部屋が乾燥することで引き起こるリスクや部屋の乾燥対策について解説。さらに肌の乾燥対策におすすめの美容家電を紹介します。
なぜ部屋は乾燥する?

冬場の部屋が乾燥するのは、エアコンなどの暖房器具を使用することで空気中の水蒸気量が変化するからです。
空気の乾燥具合を表す指標のひとつに「湿度」がありますが、この湿度は一般的に「相対湿度」のことを指します。相対湿度とは、空気が含められる最大限の水分量(飽和水蒸気量)に対し、実際どれくらいの水分量が含まれているかを「%(パーセント)」で示した値です。
そしてこの相対湿度と温度は、空気の温度が高いほど相対湿度は低くなり、温度が低くなるほど相対湿度は高くなるという反比例の関係にあります。
冬は室温が上がることでより乾燥を感じやすくなる
快適に過ごせる部屋の湿度と温度は人によっても異なりますが、冬の場合、湿度は約40〜60%、暖房時の温度は20℃と言われることがあります。これに従って湿度50%、室温10℃の部屋を加湿機能のない暖房器具で20℃まであたためた場合、空気の温度が高くなることで湿度は50%よりもかなり低くなり、乾燥を感じやすくなります。これが冬場の部屋が乾燥する仕組みです。
冬場のエアコン使用時の乾燥に悩む方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
部屋が乾燥すると体の不調や火災を引き起こすリスクが高まる

部屋の空気が乾燥すると肌トラブルはもちろんのこと、ほかにもさまざまなリスクがあります。ここでは、部屋が乾燥することで引き起こる主な影響を解説します。
肌トラブル
空気が乾燥している部屋に長時間居ると、皮膚の新陳代謝に必要な水分が奪われ、皮膚疾患のない方でも肌トラブルを引き起こしやすくなります。さらに乾燥が進むと肌のバリア機能が低下し、その結果、ニキビや吹き出物、赤み、かゆみなどが生じやすくなり、症状が悪化すると皮膚炎を起こしたり、肌トラブルが慢性化したりします。このような肌トラブルを防ぐためには、部屋の空気を乾燥させないだけでなく、肌にたっぷりとうるおいを与えるスキンケアが重要です。
ドライアイ
乾燥した環境下で過ごすと、目の水分が失われるため、目が乾く、ゴロゴロするなどいわゆるドライアイのリスクが高まります。部屋の乾燥によるドライアイを防ぐためには、湿度を上げることが必須です。また、エアコンの風が直接あたる場所は目が乾燥しやすくなるため、風が直接あたらない場所に移動する、もしくは風向きを変えるようにしましょう。
感染症
空気が乾燥すると、のどや鼻のバリア機能も下がるため、感染症にかかりやすくなります。また、感染症の原因となるウイルスは、湿度が高ければ空気中の水分を含んで重くなり、地面に落ちることで生存率が低下しますが、乾燥した部屋の中では長時間漂い、感染するリスクが高まります。このような状況を防ぐためには、部屋の湿度を40~60%に保ち、適度に換気することが大切です。
火災
冬場は、乾燥により建材や家具に含まれる水分量が減るため、火災が起こるリスクが高まります。また、暖房器具を使う機会が増えるため、取り扱いにも注意が必要です。加えて火災を未然に防ぐために、コンセント、配線、ストーブのまわりをきれいにする、就寝時は電気ストーブではなくエアコンを使用する、万が一に備えて消火器を置くなど、日頃から火災への対策や備えをしておきましょう。
部屋の乾燥対策!湿度を上げる3つの方法
部屋の乾燥対策は、何より湿度を上げることが重要です。ここでは冬の部屋の湿度を上げる方法を3つ紹介します。
1.加湿機を使用して部屋の湿度を上げる

部屋の乾燥対策として有効なのが、加湿機や加湿空気清浄機の使用です。中でもスチーム式加湿機は水をヒーターで加熱し、水蒸気を放出するため、部屋の湿度を上げるとともに室温も上げる効果が期待できます。
加湿機や加湿空気清浄機の加湿効果を高めるには、設置場所が重要です。まず、放出される水蒸気を室外に出さないために、ドアや換気扇の近くに設置するのは避けましょう。また、壁や家具の近くではカビが繁殖しやすく、家電の近くでは故障の原因となるため、これらから離れた場所に設置しましょう。さらに、エアコンと併用する場合は、放出される水蒸気が部屋に充満するように、加湿機ならエアコンの下、加湿空気清浄機ならエアコンの対面もしくは対角線の壁に設置しましょう。
加湿機や加湿空気清浄機の効果的な使い方についてさらに知りたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。
2.加湿機能付きの暖房器具を使用する
加湿機能付きのエアコンやセラミックファンヒーターなどを使う方法もあります。このような加湿機能付き暖房器具は、湿度と室温を同時に上げられるので、設置スペースに悩む方にもおすすめです。特に加湿機能付きエアコンは、外気の水分を取り込んで加湿するので給水の手間がなく、加湿しながら換気もできるため、感染症対策にも役立ちます。
3.生活の中で簡単に実践できる乾燥対策

生活の中で簡単にできる乾燥対策も数多く存在します。例えば、部屋にぬれたタオルや洗濯物を干したり、お湯を張ったコップを置いたりするだけで、加湿することが可能です。また、バスルームと部屋が近い場合には、入浴後にバスルームのドアを開けたままにしておくのも乾燥対策になります。ほかにも、室内に水の入った霧吹きを振りまく、観葉植物を置くなどの方法もあります。
部屋の乾燥による肌の乾燥対策!うるおい肌を目指すには保湿が大切

部屋の乾燥による肌トラブルを対策するには、加湿はもちろんのこと肌の保湿も欠かせません。例えば、保湿成分配合のミスト化粧水やリップクリームを携帯し、乾燥が気になったら肌や唇にうるおいを与えましょう。また、肌の水分量をアップさせるために日々のスキンケアを見直すことも大切です。
スキンケアの見直し
部屋の乾燥によって、肌のカサつきやキメの乱れなどの肌への悪影響が気になる場合には、さらなる肌トラブルを避けるためにも日々のスキンケアを見直してみましょう。すでに肌の乾燥が気になっている場合は、肌のバリア機能が低下し、敏感になっている可能性があるため、低刺激で保湿効果の高い化粧品に変えるなど、見直しをすると良いでしょう。肌への刺激が気になる方は、塗布回数を抑えられるオールインワンタイプなどもおすすめです。
また、洗顔、クレンジング、タオルで拭く際は、極力肌に刺激や負担をかけないようやさしく扱うなど、スキンケアの基本を守ることも大切です。さらに、お風呂上がりにスチーマーやホットタオルで肌へ温感を与えたり、シートマスクや導入美容液(ブースター)を使っていつも以上にうるおいを補給したりするなど、定期的にスペシャルケアを取り入れるのも良いでしょう。
うるおいで素肌力があがる。もちもちしっとり肌へ導くスチーマー

効果的かつ簡単に肌にうるおいを与えるなら、スチーマーがおすすめです。顔全体を包み込み集中的にうるおいを与えるだけでなく、肌がうるおうことでキメが整い明感が出たり、目もとのハリ感を実感できたり、また、化粧ノリを良くする効果も期待できます。
特長1:温スチームと化粧水ミストのダブル保湿でうるおい素肌へ

「スチーマー ナノケア EH-SA0B」は、ナノサイズの温スチームと微細な化粧水ミストの2つの保湿で、もちもちのうるおい素肌へと導きます。これはナノサイズの温スチームによって角質細胞に水分が含まれ肌表面がふっくらし、そこにミスト化した化粧水を重ねると、保湿成分がしっかり角層まで浸透しやすくなるからです。その角層浸透力は、化粧水を手で塗布するのに比べて、約15%もアップ※1します。
さらに連続的に出る微細ミスト化した化粧水は、手やコットンで塗布するよりも塗りムラが少なく、均一に顔のすみずみまでたっぷり保湿できます。使うたびにうるおい力がアップするだけでなく、肌へのなじみがよくなっているので、次のスキンケアもスムーズに行えます。また、ミストで使用する化粧水は、普段使用している化粧水が使えるので※2、わざわざ特別な化粧品を揃える必要がない点もうれしいポイントです。
特長2:うるおいとハリ感あふれる豊潤肌へ
「スチーマー ナノケア EH-SA0B」は、化粧水ミストだけでなくダブル温スチームとダブル冷ミストで起こす、急速温冷の温度差による刺激「ダイナミック温冷ギャップ」をつくり出せます。これにより顔すみずみをキュッと引き締め、整えます。さらに使い続けることで、うるおいとハリ感あふれる豊潤肌へと導きます。
特長3:メイク汚れも落ちやすい※3

健やかな肌には、メイクをしっかり落とすことが大切です。メイクを完全に落としきれず肌に汚れが残ると、肌の透明度が失われ、肌荒れの原因にもなりかねません。クレンジング前に温スチームコース(12分)を使用すると、しっかりマスカラも温かい蒸気で浮き上がるので、落ちやすくなります※3ので、ディープクレンジングにも役立ちます。
まとめ
部屋の乾燥が進むと、肌トラブルやドライアイ、感染症などさまざまなリスクが高まるため、加湿機能付き家電や暖房器具などを利用して、意識的に加湿することが重要です。乾燥は肌トラブルのもと、 簡単に肌にうるおいを与えたいなら、スチーマーが便利。ダブルの保湿でもちもちのうるおい肌へと導き、なりたい肌にあわせてコースが選べる「スチーマー ナノケア EH-SA0B」で肌の乾燥ケアを始めてみませんか。
この記事で紹介した商品
- 温スチームコース使用後に、グリセリン水溶液を化粧水ミストとしてあてた場合の浸透量25.3 μg/cm2、グリセリン水溶液をコットンに含ませて、手で塗布した場合の浸透量21.8 μg/cm2 前腕での比較(当社調べ)
- 粘度の高い化粧水は、ミストの粒が大きくなる、噴霧できないといった場合があります。
医薬部外品や拭き取り化粧水は、化粧品が指定する用法と異なるため使用しないでください。酸化チタン、酸化亜鉛、シリカ、酸化鉄、白金を含んだ化粧水、固形物を含んだ化粧水は使用しないでください - クレンジング剤、メイクの種類によっては落ちにくい場合があります
- 効果には個人差があります。
- 商品使用シーン写真はイメージです。
- 製品の定格およびデザインは改善等のため予告なく変更する場合があります。
部屋の乾燥による肌の乾燥対策についての監修

土屋 佳奈(つちや かな) 先生
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
つちやファミリークリニック浅草院院長
「自分で試して良いと思ったものだけを患者様におすすめする」がモットー。肌そのものの力を信じ、トラブル無縁の赤ちゃん肌を目指す。
2025年2月21日 美容
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