ノイズキャンセリングとは?仕組みやメリット、疑問をわかりやすく解説

ノイズキャンセリングイヤホンの写真 ノイズキャンセリングイヤホンの写真

ライター:UP LIFE編集部
2026年08月05日
エンタメ

電車やカフェで音楽や通話が聞き取りにくいと感じることはありませんか。そんなときに役立つのがノイズキャンセリングです。本記事では、ノイズキャンセリングの仕組みや種類、メリット・デメリット、イヤホンの選び方までをわかりやすく解説します。

ノイズキャンセリングとは?

ノイズキャンセリングイヤホンをつけている女性の横顔の写真

ノイズキャンセリングとは、周囲の騒音を低減し、音楽や音声を聞き取りやすくする技術です。イヤホンやヘッドホンに搭載され、電車やカフェ、飛行機、オフィスなど雑音の多い環境でも周囲の音に邪魔されにくく、音楽や音声を快適に聴くことができます。

ノイズキャンセリングには2種類ある

ノイズキャンセリングには、「パッシブノイズキャンセリング(PNC)」と「アクティブノイズキャンセリング(ANC)」の2種類があります。PNCはイヤホンの形状やイヤーピースで物理的に音を遮る方式、ANCはマイクで周囲の音を取り込み、逆位相の音を発生させて騒音を打ち消す方式です。現在『ノイズキャンセリング搭載』と表記される製品の多くはANCを採用しており、主流となっています。

アクティブノイズキャンセリングの仕組み

アクティブノイズキャンセリングは、イヤホンやヘッドホンに搭載されたマイクで周囲の音を検知し、その音と反対の波形(逆位相)の音を発生させることで、騒音を打ち消す仕組みです。音は波の性質を持っており、山と谷が反対になった音を重ねると、互いに打ち消し合って小さくなります。ただしこの技術は、騒音を「完全に消す」のではなく、騒音を「目立たなくする」ものです。

アクティブノイズキャンセリングで消えやすい音

ノイズキャンセリングは、一定のリズムで続く低い周波数(低周波)の音を抑えるのが得意です。たとえば、電車の走行音やエアコンの運転音、飛行機のエンジン音などが代表的です。こうした音は変化が少なく予測しやすいため、逆位相の音を合わせやすい傾向があります。移動中やオフィスなど、継続的な騒音がある環境ほど効果を実感しやすいでしょう。

アクティブノイズキャンセリングで消えにくい音

一方で、急に発生する音や高い周波数(高音域)の音は打ち消しにくいと言われています。人の会話やクラクション、駅のアナウンスなどがその例です。これらは発生のタイミングや音の変化が読みにくく、逆位相の音を合わせるのが難しいためです。ノイズキャンセリングをオンにしても、完全な無音になるわけではないという点は理解しておきましょう。

続いて、ノイズキャンセリングの具体的な方式やメリットについて解説します。

ノイズキャンセリングの種類

ノイズキャンセリングには複数の方式があり、マイクの配置や制御の仕方によって特徴が異なります。
代表的なのが「フィードフォワード方式」で、イヤホンの外側にあるマイクで周囲の騒音を検知して打ち消します。反応が速い一方、風切り音などの影響を受けやすいとされています。
「フィードバック方式」は、イヤホンの内側に設けたマイクで、実際に耳へ届く音を検知して補正します。より正確に騒音を抑えやすい反面、高音域は苦手とされます。
この2つを組み合わせたのが「ハイブリッド方式」で、外側と内側の両方のマイクを使うことで、幅広い音に対応しやすくなります。
さらに近年は、周囲の騒音や装着状態に合わせてノイズキャンセリング性能を自動で調整する「アダプティブ方式」を採用したモデルも増えています。

ノイズキャンセリングのメリット

ノイズキャンセリングイヤホンをつけている男性の写真

周囲の騒音や耳の形状に合わせてノイズキャンセリング強度を最適化する「EAH-AZ100」

ノイズキャンセリングを活用すると、日常のさまざまな場面で音楽鑑賞や作業が快適になります。主なメリットを見ていきましょう。

電車や飛行機でも音楽が聞きやすい

周囲の騒音が抑えられることで、小さめの音量でも音楽や動画の音を楽しみやすくなります。走行音やエンジン音にかき消されにくくなるため、移動時間を快適に過ごせます。

仕事や勉強に集中しやすい

雑音が減ることで周囲の音が気になりにくくなり、作業や勉強への集中をサポートします。自宅での作業やオフィス、自習など、集中したい場面で役立ちます。

小さい音量でも聞き取りやすい

騒音に負けないように音量を上げる必要が減るため、控えめな音量でも音楽や音声を聞き取りやすくなります。

耳への負担軽減につながる

必要以上に大きな音量にしなくて済むことから、耳への負担を抑えやすくなります。長時間イヤホンを使う方にうれしいポイントです。

ノイズキャンセリングが活躍するシーン

ノイズキャンセリングイヤホンを装着してオンライン会議とスマートフォン通話を行う男性の写真
送話時だけでなく受話時のノイズ除去も行う、「Voice Focus AI」を搭載した「EAH-AZ100」

ノイズキャンセリングは、騒音のある環境ほど効果を感じやすい技術です。ここでは、特に役立つシーンをご紹介します。

通勤・通学

電車やバスの走行音を軽減するため、移動中でも音楽や動画を快適に楽しめます。

自宅作業・オンライン会議

周囲の生活音や雑音を抑えることで、作業や会議に集中しやすい環境を整えられます。自宅やカフェなど、さまざまな場所で仕事をする方に向いています。

カフェ学習・コワーキングスペース

周囲の話し声や環境音を低減し、勉強や仕事に集中しやすくなります。

飛行機・新幹線

エンジン音や走行音といった継続的な騒音を抑え、長時間の移動を快適にサポートします。出張や旅行が多い方に役立ちます。

ノイズキャンセリングのデメリット

便利なノイズキャンセリングですが、いくつか注意しておきたい点もあります。デメリットも理解したうえで活用しましょう。

バッテリー消費が増える

マイクで音を拾い、逆位相の音を作り出す演算処理を常に行うため、ノイズキャンセリングをオフにしているときよりも消費電力が増える傾向があります。長時間使う場合は、連続再生時間を確認しておくと安心です。

周囲の音が聞こえにくくなる場合がある

騒音を抑える一方で、駅のアナウンスや周囲からの呼びかけに気づきにくくなることがあります。歩行中や自転車の利用時などは、ノイズキャンセリングをオフにするか、後述する外音取り込み機能を活用するとよいでしょう。

圧迫感が気になる場合がある

ノイズキャンセリングをオンにすると、耳が詰まったような感覚を覚える場合があります。ただし、近年の高性能なモデルではこうした圧迫感が軽減される傾向にあり、自然な装着感で使いやすくなっています。

ノイズキャンセリングについてのよくある不安・疑問

ここでは、ノイズキャンセリングについて、よくある不安や疑問について解説します。

外の音が聞こえなくて危険ではないですか?

多くのモデルには、周囲の音をあえて取り込む「外音取り込み機能(アンビエント機能)」が搭載されています。ボタンやアプリで切り替えれば、イヤホンを装着したままでも会話やアナウンスを聞き取りやすくなるため、シーンに応じて使い分けると安心です。

耳に悪いって本当?

ノイズキャンセリングには、むしろ音量を抑えやすくする働きがあります。騒音に対抗して音量を上げすぎるのを防げるため、使い方によっては耳への負担軽減に役立つと考えられています。

遮音とは違うの?

ノイズキャンセリングは、マイクで捉えた音に逆位相の音を重ねて電子的に騒音を低減する技術です。一方、先述したように遮音(パッシブノイズキャンセリング)は、イヤーピースやイヤーパッドで耳をふさぎ、物理的に音を防ぐ仕組みを指します。両者は仕組みが異なり、多くのイヤホンでは、遮音とノイズキャンセリングを組み合わせています。

人の声は消える?

人の声のような音は、ノイズキャンセリングで完全に消すことは難しいと言われています。ただし、聞こえ方をやわらげられる場合はあります。会話をしっかり聞きたいときは、外音取り込み機能を活用するのがおすすめです。

ノイズキャンセリングイヤホンの選び方

スマートフォンを手に持ちワイヤレスイヤホンに触れる女性の写真
シーンに合わせて使い分けられる2つの外音取り込みモードを搭載した「EAH-AZ100」

ノイズキャンセリングイヤホンを選ぶ際は、性能だけでなく、使い方に合った機能をチェックすることが大切です。主なポイントをご紹介します。

ノイズキャンセリング性能

利用シーンに合わせて性能を確認しましょう。通勤や飛行機での利用が多い方は、騒音をしっかり抑えやすい高性能モデルがおすすめです。

外音取り込み機能もチェック

会話やアナウンスを聞く機会が多い場合は、自然な外音取り込み機能があると便利です。周囲の音に気づきやすくなるため、安全面でも役立ちます。

装着感も重要

ノイズキャンセリング性能だけでなく、長時間装着しても疲れにくいかどうかも確認しておきましょう。イヤーピースのサイズや形状が耳に合うかも、フィット感を左右します。

通話品質

オンライン会議や通話が多い場合は、マイク性能や通話向けの機能もチェックしましょう。自分の声をクリアに届けられるかどうかは、ビジネスシーンで重要になります。

バッテリー性能

出張や旅行で長時間使う場合は、連続再生時間も重要です。イヤホン本体だけでなく、充電ケースを含めた使用時間もあわせて確認しておくと安心です。

シーンに合わせて快適に使える!高性能なノイズキャンセリングイヤホンを選ぶならEAH-AZ100がおすすめ

これまでに解説した「ノイズキャンセリングイヤホンの選び方」のポイントを網羅したモデルとして、完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ100」をご紹介します。

完全ワイヤレスイヤホン
EAH-AZ100

シーンに合わせた快適な使い心地と高性能なノイズキャンセリングを両立したモデルを探している方には、Technics(テクニクス)の完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ100」がおすすめです。ここでは、その特長をご紹介します。

新開発のアダプティブノイズキャンセリングで一人ひとりの耳の形状に合わせて最適化

EAH-AZ100は、業界最高クラス※1のアダプティブノイズキャンセリングを搭載しています。一人ひとりの耳の形状や、変化する周囲の騒音をリアルタイムで捉え、ノイズキャンセリング性能が最大限に発揮されるよう自動で調整します。移動中からオフィスまで、さまざまなシーンで快適なリスニング環境をサポートします。

  1. ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン市場において。2024年10月31日現在、当社調べ。JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)基準に則る。

より使いやすくなったアンビエント(外音取り込み)モード

周囲の音や電車内のアナウンス、周りの人の声などを、イヤホンを装着したまま取り込めるアンビエント(外音取り込み)モードを搭載しています。また、周囲の音をそのまま取り込む「トランスペアレントモード」と、音楽を一時停止して人の声を強調する「アテンションモード」の2つを用意しています。強風などの環境下での聞き取りやすさも改善され、さまざまな状況で使いやすくなっています。

快適な通話性能

業界初※2となる受話時のAIノイズ除去まで実現した「Voice Focus AI」を搭載しています。送話時のノイズを抑えて自分の声をクリアに届けるだけでなく、AIが人の声を認識し、お互いの声以外の環境ノイズを自動的に除去します。これにより、騒がしい場所でも通話や会議に集中しやすくなります。

ノイズキャンセリングイヤホン装着写真とVoice Focus AIのイメージ写真

※2 完全ワイヤレスイヤホンにおいて、初めて内蔵ICチップによるAIを用いた受話ノイズ除去を搭載。当社調べ。2025年1月23日発売商品。
 
*アプリからの設定が必要です。

まとめ

ノイズキャンセリング(ANC)は、マイクで捉えた音に逆位相の音を重ねて周囲の騒音を低減し、音楽や通話を聞き取りやすくする技術です。電車やエアコンなどの継続的な低い音を抑えるのが得意で、通勤・仕事・旅行などさまざまなシーンで役立ちます。イヤホンを選ぶ際は、ノイズキャンセリング性能に加えて、外音取り込み機能や装着感、通話品質、バッテリー性能もチェックするとよいでしょう。シーンに合わせた快適な使い心地と高性能なノイズキャンセリングのイヤホンを探しているなら、完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ100」がおすすめです。音の快適な環境づくりの一つの選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。

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  1. ノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン市場において。2024年10月31日現在、当社調べ。JEITA(一般社団法人 電子情報技術産業協会)基準に則る。
  2. 完全ワイヤレスイヤホンにおいて、初めて内蔵ICチップによるAIを用いた受話ノイズ除去を搭載。当社調べ。2025年1月23日発売商品。

2026年08月05日 エンタメ

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