「SNS疲れ」に対処するために。“頭を休ませる”ための習慣づくりのコツ
ライター:UP LIFE編集部
2026年2月18日
エンタメ
SNSを見ると、なぜか疲れてしまう。その原因は、脳が処理しきれないほどの情報過多や無意識のうちに他人と自分をくらべてしまうことににあるかもしれません。この記事では、SNS疲れのメカニズムを分かりやすく解説するとともに、心を穏やかに整える「ゼロ刺激空間」の作り方など、今日からできる新しい習慣をご提案します。
まずはセルフチェック あなたの「SNS疲れ」はどのタイプ?
画像はイメージです。
ご自身が感じている疲れはどのタイプに近いでしょうか。まずは簡単なチェックリストで、今のの心の状態を振り返ってみましょう。自分の傾向を知ることが、心地よい解決策を見つけるための第一歩になります。
つい見てしまう「情報過多タイプ」
- 次々に流れてくる情報を見ていると、頭がぼーっとしてくる
- 特に目的がなくても、気づけば長時間SNSを眺めている
- たくさんの情報に触れないと、何だか落ち着かない
SNSをスクロールするたびに絶え間なく流れてくる情報を処理し続けることで、知らないうちに脳が疲労してしまうのが、このタイプの特徴です。
反応が気になる「人間関係タイプ」
- 自分の投稿への「いいね」やコメントの数が気になって何度も確認してしまう
- メッセージにすぐ返信しないと、相手に悪い気がしてしまう
- 他人の投稿にコメントや「いいね」をすることが義務のように感じられる
SNSでの交流は楽しいものですが、それがいつしか「こうしなくてはならない」というプレッシャーに変わってしまうこともあります。他者からの評価や円滑なコミュニケーションを意識するあまり、精神的な疲れを感じやすくなるのがこのタイプの特徴です。
他人と比べてしまう「自己肯定感低下タイプ」
- 友人や知人の充実した投稿を見ると、自分の日常が色あせて見える
- 他人の成功や幸せな報告に、素直に喜べず落ち込んでしまう
- SNSを見た後、漠然とした焦りや劣等感を抱くことがある
SNSでは、人の生活の「華やかな部分」だけが切り取られて投稿されがちです。頭では分かっていても、そうした情報に触れ続けることで、無意識のうちに自分の状況と比べてしまい、心が疲れてしまう。このタイプの疲れは、多くの方が一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
なぜSNSを見ると疲れてしまうの?心と脳のメカニズム
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私たちがSNSを見て疲れを感じてしまう背景には、心や脳の働き深くが関係しています。ここでは、その仕組みを、少しだけ専門的な視点から分かりやすく解説します。
「どうしてこんな気持ちになるのだろう?」という疑問の理由がわかると、心が少し楽になるかもしれません。
他人と自分を無意識に比べてしまう「社会的比較」
人は、自分の能力や考え方を確かめるために、無意識に自分と他人を比べる「社会的比較」という性質を持っています。これは特別なことではなく、誰もが持つ自然な心の働きです。
しかし、SNSの世界では、楽しそうな旅行や美味しそうな食事など、他者のポジティブな一面が次々と目に入ってきます。その結果、この「社会的比較」が過剰に、そして絶え間なく行われやすくなり、気づかないうちに劣等感や焦りを感じやすくなってしまうのです。
情報の洪水で脳が休まらない「情報過多」
私たちの脳は、ぼーっとしたり、リラックスしたりしている時に「デフォルトモードネットワーク(DMN)」という回路が働き、記憶を整理したり、自分自身について振り返ったりしています。いわば、脳が自然に休息・メンテナンスを行う時間です。
しかし、SNSで次々と新しい情報を受け取り続けていると、このDMNが十分に働く余裕がなくなってしまいます。脳が休む間なく情報を処理し続けることで、知らず知らずのうちに、認知的な疲労が蓄積し、「何だか疲れた」という感覚につながっていくのです。
「いいね」が気になる脳の仕組みと承認欲求
SNSでの投稿に「いいね」が付くと、私たちの脳内では「ドーパミン」という神経伝達物質が放出されるといわれています。ドーパミンは快感や意欲に関わる物質で、誰かに褒められた時のような、嬉しく前向きな気持ちになります。
この仕組み自体は悪いものではありませんが、この心地よさを繰り返しを求めるうちに、より多くの「いいね」や反応を期待するようになります。その結果、常に他人の反応を気にしてしまい、心がすり減ってしまう原因になることがあるのです。
SNS疲れをい癒す「低刺激空間」の作り方
SNS疲れの原因が心と脳の仕組みにあるのなら、その仕組みに寄り添った解決策を取り入れてみませんか。ここでは、外部からの刺激を意図的に減らし、心と脳をゆっくり休ませるための「低刺激空間」を作る具体的な方法を、3つの視点からご紹介します。
【聴覚編】ヘッドホンで余計な音を減らし、静かさを取り戻す
SNSの通知音や、意図せず再生される動画の音。こうした聴覚への刺激は、知らず知らずのうちに私たちの集中力を奪い、脳を疲れにつながっています。そんなときは、ヘッドホンで外部の音をやわらかく遮断し、自分のペースで過ごせる静かな空間をつくってみるのがおすすめです。
もし無音がかえって落ち着かない場合には、ホワイトノイズのような一定の音を流してみるのも一つの方法です。完全な静けさにこだわらず、「心地よい」と感じられる音環境を選ぶことで、気持ちが整い、集中もしやすくなります。
【視覚編】照明の色と明るさで刺激をゆるめる
スマートフォン画面の光だけでなく、お部屋の照明も私たちの心と体に影響を与えています。光の色味を表す「色温度」は、数値が低いと暖色系のオレンジ色の光に、数値が高いと寒色系の青白い光になります。
一般的に、夕日のような暖色系の光は心身をリラックスさせ、反対に青白い光は覚醒を促すといわれています。夜、ゆったりと過ごしたい時間には、部屋の照明を少し落とし、暖色系の光に変えてみましょう。視覚から入る刺激を和らげることが、穏やかな時間へ切り替えるきっかけになります。
【習慣編】夜と朝に自分と向き合う時間をつくる
聴覚と視覚の環境を整えたら、次は少しだけ行動を変えてみましょう。大切なのは、SNSから自然と距離を置く時間を意識的に作ることです。
たとえば、夜は寝室にスマートフォンを持ち込まず、温かい飲み物を飲みながら静かな音楽を聴いたり、好きな香りに包まれながらストレッチをしたり。朝は起きてすぐにSNSを開くのではなく、カーテンを開けて朝日を浴び、ゆっくりと一日を始める。
そんな小さな習慣の積み重ねが、デジタルな世界とのあいだに心地よい距離感をつくり、心を穏やかなな状態へと導いてくれます。
SNSと上手に付き合うための小さなヒント
SNSを完全に断つのは、なかなか難しいと感じる方も多いはずです。
大切なのは、「やめる」ことではなく、ご自身が心地よいと感じる距離感を見つけること。
たとえば、見ると気持ちが沈んでしまうアカウントは、無理せずミュートやフォロー解除をしてみるのも一つの選択肢です。また、「お昼休憩の時間だけ見る」「夜9時以降は見ない」など、自分なりのルールを決めるのもおすすめです。すべてを一度に変えようとせず、できそうなことから少しずつ試してみて、自分に合ったSNSとの付き合い方を見つけてみてはいかがでしょうか。
まとめ:自分の心と丁寧に向き合う時間をつくりませんか
SNSに疲れたと感じるのは、あなたが真面目に、そして誠実に、情報や人とのつながりに向き合っている証なのかもしれません。だからこそ、ときには少しだけデジタルな世界から距離を置き、ご自身の心と体をいたわる時間も大切にしてみてください。静かな時間をほんの少し取り戻すだけでも、心はゆっくりと整っていきます。この記事が、そのための小さなきっかけになれば嬉しいです。
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