マイコン炊飯器とIHの違いは何?失敗しない炊飯器選びガイド

ライター:UP LIFE編集部
2019年11月26日 食・レシピ

炊飯器にはマイコンタイプとIHタイプがあることをご存じでしょうか。炊飯器を買い替えようとしている方の中には、この2つの違いがよく分からないという方も少なくないでしょう。そこで、ここではマイコンとIH炊飯器のタイプの違いについてご紹介します。

マイコンジャー炊飯器とIHジャー炊飯器の特徴

写真:エプロン姿の女性のイメージ

マイコンタイプは古くからあるタイプの炊飯器で、釜の底に搭載したヒーターで加熱することでお米を炊きます。一方のIHタイプは近年の主流となっているタイプで、磁力線の働きを用いて釜全体に熱を加えて炊飯するのが特徴です。まずはそれぞれの特徴について学びましょう。

マイコンジャー炊飯器

このタイプの歴史は古く、最初に発売されたのは70年代終盤のことです。釜の底部分にヒーターが配置されており、マイコンを使って火力をコントロールしているのが大きな特徴です。釜の底で発生させた熱を全体に伝えることで炊飯する仕組みです。

後述しますが、IHタイプは底だけでなく釜全体が発熱する特徴があります。そのため、単純に火力を比較した場合、IHジャーのほうがマイコンジャーより強くなります。ただ、従来からの方式を採用したタイプのため、安価な製品が多いのは魅力的なポイントといえるでしょう。安く購入しようと思えば5,000円台から手に入るものもあります。

マイコンジャーは火力こそIHより劣りますが、ごはんの炊き上がりはふんわりと柔らかくなります。ただ、あくまで少量を炊飯する場合に限定され、3合以上のお米を炊こうとするとムラができてしまうことも。シングル向けの少量タイプなら問題ないでしょう。実際、最近ではマイコンタイプは小容量のものが主流です。

IHジャー炊飯器

SR-VSX109-K

写真:スチーム&可変圧力IHジャー炊飯器 SR-VSX109

電磁誘導加熱を使って米を炊く方式を採用しています。近年の主流であり、さまざまなメーカーから製品がリリースされています。底から熱を伝えるのではなく、釜そのものが発熱するため全体につつがなく熱を伝えられるのが特徴といえるでしょう。

マイコンに比べて火力は高くなります。高火力を使って短時間で炊飯できるのもメリットといえます。価格はピンキリですが、安いものだと1万円台から、高いものだと12万円台のものもあります。高価なモデルだとさまざまな機能が搭載されているケースがほとんどです。一般的に、マイコンタイプよりは高くなります。

高い火力を使って最短で加熱するため、お米の芯までしっかりと炊き上げてくれます。全体的にムラも少なく、ふっくらと仕上げられます。たくさん炊く場合でもしっかりと熱を伝え、美味しく炊けるのが特徴でありメリット。

IHジャーには圧力タイプと呼ばれるものもあります。こちらは釜の中に圧力をかけてお米を炊きあげる仕組みです。圧力を瞬時に抜くことによってお米を内部でかき混ぜることができ、ムラができないように炊くことが可能。もちもちとした食感のごはんに仕上げられるでしょう。
中でも、パナソニックが特許を取得している「可変圧力おどり炊き」は、加圧と減圧を繰り返すことで激しい対流を発生させ、ムラのない加熱を実現しています。

画像:加圧と減圧をくりかえすイメージ 加圧は釜の中の温度105℃、気圧1.2、圧力をかけて高温加熱する。減圧は釜の中の温度100℃、気圧1.0、一気に圧力を抜いておどらせる。

炊飯器を選ぶポイント

炊飯器を購入するときにどこを重視するかは人によって異なりますが、失敗しないためにはポイントを押さえておく必要があります。ポイントはサイズと加熱タイプの種類です。詳しく見ていきましょう。

サイズ

製品によってサイズは異なるので、購入時には注意が必要です。家族構成や1日に食べる量、1度に炊きたい量などによって選ぶサイズは違ってきます。

大まかな目安としては、一人暮らしの方だと3合程度までのサイズで十分と考えられます。お茶椀に6膳ほどのお米を炊けるので、一食で2膳食べるとしても十分です。両親と子どもの3人家族の場合だと5.5合が目安。お茶椀に11膳程度を炊くことができます。

4人家族だと5.5~8合が目安です。まとめて炊くことが多いのなら8合炊きのほうが便利に使えるでしょう。炊ける量は11~16膳くらい。6人家族だと5.5~10合ほどが目安となります。

あくまでこれは目安なので、実際には一人一人の食べる量などによっても選ぶサイズが変わってきます。また、子どもが大きくなったときのことを考えて、多少余裕のあるサイズを最初から購入しておくのもよいかもしれません。家族だけでなくたまにお客さまを招いて食事する、お弁当を作ってお出かけすることが多い、といったケースでも大容量のほうが安心できるでしょう。

加熱タイプ

加熱方式によって炊飯の能力はもちろん、価格も変わってきます。釜底のヒーターで熱を伝えるマイコンは、価格こそ安いもののごはんが硬く仕上がってしまうことがあります。ムラができることも多いので、安定性には欠けるといえるでしょう。できるだけ安く手に入れたい、お米の味などにあまりこだわらない、という方におすすめ。

電磁誘導を使った加熱方式のIHは、強い火力で炊飯でき、ムラのない仕上がりが期待できます。保温機能が優れたものが多いのも特徴といえるでしょう。IHは現在主流となっているタイプですが、価格は高くなるので注意が必要です。とにかくふっくら美味しいごはんを炊きたい、いろいろな機能が備わった製品が欲しい、という方はこのタイプから選びましょう。

電磁力と圧力を組み合わせたシステムでお米を炊き上げる圧力IH。炊飯効率の高さはほかのタイプよりも頭一つ抜きんでており、高性能なものが多いのも特徴。たとえば大火力と可変圧力でお米を激しく躍らせて芯までふっくら加熱するタイプなど。玄米を柔らかくもっちりと炊飯できる製品も少なくありません。高価格帯のモデルが多い傾向にありますが、食事にできるだけこだわりたい方、玄米を美味しく食べたい方などにおすすめです。

大容量でもふっくら炊ける業務用おすすめ炊飯器

写真:電子ジャー炊飯器〈大容量タイプ〉 SR-UH36P

パナソニックのSR-UH36Pは、5合から2升の容量に対応した製品です。大容量になるとどうしても仕上がりにムラができてしまいがちですが、独自の包み炊き機能を採用したことでムラなくふっくらと仕上げることができます。業務用として使えるのはもちろんですが、大家族にもおすすめしたい製品といえるでしょう。

炊飯器のタイプによって火力やごはんの仕上がり、価格などが大きく違ってきます。しっかりと違いを理解した上で選ぶようにしましょう。また、選ぶときにはサイズや加熱方式などをきちんとチェックすることを忘れないでください。高性能なモデルを購入しても、サイズを間違っているとまた買い直す羽目になるかもしれません。

2019年11月26日 食・レシピ

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