炊飯器の性能を比較!マイコン炊飯器・IH炊飯器・圧力IH炊飯器・ガス炊飯器の違いは?

ライター:UP LIFE編集部
2024年7月17日
食・レシピ

世界中で人気が高まっている和食ですが、それに欠かせないものが、おいしいお米です。
お米が本来持っているおいしさも大切ですが、ごはんを炊く炊飯器の性能が良ければ、さらにおいしさを引き立たせることができます。
今回は、そんな炊飯器の種類や特徴を詳しくご紹介します。お好みの炊き加減を叶える炊飯器を見つけるご参考にしてください。

炊飯器の種類・特徴の違いを整理!

写真:白米をお茶碗によそるイメージ

今日ではさまざまな銘柄のお米を手軽に入手できますが、どんなにお米自体がおいしくても、きちんと炊けなければ本当においしいごはんになりません。
そんなときに考えたいのが炊飯器。炊飯器売り場に行くと、あまりの種類の多さに驚く方もいるでしょう。値段も数千円ほどのリーズナブルなものから十数万円といった高価なものまで幅広く、各メーカーから様々な特徴ある製品が発売されています。

炊飯器は「マイコン炊飯器」「IH炊飯器」「圧力IH炊飯器」「ガス炊飯器」の4種類に分けることができます。ごはんの食感やランニングコストなど、種類によって大きな違いがあるので、何に重点を置くかを考えて選びましょう。

マイコン炊飯器|釜底面のヒーターで直接加熱する

電気炊飯器の中では昔からある種類です。電熱ヒーターが釜の底面のみにあり、内釜を温め炊飯します。古い機構の種類であり火力が今ひとつであるため、他のタイプの炊飯器よりやや性能が劣ります。
炊飯器の中では最も値段も安い商品なので、少しでも購入価格を抑えたいという方におすすめの機種です。

IH炊飯器|釜自体を直接発熱させ、全体をムラなく加熱する

電磁誘導加熱で、内釜を発熱させお米を炊き上げます。高い火力で内釜内をムラなく温めることができるうえ、温度設定を細かくできることも特徴です。
5.5合炊きの場合、飯器の中では比較的リーズナブルに手に入れられます。硬めのごはんが好きなど、ごはんの硬さにこだわりのある方におすすめです。

圧力IH炊飯器|圧力を掛けて炊くことで米の旨味を引き出す

IH炊飯器に圧力をかける機能が追加された製品です。圧力鍋のように内釜を密閉状態にして圧力をかけることで、高温状態を保ちつつお米をしっかり炊き上げます。お米の旨味が十分に引き出されるうえ、もちもちとした食感を楽しむこともできます。
近年では、各メーカーがかまど炊きに近い炊き方を目標に炊飯器を開発していますが、このタイプの炊飯器なら最も近い食感を実現できるでしょう。毎日、簡単においしいお米を楽しみたいという方におすすめです。

ガス炊飯器|高火力・短時間でおいしく炊ける

ガス炊飯器と聞いて懐かしいと感じる方もいるのではないでしょうか。ガス炊飯器の特長は、何といっても火力の強さ。ガスで起こす火力で釜全体を高温にして、かまど炊きに似たおいしさに仕上げることも可能です。都市ガス用とプロパンガス用があるので、購入する際には家で契約しているガスがどちらなのか確認しておきましょう。
ここ最近では、電子ジャー(保温機能)が付いた商品も発売されています。一般の家庭で見かけることは少なくなりましたが、業務用のガス炊飯器を使用している飲食店は今もあるようです。
なお、プロパンガスでガス炊飯器を使用する場合は、ランニングコストが高くなることもありますので、十分に考慮しましょう。

炊飯器の種類別メリット・デメリット比較表

 メリットデメリット
マイコン炊飯器価格が控えめで気軽に購入できる熱が弱く底面に近い部分と遠い部分で温度にムラが出てしまう
IH炊飯器高い火力で底のみではなく内釜全体をムラなく温めることができるふっくらもっちりした食感に炊き上げるのには向かない
圧力IH炊飯器圧力をかけることでお米の旨味が引き出され、もっちりとした食感になるマイコン炊飯器・IH炊飯器に比べて価格が高い傾向にある
ガス炊飯器強い火力で、かまど炊きに似た炊き上がりにすることが可能契約しているガス会社によっては、ランニングコストが高くなってしまう

パナソニックの炊飯器「可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ Vシリーズ」の特徴は?

さまざまな最新の機能を搭載したパナソニックの炊飯器「SR-V10BA」は、お米に合わせて炊き方を自動で調整する「ビストロ匠技AI」を搭載。いつものお米を匠のように炊き上げる秘訣をご紹介します。

お米の状態に合わせて最適な火加減と圧力加減を自動で調整

お米の状態は、季節や保管状態によって、常に変化していくものです。そのため、おいしいごはんを炊くには、変化していくお米の状態を見極め、最適な火加減や圧力加減になるように調整する必要があります。その細かい調整を自動で行うのが、「ビストロ匠技AI※1」です。3つのセンサーがお米の状態をとらえて、約9,600通り※2の中から、最適な炊き方に自動で調整することで、いつものごはんを匠のように炊き上げます。

一粒一粒が立ち上がったふっくら粒感のあるごはんの仕上がりに

画像:炊きあがったごはん

おいしいごはんには、「カニ穴」ができ、粒がいろんな方向に独立して立ち上がります。炊飯時、強い火力で加熱されると勢いよく泡が上がり、お米一粒一粒の間を通ることで、通り道ができます。その通り道が炊き上がったごはんの表面に「カニ穴」として見えます。十分に加熱されたお米は、旨味のもと「おねば」ができ、粒がふくらむため、一粒一粒がツヤのあるふっくらとした炊き上がりになります。

ビストロは独自技術の「急減圧バルブ」と「ビストロ匠技AI」が最適なタイミングで急減圧を起こすことで、「カニ穴」のある、ふっくらとした粒感の「ビストロごはん」を炊き上げます。

IHで全体を包み込み、熱効率に優れた釜で大火力をお米の芯までしっかり伝える

IHに適した素材を組み合わせて作られた「ダイヤモンド竈(かまど)釜」で、高い発熱性・断熱性・蓄熱性を実現。
IHの大火力を全面から伝え包み込む「全面発熱IH」を採用しています。洗米もこの釜のままできます。

お好みの食感やコースを自在に炊き分け

「食感自在炊き分け」機能でスチーム加熱や圧力の加減を調整し、「やわらか」や「かため」など、13通りの食感に炊き上げることができます。
また多彩なコースが選択でき、時間や手間のかかる炊き込みごはんや赤飯、玄米が簡単に楽しめる専用コースや、冷凍保存に最適な「冷凍用ごはん」コースも用意されています。

日本人の生活とは切っても切れない関係にあるお米ですが、炊飯器の選び方にこだわれば、ワンランク上のおいしいごはんを楽しむことができます。さまざまな機能の中から自分が求めている機能を選んで、お気に入りの一台を見つけてください。

  1. 全てのコース、銘柄に対応しているわけではありません。
  2. ビストロ炊飯コース3合において。

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