炊飯器の早炊きの違いを解説!「炊飯時間」だけでなく「味」や「電気代」の違いも
監修:Panasonic Cooking @Lab
ライター:UP LIFE編集部
2025年12月22日
食・レシピ
炊飯器の「早炊き・高速コース※1」は、調理時間を短時間で済ませたい時に非常に便利な機能です。そんな便利な早炊きですが、普通炊きよりもどのくらい早く炊けるかご存じですか。この記事では、炊飯器の早炊きと普通炊きの違いや早炊きでおいしく炊くコツ、早炊きでもおいしく炊ける炊飯器についてご紹介します。
※本記事内のコースや炊飯時間などは、パナソニックの炊飯器について説明しております。
早炊きでは約20~38分でごはんが炊ける
パナソニックの炊飯器の場合、「早炊き(高速/早炊きコース)」では「普通炊き(銀シャリ/ふつうコース)」で行う吸水と蒸らしの工程の時間を短縮して炊飯するため、早炊きは約20~38分で炊き上がります。短縮できる時間は炊飯器の種類や炊飯の合数によって異なりますが、普通炊きが約48~56分なので、早炊きは約20~30分炊飯時間を短縮できます。
日本で主に食べられているうるち米のおいしさは、適度な弾力と粘り、甘みなどが重要な要素です。そしてこれらの特性はお米が水をしっかり吸い込み、適度に蒸らすことなどで引き出されるとされています。
そのため、早炊きの場合は吸水時間が短い分硬めに感じたり、蒸らし時間が短いことからごはんと水が十分に馴染んでおらず、水っぽく感じたりすることがあります。
パナソニックの炊飯器では「早炊き(高速/早炊きコース)」の場合、さらに時間短縮のために火力がやや強くなっており、お米の種類によっては硬めに炊き上がることがあります。
早炊きはどんな場面で役に立つ?
早炊き機能は、家事や仕事、育児などで日々忙しい方にとって非常に便利な機能です。
たとえば、「うっかり炊飯予約を忘れてしまった朝」や「帰宅後すぐに食事の準備をしたい夕方」、「急な来客でごはんを追加で炊きたい時」など、炊飯時間を20~30分短縮できることで、日々の時短調理に大いに役立ちます。
調理時間を短時間で済ませたいけれど、ごはんはしっかり用意したいという時に、早炊き機能は頼りになる存在です。
炊飯器の早炊きと普通炊きの炊き方の違いとは?
そもそも、炊飯器の早炊きとはどういう仕組みなのか解説します。そのためにも、まずは一般的な炊飯器の普通炊きの工程について見ていきましょう。
普通炊きの工程は以下のとおりです。普通炊きの場合は、およそ48~56分かけて以下の5つの工程を行います。
【前炊き】
弱火で加熱してお米の芯まで充分に吸水させます。
【炊き上げ】
強火で一気に加熱します。
【沸騰維持】
中火で沸騰を維持してお米のα化を促進します。
【追い炊き】
再び強火で加熱し、甘みと粘りを引き出します。
【蒸らし】
お米の水分を均一にして、粒をふっくらさせます。
普段、炊飯器にセットする前に、お米を水に浸す時間を設けている方もいるかと思いますが、その必要はありません。炊飯器が浸水工程を担ってくれているので、お米を洗った後すぐに炊飯を開始できます。
しかし早炊きの場合、1つひとつの工程時間を短くしたり、「浸水」と「蒸らし」の工程を省いたりすることで、炊き上がりの時間を短くします。この後に解説する早炊きと炊飯の違いは、そのように工程を省き炊飯時間を短くすることで生まれるのです。
炊飯器の早炊きと普通炊きのその他の違い
炊飯の違いを比べるポイントは「炊く時間」「おいしさ」「電気代」の3つです。炊く時間については前項で解説しましたので、ここでは「おいしさ」と「電気代」の2点に注目して、早炊きと普通炊きの違いを説明します。
【おいしさ】普通炊きよりも硬め、水っぽく感じることも
早炊きの場合、吸水時間が短い分硬めに感じたり、蒸らし時間が短いことからごはんと水が十分に馴染んでおらず、水っぽく感じたりすることがあります。
パナソニックの炊飯器では「早炊き(高速/早炊きコース)」の場合、時間短縮のために火力がやや強くなっており、お米の種類によっては硬めに炊き上がることがあります。
【電気代】早炊きはほとんど変わらないか、若干安くなる
早炊きで炊飯する場合、多くの炊飯器は高火力でお米を炊くように設定されています。その点では使用電力が上がる心配がありますが、早炊きすると炊き上がりまでの時間が短くなるため、実際には使用電力量はそれほど変わらないとされています。
パナソニックの炊飯器の場合、「早炊き(高速/早炊きコース)」の方が「普通炊き(銀シャリ/ふつうコース)」よりも炊飯時間が短いため、電気代が若干安くなります。
早炊きでおいしく炊くコツは洗米にあり
早炊きでよりおいしく炊き上げたいならお米の洗米にこだわってみましょう。「洗米する」といってもあまりに力が強いとお米が割れてしまいます。割れたお米は炊飯中にでんぷん質が溶け出し、炊き上がった時にベチャッと水っぽい食感になり、本来のお米のおいしさを引き出すことができません。
コツはやさしく洗米すること
早炊きに限ったことではありませんが、洗米中の水にはヌカや汚れが流れ出てくるため、手早く行うことが大切です。また、最近は精米技術が進化しており、一生懸命透明な水になるまで洗う必要はありません。ゴシゴシと力を入れて洗うとお米がべたつく要因となってしまうので、やさしく手早く洗米するようにしましょう。
まずは炊飯器の内釜やボウルに水を入れ、お米を軽く2、3回混ぜたら水を捨てましょう。そして水中ではお米同士の摩擦が起きにくく洗米しにくいため、水がほとんどない状態にしてからあまり力を入れずに、一定のリズムで同じ方向に20回程度軽くシャカシャカとかき回すようにやさしく洗米します。うっすらお米が透けて見えるくらいの透明度になるまで、水を3、4回程度入れ替えながら洗米します。
炊き上がったらできるだけ早くごはんをほぐす
また、こちらも早炊きに限らずですが、ごはんの余分な水分を飛ばすために炊き上がったらできるだけ早くごはんをほぐしましょう。ほぐし方のポイントはごはん粒をつぶさないように気をつけながら、切るようにして全体をほぐすこと。このひと手間でごはんの余分な水分が飛んで、粒にツヤが出て食感もよくなります。
10分浸して早炊きで炊くと、ふっくら、普通炊きよりも早く炊ける!
時間があまりなくてもおいしく食べたいときは、お米を洗ったら10分だけそのまま浸して、早炊きで炊いてみてください。お米は最初の10分間で急激に吸水するので、炊く前に少し待つことでふっくら炊けます。余分に時間がかかってしまいますが、普通炊きよりは早く炊けるのでおすすめです。
こんな使い方も。予約炊飯や普通炊きをスタートしたつもりが、ボタンを押せていなかった!そんなときは、事前に十分浸水させていたのであれば、普通炊きではなく、早炊きで炊くことで早くふっくら仕上がります。
またパナソニックの飯器には「浸した米コース」というものがあり、炊飯開始ボタンを2度押しすると、吸水時間を短縮して炊飯してくれるコースもあります。(搭載されていない機種もあります)
早炊きに比べると少し時間はかかってしまいますが、ふつうコースで炊いたときと同じくらいおいしく炊けますのでこちらもお試しください。
※ 夏場など水温が高いときは8時間以上、冬場は13時間以上浸さないでください(お米が発酵し、臭いの原因となります)
早炊きしてもおいしく炊ける!「高速」コースのある炊飯器
事前浸水不要で、早炊きしてもおいしいごはんを楽しみたいなら、「可変圧力IHジャー炊飯器 SR-X910D」がおすすめです。
炊き方で「高速※2」を選ぶと、炊飯時間は、27〜36分と短時間で炊き上がります。
短時間での炊飯でありながら、ふっくらおいしいごはんが楽しめます。
シンプルなタッチキーでコースも選びやすい
操作は見やすくシンプルなタッチキーで、調理中でも迷わず使えます。
よく使う「高速」メニューもワンタッチで選択可能で、前に使ったメニューは「りれき」からすぐ呼び出せるので、忙しい朝や夕食準備の時短にもぴったりです。
まとめ
炊飯器の早炊きは家事や仕事、育児などで日々忙しい方に便利な機能です。昔は早炊きしたごはんは硬く水っぽい炊き上がりになることが多いと言われていましたが、最近の炊飯器は技術向上により、普通炊きと遜色なくおいしく炊き上がる工夫がされています。上手に早炊き機能を活用して、時短調理に役立ててみてはいかがでしょうか。
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- 吸水時間を短縮するので、ややかために炊き上がります。
2025年12月22日 食・レシピ
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