コーヒー豆の1人分(1杯)の分量はどのくらいがベスト?
ライター:UP LIFE編集部
2022年8月24日
食・レシピ
プロと呼ばれる人たちは、コーヒー豆の量に対し、お湯を入れるタイミングや温度、湯量などを細かく調整しながら味を整えていますが、初心者には難しいかもしれません。そこで、おいしいコーヒーをいれるために、まずは基本となるコーヒー豆の量を知っておきましょう。
コーヒー豆の1人分(1杯)の分量はメジャーカップが目安
コーヒーは、湯量(アイスの場合は水)に対し、コーヒー豆の量が多ければ多いほど、溶け出す成分が増えて濃いコーヒーになる、というのは想像できるかと思います。それでは、そもそもコーヒー1杯分の湯量(アイスの場合は水)は基本的に何ccなのでしょうか。
コーヒー1杯は120~150ccが基本
コーヒー1杯はおよそ120cc~150ccが基本です。幅があるのは、コーヒー豆の種類によって味の濃さが変わるからです。味の濃いコーヒー豆の場合は、150ccの湯量がベストな味になるかもしれませんし、味が薄めのコーヒー豆の場合は、120cc程度の湯量が適しているかもしれません。
120cc~150ccはあくまで基本の量であり、自分がどれだけの量のコーヒーを飲みたいかを決めた上で、コーヒー豆の量を調整しましょう。
おいしいコーヒーは豆の分量によって決まる
おいしいコーヒーをいれるには、適切なコーヒー豆の量を知る必要があります。その手がかりのひとつとなるのが、メジャーカップです。ドリッパーやコーヒーミルを買うと、どのメーカーもたいていプラスチックのメジャーカップがついてきます。
同時に、説明書には湯量の目安も記されているはずです。それが、メーカーの推奨する「おいしさ」の基準です。濃いめが好きな人は基準よりも少し豆の量を増やせば良いですし、逆に薄めが好きな人は少し減らして調整すれば良いでしょう。
コーヒーは一度に2人分(2杯分)以上作った方がおいしくなる
よくある基準として、「コーヒー120ccに対してコーヒー豆10g」ですが、コーヒーは1杯ずついれるよりも、一度に2杯以上の方がおいしく作れます。コーヒーの量が少ないと的が小さいのでドリップがやりにくいですし、コーヒー液が早く下に落ちるので、軽い味になり、味が安定しにくいからです。
また、同じ理由で一度にいれる量が増えると、以下のとおりコーヒー豆の量も少なくて済みます。
コーヒー量 | 豆の量(g) |
---|---|
1杯分120cc | 10 |
2杯分240cc | 18 |
3杯分360cc | 25 |
4杯分480cc | 30 |
コーヒー機器メーカーによって、1人分(1杯)の分量は変わる
例として、ハンドドリップの場合の一般的なコーヒー機器メーカー3社の1人分(1杯)の量をまとめてみました。少しずつ違っていることがわかっていただけるかと思います。
メーカー | 豆の量(g) |
---|---|
カリタ | 10 |
ハリオ | 10~12 |
メリタ | 8 |
ハリオとメリタでは、その差はなんと最大で4g。これは、円すいや台形、抽出穴の大きさや数など、ドリッパーの構造に違いがあることも影響しています。
その個性を生かし、おすすめのおいしさを数値化したのが、メーカーごとに付属しているメジャーカップの「すりきり一杯」です。
ハンドドリップだけではありません。全自動コーヒーメーカーでも、そのマシンごとに推奨するコーヒー豆の量は決まっていることがほとんどです。
プロがいれるコーヒー豆の1人分(1杯)の分量
では、コーヒー業界のプロの場合は、どのような量で「一杯のおいしさ」を決めているのでしょうか。名店の味を、いくつかご紹介します。
店名 | 1杯分のコーヒー粉量 (g) | 出来上がりの量 (cc) | 抽出方法 |
---|---|---|---|
ゴルピーコーヒー | 15 | 150 | ペーパーフィルタ |
豆香洞コーヒー | 10 | 150 | ペーパーフィルタ |
ロクメイコーヒー | 12 | 200 | フレンチプレス |
レックコーヒー | 14 | 200 | ペーパーフィルタ |
店の場合は、ここにお湯の温度や注ぐタイミング、抽出スピードなどのテクニックが加わりますが、好みを探るひとつの目安として、参考にしてみてください。
沸騰浄水コーヒーメーカーもおすすめ!
手軽においしいコーヒーを楽しみたいならコーヒーメーカーを使うのも一つの方法です。ハンドドリップと同様に、コーヒーメーカーも豆の量は自分で調整する必要があります。
おいしいコーヒーの秘訣は挽きたての豆をすぐに抽出することですが、パナソニックの沸騰浄水コーヒーメーカー NC-A57ならお好みの豆を本体に入れスタートボタンを押すだけで、豆挽きから抽出まで全自動で行います。
内蔵の縦型ミルがコーヒー豆を均等に粉砕し、お湯をまんべんなく拡散。少量のお湯を注いでコーヒー粉を蒸らした後にお湯の温度・出方を巧みにコントロールして抽出します。
まとめ
最後に「おいしい」を決めるのは、あなた自身。自分が「おいしいな」と感じられたら、それがなにより最高のコーヒーだと思います。いつでもお気に入りの味を再現できるよう、いろいろと試しながら、好みの「コーヒー豆の量」を見つけてみてください。
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2022年8月24日 食・レシピ
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