炊飯器の「IH」「圧力IH」の違いを解説！おすすめの炊飯器も紹介

監修：Panasonic Cooking @Lab 
ライター：UP LIFE編集部
2025年11月21日
食・レシピ

ふっくらおいしいごはんを炊くのに欠かせない炊飯器には4つの加熱方法があり、現在主流とも言えるのが「IH炊飯器」と「圧力IH炊飯器」です。この記事ではIH炊飯器と圧力IH炊飯器の違いについて解説します。また、機能が充実している圧力IH炊飯器についてもご紹介します。

炊飯器は加熱方式で分けると「IH炊飯器」「圧力IH炊飯器」「マイコン炊飯器」「ガス炊飯器」の4種類がありますが、現在主流となっているのがIH炊飯器と圧力IH炊飯器と言えるでしょう。
ここからは、IH炊飯器と圧力IH炊飯器のそれぞれの加熱の仕組みや特徴、お米の炊き上がりの違いについて解説します。

IH炊飯器はIH（電磁誘導加熱）で内釜を発熱させてお米を炊き上げます。この際、釜そのものが発熱するため、炊きムラが少なく、粒立ちのいい食べ応えのあるごはんが楽しめます。

また、IH炊飯器は高い火力を使って加熱するため、たくさん炊いてもしっかりとお米の芯まで熱を伝えるので、ふっくらおいしく炊き上げることができます。

保温性能が高い商品も多く、長時間ごはんをおいしく保つことができるため、家族の食事時間がバラバラなご家庭や、炊いた後に何度かに分けて食べる方にもおすすめです。

圧力IH炊飯器とは、IHでの加熱だけでなく圧力を加えて炊き上げる炊飯器です。圧力鍋のように内釜を密閉して加圧し、沸点を上げることで100℃以上の高温で炊き上げるため、IH炊飯器よりもお米一粒一粒の旨みや甘みが十分に引き出されたおいしいごはんが楽しめます。

また、時間がたって冷めてもおいしさが続きやすく、お弁当にもおすすめです。

ただし、圧力IH炊飯器は比較的高額で、中には圧力を保持するために本体が大きかったり、複雑な構造でお手入れがしにくかったりするものもあります。そのため、どの圧力IH炊飯器を選べばよいのか迷ったら価格や機能だけでなく、本体の大きさやお手入れのしやすさも考慮して選ぶとよいでしょう。

IH炊飯器、圧力IH炊飯器以外のマイコン炊飯器とガス炊飯器についても知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。

かまど炊きのごはんがおいしい理由は、強い火力で激しく沸騰させることで、米粒の一つひとつまで均一に熱が行き渡るためです。芯まで十分に火を通すことで、ふんわりとした食感と自然な甘みを引き出します。
このかまど炊きならではの高火力と激しい対流を炊飯器で目指したのが、独自の圧力制御技術を用いた「おどり炊き」です。「おどり炊き」は、加圧状態から一気に減圧することで爆発的な沸騰を起こし、米をおどらせてお米一粒一粒をしっかり加熱することができます。

内釜はパナソニックこだわりの「ダイヤモンド竈釜」。ダイヤモンド竈釜は羽釜の発熱性と竈の蓄熱性を兼ね備えた釜で、一粒一粒お米の芯まで熱を伝えて炊き上げます。可変圧力IHジャー炊飯器 SR-X910Dは全面打ち出し加工のため、発熱面積が増えてよりしっかりと加熱します。

可変圧力IHジャー炊飯器 SR-X910Dはお手入れが簡単なのも魅力です。蒸気ふたがないためお手入れするのは、ふた加熱板と内釜の2点のみとなっています。ふた加熱板は食洗機にも対応。お手入れコースもあり、内釜に水を入れて圧力をかけて加熱することで、ニオイや汚れがとれやすくなります。

IH炊飯器、圧力IH炊飯器はどちらもお米をムラなく炊き上げることができますが、よりお米の旨みや甘みを味わいたいなら圧力IH炊飯器がおすすめです。炊飯器の購入を検討している方や、圧力IH炊飯器への買い替えを考えている方は、サイズ感や、お手入れの簡単さなども考慮し、コンパクト設計の圧力IHジャー炊飯器を選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。