オーブンレンジの使い方!基本的な3つの機能とおすすめ料理を解説
ライター:UP LIFE編集部
2023年11月20日
食・レシピ
電子レンジは料理をあたためたり、冷凍食品を解凍したりするのに重宝する調理家電ですが、最近では、レンジ機能にオーブン機能とグリル機能が搭載された高機能のオーブンレンジも人気です。この記事ではオーブンレンジを使いこなすための基本やおすすめの使い方、使用時の注意点などについて解説します。
オーブンレンジの3つの機能
オーブンレンジとは、レンジ機能、オーブン機能、グリル機能が搭載された調理家電です。どの機能も食材を加熱する点では共通していますが、機能ごとにできる調理方法や向いている料理が異なります。
1.レンジ機能
電子レンジは庫内にマイクロ波を発生させ、食材の水分と作用して食材を内側からあたためます。
レンジ機能は、冷めたおかずやお弁当、牛乳などの液体の「あたため」に適しています。また、冷凍した食材の解凍や野菜の下ごしらえなど、調理時間や手間を省くのにも役立ちます。
2.オーブン機能
オーブン機能はヒーターによって庫内全体をあたため、熱風によって外側からじっくりと食材を焼き上げます。
そのため、ローストチキンなど食材に厚みのある料理もムラなくこんがりと焼き上げます。また、温度調節ができるため、ケーキやクッキーなどのお菓子作りにも適しています。また発酵機能が搭載されている場合は、パン生地の発酵も可能です。
3.グリル機能
オーブンが庫内全体をあたためるのに対し、グリルは上部もしくは上下部の熱電源から直接食材をあたためます。
直火に近い加熱が可能なため焼き目を作るのに適しており、トーストやピザ、焼き魚、ステーキなど、厚みのない食材の調理に向いています。
オーブンとグリルの違いについて詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
オーブンレンジで使える容器・使えない容器
オーブンレンジは機能ごとに加熱方法が異なるため、それぞれの機能で使える容器・使えない容器があります。機能に適していない容器を誤って使用してしまうと、うまく調理できなかったり、容器が破損したりする可能性があります。場合によっては、発火や発煙するおそれがあるため、必ず取扱説明書を読み、使用前に使える容器や調理道具を確認しましょう。
レンジ機能の場合
【使える容器】
レンジ機能で使える容器は耐熱ガラス・陶器・磁器です。高温になる料理には、急熱・急冷に強いガラス製の耐熱皿を使いましょう。
- 注意点
陶器や磁器の容器でも、金属模様や色絵の付いたものは破損するおそれがあるので使用しないようにしましょう。
また、耐熱140℃以上のプラスチックやシリコン容器、ラップも使えますが、油分や糖分の多い食品で使うと高温になるため避けましょう。同様のふたも「電子レンジ対応」のもの以外は、使用しないでください。
【使えない容器】
レンジ機能で避けるべきは、金属・耐熱140℃未満のプラスチック・ポリエチレン・メラミン・フェノール・ユリア樹脂の容器・漆器・耐熱性のないガラス容器です。また、アルミホイルや金ぐしなどの調理道具や紙製・木製の容器および調理道具もレンジ機能では使えません。
オーブン機能の場合
【使える容器】
オーブン機能でも耐熱ガラス・陶器・磁器は使えます。
- 注意点
金属模様や色絵の付いた器は使わず、高温になる料理では急熱・急冷に強いガラス製耐熱容器を使ってください。また、オーブン機能では金属容器やアルミホイル、金ぐしなどの調理道具が使えます。
【使えない容器】
オーブン機能で使えないのは、漆器やオーブン・グリル用以外のプラスチックやラップ・耐熱性のないガラス・紙製・木製の容器です。
グリル機能の場合
グリル機能で使える容器、使えない容器は、基本的にはオーブン機能と同じです。
【使える容器】
耐熱ガラス・陶器・磁器は使えます。
- 注意点
金属模様や色絵の付いた器は使わず、高温になる料理では急熱・急冷に強いガラス製耐熱容器を使ってください。金属容器やアルミホイル、金ぐしなどの調理道具は、上部に熱源のある「グリル上面焼き(片面)タイプ」のみで使えます。
【使えない容器】
漆器やオーブン・グリル用以外のプラスチックやラップ・耐熱性のないガラス・紙製・木製の容器です。
オーブンレンジを使う際の注意点と知識
オーブンレンジは3つの機能が搭載されているからこそ、使用時にいくつか注意点があります。
こまめなお手入れで清潔さを保つ
レンジ機能を使って食品や液体をあたためるときに油分や水分が庫内に飛び散ったり、オーブン機能使用時にパン粉やチーズ、クッキーの割れカスなどが庫内に落ちたりすることがあります。
これらの汚れを庫内に放置しておくと悪臭やサビの原因になります。また汚れが付着したまま加熱すると、発煙や発火をするおそれがあります。
そのため、使用後は庫内をこまめにお手入れして清潔に保つことが大切です。こまめに掃除することで清潔さを保ち、安心して使用できるようにしましょう。
オーブン使用直後は高温になるため連続使用をしない
オーブン機能を使用した後は庫内が非常に熱くなります。電気部品保護や食品保護のため、オーブンを連続で使おうとすると設定温度に制限がかかります。オーブン使用後は、十分に庫内を冷ましてから使用しましょう。
※パナソニックの高精細・64眼スピードセンサー搭載機種(UBS10C・BS9C)の場合、庫内が熱くても自動あたためが可能です。
【オーブン・グリル】天板(グリル皿・角皿)の使い方
オーブン機能やグリル機能を使うときには必ず付属の天板(グリル皿・角皿)を使用しましょう。付属の天板は調理に最適な高さに設定されていることが多く、天板を使わずに食材を庫内に直置きすると、熱が食材にしっかりと入りにくくなります。
なお、付属の天板(グリル皿・角皿)以外を代用すると故障や事故につながるおそれがあるため、使用時は必ず付属のものを使いましょう。
予熱と余熱の違いについて
オーブン機能やグリル機能を使用する際に知っておきたいのが「予熱」と「余熱」です。予熱とは温度をあらかじめ加熱温度に熱しておくことです。クッキーやケーキを作るときなどに前もって庫内をあたためておくことで、生地に熱が均一に入り、しっかりと焼き上がります。
一方の余熱とは、あたためた後に庫内や食材に残っている熱のことで、この熱を使って調理することを「余熱調理」と言います。たとえば、オーブン機能でローストチキンやスペアリブなどを焼いた後、そのまま庫内に放置することで肉にじっくりと火が通り、焦げ付きなくジューシーに仕上がります。
オーブンレンジを使いこなす!おすすめ料理と使い方
パナソニックの、スチームオーブンレンジ ビストロは、「焼く・煮る・蒸す・揚げる」ができる調理家電です。ここからはパナソニックのスチームオーブンレンジ ビストロ NE-UBS10Cのおすすめの使い方をご紹介します。
ふだん使いにうれしい高火力!両面グリル機能
予熱いらずの「大火力極め焼きヒーター」が高温で食材を一気に加熱し、発熱する「ヒートグリル皿」で食材を両面からすばやく焼き上げます。そのため、ハンバーグやさんまの塩焼きなども裏返しせずに、表面はパリッと内部はジューシーに仕上がります。
たっぷりのスチームでおいしくふっくら!蒸し焼きメニュー
一度に4人分まで調理可能な麺とごはんメニューを搭載。冷凍うどんも凍ったままヒートグリル皿に材料をのせるだけで、後はビストロにおまかせ。最後に調味料を混ぜ合わせれば、うどんはスチームでふっくら、お肉はヒートグリル皿でこんがり焼けた、焼きうどんが完成します。また、冷凍ぎょうざもヒートグリル皿に並べて後はビストロにおまかせで、焼きぎょうざができます。
下ごしらえした材料を耐熱ガラス製ボウルに入れるだけ!ワンボウルメニュー
下ごしらえした材料を耐熱ガラス製ボウルに入れるだけで、鍋やフライパンを使わずにパスタやカレー、シチューなどが作れます。「高精細・64眼スピードセンサー」でふきこぼれ※1を抑制し、火加減を見ることなく、ほったらかし調理が可能です。また、ワンボウルで調理するので後片付けもラクチンです。
さらに新たにエスニックメニューが増え、鶏肉のバジル炒め(タイ風)や豚肉の煮込み(フィリピン風)など、人気のアジアンメニューがワンボウルで手軽に作れます。
鶏肉のバジル炒め(タイ風)と豚肉の煮込み(フィリピン風)
充実のお手入れ機能!「食器清潔」コース
搭載されているヒーターとスチームで洗い終わった食器※2を除菌※3。耐熱120℃以上のプラスチック製食器(ポリカーボネート製のものを除く)や陶磁器、ガラス製食器、鉄製品以外の金属、シリコン製の食器などが気軽に除菌※3できます。
*使用環境、食器などの条件により、効果は異なります。
まとめ
オーブンレンジの3つの機能や注意点、おすすめの使い方についてご紹介してきました。この記事を参考に、オーブンレンジを正しく理解して使いこなすことで、ぜひ料理の時間を充実させてください。もし、機能性の高いオーブンレンジを探している場合は、予熱の手間なくおまかせ調理ができるスチームオーブンレンジ ビストロ NE-UBS10Cを候補の一つとして検討してみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した商品
- 食材や容器、環境などにより、ふきこぼれが生じる場合があります。
- 耐熱120℃以上。
- 試験機関:株式会社食環境衛生研究所、試験方法:食器に付着させた菌数を測定、除菌の方法:2024年製スチームオーブンレンジNE-UBS10Cを「食器清潔」で運転、対象:食器に付着した菌、試験結果:生菌減少率99.9%以上、試験番号:237454N
2023年11月20日 食・レシピ
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