冷凍肉の賞味期限はいつまで?おいしく冷凍保存する方法と解凍のコツも解説

パックされた冷凍の肉の写真 パックされた冷凍の肉の写真

肉の冷凍保存方法や解凍方法についての監修:検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)
ライター:UP LIFE編集部
2026年8月4日
食・レシピ

冷凍肉の賞味期限は、肉の種類や保存方法によって異なります。この記事では期限の目安を種類別に紹介するとともに、おいしく冷凍保存するコツと、解凍時に押さえたいポイントも解説します。

冷凍肉の保存期間は? 消費期限と賞味期限の目安

発泡トレーに入った肉の様子の写真

食品には、「消費期限」と「賞味期限」があります。

消費期限とは、安全に食べられる期限のことです。一方賞味期限とは、未開封で保存方法を守った場合に、おいしく食べられる期限のことです。

肉の消費期限の目安

肉の消費期限は、冷蔵室で保存した場合の期限になります。購入後およそ1〜3日が目安で、パックに記載されています。空気に触れる面が多いほど、期限が短い傾向があります。

消費期限が過ぎてしまった肉は、食中毒につながるおそれがありますので、期限内に食べ切るか冷凍保存をしましょう。

肉の賞味期限の目安

肉の賞味期限は、冷凍保存すれば冷蔵保存よりも長くなりますが、種類によって目安が異なります。

牛肉や豚肉のこま切れ肉、薄切り肉、ステーキ肉、ブロック肉の賞味期限は、冷凍した場合約3週間~1カ月です。鶏もも肉や鶏むね肉、鶏ささみ肉の場合も約3週間~1カ月を目安に使い切りましょう。
そして、牛肉・豚肉・鶏肉にかかわらず、ひき肉は空気に触れる部分が多く傷みやすいため、約2~3週間を目安になるべく早く使い切ることが大切です。

ただし、これらの期間はあくまで目安であり、肉の状態や使用している保存袋、冷蔵庫・冷凍庫内の保管場所などによっても変わります。なるべく早めに食べ切るようにしましょう。

肉をおいしく冷凍保存するコツ

発泡トレーに入った肉の様子の写真

肉を冷凍保存するときは、以下の手順とポイントを押さえることで、よりおいしく日持ちさせることができます。

1. 新鮮なうちに冷凍する

冷蔵保存している肉の品質は、徐々に劣化していきます。そのため、すぐに食べない場合はできるだけ早く、新鮮なうちに冷凍保存しておきましょう。可能であれば、肉を購入した日に、すぐ使う分と冷凍する分を分け、冷凍保存するとよいでしょう。

2. 表面の水分を拭き取ってから冷凍する

肉から出る水分(ドリップ)は、キッチンペーパーで拭き取ってから冷凍しましょう。そのまま冷凍すると、臭みや霜の原因となります。

3. 空気が入らないように密封する

冷凍用保存袋の中に肉を入れ、両手で袋内の空気をしっかり抜いている様子の写真

肉は空気に触れると酸化して品質が落ちやすくなるため、空気が入らないようにラップでぴったりと包みましょう。ただし、ラップのまま冷凍室に入れると保存している間にラップがはがれて空気に触れて酸化したり、霜がついたりする場合があります。ラップに包んだ肉は冷凍用保存袋に入れ、袋内の空気をしっかり抜いてから冷凍保存しましょう。

4. 急速に冷凍する

肉を冷凍庫に入れる様子の写真

食品が凍るまでの時間が短ければ短いほど、食品の細胞の損傷を抑えられるため、おいしく保存できます。家庭用冷蔵庫の中には急速冷凍機能を搭載しているものもあるので、ぜひ活用してください。

冷蔵庫に急速冷凍機能が搭載されていない場合には、金属製のトレーを活用すると良いでしょう。ステンレス製やアルミ製など熱伝導率が高いトレーに肉をのせて冷凍室に入れると、冷気が伝わりやすくなり、より短い時間で食品を冷凍できます。

また、できるだけ薄く平らにして冷凍することも、冷凍時間の短縮につながります。食材の表面積を増やすことで冷気が触れる部分が増え、効率よく冷やすことができるためです。均一に熱が伝わりやすく、解凍もしやすくなります。

種類別・肉の冷凍保存方法

肉の冷凍保存は、肉の種類や加工の状態に合わせてすばやく冷凍することで、解凍後に使いやすくなります。ここでは牛肉、豚肉、鶏肉、ひき肉の冷凍保存方法について解説します。

牛肉の冷凍保存方法

【こま切れ肉、薄切り肉の冷凍保存方法】
表面の水分をキッチンペーパーで拭き取り、使いやすい量に小分けします。小分けにした肉を薄く平らになるように広げてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。使いやすい量に小分けしておくと、調理時にも使いやすくなり便利です。

冷凍用保存袋に入ったこま切れ肉、薄切り肉の写真

また、薄く平らな状態にすることで短時間での冷凍・解凍ができます。小分けにする際は、素手で触ると細菌が繁殖するおそれがあるため、菜箸やトング、ビニール手袋などを使うと良いでしょう。

【ステーキ肉、ブロック肉の冷凍保存方法】
表面の水分を拭き取り、空気が入らないようにラップでしっかり包みます。さらにアルミホイルで包んで冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。アルミホイルで包むことで、より早く冷凍できます。

ステーキ肉、ブロック肉がアルミホイルの上に置いてある様子の写真
ステーキ肉、ブロック肉をアルミホイルで包んで冷凍用保存袋に入れた様子の写真

豚肉の冷凍保存方法

【こま切れ肉、薄切り肉の冷凍保存方法】
表面の水分を拭き取り、使いやすい量に小分けします。小分けにした肉を薄く平らになるように広げてラップで包み、冷凍用保存袋に入れて空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。

小分けにした肉を薄く平らになるように広げてラップで包み、冷凍用保存袋に入れた様子の写真

【豚ロース肉の冷凍保存方法】
表面の水分をキッチンペーパーで拭き取り、1枚ずつラップに包みます。冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。

豚ロース肉をラップに包み、冷凍用保存袋に入れた様子の写真

とんかつやトンテキに調理する場合は、水分を拭き取る前に筋切りをしておくと調理時間の短縮になります。

筋切りをする様子の写真

鶏肉の冷凍保存方法

【鶏もも肉、鶏むね肉の冷凍保存方法】
表面の水気を拭き取り、1枚ずつラップに包みます。冷凍用保存袋に入れ、空気をしっかり抜いてから冷凍保存します。もしくは使いやすい大きさや分量に切り分けてからラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。

1枚ずつラップに包み、冷凍用保存袋に入れる様子の写真

から揚げやサラダチキンなど調理が決まっている場合には、カットした鶏もも肉や鶏むね肉に下味をつけておくと冷凍時に味が染み込み、調理時間の短縮もできます。

【鶏ささみ肉の冷凍保存方法】
筋を取り除き、表面の水分を拭き取ってから1本ずつラップで包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍保存します。

筋を取り除く様子の写真
1本ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れた様子の写真

ひき肉の冷凍保存方法

ひき肉は空気に触れる面積が広く傷みやすいため、購入後できるだけ早く冷凍保存するのが基本です。保存するときは使いやすい量に小分けして、なるべく薄くしてからラップで包み、冷凍用保存袋に入れて空気を抜いてから冷凍保存します。

薄くしてからラップで包み、冷凍用保存袋に入れた様子の写真

冷凍保存した肉の解凍方法

ラップで包まれた肉が入っている冷凍用保存袋が、お皿の上に置かれ、それを両手で持っている様子の写真

適切に冷凍保存しても、解凍方法によっては肉の風味や食感を損ねる場合があります。ここでは、冷凍保存した肉をおいしく解凍する方法や注意点について解説します。

1.冷蔵室で自然解凍する

調理するまでに時間がある場合は、冷凍室の肉を冷蔵室に移して自然解凍する方法があります。冷蔵室での自然解凍は、時間はかかりますが放置しておくだけで解凍できるので手間がかかりません。

ただし、解凍するときはドリップに注意しましょう。ドリップとは、肉の内部から出るたんぱく質やうまみ成分などを含む水分のことで、放置すると臭みの原因になります。冷蔵室で自然解凍するときはドリップが出ても大丈夫なように、受け皿に網を置き、肉をその上にのせて、ドリップに肉が浸らないように解凍しましょう。ドリップを防ぐには、半解凍の状態で取り出して使用すると良いでしょう。

2.流水に当てながら解凍する

冷凍した肉を冷凍用保存袋に入れたままボウルなどに移し、流水に当てて解凍する方法です。冷蔵庫での自然解凍よりも短い時間で解凍できます。流水解凍の場合は完全に解凍させず、半解凍で使いましょう。包丁が入りやすく、下ごしらえもしやすくなります。

3.急ぐ場合は電子レンジの解凍機能で解凍する

急いで解凍したいときは、短時間で肉を解凍できる「解凍機能」が搭載されている電子レンジで解凍するのがおすすめです。ただし、加熱ムラが起きやすく、ドリップも出やすいため、様子を見ながら少しずつ解凍すると良いでしょう。

電子レンジで解凍するコツを詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

急速冷凍で肉をおいしく保存!「熱いまま急速冷凍」搭載冷蔵庫

「はやうま冷凍」搭載冷蔵庫
WX3タイプ

お肉をおいしく冷凍保存するなら、パナソニックの「熱いまま急速冷凍」「霜つき抑制冷凍」搭載冷蔵庫がおすすめです。ここでは各機能の特長についてご紹介します。

「熱いまま急速冷凍」でおいしさも食感もキープ*

急凍45分・60分

「熱いまま急速冷凍」は、業務用レベルの急速冷凍※1で食品のおいしさをキープします。大風量の集中シャワー冷却と熱伝導率が高いアルミプレートによって食品をすばやく凍らせ、霜つきも防ぎます。食品のおいしさや食感をキープして冷凍でき、お肉や野菜はもちろん、下味をつけた食材や作り置きおかずも、解凍加熱したあとのおいしさがぐっと上がります。

すばやく凍らせるから、食品の細胞の損傷を抑えておいしく冷凍*

「熱いまま急速冷凍」は食品をすばやく凍らせるので、食品の細胞の損傷を抑えます。水分が凍る温度帯をすばやく通過することで、お肉のうまみを逃さずにとどめ※2、おいしく冷凍保存ができます。

解凍ムラを抑え、中までしっかり解凍!スチームオーブンレンジ

スチームオーブンレンジ
NE-UBS10E

冷凍したお肉をできるだけおいしく解凍するなら、パナソニックの「スチームオーブンレンジ」がおすすめです。お肉の解凍ムラを抑えながら、中心部分までしっかり解凍できるので、何度も解凍しなおす手間が省けます。

サイクロンウェーブ加熱でムラを抑えて解凍!

ボウルに入ったひき肉を両手で持っている様子の写真

マイクロ波をらせん状に放射するサイクロンウェーブ加熱により、食品の中心部分からおだやかに、ムラを抑えて解凍します。さらに「高精細・64眼スピードセンサー」が分量や種類を見分けて※3自動で解凍を制御するため、手間なく解凍が行えます。

解凍について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

まとめ

お肉をおいしく冷凍保存するコツは、できるだけ新鮮なうちにラップで包み、冷凍用保存袋に入れて急速冷凍することが大切です。手間なくおいしく冷凍、解凍したい場合には、「はやうま冷凍」搭載の冷蔵庫や、加熱ムラが防げるスチームオーブンレンジがおすすめです。お肉をムダなくおいしく使い切るために役立ててみてはいかがでしょうか。

肉の冷凍保存方法や解凍方法についての監修

検見﨑 聡美さんの写真

検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)

料理研究家、管理栄養士。赤堀栄養専門学校卒業後、料理研究家のアシスタントを務める。独立後はテレビや雑誌、書籍等を中心に活躍。体にやさしく初心者でも手軽に作れる料理に定評がある。

*当社調べ。運転状況や食品の種類・状態や量によって、効果が異なります。

※1 最大氷結晶生成帯(-1℃~-5℃)を通過する時間:約28分。実験条件:牛ステーキ肉(もも肉)150gをラップ包装。クーリングアシストルーム内のアルミプレートの上に置いて急凍した場合、外気温25℃、扉開閉なし(当社測定)。

※2 実験条件:牛ステーキ肉(もも肉)150gをラップ包装。クーリングアシストルーム内のアルミプレートの上に置いて冷凍。凍結後、10日間冷凍室で保存。冷蔵室で24時間解凍。外気温25℃、扉開閉なし(当社測定)。

※3 マイクロ波による食品の温度上昇特性や、面積、温度上昇速度により、食品を分類し見分けます。

2026年8月4日 食・レシピ

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