お米のおいしさを最大限に!新米を楽しむための炊き方ガイド

監修:Panasonic Cooking @Lab
ライター:UP LIFE編集部
2024年10月18日
食・レシピ

毎年、夏が終わり秋に近づくこの季節、「新米」を楽しみにしているお米好きの方も多いのではないでしょうか。収穫したての新鮮な新米が楽しめるこの絶好の機会、新米をよりおいしく楽しむための炊き方のポイントや、長く楽しむための保存方法について解説します。

まずは知っておくべき新米の特長とおいしく食べ続けるためのポイント

新米をおいしく食べ続けるために、まずは新米の選び方と正しい保存方法を知っておきましょう。

【新米の魅力と選び方】精米日やお米の状態をチェック!

写真:新米

新米とは収穫後間もないお米のことで、お米によって出回る時期は異なりますが、一般的に9~12月頃に収穫されます。

新米の魅力はなんと言っても、そのみずみずしさです。最近では精米技術が向上して、新米だから水分が多いということもあまりなくなり、一年中安定した品質で店頭に並ぶようになりました。しかし、購入後も新米のようなみずみずしさを保つためには温度・湿度を適切に保管する必要があります。家庭では、適切な温度・湿度管理をすることは難しいため、保管期間の長いお米は含水量が少なくなってしまったり品質が落ちてしまったりすることがあります。
保管期間の短い新米であればそのリスクも少ないため、お米本来のおいしさを味わうならば、やはり新米がピッタリといえます。

(左)保管期間の長いお米 (右)新米

また、スーパーなどで新米を選ぶ際は、精米年月日とお米の状態を確認しましょう。玄米から米ぬかと胚芽を取り除いた精米は日を重ねるごとに少しずつ劣化し、風味が落ちます。新米を購入する際は、精米年月日が新しいものを選ぶとよいでしょう。また、お米は割れたり、白くなったりすると食感が悪くなるため、購入前に必ず米袋ののぞき窓からお米の状態をチェックしてください。

新米のおいしさを保つには「保存方法」が大切!

写真:新米を密閉容器に移す様子

新米のみずみずしさを保ち、おいしさを長持ちさせるためには、以下のように保存しましょう。

【保存方法】お米の入った袋には、荷崩れ防止のために小さな空気穴が開いています。ニオイ移りや虫の発生、水漏れによる変色を防ぐために、新米を購入したらできるだけ早く密閉容器などに移し、空気を抜いてから保存しましょう。密閉容器に入れることで劣化(酸化)しにくくなり、新米のみずみずしさを保てます。

密閉容器がない場合の便利な保存方法としてペットボトルで保存する方法があります。よく洗ってしっかり乾燥させたペットボトルに、じょうごなどを使って入れていき、なるべく隙間がないようにすると空気が入りにくくなるため保存性もアップします。なお、お米はにおい移りがしやすいので清涼飲料水などではなく、ミネラルウォーターが入っていたペットボトルを使いましょう。

【保存場所】お米の劣化と虫の発生を避けるために、新米の保存場所は冷蔵庫の野菜室がおすすめです。野菜室は直射日光を避けられ、温度と湿度が安定しているため、お米にとって最適な環境とされています。野菜室が難しい場合には風通しのよい冷暗所で保存しましょう。

【炊き方】新米をおいしく炊くコツは「水加減」にあり!

おいしい新米ごはんを食べるためになにより重要なのは、「炊き方」です。特に新米ならではのみずみずしさを出して炊き上げるために重要なのは「水加減」。ここからは、炊飯器でおいしい新米ごはんを炊く方法を紹介します。

ステップ1:お米の量を正しく量る

新米をおいしく炊くには、まずお米の量を正確に量ることが大切です。お米1合は約180mlで、炊飯器に付属されている計量カップを使って量りましょう。カップにお米を山盛りにすくい入れてから平らな場所に置き、箸などを使ってしっかりとすり切りします。

ステップ2:やさしく洗う

写真:新米をやさしく洗う様子

新米を洗う際は、お米を入れて水を注ぎ、やさしくかき混ぜたらすぐに水を捨てます。すぐに水を捨てるのは、長く洗うとお米がぬかくさい水を一気に吸収してしまうのを防ぐためです。
再び水を注ぎ入れ、20秒ほど軽く指先を使ってかき混ぜたら水を捨てます。これを2~3回程度繰り返します。新米は米粒がやわらかいので洗いすぎは禁物です。やさしく短時間で洗うようにしましょう。

ステップ3:まずはいつもの水加減で

写真:内釜に水を注ぐ様子

みずみずしい新米は、通常のお米に比べてべたつきやすくなることもあります。そのため、まずはいつもと同じ水加減で炊いてみてから、水加減を微調整することが大事です。そうすることでよりお好みにあったおいしい新米を楽しめます。
通常の炊飯の場合、内釜のコースの水位線の中心に合わせて水を注ぎ入れますが、べたつく場合には、「水位線よりも1~2mm程度下」に合わせて水を注ぎ入れましょう。
また、炊飯器の場合、基本的に炊飯コースに浸水時間が含まれているため、浸水は不要です。ただし、新米を炊いてみてごはんが硬い場合には、10~30分程度浸水させましょう。

ステップ4:炊飯

写真:炊き上がったごはんをしゃもじでかき混ぜる様子

炊飯器にお米と水を入れたら、炊飯器の取扱説明書に従ってコースを選択します。
ごはんが炊き上がったら、すぐにしゃもじを鍋肌に沿ってぐるりと入れ、鍋底から上下に返してごはん粒をつぶさないように切るようにかき混ぜます。すぐにかき混ぜることで余分な水蒸気が飛び、炊き上がりのムラを防げます。

新米をおいしく炊くのは難しい?!

ここまで新米をおいしく炊く方法をご紹介してきましたが、実はお米は同じ銘柄、同じ産地でも、その年の気候によって毎年お米の出来栄え(作柄)が違ってきます。新米を最大限においしく炊飯するためには、その作柄にあわせて水分量を調整したり、炊飯中にも火加減を調整するなど炊き方を工夫したりと、非常に奥深い世界が広がっています。新米をより楽しみたい方は水分量を工夫するなどで色々と試してみるのもよいかもしれません。

意外と難しい新米をまるでプロが炊いたようなおいしさに!パナソニックの最新炊飯器をご紹介

可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ
SR-V10BB-K

お米の魅力が最大限に楽しめる新米ですが、通常のお米よりも含水量が異なるなど新米のおいしさを引き出すのは意外と難しいものです。
そこでおすすめなのが、炊飯中のお米の状態まで見極めて新米の魅力を最大限に引き出すパナソニックの炊飯器「可変圧力IHジャー炊飯器 ビストロ Vシリーズ」です。

新米のおいしさを最大限に引き出す「ビストロ匠技AI」

沸騰検知センサー リアルタイム圧力センサー 釜底温度センサー 3つのセンサーがお米の状態をとらえる 米の含水率、米の吸水速度、釜内水分量、釜内温度、etc
お米の状態 柔らかいお米、新米、お米の水分量:多め 加圧時間 短い × 加圧高さ 低い × 火力 強い 硬い・乾燥した夏場のお米 、お米の水分量:少なめ 加圧時間 長い × 加圧高さ 高い × 火力 弱い

「ビストロ Vシリーズ」に搭載された「ビストロ匠技AI」が、3つのセンサーで炊飯中のお米の状態を見ながら、火加減や圧力加減を細かく制御。まるで料理の匠のようにお米の状態に合わせて火加減や圧力加減を調整し、そのお米に合わせた最適な炊き方を炊飯器が自動で行ってくれます。意外と難しい新米の炊飯も「ビストロ Vシリーズ」におまかせで、おいしさを最大限に引き出すことができます。

まとめ

写真:麦

新米は炊き方のコツをつかむことでよりおいしい新米ごはんが炊けるようになり、適切に保存することで長く楽しめます。ぜひ、記事を参考においしい新米ごはんを楽しんでください。

監修

Panasonic Cooking @Lab

Panasonic Cooking @Lab

「おいしさを科学し、食卓に笑顔と感動をお届けする」をモットーに、「電子レンジ」「炊飯器」「調理小物」「IHクッキングヒーター」「冷蔵庫」を含むパナソニック調理事業の全カテゴリーの調理ソフト開発メンバーが所属し、設計者と生活者の両視点からお客様へのお役立ち活動を実践する組織です。
調理機器・食に精通するユニークな専門性を有するメンバーの知恵を結集して近年の多様化するライフスタイルや価値観に共感する商品やサービスを生み出し、お客様においしくうれしい食生活をお届けしてまいります。

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