【保存版】炊飯器でのおいしいごはんの炊き方完全ガイド!ふっくら旨みのある塩むすびも解説

おいしいごはんの炊き方と塩むすびレシピについての監修: 検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)
ライター:UP LIFE編集部
2025年12月2日
食・レシピ

ごはんは、炊飯器で炊いた瞬間にふわっと立ちのぼる香りや、噛むほどに広がる甘みを味わいたいですよね。実は、ちょっとしたコツで炊飯器のごはんはさらにぐっとおいしくなります。本記事では、炊飯器でふっくらおいしく炊くための計量・洗米・水加減・炊き方のコツから、ごはん本来の旨みが際立つ塩むすびレシピ、炊飯器の機能まで解説します。

炊飯器で炊く、おいしいごはんとは?

写真:炊飯器から茶碗にご飯をよそう様子

炊飯器で炊くおいしいごはんとは、炊き上がったときに一粒一粒がふっくらと立ち、口に含んだ瞬間にお米の自然な甘みが広がるごはんのことです。このようなごはんは、あらゆる料理と相性がよいだけでなく、ごはんそのものが主役になる旨みがあります。
このようなおいしいごはんそのものの旨みを味わうには、塩むすびがおすすめです。塩のみというシンプルな味付けなので、ごはんの旨みを直接楽しむことができるでしょう。

また、おいしく炊けたごはんは時間がたっても風味や食感が損なわれにくく、冷めてもおいしいため、お弁当に適しているのもうれしいポイントです。

炊飯器でのおいしいごはんの炊き方手順

写真:手のひらに乗せた白米の生米

炊飯器でおいしいごはんを炊くにはいくつか押さえるべきコツがあります。ここでは、炊き方のポイントを、手順を追って詳しくご紹介します。

お米の正しいはかり方

おいしいごはんを炊くには、お米を正確にはかることが大切です。はかるときは、炊飯器に付属している計量カップ(180mL)を使用します。料理で使う計量カップは1カップ200mLのため、お米の計量には適していません。お米をはかるときは、必ず付属の計量カップを使いましょう。

はかり方は、付属の計量カップにお米を多めに入れ、箸などを使って表面を平らにすりきります。これがお米1合分です。このとき、表面のお米を押したり、カップを左右に振ったりするとお米の量が正確にはかれず、水加減が変わってしまうので注意しましょう。

お米の洗い方の基本

ごはんをおいしく炊くには、洗い方も大切です。計量したお米はボウルなどに移し、たっぷりの水を注いで大きくひと混ぜしたら、すぐに水を捨てます。最初の水に長い時間つけておくと、お米が水と一緒にぬか臭さを含んでしまうため、最初の水は軽くかき混ぜたらすぐに捨てましょう。

お米の水気を切ったら、水を注いで、やさしくかき混ぜるようにしてお米を洗い、水を捨てます。この作業を2〜5回繰り返します。洗う回数は水の濁り具合で判断します。水がうっすら白く濁ってお米が見える程度になったら大丈夫です。水が透明になるまで洗う必要はありません。

お米は繊細な食材です。温水を使ったり、長時間研いだりすると割れやすくなり、でんぷんが溶け出すことでごはんのおいしさが損なわれます。そのため、常温または冷たい水ですばやくやさしく洗うことが重要です。また、ザルで洗うとお米の表面を傷つけたり、お米が割れたりする原因になります。お米はボウルか、洗米が可能な内釜を使って洗いましょう。

なお、無洗米の場合、基本的には洗わなくても問題はありませんが、水を注いで軽く底からかき混ぜる程度に洗うとお米と水がなじみやすくなり、よりおいしく炊くことができます。

水のはかり方のコツ

ごはんの仕上がりを左右するのが水加減です。炊飯器の内釜にお米を移したら平らな台の上に置き、お米を平らにならしてからカップ数に合わせた水位線(目盛り)まで水を注ぎましょう。水位線に合わせて炊いた際にべたついたり、かたかったりした場合は、水の量を調整してみましょう。このとき、新米などでべたつく場合は水位線よりも1~2mm程度水の量を少なくし、夏場にかたいと感じた場合は水位線よりも1~2mm程度水の量を多めに加えてみてください。

米の計量、洗米、炊飯器の水量目安を示すイラスト

炊飯器でのお米の炊き方と注意点

炊飯器でおいしいごはんを炊くためには、いくつか注意すべきポイントがあります。
まず、炊飯時に使う水に注意しましょう。pHが9以上のアルカリイオン水はベタつきや黄変の原因になり、硬度が100以上のミネラルウォーターは、パサつきやかたくなる原因になります。そのため、炊飯時は水道水または浄水器の水を使いましょう。

また、基本的には炊飯前に浸水が必要ですが、炊飯器の場合は、炊飯時間に吸水の工程が含まれているため、洗ったお米はすぐに炊いて問題ありません。ただし、内釜の外側に水滴が残っているとセンサーが正しく作動せず、炊きムラや故障の原因になることがあります。そのため、必ず水滴を拭き取ってから炊飯器にセットしましょう。

炊き上がったごはんの正しいほぐし方

基本的には、ごはんが炊き上がったら蓋を開けずに蒸らすことで、水分が均一になり、ふっくらつややかに仕上がりますが、炊飯器の場合は炊飯時間に蒸らし工程が含まれていることが多いため、炊き上がったらすぐにほぐすのがポイントです。

ほぐすときは、まずしゃもじを内釜のふちに沿わせて一周させ、釜底からやさしく上下を返すように混ぜます。この際、ごはん粒をつぶさないように「切る」ように動かすのがポイントです。しゃもじで空気を含ませるようにほぐすことで、余分な蒸気が抜け、ベタつきを防いで粒立ちのよいふっくらとしたごはんに仕上がります。

炊飯器で炊き上がったご飯をほぐす手順のイラスト

ごはんそのもののおいしさを楽しむ塩むすびレシピ

皿に盛られた白いおにぎり

ごはんそのもののおいしさをシンプルに味わうなら塩むすびがおすすめです。具材を入れず、塩だけで握ることでお米の甘みが際立ち、噛むほどに旨みが広がります。ここでは、ごはんが主役の絶品塩むすびレシピをご紹介します。

  • 材料(おむすび1個分)
    炊きたてのごはん…茶碗1杯分
    塩…1つまみ  
  • 用意するもの
    塩水(約3%の濃度)
炊飯器としゃもじ、ボウルと塩のイラスト
  • 作り方

1. お茶碗に軽く1杯分のごはんをよそっておく。

炊飯器から茶碗にご飯をよそうイラスト

2. 塩水を入れたボウルに、右手(利き手)の指先を少しつけ、左の手のひらに塩水を広げる。

塩水を指につけ、手に広げるイラスト

3. 右手(利き手)の指先を塩に少しつけたら、左の手のひらにその塩を移して手のひら全体に塩をなじませる。

塩を指でつまみ、手に広げるイラスト

4. ごはんを茶碗から手に取り、力を入れすぎずにふんわりと空気を含ませるように握る。

ご飯を手に取り、握るイラスト

5. 全体の形を整えて完成。

【ポイント】

  • 炊きたてのごはんは熱いため、一度ごはんをお茶碗によそって少し冷ましてから握るのがおすすめです。
  • 塩の量はお好みで調整してください。
  • 素手で握ることで力加減がしやすく、ふんわりとした食感をつくり出せますが、衛生面が気になる方はラップを使用しましょう。ラップを使用する際は、ラップに塩をまぶしてからごはんをのせ、ごはん粒をつぶさないように軽く握りましょう。

ふっくら甘みのあるおいしいごはんを簡単に炊くなら!可変圧力IHジャー炊飯器 SR-X910Dがおすすめ

可変圧力IHジャー炊飯器
SR-X910D

おいしいごはんを簡単に炊いて、塩むすびなどでごはんを主役にした味わいを楽しみたいならパナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器 SR-X910Dがおすすめです。お米の状態に応じて炊き分けるため、新米も、備蓄米をはじめとする古米もふっくらと甘みのあるごはんに炊き上げます。ここでは、どんなお米もおいしいごはんに炊き上げるSR-X910Dの特長をご紹介します。

甘みとうまみを引き出す「Wおどり炊き」

SR-X910Dには、パナソニックの独自技術である「おどり炊き」が採用されています。おどり炊きとは、加圧状態から一気に減圧することによって爆発的な沸騰を生み出し、お米をおどらせることで泡の通り道ができ、一粒一粒のお米の芯までしっかりとムラなく熱を伝える技術です。これによりふっくらと甘みのあるごはんに仕上がります。

圧力を高めて沸点を上げる 加圧 一気に減圧し エネルギーを放出 爆発的な沸騰が起こる 減圧 (イメージ)

さらに、おどり炊きの「急減圧バルブ」に、「高速交互対流IH」の機能を加えた「Wおどり炊き」で、強力な熱対流を起こすことが可能です。
IHを瞬時に切り替えて強力な熱対流を起こす「高速交互対流IH」は、集中加熱することで強力な内対流と外対流を発生させます。これにより、さらに一粒一粒にムラなく熱が伝わり、より甘みと粘りのある粒立ちのよいごはんに仕上がります。

内対流 底IHコイルで加熱 外対流 底側面IHコイルで加熱 切り替え時間 0.04秒 (イメージ)

おまかせでふっくら炊き上げる「ビストロ匠技AI」

お米の状態は、温度や湿度、保存方法によって毎日少しずつ変化します。こうした違いに柔軟に対応できるのが、パナソニックの「ビストロ匠技AI」技術です。SR-X910Dには、ビストロ匠技AIを支える3つのセンサーに加えて、リアルタイム赤外線センサーが新たに搭載され、炊飯中の状況をより精度高くコントロールします。
これら4つのセンサーが、炊飯中のお米の状態を見極め、リアルタイムで圧力・火力・加圧時間を調整します。

NEW リアルタイム赤外線センサー 沸騰検知センサー リアルタイム圧力センサー 釜底温度センサー 4つのセンサーがお米の状態をとらえる 米の含水率 米の吸水速度 釜内水分量 釜内温度 etc

炊飯状況をより正確に検知できるため、お米が甘くなる温度帯に早く到達でき、その温度をキープ。最適なタイミングで急減圧することでさらに爆発的な沸騰ができるため、乾燥したお米や備蓄米、古米でも、じっくり熱を加えて粘りを引き出し、甘くてみずみずしいごはんに炊き上げます。いつでもおまかせで最適な状態のおいしいごはんを楽しむことが可能です。

まとめ

写真:キッチンに置かれた炊飯器と器

炊飯器でふっくらおいしいごはんを炊くコツは、お米を正確にはかることや、すばやくやさしく洗うこと、適切な水加減にするといった基本を守ることが大切です。さらに炊き上がったらすぐにほぐすことで、一粒一粒が立ち、甘みのあるごはんに仕上がります。もっと手軽においしいごはんを楽しみたい方には、パナソニックの可変圧力IHジャー炊飯器 SR-X910Dがおすすめです。「Wおどり炊き」と「ビストロ匠技AI」により、新米から古米までどんなお米もおまかせでふっくらおいしく炊き上げます。毎日の食卓を、炊きたてのおいしいごはんでさらに豊かにしていきましょう。

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おいしいごはんの炊き方と塩むすびレシピについての監修

写真:検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)さん

検見﨑 聡美(けんみざき さとみ)

料理研究家、管理栄養士。赤堀栄養専門学校卒業後、料理研究家のアシスタントを務める。独立後はテレビや雑誌、書籍等を中心に活躍。体にやさしく初心者でも手軽に作れる料理に定評がある。

2025年12月2日 食・レシピ

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