電子レンジの臭い消し方法|原因別の対処法と予防のコツを解説

電子レンジ内を掃除しているイメージの写真 電子レンジ内を掃除しているイメージの写真

電子レンジの臭いの原因や臭い消しの方法についての監修:浦野 清美(うらの きよみ)
ライター:UP LIFE編集部
2026年4月27日
食・レシピ

電子レンジを開けた瞬間に、モワッとした嫌な臭いを感じた経験はありませんか。電子レンジはよく使う家電だからこそ、庫内の臭いケアが大切です。この記事では、電子レンジの臭いの主な原因や今すぐできる臭い消しの方法、臭いの発生を防ぐ使い方のコツについて解説します。

電子レンジが臭くなる主な2つの原因

電子レンジから取り出しているイメージの写真

電子レンジの臭いは、日々の使用によって少しずつ蓄積される場合が多いです。では、どのようなメカニズムで臭いが発生するのでしょうか。主な2つの原因について詳しく解説します。

1.食品の飛び散り・蒸気による臭い

電子レンジが臭くなる主な原因には、加熱中に庫内の壁や天井に飛び散った食品かすや油汚れがあります。汚れをすぐに拭き取れば臭いは残りにくいですが、そのまま放置すると、電子レンジを使うたびに汚れが熱であたためられて臭い成分が庫内に広がりやすくなります。

その結果、次にあたためる食品に臭いが移ったり、庫内に臭いが残ったりします。特に魚料理やニンニク料理、油分を多く含む料理(カレーやシチュー)などは、臭いが残りやすい傾向があります。

また、庫内にこびりついた汚れに電磁波が当たることで本来あたためたい食品に熱が伝わりにくくなり、加熱ムラが生じることがあります。そうなると、通常よりも加熱に時間がかかるなど電子レンジのパフォーマンスそのものにも影響を与えてしまうため注意が必要です。

2.焦げ付き・加熱しすぎによる臭い

ラップをしないで加熱したり、設定時間が長すぎたりすると食品が焦げて庫内が焦げ臭くなることがあります。さらに、庫内の汚れを放っておいたまま何度も加熱されるうちに、食品かすや油分が乾いて炭化し、頑固な汚れになっていきます。

こうなると、普段の拭き掃除ではなかなかきれいにならず、強力なクリーナーを使った掃除やスチーム洗浄といった作業が必要になることもあります。また、炭化した汚れを放置すると故障や発火につながるおそれがあるため、焦げた汚れを見つけたら早めに掃除することが大切です。

今すぐできる電子レンジの臭い消し方法

重曹とクエン酸の写真

庫内は、身近なアイテムを使って掃除することで臭い消しができます。ここでは、今すぐ試せるおすすめの方法を4つご紹介します。

1.重曹を使った臭い消し|臭いの分解

酸性の油汚れや食品の臭いには、臭いの元を分解するアルカリ性の重曹がおすすめです。

【やり方】
1.耐熱容器に水200mLと重曹小さじ1~2を入れて混ぜ、電子レンジで5分ほど加熱します。
2.そのまま10分ほど放置します。
3.扉を開けてふきんなどで庫内の水分をしっかりと拭き取ります。

庫内に重曹の蒸気を充満させることで臭い成分を浮かせる効果が期待できます。重曹の代わりにセスキ炭酸ソーダを同量使用しても同じような効果が得られます。

2.クエン酸を使った臭い消し|臭いの中和

クエン酸は酸性の性質を持つため、アルカリ性の臭いを中和する働きがあります。特に魚や肉などのタンパク質系の臭いに効果的です。お酢でも代用可能ですが、お酢自体のツンとした臭いが気になる方はクエン酸がおすすめです。

【やり方】
1.耐熱容器に水200mLとクエン酸小さじ1~2を入れて混ぜ、電子レンジで5分ほど加熱します。
2.そのまま10分ほど放置します。
3.扉を開けてふきんなどで庫内の水分をしっかりと拭き取ります。

重曹と同様に、蒸気の力で臭い成分を浮かせて取り除く効果が期待できます。なお、お酢を使う場合にはクエン酸の代わりにお酢50mLを混ぜ合わせましょう。

3.みかん・レモンなどの柑橘系の皮等を使う方法|臭いの分解・中和

みかんやレモンなどの柑橘系の皮には、油汚れを分解する働きと消臭効果が期待できる「リモネン」という成分が含まれています。

【やり方】
1.耐熱容器に適当な大きさにちぎった柑橘類の皮(1〜3個分)をのせ、電子レンジで1〜2分加熱します。
2.そのまま10分ほど放置します。
3.扉を開けて水でぬらしてよく絞ったふきんなどで庫内を丁寧に拭き取り 、乾拭きで仕上げます。

柑橘類の皮が、さわやかな香りで臭いをカバーします。ただし、柑橘類の皮は、加熱しすぎて焦げないように注意しましょう。

また、輪切りのレモンは臭いの中和に役立ちます。
【やり方】
1. 耐熱容器に水200〜300mLと5mm程度の厚さに輪切りにしたレモン2〜3枚を入れ、 500〜600Wで3〜5分加熱します。
2. 薄っすら庫内が曇りますので、扉を開けず約10分放置します。
3. 扉を開けて、水でぬらしてよく絞ったふきんなどで庫内(天井・奥・ドア等)を拭き取り 、乾拭きで仕上げます。

果汁には糖分が含まれていますので、残った糖分が原因で後日電子レンジを使った際に焦げ付いたりしないように、しっかり水拭きをすることが大切です。

4.コーヒーかすを使う方法|臭いの吸着

コーヒーを淹れた後の残りかすには、活性炭のように臭いを吸着する作用があります。

【やり方】
1.耐熱容器に湿ったコーヒーかすを適量のせ、電子レンジで1~2分ほど加熱します。
2.扉を開けて水でぬらしてよく絞ったふきんなどで庫内を丁寧に拭きます。

コーヒーかすを再利用できる消臭方法です。

臭いが強い場合は庫内掃除が必要

シンクでトレーを洗っている人の写真

上記の方法を試しても臭いが取れない場合は、目に見えない場所に頑固な汚れがこびりついていることが考えられます。その場合は、庫内の本格的な掃除が必要です。

【掃除の手順】
1.庫内が冷めたら、電源プラグを抜く
やけどや感電を防ぐために、庫内が十分に冷めていることを確認し、電源プラグを抜きます。

2.部品を取り外し、丸洗いする
ターンテーブルや角皿など取り外せる部品を外し、食器用洗剤でしっかりと洗います。

3.庫内を拭き掃除する
庫内の底面や側面の汚れが目立つ場合は、台所用中性洗剤を含ませたふきんなどでやさしく拭きます。底面の汚れが落ちにくいときは、クリームクレンザーを使って汚れを浮かせ、その後、水でぬらしてよく絞ったふきんなどで洗剤成分を拭き取りましょう。このとき、強くこすりすぎると庫内を傷つけることがあるため注意しましょう。
見落としやすい庫内の天井・奥側・パッキンの3カ所も忘れずに拭きましょう。

4.庫内をしっかり乾燥させ、電源プラグを入れる
掃除が終わったら、しばらく扉を開けたままにして庫内を完全に乾燥させます。湿気を残さないことで、カビや雑菌の繁殖を防ぎましょう。

電子レンジの臭いを防ぐ使い方のコツ

電子レンジに容器を入れている様子の写真

「レンジに臭いを残したくない」「なるべく大がかりな掃除は避けたい」という方は、普段の使い方を少し工夫することで汚れや臭いの蓄積を防げます。毎日のちょっとした意識で、清潔な状態をキープしましょう。

あたため時の工夫

臭い予防で効果的なのが、食品の飛び散りを防ぐことです。たれなど飛び散りが発生する食品をあたためる際には、必ずラップや専用カバーをかける習慣をつけましょう。ラップをかける際は、ゆったりと覆うようにするのがポイントです。隙間なくかけてしまうと、蒸気の圧力でラップが裂け、高温の食材が飛び散ることがあります。特に煮物やカレーなど、水分の多い料理をあたためるときには注意が必要です。

また、あたためる食材を入れる器は、内容量に対して少し大きめを選びましょう。ぴったりサイズや小さいサイズの器を使用すると、食材がこぼれやすく庫内が汚れる原因になります。

さらに、あたため時間の設定にも気を配りましょう。長すぎる加熱は焦げ付きの原因になるため、加熱時間がわからないときは一気に加熱せず、様子を見ながら少しずつ時間を調整するのがポイントです。

日常のお手入れ

「汚れたらすぐに拭く」習慣が、頑固な臭いを防ぐ近道です。電子レンジを使った直後は蒸気で汚れが浮いているため、ふきんやキッチンペーパーでサッとひと拭きしましょう。特に飛び散りが気になる料理をあたためた後は、そのままにせず、すぐに拭き掃除することが大切です。

また、使用後は扉を少し開けて湿気を逃がすことも大切です。数分間開けて湿気がこもらないようにして、カビの発生を予防しましょう。

お手入れをラクにする!脱臭機能が付いたレンジ

スチームオーブンレンジ
NE-UBS10D

「こまめなお手入れが大切なのはわかっているけれど、忙しくてついつい後回しにしてしまう…」という方には、お手入れしやすいパナソニックのスチームオーブンレンジ「NE-UBS10D」がおすすめです。

サッと拭けて、サッと洗える

庫内は、ニオイの原因となる汚れがつきにくい工夫が施されています。たとえば、壁面はフッ素コーティングがされており、汚れがつきにくく拭き掃除が簡単です。
天井部分にはふきんで拭ける塗装を採用しているため、お手入れしやすいのもうれしいポイントです。
さらにヒートグリル皿は、油汚れが落ちやすいフッ素加工が施され、こびりつきにくく食洗機にも対応しています。

「自動お手入れ」コースのイメージの写真

気になる汚れには「自動お手入れ」コースで、臭いも除去

汚れに合わせて選べる「自動お手入れコース」が搭載され、いつも清潔に保ちやすく臭いも除去しやすいです。
例えば、庫内のニオイの原因(汚れなど)を高温で分解する「脱臭」をはじめ、給水経路をクエン酸で洗浄できる「クエン酸洗浄」、スチームで庫内全体の汚れを浮かせて落としやすくする「庫内」コースなど、お手入れ機能が充実しています。これらを活用することで、いつも気持ちよく使えます。

まとめ

電子レンジの臭いは、食品の飛び散りや焦げ付き、カビなどが主な原因です。この記事を参考に、臭い消しの方法を試してみてください。また、日頃からお手入れをしておき、臭いの原因となる汚れを蓄積させないようにすることも大切です。その点、自動でお手入れできる機能を搭載した電子レンジなら、お手入れの手間が抑えられます。パナソニックのスチームオーブンレンジ「NE-UBS10D」は、「自動お手入れ」コースで簡単にお手入れでき、日々の拭き掃除もしやすい工夫がされています。清潔な状態をキープして、毎日のキッチンライフを快適に過ごしてみてはいかがでしょうか。

この記事で紹介した商品

電子レンジの臭いの原因や臭い消しの方法についての監修

浦野 清美さんの写真

浦野 清美(うらの きよみ)

NPO法人日本ハウスクリーニング協会栃木認定校校長。日本整理収納協会代表理事。
整理収納・ハウスクリーニングの講師としてお掃除やお片付けの方法を伝える一方で、ナチュラルで無臭のお掃除サービスを推進している。

*お手入れの前に、お使いになる機器にセットできるかご確認ください。

2026年4月27日 食・レシピ

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