悩める一人暮らし・初心者必見!正しい洗濯の仕方がわかる洗濯マニュアル
ライター:UP LIFE編集部
2023年11月9日
家事・くらし
初めての一人暮らしでは、洗濯などの家事に戸惑うこともあるでしょう。この記事では、ビギナーでも安心してできる、洗い方や干し方、洗濯の基本的なやり方の解説と、一人暮らしにぴったりな最新機能搭載の洗濯機をご紹介します。
まずは洗濯機の基本「洗い方」から解説!
ここでは洗濯の仕方について、洗い方の基本や洗剤の選び方、コストについて解説していきます。
洗濯機を使った基本的な洗い方は以下の手順で行います。
STEP1:洗濯機に洗濯物を投入する
SETP2:コースを選択し、スタートボタンを押す
STEP3:洗濯機のパネルに表示された量の洗剤を投入する
STEP4:洗濯スタート
「家で洗えるもの?」「分けて洗うもの?」まずは洗濯表示をチェックしよう!
洗濯物投入時には、以下の3つのポイントに注意しましょう。
【ポイント①:洗濯表示を確認して洗濯機洗いOKかチェック!】
- 洗濯機洗いOK
- 家庭での洗濯禁止
1つ目の注意点は、「衣服に表示されている洗濯マークを確認すること」です。マークによっては洗濯機での洗濯ができないものもあるので、注意しましょう。上の図にある「洗濯機洗いOK」の表示があれば、洗濯機洗いができます。桶の中の数字は「温度の上限」を示しており、洗濯桶の中の数字が「40」なら、40℃以下のお湯で洗えます。
桶にバツ印がついているものは家庭の洗濯機で洗えません。取り扱いに注意すべき衣類ですので、自宅での洗濯は避け、クリーニング店に依頼した方が良いでしょう。
洗濯表示についてもっと知りたい方は、以下の記事でご確認ください。
【ポイント②:手洗いマークを確認しましょう】
桶に手を入れているマークは、水温40℃を限度に手洗いができます。布傷みを抑えてやさしく洗う「おうちクリーニング」コースなどが搭載されている場合は、洗濯機で洗えます。(※洗濯機を使う場合は洗濯機メーカーの説明書を確認してください)
洗剤はエマールなどおしゃれ着用の中性洗剤を使用しましょう。
セーター1枚など洗う量が少ない時は、タオルを1~2枚追加して洗うと、脱水時のバランスが取れます。制服などは襟部分の裏側などを見て、芯地のあるものは取り外しましょう。
【ポイント③:色移りする衣類は分けて洗おう】
色移りした衣類は、家庭で完全に取り除くのは難しい場合が多いので、できれば事前に避けたいです。赤や青などの濃い色、綿、麻、シルクは色落ちしやすいと言われています。「この商品は色落ちしますので、他の商品と分けて洗って下さい」など色落ちについて洗濯表示に記載されているもの、はじめての洗濯で不安なものは、色落ちテストをしましょう。
色落ちテストをする前に、まず家で洗えるかどうか、洗濯表示を確認しましょう。色落ちテストの方法は、目立たない場所に洗濯洗剤の原液をつけ、約5分待ちます。時間がきましたら白い布で軽く叩きます。白い布に色が付くか付かないかで判断できるので簡単です。
洗濯ビギナーがついやってしまう失敗例・注意点については以下の記事でご確認ください。
普段着・おしゃれ着など、洗剤の使い分けはどうする?
日常の洗濯には「弱アルカリ性」の洗剤を使用しましょう。繰り返しの洗濯に強い綿や麻、ポリエステル、ナイロン、アクリルなどを使った洋服であれば弱アルカリ性洗剤が適しています。
一方、おしゃれ着には「中性」の洗剤を使用しましょう。ウ―ル、カシミヤ、テンセルなどのデリケートな素材がおしゃれ着には使われています。中性洗剤は繊細な洗濯に向いており、繊維への影響が少ない原料で製造されているので、おしゃれ着の洗濯に適しています。
「弱アルカリ性」は「中性」に比べて洗浄力が高く、皮脂汚れやタンパク質汚れの洗濯に向いています。一方、「中性」は「弱アルカリ性」に比べて衣類にかかる負担が少なくなります。
このように用途別や、服の汚れ方に適した洗剤を使うのがポイントです。
洗濯1回あたりのコストは?
1回あたりの洗濯コストは洗濯機の容量や洗濯量、ドラム式・縦型の違い、乾燥の有無等によって幅があります。
たとえば、一人暮らしで一般的に使われている7kgの洗濯機で洗濯機能のみを使用すると、1回の洗濯につき以下のようなランニングコストがかかります。
- ドラム式洗濯乾燥機〈NA-VG780〉の場合:
水道代約18円+電気代約2.0円=約20円
- 縦型洗濯機〈NA-FA7H2〉の場合:
水道代約24円+電気代約1.7円=約26円
※計算方法:水道代=標準使用水量×水道料金単価、電気代=消費電力量×電気料金単価
NA-VG780L/R:消費電力量(定格洗濯時)約65Wh、標準使用水量(定格洗濯時)約69L
NA-FA7H2:消費電力量(定格洗濯時)約54Wh、標準使用水量(定格洗濯時)約92L
※目安単価:電力料金31円/kWh(税込)[家電公取協調べ。2022年7月改定]、水道料金・下水道使用料262円/m3(税込)〈内訳:水道料金137円/m3(税込)、下水道使用料125円/m3(税込)〉[一般財団法人 日本電機工業会調べ。2021年7月現在]で計算。
早く乾く&臭わない洗濯物の「干し方」は?
次に、干し方の基本について解説していきます。
洗濯の干し方は主に4種類
洗濯物を干す際には、以下の通りさまざまな干し方(乾かし方)があります。
- 外干し
- 室内干し
- 浴室乾燥
- 洗濯乾燥機(乾燥機付き洗濯機のみ)
状況や設備によってできる干し方は変わると思いますので、環境にあった方法で正しく干すことが大切です。
早く乾かし色あせを防ぐ「干し方」のコツは?
【ポイント①:干し方に注意しよう】
洗濯物に合った干し方をすることが大切です。
- ハンガー干し
水の重みでシワが伸びます。シャツ、ブラウス、スラックスなど伸びにくい衣類に適しています。ハンガーにタオルを巻いて、肩幅にあわせると、型崩れも防げます。
- 平干し
水の重みで衣類が伸びるのを防ぎます。編み目のざっくりしたニットやマフラーなどに適しています。平干し用のネットや、風呂のふた(木製以外)を使用するようにしましょう。
- つり干し
ハンガー干しより伸びにくく、平干しより手軽な干し方です。編み目の細かいニット製品などに適しています。ニットや新合繊維等は手のひらで軽くたたいてシワをのばし、形を整えて干しましょう。
【ポイント②:早く乾かす干し方のコツ】
- アーチ干し
角ハンガーを使い、両端に長い衣類、内側に向かって短い衣類をつるしていくことで、スムーズな空気の通り口が生まれ、効率よく乾燥させることができます。またアーチ干しをすることで、下着などの短い衣類が内側に入るため、外から見える心配がないなど、プライバシー面でも安心できます。
- 間隔を開けて干す
ハンガーとハンガーの間は、少なくともこぶし1個分ほど離し、空気の通り道をできるだけ増やすようにしましょう。
【ポイント③:色あせを防ぐ干し方】
衣類の色が濃いものや、綿、麻、シルク、プリント柄の衣類は色が落ちやすいため、直射日光を避けて、衣類を裏返すか、日陰干しをおすすめします。
部屋干しのコツ!生乾き臭を防ぐには?
部屋干しで気になる生乾き臭について、防ぐのは難しいと感じる方も多いでしょう。しかし、正しく洗濯して乾燥させれば生乾き臭は抑制できます。
生乾き臭が発生する原因は、「衣類に付着している雑菌の繁殖」です。雑菌は、水分がある場所で衣類に残って蓄積された皮脂や汗に含まれるタンパク質などの汚れを栄養にして繁殖し、生乾き臭を作り出します。
正しく洗濯して素早くしっかりと乾かすことでニオイを抑制しましょう。
はやく乾かすためには、干す場所も大切。部屋の中央や天井付近は空気が動いているため乾きやすいです。空気がよどみがちな部屋の隅は避けて干し、生乾き臭を解消しましょう。
洗濯初心者におすすめ!一人暮らしにぴったりの洗濯機とは?
洗濯には様々な悩みがつきもので、工夫も必要ですが、自分にあった洗濯機を選ぶことで問題が解消される場合があります。ここでは一人暮らしの洗濯機選びの基準と、一人暮らしにぴったりの洗濯機を紹介します。洗濯機を選ぶ際には、ぜひ参考にしてみてください。
一人暮らし・初心者の洗濯機の選び方
一人暮らしの洗濯機選びでは、容量の選び方が重要です。毎日洗う場合も、2~3日に1回洗う場合も、6~7kgの洗濯機があれば足りるでしょう。1人1日約1.5kg(※パナソニック調べ)として計算し、洗濯可能な頻度によって容量を選びましょう。
雨が続いた後の洗濯や、泊まりがけの出張や旅行から帰ってきた日などの洗濯を考える場合は、余裕をみて、7kg以上の洗濯機も検討してみてもよいでしょう。
また、インバータ制御ありの洗濯機はモーターの回転を制御する装置が備わっているため、節水・節電・静音の効果が期待できます。
一人暮らし・初心者の洗濯機のおすすめポイント
パナソニックの洗濯機で、一人暮らしの洗濯にぴったりのポイントを解説していきます。
洗濯・脱水容量:7kg
洗剤を泡立てて投入する「泡洗浄」で、繊維の奥までしっかり洗浄し、皮脂汚れや泥汚れもスッキリ落とします。短時間で汚れをしっかり落としながら布地の傷みを抑えて洗う「おしゃれ着」コースや、パルセーターをほとんど動かさず、遠心力水流でやさしく押し洗いする「おうちクリーニング」コースも搭載で、デリケートなおしゃれ着も気軽に洗濯できます。さらに、わずか1時間で洗濯槽の黒カビやニオイを予防する「槽洗浄(1時間)」コースでは、衣類用塩素系漂白剤で黒カビの原因菌を減らす※1ことができます。
洗濯・脱水容量:7kg
乾燥容量:3.5kg
マンションにも設置しやすい、コンパクトサイズのななめドラム衣類洗濯・乾燥機です。黄ばみやニオイをスッキリ落とす「温水泡洗浄」搭載。洗剤中の酵素が活性化する温度まで洗剤液を温め、さらに泡にすることで浸透力もアップ。繊維の奥までしっかり洗浄し、皮脂汚れや泥汚れもスッキリ落とします。奥行きスリム60×60cmの「プチドラム型」で場所をとらず、乾燥機能もついています。
まとめ
一人暮らしなどで洗濯機を初めて使う場合、基本的な使い方、干し方、適した洗剤などを知っておけば安心です。洗濯機を選ぶ際には、容量や機能、サイズなどを自宅の環境に合ったものにしましょう。一人暮らしでは家事をすべて自分でこなす必要があるので、あまり丁寧に時間をかけられない場合もあります。衣類を清潔に保ち、生活時間のゆとりを持つためにも、高機能な洗濯機の活用も、選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。
この記事で紹介した商品
※1 〈「槽洗浄(1時間)」コースによる黒カビ抑制〉[試験機関](一財)日本食品分析センター[試験成績書発行年月日]2022年12月9日[試験成績書発行番号]第22053821001-0101号[試験方法]菌液の生菌数測定[黒カビ抑制方法]塩素系漂白剤による[対象部分]洗濯・脱水槽[試験結果]菌の減少率99%以上(自社換算値)
2023年11月9日 家事・くらし
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