【みんなの失敗から学ぶ】お洗濯ハウツー
「そもそも、洗濯機の使い方って?」
結婚や転勤、一人暮らしスタートなど、新生活へ切り替わり、初めて洗濯しようと思ったら、そんな風に戸惑う人も多いのでは?
そんなお洗濯ビギナーのために、ここでは一般的な縦型洗濯機を例にした基本的なお洗濯のハウツーを、みんなの失敗談も交えながらお伝えします。
基本的なお洗濯の流れ
【STEP1】
洗濯物を入れる
まずは洗濯機に洗濯物を入れましょう。実はこの時点でも、お洗濯ビギナーが陥りがちな失敗が…?
[洗濯物を入れるとき]
よくあるみんなの3大失敗
1位 ポケットの中を確認せずに洗濯(52 %)
2位 色移りする衣類を他の衣類と一緒に洗濯(27 %)
3位 一度に洗いきれない量を洗濯(18 %)
多かったのはポケットの中のものの取り出し忘れという、“うっかり” 失敗。次に、色移りや一度に洗える洗濯物の量など、知識がない頃にやってしまいがちな失敗が続きました。
みんなの悲しい失敗談
- ティッシュをポケットに入れたまま、洗ってしまい、洗濯物がティッシュまみれに…。
- 白い服と、濃い色の服を一緒に洗った。白い服にダイダイ柄ができた。
- 洗濯機の大きさに対し、洗濯物を入れ過ぎた。脱水のとき、洗濯機がありえない音を立て始めて停止し…壊れた。
他にも、音楽プレイヤーやカイロなど、さまざまなものを洗濯してしまったとの声が。
中には「小銭を入れたまま洗濯し、洗濯機を傷つけた」という話も。こちらも、洗濯機の故障にもつながりかねないので、ご注意を。
また、そもそも洗濯機で洗えない衣類もあるので、入れる前に衣類のタグに記載されている絵表示も確認しましょう。
[みんなの失敗をふまえて]
気を付けるべきチェック項目
- ポケットの中は必ずチェック
- ジーンズなど、色の濃いものは分け洗いを
- 洗濯物はつめこみ過ぎない
【STEP2】
コースを選ぶ
洗濯物を入れたら、次に洗濯機の電源を入れ、コースを選びましょう。基本は「おまかせコース」でOKですが…?
[コースを選ぶとき]
みんなが無意識にやりがちな失敗
衣類はすべて「おまかせコース」など同じコースで洗浄(37 %)
どんな衣類でもなるべくまとめ洗い(30 %)
まとめて洗うと効率的かつ節約にもつながりますが、下記のような失敗が潜んでいるのをご存知ですか?
みんなの悲しい失敗談
- 普段着と一緒のコースで洗ったら、洋服に毛玉ができてしまった。
- お気に入りの服が縮み、着られなくなってしまった。
衣類にあったコースを選んでいないと、衣類を傷めてしまう可能性があるんです。
おしゃれ着などは、デリケートな衣類を洗えるコースで洗濯するようにしましょう。
また、衣類にあったコースを選んでいても、「下着のホックが他の衣類に絡まり、ほつれてしまった」という声も。
デリケートな下着類や小物類は、洗濯ネットを使えば便利です。
[みんなの失敗をふまえて]
気を付けるべきチェック項目
- 普段のお洗濯は「おまかせコース」でOK
- おしゃれ着などは、デリケートな衣類を洗えるコースで
- デリケートな下着・小物類は、洗濯ネットを使えば便利
【STEP3】
洗剤・柔軟剤を入れる
コースを選んだあとは、洗濯機に表示された水量にあわせた量の洗剤を投入しましょう(洗剤量が表示されるものもあります)。
柔軟剤は、水量にあわせた量を「柔軟剤」の投入ケースに。投入ケースがないものは、最後のすすぎのタイミングで槽内に適した量を直接投入します。
この手順を守っていれば問題なく洗濯できるはずですが…?
[洗剤・柔軟剤を入れるとき]
意外と知らない、実は怖い失敗
香りづけのためなど、柔軟剤を多めに入れている(26 %)
洗剤は目分量で入れている(24 %)
柔軟剤は目分量で入れている(21 %)
意外と規定量を守っていない人が多いもよう。
みんなの悲しい失敗談
- 洗剤の量を間違え、服に白く残ってしまった。
- 柔軟剤の入れ過ぎで、ニオイがきつくなってしまった。
- 洗剤を入れ過ぎ、服にベタベタが残った。
ちなみに、「柔軟剤を入れたのに香りがつかなかった」(13 %)という声も。
それは、柔軟剤を洗剤と一緒のタイミングで入れてしまっていたり、はたまた、柔軟剤ケースでなく洗剤ケースに入れてしまっているなど、柔軟剤を入れるタイミングや場所を間違えている可能性大。
洗剤・柔軟剤を同時に使うのは、髪を洗う際、シャンプーとトリートメントを同時に使っているようなものです。
シャンプー→トリートメントの順で髪を洗うように、洗剤→柔軟剤の順で使うようにしましょう。
また、すすぎを「2回」で設定している場合、1回目のすすぎで柔軟剤を入れてしまっては、2回目のすすぎでキレイさっぱり流されてしまうので要注意。
衣類をふわふわに仕上げてくれる柔軟剤ですが、入れ過ぎると下記のようなことも
あなたの衣類の黒ずみ、柔軟剤が原因かも?
柔軟剤が多過ぎると、洗濯で落としきれずに衣類に堆積し、堆積した柔軟剤が汚れを引き寄せ、衣類が黒ずむことがあります。
洗剤・柔軟剤は適量を守って使用しましょう。
[みんなの失敗をふまえて]
気を付けるべきチェック項目
- 洗剤・柔軟剤は適切な量を入れる
- 効果を発揮するには、投入するタイミング・場所を間違えないこと
【STEP4】
洗濯物を取り出す
洗濯が終わったら、すぐに洗濯物を取り出して干しましょう。そのまま放置してしまうと…
[洗濯物を取り出すとき]
最後まで気を抜くべからずな失敗
洗濯終了後、取り出すのを忘れてしまった(32 %)
洗濯物の干し方を失敗した(22 %)
せっかくキレイに洗ったのに、最後の最後にもったいないですよね。
みんなの悲しい失敗談
- 洗濯終了後、取り出すのを忘れて、せっかく洗濯したのに、衣類が臭くなった。
- 取り出すのを忘れ、もう一度洗う羽目に。
- 干し方を失敗。ハンガーの跡がついてしまった。
また、洗濯後すぐに取り出したとしても、「洗濯槽のニオイが服につく気がする」、「バスタオルのニオイがとれない」、「ゴミのようなものがつく」などの声も。
それはひょっとしたら、下記のようなことが原因かも
衣類についたその“ツブツブ”、洗濯機のお手入れ不足が原因かも?
洗濯機からイヤなニオイがしたり、洗濯物を干すときに茶褐色や黒いカスがついていたり…。
これは、洗濯槽の裏側についたカビが原因。
カビの予防や除去には、日頃から洗濯機のお手入れが欠かせません。
[みんなの失敗をふまえて]
気を付けるべきチェック項目
- 洗濯終了後は放置せず、洗濯物をすぐに取り出す
- 衣類にあった正しい干し方をマスターする
- 定期的に洗濯槽のお手入れを
[調査概要]
調査目的:洗濯に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2020.1.31~2020.2.2
調査人数:全国の18歳~25歳の男女100名