洗濯槽の黒カビ 予防と対策
洗濯槽の裏につく見えない黒カビ。
日々の予防と対策を行い、大切な衣類を上手に洗濯しましょう。
黒カビ発生のメカニズム
洗濯機からイヤなニオイがしたり、洗濯物を干すときに茶褐色や黒いカスがついていたり…。
これは、洗濯槽の裏側についたカビが原因なのです。
洗剤と汚れが結合して洗剤カス(石ケンカス)が発生し、それがタンクや外周部に付着すると、空気中にあるカビがこれらを分解して自然に戻そうとして黒カビとなります。
黒カビは環境により発生期間が異なり、色も黄色→茶褐色→黒色と変わってくるのが一般的です。
洗濯槽内を清潔に保つには
洗濯後、洗濯槽内を清潔に保つためのお手入れのポイントをご紹介します。
洗濯槽を清潔に保つ
<洗濯のたびに>洗剤の使用量を守る
洗剤を入れ過ぎると、溶け残ってカビの栄養分に。
<週に1度は>「槽乾燥」をする
ドラム式洗濯乾燥機・縦型洗濯乾燥機は、洗濯終了後に乾燥運転を。洗濯槽内の湿気を取り除き、槽の裏側までカラッと乾かします。
「槽乾燥コース」がある機種は「槽乾燥コース」をお使いください(運転時間:レギュラータイプのドラム式〈LXシリーズ〉の場合約30分)。
黒カビの繁殖を抑制する
<月に1度は>「衣類用の塩素系漂白剤」で「槽洗浄」する
「槽洗浄」とは、衣類を入れずに、洗浄剤を使って洗濯槽をお手入れすることです。
黒カビ・ニオイの予防には、市販の「衣類用の塩素系漂白剤」をお使いください。洗濯槽を清潔に保ち、黒カビ発生を防ぎます※1。
月に1回が目安です。
水量50 Lに対して、衣類用の塩素系漂白剤を約200 mLを入れます。約11時間そのままにしてから、すすぎと脱水運転を行います。
「月に1度」の槽洗浄のタイミングをお知らせする機種も登場
洗濯機を1か月相当使ったら、槽洗浄サインでお知らせします。槽洗浄のタイミングがわかるから、忘れずにお手入れできます。
「槽洗浄は時間がかかる・・・」そんなお困りにお応えする、パナソニックの「槽洗浄コース」とは
【ドラム式の場合】
約6時間で槽洗浄できる機種があります。温水機能搭載のドラム式なら、約3時間で槽洗浄できる「約30 ℃槽洗浄コース」を搭載しています。
【縦型の場合】
わずか約1時間で黒カビ予防ができる「槽洗浄(1時間)コース」を搭載しています。
*機種によって、槽洗浄の時間は異なります
黒カビが発生したときの対処法
洗濯槽についた洗剤残りや黒カビを分解し、洗い落とす
<茶褐色・黒い汚れがついたら>「洗濯槽クリーナー」で「槽洗浄」する
洗濯物に茶褐色・黒い汚れが付いたら、別売品の「洗濯槽クリーナー」でお手入れを。黒カビ・イヤなニオイをしっかり分解して、槽を清潔に洗浄します。
洗濯槽クリーナー
洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W1A
- 1回分 1500 mL
全メーカー共通・ステンレス槽にも使えます
ドラム式洗濯機用洗濯槽クリーナー(塩素系) N-W2
- 1回分 750 mL
パナソニックの洗濯機は「自動槽洗浄」搭載
洗濯するたびに、見えない部分まで自動でお手入れ。
黒カビ発生の原因になる洗剤カスの付着を抑えます。
ドラム式にはスチームで黒カビの発育を抑制※2する新コース搭載機種も
約60 ℃の温水でスチームを発生させ、黒カビを抑制※2。洗浄剤を使わないので、コストがかからず経済的。洗浄剤のニオイが気になる方にもおすすめです。
黒カビ発生を抑える効果が証明されています
※1 「槽洗浄コース」による黒カビ抑制
ドラム式:[試験機関](株)エフシージー総合研究所 [試験方法] 菌液の生菌数測定 [黒カビ抑制方法] 洗濯槽クリーナー(N-W2)による [対象部分] 外槽
縦型:[試験機関](一財)日本食品分析センター [試験成績書発行年月日] 2021年12月3日 [試験成績書発行番号] 第21067238001-0301号 [試験方法] 菌液の生菌数測定 [黒カビ抑制方法] 塩素系漂白剤による [対象部分]洗濯・脱水槽 [試験結果] 菌の減少率99.9%以上(自社換算値)
※2 「約60 ℃槽カビクリーンコース」による黒カビ抑制
[試験機関](一財)日本食品分析センター [試験成績書発行年月日] 2019年4月22日 [試験成績書発行番号] 第19015638001-0101号 [試験方法] 外槽に取り付けたカビ培養プレートの生菌数測定 [黒カビ抑制方法] 加熱高温水と温水スチームによる [対象部分]外槽 [試験結果]菌の減少率99%以上(自社換算値)