気になる形くずれ対策にセーターも乾燥機で
「セーターが、干した後ソデが伸びた」経験はありませんか。
実はドラム式なら、乾燥できるコースがあります。
水を含んだ重みが伸びる原因に
ハンガーで干すと、水を含んだセーター自体の重みによって下方へ垂れ下がり、ソデや身頃が伸びてしまってがっかり、なんてことも。お風呂のフタにバスタオルを置いて、セーターを広げて乾かす方法もありますが、乾くまで時間がかかりがちです。
ハンガー干しは水の重みで伸びる原因に
ハンガーを数本使う「吊り干し」や、ネットを使う「平干し」など、外で干すには工夫が必要です。
ドラム式の「ソフト乾燥コース」を使いましょう
ここがおすすめ
洗濯槽の中で“平干し”風に乾かせる
「ソフト乾燥コース*」では、洗濯槽を回転させずに、ゆり動かしながら乾燥。デリケートな素材の衣類も、形くずれや生地の傷みを抑えてやさしく乾かせます。
*NA-LX129Dは「ソフト乾燥コース」、NA-LX127D・LX125D・LX113Dは「おうちクリーニングコース」の乾燥で乾かせます。
手洗いした布靴やぬいぐるみも乾かせる
手で洗ってから干した布製スニーカーも、まだ湿っている…。そんなときにも「ソフト乾燥コース*」活用を。お子様が大好きなぬいぐるみや布おもちゃも、やさしく手洗いしてさっぱり清潔に。キレイに洗えたら「ソフト乾燥コース*」でふんわり乾かしましょう。乾かしたい物を洗濯槽に入れる前に水をよく切り、表面の水分をタオルで十分に吸い取っておくと早く乾きます。
- ご注意:手洗いで、水で洗えるものならOK。洗濯機では洗えません。
「ソフト乾燥コース」の使い方
準備する
STEP1 取り扱い絵表示をチェックする
衣類の取り扱いについての情報を伝える「取り扱い絵表示」や「素材表示」。衣類には、縫い付けラベルなどで表示されています。お気に入りのセーターをはじめて乾かすときは不安なもの。まずこの表示を見て、洗濯乾燥機を使って乾燥できることを確認します。
× 洗濯も乾燥もできません。
皮革、毛皮製品
(形くずれの原因)
絹、レーヨン、キュプラ製品(混紡品)
(変色、形くずれの原因)
わた、スポンジ、ビーズなどを使用した座ぶとんやクッション、枕類
(傷み、故障の原因)
防水性のシートや衣類
(傷み、故障の原因)
裏がウレタン、ゴム製、大型や厚手のマット類、カーペットカバー
(傷み、故障の原因)
市販の洗濯補助具、堅い芯材が入った洗濯ネットなど
(熱による変形、破損、衣類を傷める、故障の原因)
堅い芯材が入った帽子
(傷み、故障の原因)
ほかにも…
衣類以外(紙おむつなど)、強ねん糸使いの生地(ちりめんなど)、和服、和装小物、形くずれするもの(ジャケットやネクタイ、ワンピースなど)、シワ・エンボス加工をしたもの、毛だおれするもの(ベルベットなど)
× 乾燥はできません。
のりづけしたもの
(乾燥フィルターの目詰まりの原因)
刺しゅう、レースの付いたもの、新合繊(超極細繊維)
(変形の原因)
ふとん、カーテン(傷み、故障の原因)
- カーテンの洗濯は、取扱い絵表示に従う。
マット類、ペットの毛が付いたもの
(乾燥経路に糸くずがたまったり、傷み、故障の原因)
タイツ、ストッキング★
(傷み、変形の原因)
ウールの衣類★
(縮み、毛が抜ける原因)
★のものは、「ソフト乾燥」コースで乾かせるものがあります。
STEP2 衣類を洗濯槽に入れる
1 ドラム内の突起を水平にする
厚手のセーターなど、乾きにくいものは、「脱水」(運転時間目安:3分)してから乾燥運転をはじめましょう。
2 乾かすものを入れる(乾燥容量:0.4 ㎏以下)
重なりが少ないように、できるだけ広げ、シワを伸ばして入れます。
(重なると乾きムラの原因になります)
使いこなす(NA-LX129Dの場合)
STEP3「ソフト乾燥コース」を選ぶ
ドアを閉めて電源「入」ボタンを押し、運転内容「乾燥のみ」を選びます。次に「ソフト乾燥コース」を選びます。
STEP4 タイマーの時間を選んでスタートする
- タイマー時間を設定します。
- 乾かし過ぎは、生地や装飾を傷める原因になります。乾かし過ぎが心配なときは、途中で乾き具合を確認するため、タイマーの時間を短めに設定します。
- 綿や麻の繊維でも、ニット製品や織り目の粗い生地などは、乾燥により縮むことがあるため、天日干しと洗濯乾燥機を上手に併用しましょう。 洗濯乾燥機を使って、吊り干しした後、ほとんど乾いた衣類の「仕上げ乾燥」や、吊り干しする前に生乾きの状態で取り出す「タイマー乾燥」 ができます。
STEP5 仕上がりをチェックする
- ブザーが鳴ったら終了。ドアを開けて、衣類の乾き具合を確認します。
- もう少し乾かしたいときは、衣類を裏返して広げ、再度運転します。