失敗しない電子レンジの選び方!目的別に徹底解説

電子レンジの目的別の選び方や、選ぶ際に気を付けたいポイントについての監修:神原 サリー(かみはら さりー)
ライター:UP LIFE編集部
2024年4月17日
家事・くらし

近年の電子レンジは、様々なタイプがあり、どのように選んで良いのか迷う方は多いのではないでしょうか。購入後に使いにくかったということがないようにするためには、自分にとって必要なタイプを知っておくことが大切です。この記事では、電子レンジの目的別の選び方や、選ぶ際に気を付けたいポイントについて解説します。

【目的別】電子レンジの選び方

電子レンジを選ぶ際は、基本的に目的や日々の困りごとから考えるとスムーズに選ぶことができます。以下は選ぶ際に目安にすると良い3つのポイントです。

  1. あたためや解凍ができればOKという方…「単機能レンジ」
  2. トーストや焼き物などのグリル機能、ケーキなどのオーブン料理も作りたい方…「オーブンレンジ」
  3. 蒸し料理など幅広い料理を楽しみたい方…「スチームオーブンレンジ」

ここでは、この3つのポイントについて詳しく解説していきます。

1.あたためや解凍ができればOKなら「単機能レンジ」

写真:電子レンジを使用するイメージ

あたためや解凍など、電子レンジの基本的な機能を求めている方には「単機能レンジ」がおすすめです。

写真:電子レンジのボタンのイメージ

このタイプは、細かい機能が付いておらず、またお手入れも簡単に済むので、難しい操作が苦手な方や楽にお手入れをしたい方に向いています。

2.トーストや焼き物などのグリル機能、ケーキなどのオーブン料理も作りたいなら「オーブンレンジ」

写真:オーブンレンジ

揚げ物のあたためや、トーストやハンバーグ、焼き魚などのグリル料理、パンやケーキ、ローストビーフなどオーブン料理にも電子レンジを使いたい方は、「オーブンレンジ」がおすすめです。

写真:オーブンレンジの操作部分

このタイプは、グリル機能はもちろん、オーブン機能にも対応しているため、日常的に「焼く」料理を作りたい、時にはケーキやパンも焼いてみたいといった「たくさん機能がついていても結局使わない…」という方に向いている電子レンジです。

3.蒸し料理など幅広い料理を楽しみたいなら「スチームオーブンレンジ」

写真:スチームオーブンレンジ

蒸し料理から焼き料理、手の込んだオーブン料理など幅広い料理を作りたいなら「スチームオーブンレンジ」がおすすめです。

このタイプは、自動メニューが豊富で、ハムや温泉卵などが手軽に作れる便利な機能を搭載しているものもあります。
また、その他にも本格的なパンや肉料理にも対応できるものもあるので、様々な料理作りを楽しみたい方に向いている電子レンジです。

写真:スチームオーブンレンジの操作画面

電子レンジを選ぶ際に気をつけたい!その他の3つのポイント

写真:電子レンジを使用するイメージ

目的や困りごと別に選ぶ際のポイントを解説しましたが、その他にも日常で快適に電子レンジを利用するために見ておくべき3つのポイントがあります。以下に詳しく解説します。

ポイント1:容量とサイズ

電子レンジを購入した後、容量が足りず作りたい量が作れなかったり、大きすぎて設置できなかったりしたら困りますよね。そうならないためにも、前もって庫内の容量を確認しておきましょう。また、大体のサイズも確認しておくと良いでしょう。

電子レンジの容量については、パナソニックの場合では、25〜26L(1~2人でお住まいの方向き)、30L(3人以上でお住まいの方向き)が目安です。

ただし、一人暮らしや二人暮らしなど、少ない人数での利用は小さい容量で問題ありませんが、たとえば大きなチキンを丸ごとあたためるなど、大きな食材を調理する際は30L以上が必要となる場合がありますので、目的に合わせて容量を確認するようにしましょう。

ポイント2:お手入れのしやすさ

写真:電子レンジをお手入れするイメージ

電子レンジは、家庭によっては頻繁に使用することが多い家電なので、お手入れのしやすさも選ぶ際の重要なポイントのひとつでしょう。

近年の電子レンジには脱臭コースや庫内や天井の汚れを落とすコースなど便利な機能が搭載されています。お手入れのしやすさが気になる方は、これらの機能についても確認しておきましょう。

電子レンジのお手入れについて詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

ポイント3:扉の開き方と設置場所

扉の開き方と設置場所は、電子レンジの使いやすさや使う際の注意に関連する重要なポイントです。

電子レンジの扉の開き方は一般的に「よこ開き」か「たて開き」の2タイプあります。
この2つの開き方にはそれぞれ下記のような特徴があるので、確認しておきましょう。

【よこ開き】
利き手によっては開閉方向が気になることがありますが、設置場所の高さについては、あまり関係がなくなります。
【たて開き】
利き手はあまり関係ありませんが、高いところに設置すると取り出しにくくなります。

また、電子レンジは大きめの家電なので、スペースを確保することが重要です。
熱を持つので、本体の上部や背面、側面での放熱スペースを確保することや吸気口や排気口の位置を塞がないことも重要ですので、事前に確認しておきましょう。

電子レンジの設置場所について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

タイプで選ぶ!おすすめの電子レンジ3つとその特長を紹介

ここでは、おすすめのパナソニックの電子レンジとその特長について、タイプ別に3つ紹介していきます。

あたためや解凍ができればOKという方には「NE-FL222」がおすすめ

最大「1000Wインバーター」※1や「蒸気センサー」でごはんは約1分※2でスピーディーにあたためることができ、庫内幅が321㎜とワイドであるため、大きなサイズのお弁当や食材も全体をしっかりあたためることができます。

写真:電子レンジ NE-FL222を使用するイメージ

また、「スクリューアンテナ」により、ムラを抑えて解凍することもできるため、冷凍した食材の解凍にも便利です。

庫内はフラットでさっと汚れを落としやすいシンプルな構造。お手入れも楽にできます。

写真:電子レンジ NE-FL222をお手入れするイメージ

開き方は「よこ開き」で、容量は22L。
一人〜二人暮らしの方や、シンプルな機能のみ利用したい方におすすめの単機能の電子レンジです。

オーブンなどよく使う機能に限定したいなら「オーブンレンジ ビストロ NE-BS5B」がおすすめ

基本的なあたため機能では、冷めた揚げ物も、外はサクサク、中までしっかりとあたためておいしく仕上げることができます。

写真:揚げ物

また、お急ぎあたための「スピード機能」※3では、スピードボタンであたため時間を最大約38%短縮することができ、朝食などの急ぎの時間帯でもスムーズに利用することが可能です。

*当社比。市販の弁当あたため(レンジ500W/4分30秒)と、スピード機能使用時の加熱時間(2分46秒)との比較。

写真:オーブンレンジ ビストロ NE-BS5Bのスピードボタン

また、マイクロ波を効率的に放射し、解凍のムラを抑制するため、下ごしらえにも便利です。

グリル機能は、「ヒートグリル皿」を使い、ハンバーグや鶏の照り焼きなどを裏返さずに外はこんがり、中はジューシーに仕上げることができます。トーストは4枚まで両面焼き上げが可能で、忙しい朝にも役立ちます。
オーブン機能では、クッキーなどのお菓子作りはもちろん、焼き芋をおまかせで焼くことができます。

写真:オーブンレンジ ビストロ NE-BS5B焼き芋を作るイメージ

自動メニューでは、グリル皿を使ったハンバーグや塩サバのほか、耐熱ガラスボウルを使ってレンジで作る肉じゃがや、かぼちゃの煮物まで58レシピがあり、料理好きな方にも嬉しい、ふだん使いにぴったりの機能が搭載されています。

庫内はフッ素加工がされているので汚れを簡単にふき取ることができ、グリル皿で調理できるので洗い物が少なく、お手入れも簡単。

写真:グリル皿を洗うイメージ

開き方は「たて開き」で、容量は26L。
オーブン、グリルなどの普段使いのメニューを自動で作りたい方、一人〜二人暮らしの方に使いやすい電子レンジです。

蒸し料理など幅広い料理を楽しみたい方なら「スチームオーブンレンジ ビストロ NE-UBS10A」がおすすめ

レンジ機能、オーブン機能、グリル機能、スチーム機能のある多機能レンジ。
グリル機能は、両面グリルで表面はパリッと焼き上げて、内部はジューシー。予熱いらずで、裏返す手間もなく、スピーディーに仕上がります。

写真:グリル機能を使用してハンバーグを作るイメージ

蒸し焼きメニューでは、一度に4人分まで調理可能な麺とごはんメニューを搭載。冷凍うどんも冷凍ぎょうざも解凍の手間なく、材料をヒートグリル皿にのせてビストロにおまかせで完成します。

写真:蒸し焼きメニューを使用するイメージ

ワンボウルメニューでは、下ごしらえした材料を耐熱ガラス製ボウルに入れるだけで、あとはビストロにおまかせすれば、手間をかけずに1品作ることができます。パスタからエスニックメニューまでも搭載されており、レシピの幅が広がるでしょう。

写真:ワンボウルメニューを使用するイメージ

2段コンベクションオーブンは、低温70℃~高火力300℃※4の幅広い温度帯。熱風を庫内全体にしっかり循環させ、包み込むようにムラを抑えて焼き上げて、じっくり加熱する低温メニューから高火力で焼き上げるメニューまで対応しています。日常はもちろん、特別な1日を彩る料理にもおいしく応えます。

また、冷凍ごはんと冷蔵おかずを同時にあたためることのできる「2品同時あたため」など、多彩な機能を搭載。料理好きの方におすすめの電子レンジです。

写真:鶏のマヨ焼きとあさりのボンゴレ、冷凍ごはんと冷蔵おかず

開き方は「たて開き」で、容量は30L。
三人暮らし以上のご家庭や、料理にこだわりたい方にうれしい電子レンジです。

電子レンジを選ぶ際は自分の目的に合わせて優先順位を決めておくことが大切

電子レンジは様々な機能があるため、事前に使い方や目的に合わせて必要な機能を確認しておくと、スムーズに選べるでしょう。また、サイズや設置場所などのポイントもあるので、設置スペースも確認しておくことも大切です。この記事で紹介した3つのタイプを参考に、自分にぴったりの電子レンジを選ぶ手がかりにしてください。

電子レンジの目的別の選び方や、選ぶ際に気を付けたいポイントについての監修

写真:神原 サリーさん

神原 サリー(かみはら さりー)

家電ライフスタイルプロデューサー。「企業の思いを生活者に伝え、生活者の願いを企業に伝える」べく、家電分野を中心に執筆や商品企画、コンサルティングで活躍。数字や難しい言葉を使わずに、くらしの中でどのように役立つかなど、ライフスタイルをトータルで提案することを心がけている。

※1 高周波出力1000Wは短時間高出力機能(最大1分30秒)であり、調理中自動的に600Wに切り替わります。これは自動メニュー(「あたため」ボタン、「飲み物」ボタン)で働きます。
※2 茶わん1杯のごはん150g(約20℃)を中心部を含む平均温度75℃以上まであたためた場合。平均62秒。(一社)日本電機工業会(JEMA)「表示に関する自主基準(平成19年6月19日制定)」に準ずる。連続調理・庫内高温時の加熱は除く。
※3 手動レンジ500W/600W、30秒~10分00秒以内のあたためにおいて働きます。連続加熱時など、機能を使えない場合があります。
※4 (一社) 日本電機工業会(JEMA)「表示に関する自主基準(平成19年6月19日制定)」に準ずる。オーブンの240~300℃での運転時間は約5分です。その後は自動的に230℃に切り換わります。

2024年4月17日 家事・くらし

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